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2008年04月23日

【見た目】『「見た目」の流儀』岡野 宏




【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、タイトル通り「見た目」について考える一冊。

著者の岡野 宏さんは、元NHKアート美粧部に在籍し、俳優や政治家、経営者、文化人等延べ11万人のメークやイメージ作りをなさった方です。

アマゾンの内容紹介が結構キテるので、そこからいくつかピックアップ。

★手っ取り早く、目を強く見せる方法
★顔が大きいことをこっそり隠す方法
★1週間海外出張を、たった2枚のワイシャツで乗り切る裏ワザ
★2日酔い・発汗……体臭を一瞬にして消す方法
★7つのスプレーテクニック
★クールビズシャツで粋に見せる方法
★スーツが安物でも、自信があるように見せる方法

まさに小ネタ満載です!


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【目次】

■はしがき…「その時」の見せ方が、あとの人生を変える
■第1章…トップ1%のプロフェッショナルへの変身プロジェクト
■第2章…お金をかけずに、欠点を最大の強みに変える方法
■第3章…初対面を制するプロフェッショナルの顔をつくる
■第4章…5万円のスーツを8万円にする「見た目」の流儀
■第5章…「また会いたい」と思わせるトップ1%の顔のつくり方
■第6章…「ひと味違う」と言われる小道具の流儀
■あとがき…外見を考えることは、自分の将来について考えること
■付録…本番3分前でもできる! プロフェッショナルに一歩近づく「見た目」の技術


【ポイント】

◆冒頭で引っ張っておいてアレですが、上記のネタの他、アマゾンの内容紹介で挙げられている部分については、ここで書いてしまうとネタバレなので、自重いたします(スイマセン(汗))。


■「できる人」「できない人」の外見に対する意識の差とは?
⇒一般の人の多くが格好よく見えることだけを意識している

⇒成功する人は「自分の役割は何か」「装うことの目的は何か」を常に考えている


■デブのコンプレックスを活かす演出法
縦のラインを強調し、身体についた肉の質感を感じさせないようにする

⇒スーツはVゾーンを長くして縦のラインを強調したいので、3つボタンより2つボタンを選ぶ

⇒色は、濃紺や黒、チャコールグレーといった濃い色を選ぶと引き締まった印象になる

⇒ウエストを絞ったデザインより、ストレートラインのアメリカもののほうが縦の線が強調でき、かえってお腹回りが目立たない

⇒夏には涼やかに見せるために、ワイシャツは白か淡い色で、縦線の強いペンシルストライプのものがよい


■笑顔のコツ
⇒口先だけで笑うと嘘笑いになるので、目から下全部を使って笑う

⇒感じのいい顔は頬が上がっているし、頬が上がってない笑顔は顔がひきつって見える


■スーツの着こなし
黒に近い濃紺のスーツ身体を引き締めて見せるとともに、精神まで引き締めて見せる力がある

明るい色のライトネイビーは、性格まで明るく見せてくれる

グレー落ち着きと洗練さを表す

ストライプ「細くするほど落ち着きが出る」し、「太くするほど若く華やかに見える」


■シャツの色と着こなし
は、「ここぞ」という時のための決めの色であり、初対面の日決断の日会議での発表日は、白で決めると間違いがない

⇒海外出張には必ず1枚白いワイシャツを持っていく(ドレスコードのため)

ブルー若さや華やかさを表す

黄色やピンクは、ソフトな印象で、人が話しかけやすい雰囲気をつくる

ベージュやグレーは、ゆったりとした落ち着きを演出する

オフ・ホワイトは、純白に比べるとフォーマルな印象は弱くなるが、しゃれてあか抜けた感じがし、センスの良さを感じる


■BBCのキャスターが、椅子に座った姿が好印象に映るためにしていたこと
◆ここは丸ごと引用します。

・ジャケットの下側のボタンを外す。

・両手を後ろに回し、ジャケットの背中側の裾を下に引っ張る。

・左右の襟を両手で持ち、軽く下に引く。

・ボタンがかかっているところを中心に余分な弛みを手の平で横に流す。

・最後にネクタイがずれていたら中心に直す。


【感想】

◆今回は、かなりネタバレに注意したので、書きたいところが書けずにちょっとフラストレーションがたまり気味です(笑)。

まぁ、書いたら書いたで「なるほどね」で終わっちゃうことなのかもしれませんが、わざわざアマゾンの「内容紹介」で引っ張っている以上、ここで書くのもどうかと(汗)。

もし縛りがなかったら書いていたであろうポイントはこのあたり。

★手っ取り早く、目を強く見せる方法
★5万円のスーツを8万円に見せる方法
★顔が大きいことをこっそり隠す方法
★1週間海外出張を、たった2枚のワイシャツで乗り切る裏ワザ
★2日酔い・発汗……体臭を一瞬にして消す方法
★7つのスプレーテクニック
★クールビズシャツで粋に見せる方法
★スーツが安物でも、自信があるように見せる方法


・・・『「5万円のスーツ」と「8万円のスーツ」というのはそれほど差がないのでは』、と言われたら、確かにそうなんですが(笑)。

なお、「体臭を一瞬にして消す方法」あたりのテクは、これから夏に向けて、自分でもさっそく取り入れるツモリです。


◆また、目次にもあるように『■付録…本番3分前でもできる! プロフェッショナルに一歩近づく「見た目」の技術』という本書の最後についている付録部分が秀逸

本書の内容の「全体的なまとめ+α」を、テーマごとに行っており、ここを読むだけでもかなり目からウロコかも。

ぶっちゃけ、立ち読みするならまずはここ(ry


◆その付録部分にあったのが、上記の「7つのスプレーテクニック」

スプレー自体は、「100均」で売っているもので、中に入れるのも普通の水

ただしここぞというシチュエーションで使うなら、「なるほどこれは(汗)」な効果が得られるんですね。

とりあえず、出張等をなさる機会がある方なら、ここは要チェックかと。


◆結局本書は着こなし等にも言及はしていますが、もちろん、その手の着こなしの専門書に比べたら、かなり簡略化されています。

ただし、本書がダイヤモンド社から出ているということは、あくまで「ビジネスパーソン向け」実用書と考えるべきなのでしょう。

つまり、本書で扱っているのは、あくまでビジネスパーソンの「着こなし」であって、「着飾り方」なわけではない、と。

「モテ」には直結しないかもしれませんが、「出世」にはつながると思われ(笑)。




【関連記事】

【見た目?】「人の印象は3メートルと30秒で決まる」江木 園貴(2008年04月05日)

【出会いハック?】「初対面3秒の魔法」佐藤 伝(2008年01月20日)

【名刺術!】「すごい名刺」堀内伸浩(2007年10月30日)

【企み系】「仕事がどんどんやってくる 目立つ技術」中山マコト(2007年08月01日)

「パーソナルブランディング」 ピーター・モトンヤ(著)本田直之(訳)(2005年06月09日)


【編集後記】

◆ちょっと気になる本。

あなたの職場のイヤな奴
講談社
サットン(著)I.R.(著)矢口 誠(翻訳)
発売日:2008-04-11
おすすめ度:4.0

ただし、小飼 弾さん土井英司さんという2トップが既に紹介されている以上、私の出番はないような(汗)。

興味がおありの方は、是非上記2つの記事を読み比べて下さいませ。


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この記事へのコメント
               
smoothさん、こんにちは。
この本、とてもおもしろそうですねw
色のバランスや着こなしって、かなーり大切だと思います。

『1週間海外出張を、たった2枚のワイシャツで乗り切る裏ワザ』、1番知りたいです!一体どんなミラクルな技なんだろう!またアマゾンアタックしちゃいそうですw


Posted by toh at 2008年04月23日 09:46
               
smoothさん、こんにちは。

笑顔については、日本人は目だけで笑う人や笑う時に口元を隠す人が多いそうです。
欧米人は顔全体で笑う人が多いらしく、文化の違いも影響しているそう。でも訓練次第でどうにでもなるらしいですよ。

シャツもノータイ専用もあるので、できるビジネスマンは多方面に知識豊富でないと大変ですね。
Posted by LuckyUS@フォトリーダー at 2008年04月23日 16:06
               
こんばんは、smoothさん!

日経の広告を見て気にはなっていましたが、

>なお、「体臭を一瞬にして消す方法」あたりのテクは、これから夏に向けて、自分でもさっそく取り入れるツモリです。

これで買い決定ですわ!
Posted by 具太郎 at 2008年04月23日 22:10
               
>tohさん

ご期待に答えられるといいんですがー(汗)。
「2枚のワイシャツ〜」のお話は、「なるほどー」半分、「私はちょっとー」が半分でした(笑)。
方法論としてはアリだと思いますが。

>LuckyUSさん

笑う時口元隠してしまったら、伝わりませんよね。
でも奥ゆかしさを出すには良さそうな。
なお、シャツやネクタイについても結構細かく書かれていました。
もちろん、ファッション系の本に比べたら、かなり簡易ですが(笑)。

>具太郎さん

これまた「フーン」ってなりそうなお話ですが、結構使えそうなヨカンです。
それにしても、このネタで「買い決定」というのも(笑)。
お買い上げありがとうございます(爆)!

Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2008年04月24日 02:02