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2008年04月16日

【外資再び!】「外資のオキテ」トム・マーカート


外資のオキテ どこが違って、どこが同じか
ディスカヴァー・トゥエンティワン
トム・マーカート(著)青木 高夫(翻訳)
発売日:2008-02-13
おすすめ度:5.0


【本の概要】

◆今日お送りするのは、新社会人さんがこの時期に手にするにはピッタリな内容の一冊。

さすがディスカヴァーさんの本らしく(?)、アマゾンの商品の説明がかなり詳細なので、そこから抜粋します。

内容紹介

本書はシティコープ、P&G、ACニールセンといったアメリカの有名企業で経営陣にいたビジネスマンによる、欧米の企業で生き残りトップに昇りつめるための「出世術」であり「仕事術」です。もともとアメリカ人のために書かれたものですが、外資に勤める人はもちろん、グローバル化の中で国際的にビジネスをおこなっている日本企業に勤める多くの人々にとって非常に役立つ内容となっています。

手軽に読めて後に残る内容です!


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【目次】

I 最初に覚えておくべき心構え
II 最重要人物、それは上司だ
III 日々実行すべき仕事の基本
IV 軽視してはいけない「外見」と「健康」
V 勉強しなければ生き残れない
VI 部下の成績アップは自分の評価アップだ
VII 望み通りの昇進や異動を実現するには
VIII 後悔しない転職、円満な退職の秘訣


【ポイント】

◆本書は短い文章でポイントを述べている部分が多いので、響いたフレーズを抜粋してまいります。

■時間を酷使せよ

仕事に時間が割けないなら昇進はない。(中略)

 きみがどんな仕事をしていようと、他の社員より少しでも多く、そして少しでも懸命に働きたまえ。レポートを一つ余分に出したまえ。人より一件でも多く得意先に電話をしたまえ。一つでも多くの質問をしたまえ。要は、他の社員との違いを出すことである。


■上司を尊敬せよ

 きみの昇進の鍵はきみの上司が握っている。当然、上司には敬意を払わねばならない。上司の成功を助け、その評価を高めるのもきみの仕事なのだ。(中略)

 繰り返すが、昇進の鍵を握っているのはきみの上司なのだ。早く昇進したければ、まずは上司を昇進させることである。


■電話は自分でとれ

アシスタントから内容を聞いたり、留守電をチェックしてから返事をするのは、その場で返事をする倍の時間がかかるのだ。


■機内をオフィスと心得よ

 座席についたら隣に挨拶をしておくこと。礼儀ではなく、相手の職業を知っておく必要があるからだ。競合企業や守秘義務のあるクライアント企業の社員だったら、注意が必要だ。きみが注意を怠れば、競合企業の社員は眠ったふりをしながら、PCのディスプレイや書類から情報を収集するかもしれない。機内では情報のガードが必須なのだ。


■社会のルールに従え

ビジネスにおいても、そして人生においても、正直さ、誠実さ、そして倫理観を欠くことは許されない。個人的な利益はもちろんのこと、たとえ会社が最高益を得るチャンスであろうと、この3つを危うくする仕事に食指を動かすべきではない。


■スタンドプレーを控えよ

 何かに打ち込む人とスタンドプレーに走る人はまったく別で、自分の思いを信じ「ここでは誰にも負けない」という自信を持っているのが前者、他人の評価を下げてでも自分は昇進したいのが後者である。


■身だしなみを大切にせよ

 服装は昇進の鍵を握る人に強烈なメッセージを送る。身だしなみをおろそかにすれば、昇進はないと思いたまえ。(中略)
 常に「キメ過ぎ」くらいで問題はない。そして色は基本的に濃紺。男女ともに上品な濃紺の「勝負服」は必須アイテムだ。これにホワイトのビジネスシャツと相応の靴があれば申し分ない。


■読書せよ

月に最低2回は書店に行き、流行作家、著名な学者、ビジネスリーダーの本を何冊か買って読みたまえ。きみの人生、仕事に役立つアイデアがあふれているかもしれない。


■文章を書くスキルを磨け

 手紙でも、Eメールでも、達意の文章が書けるに越したことはない。ルールは一つ、感情を交えず、常にシンプルな文章を書くこと。言いたいことが一ページに書けないのなら、それは書く価値のないことだ。


■周囲を有能なスタッフで固めよ

きみよりすぐれた人材を雇うのを恐れることはない。彼らが優秀であればあるほど、周囲はきみを有能と考えるだろう。


■まずは仕事を選べ

 報酬の良し悪しは後回しにして、まずはきみに合った仕事を選ぶことだ。この二つの要素は相容れないことがある。
 そしてきみに合う仕事とは、きみの能力を高めてくれる可能性が感じられ、すぐにその仕事に就きたいと思わせるような仕事だ。


【感想】

◆本書は、ハードカバーで140ページちょっと、という分量といい、鮮やかなオレンジ色の装丁といい、シンプルに「オキテ」を列挙した内容といい、書店で手に取って、つい買いたくなる(笑)類の本です。

この辺は、自己啓発系のフォーマットで、ビジネススキル系コンテンツを加工するのが上手なディスカヴァーさんらしいと言いますか(褒めてますよ(笑))。

商品の見せ方というか、提供の仕方が「ツボ」突いてます。


◆特にアマゾンのページで、本の画像のところの「その他のイメージを見る」をクリックして頂くと、帯つきの状態が出るんですけど、こちらがかなり魅力的(汗)。

私はリアル書店で、この帯つきの状態の本書が平積みになっているのを遠くから見て、気になってしまいました(汗)。

そこで、近寄って手に取って、目次見て、見事捕獲

この場合、こちらが「捕獲した」というより、本の方に「捕獲された」と言う方が近いんですが(汗)。


◆内容に関していうと、上記のような「オキテ」がずらーっと、58個

特にビジネス書を乱読されている方なら、既知な内容が多いかもしれません。

ただ、そういった多くの本で主張されていることというのは、何度も繰り返し入力して、心に刻み込む必要があるかと。

特に私のようになかなか実践しないヤカラにしてみれば、読むたびにブログで記事にしているというのは、かなり大きいです。

「"大きい"と言う割には、身についていないではないか」というツッコミは華麗にスルーで(汗)。


◆エグさから言ったら、先日ご紹介した「外資系キャリアの出世術」ほどではないにせよ、若いうちに本書を熟読して、かつ実践すれば、おのずと結果も出ようかと。

個人的には、自分で読む、と言うよりかは、新入社員さん若しくは、若手のビジネスパーソン又は、外資系転職希望者さんに、プレゼントしたいところです。

もちろん、第6章は「部下に関すること」なので、かつて新入社員だった方でも、大丈夫(笑)。


本書は、「コンテンツ」を収録した「コンテナー」としても、大変勉強になりましたよっ(汗)!


【関連記事】

【見た目?】「人の印象は3メートルと30秒で決まる」江木 園貴(2008年04月05日)

【出世のヒミツ】「外資系キャリアの出世術」シンシア・シャピロ(2008年03月21日)

【新ビジネス・ゲーム】「会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール」福沢 恵子,勝間 和代(2007年06月20日)

ジャック・ウェルチの「私なら、こうする!」(2007年05月11日)

「プロフェッショナル原論」波頭 亮(2006年12月15日)

「若者はなぜ3年で辞めるのか?」城 繁幸(2006年10月16日)

「20代 仕事筋の鍛え方」 山本真司(2005年09月20日)


【編集後記】

◆昨日のお買い物。


タイトルだけで買っちゃいそうな方もいそうなヨカン(笑)。


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この記事へのコメント
               
こんにちは、smoothさん!
早速「アタ―――ック!」させて頂きました。
新社会人とは言い難い年齢の私ですが、「初心忘るべからず」というヤツで・・・。

それから私のブログ新調したのですが、少し参考にさせて頂きました。
パ、パクリではありませんよ(汗)。
Posted by 具太郎 at 2008年04月17日 00:10
               
smoothさん、こんばんはー。

ワタシはこの本に捕獲されたというよりもこの記事に捕獲されました(笑)。気分だけはいつも若々しく新社会人なのですが、選手からは「いくつ違うと思ってるンすか?」と激しいツッコミを受け続けています(涙)。
Posted by ニャロメ at 2008年04月17日 00:39
               
>具太郎さん

アタックありがとうございます(涙)。
一つ一つが「重み」のあるお言葉でございますよ。
ところで、ブログデザインですが、黒背景はコンバージョンが低いことが知られております。
私も手打ちタグの部分が何とかなるなら変えたいくらいなんですが(汗)。

>ニャロメさん

あらあら、「気持ち新社会人」のニャロメさんまで(笑)。
ニャロメさんは、もう十分この本の教えは実践されていると思われ。
それでも買っちゃうなら、私と同じですよ(笑)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2008年04月17日 07:51
               
smoothさん、こんにちは!

あれっ、私のことでしょうか(苦笑)。
早期英語教育については、今度の、ぜひミーティングでも。
Posted by ニタ@教えて会計 at 2008年04月17日 08:00