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2008年04月05日

【見た目?】「人の印象は3メートルと30秒で決まる」江木 園貴




【本の概要】

◆今日お届けするのは、週末らしく、ちょっと肩の力を抜いて読みたいご本(笑)。

帯に

できるビジネスマン必読
弘兼憲史氏が推す!

とあったので、丁度、島 耕作も社長になったことですし(?)、どれどれ、と読んでみた次第です(笑)。←超安易


◆アマゾンの内容紹介から。

人が印象として他人を認識し始めるのは「社会距離」といい、3メートルに近ずいた時点です。相手はあなたの印象を3メートルの地点で、だいたい判断をしてしまいます。そして、名刺交換がおわり、着席するまでがおよそ30秒、ここまでであなたのイメージは9割決まってしまいます。その第一印象は、よほどのことがないかぎり一生続くのです。
本書は、イメージアップのためのあらゆる手段を具体的に指導していきます。話し方、立ち居振る舞い、ファッション、自分の演出の仕方など、イメージコンサルティングの第一人者が、あなたをいまから変えていきます。

総合的にパーソナルブランディングを考えられそうな1冊です!


人気blogランキングいつも応援ありがとうございます!




【目次】

第一章 第一印象は3メートルと30秒で決まる
第二章 第一印象のいい話し方、悪い話し方
第三章 人をひきつける立ち居振る舞い
第四章 好かれるファッション
第五章 実践!「江木式トレーニング」
第六章 自己演出でパーソナルブランドを作る


【ポイント】

■イメージコンサルティングとは?
「外見」「内面」の両方を高める手法

 それは決して高額な洋服を買うことでもなければ、難しいマナーを叩き込むことでもありません。あなたの日常の視点を少し変えるだけで、相手に好印象を与え、最終的には「なりたい自分」に近づくことができるパーソナルブランディング戦略法のことなのです。


■自分似合う色を見つける
自分の肌に何色が映えるかを知っておくことが重要

映える色を身につけることによって、顔色をいつでも明るく健康的に見せ、はっきり印象づけることができる

⇒肌の色は、誰でも大きく分けて「ブルーベース」「イエローベース」のどちらかに必ず分類される(詳細は本書を)

⇒自分の「好きな色」「似合う色」は必ずしも一致しない


■ドレスコードと色
⇒企業の首脳陣であるエグゼクティブクラスの人は、対外的な露出が多いので、企業のブランドイメージを意識し、コーポレートカラーに沿った装いを心がける

⇒日本のオフィスでは、黒、紺、茶、ベージュ、チャコールグレーというベーシックな色がふさわしいとされている

⇒特に「紺」は日本人の肌によく合うので、自分に似合うトーンの「紺」の洋服を1枚持っておくと、着回しに最適


■第一印象のいい話し方
アイ・コンタクトは、3秒程度、相手に向ける視線も、目そのものというより「首の上10センチのあたり」

⇒聞き上手になるには、「気持ちのよい相槌を打つ」ことと「まめに返事をする」こと

⇒相手が自分の話しかしない場合でも、まずは3分間相手の話を聞くことに徹する

⇒話す際には、相手の名前を呼ぶ回数を増やす

⇒会話の最初と最後に、口元を引き締めるだけで、少なくとも知性的に見せることが可能


■自分の出したいイメージと話すスピード
⇒1分間に230字くらいのスピードだと「優しく聞こえる」(ゆっくりめ)

⇒1分間に400字くらいのスピードだと「凛々しく聞こえる」(やや早め)

⇒1分間に600字くらいのスピードだと「積極的に聞こえる」(早め)


■人をひきつける立ち居振る舞い
⇒相手の話を聞く時に、ふだんより「もう3センチ前のめりの姿勢」をとることにより、「あなたに興味があります」という期待のメッセージになる

⇒逆に「腕組み」「拒絶反応」を表すので、初めてお会いする人や、商談相手、近しくなりたいと思っている相手の前では厳禁

⇒男性でも女性でも、「動作をゆったりさせる」と、上品に見える

⇒見知った人とすれ違った時は、いったん立ち止まって挨拶すると、「礼儀正しい人だ」という印象が残る


■男性のファッションに関して
スーツはシーズンごとに4,5着は持っておきたいし、できれば1日着たら4日は休ませるのが理想的

⇒20代の若い人であれば、まず2着、手が届く範囲でよい生地のものを用意し、交互に着る

ワイシャツは1年に9〜12枚ネクタイ18本以上必要

は最低2足用意し、1日ずつ休ませる

ベルト靴と同じカラーを選ぶと全体に統一感が出る

⇒あまり色が薄めのスーツは、役職が高い人は着ないほうがいい

⇒クールビズ・ウォームビズの際は、カジュアルであっても3色以内でコーディネートする


■シーン別、戦略的ファッション術(男性編)
●社内プレゼンテーション

紺もしくはチャコールグレーのスーツに、白もしくは、ピンストライプのシャツで賢さを演出しましょう。


●営業回り

濃紺または紺色のスーツに、白またはブルー系のシャツ、黄色のネクタイを合わせて着ると、プロフェッショナルでありながら、親しみやすさも演出できます。


●接待ディナー(ホスト)

シルクなどの光沢のある素材のネクタイや明るい色のチーフ遣いで、品のよさとトレンド感を出した、ひとクラス上の装いが望ましいといえます。



【感想】

◆本書は目次をご覧頂ければお分かりのように、特にファッションに特化した内容ではありません。

ただ、今まであまりベタな服装本を扱ったことがなかったこともあり、今般大々的にピックアップしてみた次第。

果たしてご参考になりましたでしょうか(汗)?


◆もちろん、本書は男性に向けてのみ書かれたものではないので、女性の服装に関しても言及されてはいます。

ただ、ぶっちゃけ女性の服装はよくわからないので、これまた大胆にカット(笑)。

最近、こういう本を読んで、大変面白かったものの、記事にしてツッコミまくられるのが怖くて放置している位なもので(汗)。


女性の方には、むしろこちらの方がオススメかも(笑)。


◆上記のポイントにあるように、やはり日本のオフィスでは、クリエイティブ系を除けば、相変わらずベーシックな色が望まれている模様。

そこで自分のワードローブを色別に分類してみたところ、こんな感じになりました。

smoothワードローブ















(グラフ作成は、「べつやくメソッド」にて)

黒ばっか キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!


◆私の場合、税理士になってからは、私服も含めて茶系のカバンや靴やスーツを一切封印しちゃっているので、基本的には黒ばかり

諸外国ではアリエナイ布陣ですけど、組み合わせを難しく考える必要がないので、結構ラクです(笑)。

そもそもモノトーンばっかだし(笑)。

・・・単に「手抜き」なだけとも言えますけど(汗)。


◆もともと著者の江木さんは、アメリカでの留学時代に、ビル・クリントン氏の大統領選におけるパーソナル・ブランディング戦略、特にテレビ討論等におけるイメージ戦略を研究・分析されたお方です。

実際、クリントン氏とニクソン氏との討論会では、ラジオでは政策面で有利だったニクソン氏が支持されたものの、テレビではカメラ映りのよい服装やメーキャップを施したクリントン氏が圧勝

やはり、仕事でも見た目は大事なのかもしれません(汗)。

今回割愛してしまった、第6章のパーソナルブランド構築も含め、戦略的な個人ブランディングを考える方なら、手に取って頂きたいですネ!




【関連記事】

【出会いハック?】「初対面3秒の魔法」佐藤 伝(2008年01月20日)

【名刺術!】「すごい名刺」堀内伸浩(2007年10月30日)

【企み系】「仕事がどんどんやってくる 目立つ技術」中山マコト(2007年08月01日)

「パーソナルブランディング」 ピーター・モトンヤ(著)本田直之(訳)(2005年06月09日)


【編集後記】

◆最近、何故かよく小飼 弾さんのところでご紹介(?)頂くことが多かったこのブログ・・・。

感動の無駄遣い? - 書評 - どんな仕事も楽しくなる3つの物語:404 Blog Not Found(2008年04月03日)

本を書くより書評書け!?:404 Blog Not Found(2008年04月02日)

2008年度の新社会人が読んでおくべき12冊:404 Blog Not Found(2008年03月29日)

1週間以内に3回もですよ(汗)。


◆小飼さんご自身は、「コメントで何か書くより、エントリ上げれば」という考えのお方。

そこでこちらとしても、ホントなら、小飼さんの記事をネタに何か一発書きたいところなのですが、これといって気の利いたエントリが思い浮かばないので、この場を借りて、御礼申し上げたく。

小飼さん、ありがとうございました!


◆というわけで、小飼さんの新刊を。←さりげなく宣伝(笑)



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この記事へのコメント
               
smoothサンこんにちはー。
ホントに色って不思議ですよね。中2の頃初めてファッション雑誌を購入し、カラーコーディネートが人の心に与える影響力にカミナリに打たれた様なショックを受け、「『色彩“心理”学』と呼ばれるものが出て来て、仕事の成功のきっかけになるものかも?!(汗)」とド田舎娘は危機感を持ち、感性を磨く様意識したものデシタが…現実となってびっくりデス(イジメに苦しんでるコにこんなインスピが降りて来た事のほうが私にはびっくりですケドネ(^^; )。
Posted by 瑠璃 at 2008年04月05日 12:33
               
こんにちは、smoothさん

私もこの本は読みましたが、
記事に書く事ができませんでした。
(どう、書いたらいいか見当つかなかったし(笑))

今回の記事みて、「面白い!」思いましたし、こう書くのかと思いました。
特にグラフは最高でした。(!)

人脈力も楽しみにして待ってます。



Posted by ケイエム at 2008年04月05日 15:23
               
税理士と茶色は何か相性が悪いことでもあるのでしょうか?
Posted by なべ at 2008年04月05日 21:53
               
>瑠璃さん

当時からそんなことを考えてらしたなんて、スゴイですね!
私はワードローブでもお分かりかもしれませんが、基本的に無頓着なもんで(笑)。

>ケイエムさん

ぶっちゃけ、「グラフ書きたかっただけ」というハナシもあったりして(笑)。
べつやくメソッド最高(笑)!

>なべさん

あ、ゴメンナサイ、特に相性とかじゃないです。
単に、試験に受かってから、質の良いスーツや靴を買い揃えようとした時、茶系も揃えるとなると、ダブルで支出が増えちゃうんで、黒だけで揃えたんです。
紛らわしくてスイマセン。


Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2008年04月06日 07:28
               
smoothさん、こんにちは。

僕の身の回りで、先月から自分に合う色を
診断してくれるコーディネーターの方に
お世話になっている人が増えていました。

好きな色と似合う色はかなり違うみたいですね。

ちなみに僕も黒の服もモノトーンがベースです(汗)
Posted by LuckyUS@フォトリーダー at 2008年04月06日 10:03
               
>LuckyUSさん

ご無沙汰です〜&無事帰国されて何より。
自営業なんかですと、こういったパーソナルブランディング関係にも留意しないといけないですよね。
私の場合、ブログも含めて(笑)テーマカラーが黒なんですが(汗)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2008年04月07日 00:13