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2008年02月21日

【ホメ】「ほめ言葉ワークブック」祐川 京子,本間 正人




【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、ベストセラー「ほめ言葉ハンドブック」の実践編。

せっかく「ほめ言葉ハンドブック」を読んで、「よし、いいこと書いてあった」と思っても、実践しなくては意味がありません。

本書では、単純におべっかを使うのではなく、ケーススタディによって、「適材適所」的なほめ言葉や、その使い方の上級テクニックを学ぶことが出来ます。

目次を見て、「ブロガーをほめる」ってところを最初に開きましたが、何か(笑)?


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【目次】

はじめに
「ほめ達」へステップアップするために
的確なほめ言葉を見つける秘訣
エクササイズ&実践ヒント
 職場の上司・部下をほめる
 相手の職業・職務に合わせてほめる
 相手の状態・行動に合わせてほめる
ほめる力に磨きをかけるヒント
おわりに
[付録1]ほめ言葉に関するQ&A
[付録2]すぐに使えるほめ言葉



【ポイント】

■「言われてうれしいほめ言葉」を書き出す
「ほめ上手」になるためには、相手がほめられてうれしいと思う言葉をかけなければならない

⇒自分自身が人から言われてうれしいほめ言葉を5分間に30個書き出す

⇒それらを「外見」「内面(性格)」「能力」に分類し、自分の傾向を把握する


■的確なほめ言葉を見つける秘策(抜粋)
⇒「ほめる=相手に感動を与える」という意識を持つ

⇒結果だけでなくプロセスにも注目する(たとえ結果が出なくとも、「仕事のプロセスに注目する」)


■ほめ言葉ボキャブラリーを増やす6つの秘策(抜粋)
声に出してほめ言葉を言う

レストランをほめる(目の前の状況を教材にトレーニングする)

⇒日常的にポジティブな言葉を使う


■「上げてさらに上げる」
⇒ほめ言葉を相手に受け取ってもらうためには、言葉をただ羅列するのではなく、美点がハイライトされるかたちでシンボリックに伝える(「美点集中伝達」

「上げてさらに上げる」ほめ方は、誰もけなしていないし、ポジティブな印象を相手に与える

「D県のソバもおいしいけれど、こちらのお店のおソバは、風味といい、のどごしといい、格別ですね」


「下げて上げる」ほめ方は、下げる部分だけが印象に残ってしまう場合がある

「君はセンスはよくないが、誠意がある」


■エクササイズ&実践ヒント(抜粋)
●ワーキングウーマンをほめる

「うちの娘にも君のような女性になってもらいたいよ。〜」(「妻」だとセクハラともとられかねない)


●ほめ下手な相手をほめる

⇒おべっかやお世辞には敏感なので、ピンポイントで1点だけをほめたり、「勉強になります」「○○さんのおかげです」など、誠意や敬意をひとことであらわしたほうが、相手の心に響く


●知的プロフェッショナルをほめる

⇒もっとも広く使えるのが「深いですねぇ」というほめ言葉


●初対面の人をほめる

「育ちがいいですね」「育ちがよさそうですね」


●年配の経営者をほめる

⇒敬意をあらわしつつ後継者たるお子さんをほめるとよい

⇒謙遜ではなく、相手が子息に事業を継いでもらうことに不安がありそうなら、「どんなに優秀なご子息でも、ご両親からすればご心配なことがあるかもしれませんね」などと共感するとよい

⇒もっとも効果的なのが、「お孫さん、似てますね」


●ブロガーをほめる

⇒単に「ブログ読みました」ではなく、「参考になります」「いつも楽しみにしています」と感想を伝えるほうが心に響く

⇒ブロガーにとって、意外とうれしいほめ言葉の一つがRSSに登録しました」

(RSSリーダーとは、Livedoor ReaderGoogle Readerを言う)


■ほめ言葉に関するQ&Aより(抜粋)
●Q:「ほめようと思うのですが、欠点ばかり目についてしまいます。私にはほめる才能がないのでしょうか。

A:人の欠点が気になるのは、自分にも人にも厳しいためではないでしょうか。(中略)
しかし、ほめることに限っていえば、ストイックな人は、そのストイックさがブレーキになってしまいます。欠点やマイナスの部分ばかり指摘されても人は伸びません。ほめることの効果を認識することが大切です。



●Q:私の部下は、愚痴っぽくて、独り言ばかり言っています。彼をほめるのは絶対に無理だと思いますし、効果はないようにも思うのですが。ほめ方ってありますか。

A:一見、ほめるところがなさそうに見える人でも、必ず長所、取り柄、持ち味、その人ならではの強みというものがあるものです。(中略)
もちろん、ほかの人よりも5倍も10倍も目を凝らして観察する必要がある相手かもしれませんが、「ほめることが絶対に無理」な人はいません。見方を変えれば、必ずほめるポイントは見つかります。(中略)
「この人はすばらしい」という気持ち・立場になって全力で言葉を発することで、必ず相手に届きます。ぜひ全力でほめてみてください。



【感想】

◆せっかく、前作「ほめ言葉ハンドブック」を購入して、付箋貼って、ブログの記事にまでしたのに、あいかわらず「ほめ下手」なワタクシ(汗)。

本書を読んで、何となくその原因も理解できました。

ひとつには、圧倒的に「ほめ言葉」のボキャブラリーが少ないこと。

いやもう、日頃からほめ慣れてないので、ボキャブラリーも増えず、ゆえにほめるべきタイミングでほめることができず、結果「ほめる」ということに関しての経験値も増えず、ほめ慣れない、と・・・以下無限ループ(汗)。


◆これは再度「ほめ言葉ハンドブック」を熟読して、ボキャブラリーを増やさねば・・・とオモタら、本書にも付録として、「すぐに使えるほめ言葉」のリストが掲載されていました。

数にして約370

前著がなくとも、これだけあれば十分でしょう。


◆もう一つは、相変わらず自分がほめられることが苦手な方なので、相手をほめることも下手なのではないか、と。

まぁ、これはスタイルとして、「自慢より自虐」をモットーとしている以上、簡単には変えられそうもないのですが(汗)。

ですから、自分のことは棚に上げて、今後は相手をしっかり観察することで、ほめるべき部分を的確にほめたいと思います。


◆なお、本書では、結構上級のテクニックも掲載されていて、例えばこんなのが。

●「いいねえ」+「質問」のテクニック

●「質問」して相手のほめて欲しいところを探す

●相手に何かをほめさせて、相手の傾向をさぐる


・・・詳しくは本書を(笑)。


◆また、『タクシーの降り際に「お気をつけて」の一言もほめ言葉』とあったので、さっそく今日タクシーを降りたときに試しに言ってみました(笑)。←単純

だからといって、何か変わったということでもないのですが、こうした日々の心構えが、「ほめ」の達人への道なのだと思われ。

本書を読んで、周囲の人の「ほめポイント」をぜひ探してみましょう!

すぐに使える ほめ言葉ワークブック
PHP研究所
祐川 京子(著)本間 正人(著)
発売日:2008-02-16


【関連記事】

【ほめ言葉】「ほめ言葉ハンドブック」本間 正人,祐川京子(2007年10月01日)

【謝罪】「一分間謝罪法」を読んでみました(2008年01月21日)

【アナタは大丈夫?】「頭がいい人の敬語の使い方」(2007年09月19日)

【速報!】最強のビジネス本「影響力の武器」の[第二版]がいよいよ登場!!(2007年08月18日)


【編集後記】

◆最近、毎日予約本にアマゾンアタックしております(汗)。

昨日のアタック本

またまた好物勉強本

超速 太朗 ¥ 1,365

数字の「7」がにょきっと伸びてるところが、「7つの習慣」のパクリちっくですが、なかなか面白そうです(笑)。

前作が結構良かったので、期待大


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すぐに使える ほめ言葉ワークブックPHP研究所祐川 京子(著)本間 正人(著)発売日:2008-02-16おすすめ度:amazon.co.jpで詳細をみる (Amazy) Amazonで「ほめ言葉」というキーワードを検索すると十何冊か本が出てきます。他の本を読んだわけでないので想像ですが、この本....
▲ブロガーのほめ方までわかる実用本 - 『ほめ言葉ワークブック』/本間正人・祐川京子【とんの読書修行/フォトリーディング&マインドマップで自己革命】at 2008年03月03日 00:48
                               
この記事へのコメント
               
smoothさん、こんにちは。

発売間もないのにもう登場とは恐れ入ります。ここは情報が早くて見ててためになりますね。

ほめの達人になったら、受け取る達人にもなりたいですね。
Posted by LuckyUS@フォトリーダー at 2008年02月21日 18:20
               
人のいいところを見つけた時に、ほめようとは思ってもなかなか恥ずかしくて口に出せない事が多いのですが、この本は参考になりますね。

トレーニングを積んで、さりげなくほめれるようになりたいと思います。

ちなみにこのブログは1ヶ月くらい前にRSSに登録しました!笑
Posted by Mharu at 2008年02月21日 22:43
               
私も日夜ほめることを研究しておりますが、クセをつけないとすぐ言い忘れてしまいます。
最近ではなんでも「そうですよね」ととりあえず相槌をうち、相手を肯定するよう努めてます。でもボーっとしてると忘れるから、ほめるのは集中力が必要かなと。。。
Posted by ビルダーナース at 2008年02月21日 22:48
               
>LuckyUSさん

すぐ登場どころか、これから予約した本が山ほど到着する予定なんですよ(涙)。
落ち着いて読む暇ないのに、本だけはドカスカと・・・(汗)。

>Mharuさん

いや、もう「ほめ下手」な私が記事書いていいのかどうか、っていう(汗)。
もう一度読み直して精進したいです。
それと、RSS登録ありがとうございます。
今後とも、よろしくお願いします。

>ビルダーナースさん

ビルダーナースさんの場合は、なまじ頭が働いちゃってそうですから、単純に「そうですよね」じゃすまないのではないか、と(笑)。
ただ、とにかく、相手を肯定ですよね、一旦は。
なんだか先日の「成功本」みたいですけど(笑)。
私も頑張ります!
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2008年02月21日 23:25
               
私は、タクシー降りるときは「お世話さまです!」かな。「お気をつけて」は、なんとなく、運転手さんの運転技術に対してマイナスイメージの言葉のように思いましたが???(汗)

うーん、でも、これを疑問に思っちゃうあたりが、私に人をホメるセンスが無いのかもしれませんねぇ。
Posted by kimutax@税金まにあ at 2008年02月23日 17:10