2008年02月17日
【本日最終日!キャンペーン申し込みました?】『「やる気を出せ!」は言ってはいけない』石田 淳
【本の概要】
◆今日お届けするのは、先日の記事の編集後記でご紹介した、石田 淳さんの最新刊。すでに一足早く、聖幸さんは記事にされていましたが、私も何とかアマゾンキャンペーンの期間中に読み終えることができました。
まだお申し込みでない方は、今日のこの記事をご覧になった上で、ご検討下さい。
キャンペーンの締め切りは、本日の23:59までですよ(汗)!
いつも応援ありがとうございます!
【目次】
はじめに 「あなたはどんなリーダーになりますか」PART1 なぜうまくいかないのか
なぜ自分の言葉は部下に届かないのか?
なぜ彼らには「常識」がないのだろう?
本を読んで勉強しているのに、なぜうまくいかない? ほか
PART2 行動原理を知る
結果とは行動の積み重ねの産物
すべての組織は「行動」の集まりから
行動科学マネジメントとは何か ほか
PART3 こうすればうまくいく
なぜ「続く」のか?
結果に直結するコトをやる
成果の挙がる報酬の与え方
【ポイント】
■上司から部下へ伝えるもの
⇒ビジネスの現場においては、がむしゃらに突き進むだけでは、業績は簡単には上がらない⇒本人のやる気やモチベーションをうんぬんする前に正しいやり方を正しく教えなければならない
⇒上司から部下へ伝えるべきものは、「やる気をだせ!」というセリフではなく、具体的な「やり方」「方法」であり、それに楽しんで取り組むことができる「しくみ」
■「常識」がないから?
⇒部下に対して使ってはいけないセリフの代表、「常識で考えればわかるだろ」⇒部下に伝えるべきは、「常識」という抽象的な言葉ではなく、「結果に直結する具体的な行動」
■「考え方」ではなく「行動」
⇒ネガティブ、ポジティブの根底にあるのは、「考え方」ではなく「行動」⇒「ネガティブな人」とは、何か問題が起きたときに「逃げる行動をすることで問題を解決してきた人」
⇒「ポジティブな人」とは、「積極的に環境を改善する行動をして問題を解決した人」
⇒ビジネス書を読んで、どれだけ「なるほど」と思える内容だとしても、それを自分の目的に沿った具体的な行動に落とし込めるか、ということが、うまくいくかどうかのポイント
■マニュアルの問題点
⇒中身が「具体的な行動でわかるように言語化されていない」⇒大切なのは、「第三者から観察することが出来る行動か」「第三者から見て測定できる行動か」「三人以上が見ても同じ行動だとわかる行動か」ということ
⇒内容以上に問題なのが「マニュアルに書かれていることを継続する仕組みができていない」ということ
■物事の継続に影響するもの
⇒「先行条件」(目的や行動を含む行動をする直前の条件)・・・0〜20%程度⇒「行動した結果にどのような条件がついてくるか」・・・80〜100%
■「即時強化」と「遅延強化」
⇒「即時強化」とは、「すぐに認める」こと(「ポイントカードをつくって、結果に直結する行動をしたらその場でポイントを与える」等)⇒「遅延強化」とは、「時間が経ってから認める」(「5年後には主任にしてやる」等)
⇒若い世代は、「コンピュータ・ゲーム」によって、「すぐにほめられる」ことに慣れている
⇒逆に、ゲームの影響の少ない、今の40代から上の世代は、年功序列型に慣れている
⇒若い世代に対しては、「すぐにほめる」ということを心がけ、ポイントカードを使ったりするなどのマネジメントのしくみが必要
■ビジネスにおける「系統的脱感作法」
⇒電話の苦手な部下に電話セールスを教える際に、いきなり「やってみろ」ではなく、「少しずつ慣れさせる」⇒最初は、お客様以外でも、「飲食店の予約」や「備品の発注」でも、とにかく「電話をかけた」ことを評価する
⇒次には、お客様にセールスの電話をかけて、「セールストーク用の原稿を読む」だけで評価する(ガチャ切りされても気にしない)
⇒次は、「原稿を見ないでセールストークをした」ことを評価する
⇒さらに次の段階では、「相手に質問してみる」
⇒さらに次の・・・と進んでいくうちに、電話の恐怖を克服できる
【感想】
◆非常に読みやすいご本でした。まるでミネラルウォーターを飲むかのごとく、さらさらと読了。
もっとも、石田さんのご本で最後に読んだのが、ダイヤモンド社の「短期間で組織が変わる 行動科学マネジメント」という、かなり骨太な作品だったので、なおさらそう思うのかもしれませんが(笑)。
◆内容的にも、その「短期間で〜」への導入編というか、あちらがちょっと「消化不良」だった方にならドンピシャ!
何といっても私自身、あの本を読んでわからないことがあって、石田さんとお会いした時に、2,3質問したくらいですから、完全には理解できなかったクチでして(汗)。
むしろ、この本を先に読んでいたら、もっとラクに理解できたのかも。
◆そして、今回のご本においても、最後の「おわりに」でこうあります。
というわけで、まだどちらもお読みでない方は、まず今回の、『「やる気を出せ!」は言ってはいけない』を読んでみて、判断されるとよいと思います。この本をお読みいただき、行動科学マネジメントに興味を持たれた方は、ぜひ拙著『短期間で組織が変わる行動科学マネジメント』(ダイヤモンド社)も併せてお読みいただきたいと思います。この本で触れた行動科学マネジメントの考え方と手法について、より詳細に解説しています。
◆個人的にはポイントで挙げた、「ネガティブとポジティブ」の話が、ヒットしました。
ネガティブの具体例としてこういうものも。
なるほどー(汗)!たとえば、お客様からクレームがあった。そのクレームを上司に報告せずに隠しておいたら、バレないでうまくいった、怒られなかった・・・そのような行動で問題を解決した人は、ネガティブな人になる。
◆微妙に違うかもしれませんが、「問題を先送りする」という行動にも、似たようなものを感じる自分。
例えば、「今やらなくていい」ことをやらないでいて、結果、何らかの理由でやらなくてよくなった、ということがあると、何でもどんどん「先送り」しそうな気がするんですよね。
逆に、何でも「今すぐやる」ようにして、「積極的に問題解決する」なら、確かにポジティブな人になれそう(笑)。
手軽に読めますが、奥は深いです!
【アマゾンキャンペーンのお知らせ】
◆先日の記事でも告知しておりますが、本日が最終日ということで再度お知らせ。『「やる気を出せ!」は言ってはいけない』発刊記念 5日限定アマゾンキャンペーン!!
本日2月17日の23:59が締め切りです!
そしてお楽しみの特典は、2/8日の池袋リブロでのトークショーの模様の一部を収めた音声ファイル!
◆ワタクシ、何人かビジネス書の著者さんのお知り合いがいらっしゃいますが、その中でも石田さんの声って、魅力的だと思います(笑)。
話す内容もさることながら(?)、声にオーラがあるんじゃないかと。
多分、ちょっとだけでも試聴できたなら、キャンペーンの申し込みが20%はアップすると思われ(笑)。
まだの方は、今日中に!!
【関連記事】
【出版談義】ベストセラー作家さんとお食事してきました。<石田淳さんとの会食の模様>(2007年11月09日)【行動科学】『すごい「実行力」』石田 淳(2007年07月07日)
「リーダーのためのとっておきのスキル」石田 淳(2006年08月29日)
「だから、部下がついてこない!」嶋津良智(2006年09月30日)
【編集後記】
◆先日の勝間さんのセミナーでも健康の重要性について強調されていたせいか、リアル書店でゲット。いや、パラパラ見ていてたところ、「喫煙は老化を促進する!」というところで、「喫煙者と非喫煙者の双子の40歳の顔写真」というのが出ていて、これが結構ショッキング(どう見ても、喫煙者の方が10歳位老けて見える)だったもんで、思わず(汗)。
ご声援ありがとうございました!
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下のブログでAmazonのキャンペーンを知り、つい注文してしまいました。(注:キャンペーンはもう終了しています。)
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▲Amazonのキャンペーンにつられて注文 - 『「やる気を出せ!」は言ってはいけない』/石田淳【とんの読書修行/フォトリーディング&マインドマップで自己革命】at 2008年02月22日 23:38
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