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2007年11月04日

【新感覚のビジネス書?】「ボウリング場が、学校だった。」中谷彰宏





【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、お馴染み中谷彰宏さんの新書・・・と言っても、テーマは何とボウリング

それにしても、「ベースボールマガジン社新書」なんてシリーズが出来ていたとは知りませんでした(汗)。

さすがにこういった本を紹介される方もいないだろうと思っていたら、身近にいた〜(笑)!

「ボウリング場が、学校だった。」:Type5w4のBook Diaryさん

負けじとアマゾンアタック敢行(爆)。


◆本書を読んで初めて知ったのが、中谷さんって、「週に8回」ボウリング場に行くような方だったということ。

「マイボールは90個」って、ナンですか、それ(汗)?

ただし、さすが中谷さん、ボウリングについて語りながらも、その節々には仕事術的な要素も垣間見れる内容になっています(「週8回やってて、いつ原稿書いているか」とか(笑))。

実は私もサラリーマン時代は、結構ボウリングにハマったクチなので、本書はかなりツボでした(笑)!


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【目次】

「364日は、しんどいこと」をしよう。
サラリーマンでも続けているアマチュア選手も、すごい。
技術より、心理解説が、盛り上がる。
映画の中のボウリングは、田舎の素朴な人の象徴。
観客が、シーンとする瞬間。
メンタル力が、カッコいい。
仕事より、ストレスがかかる。
いったん下がらないと、上達できない。
結果は必ずついてくる。ただし、少し遅れて。
ボウリング場でデートすると、男の度量がわかる。〔ほか〕



【ポイント】

■「結果は必ず付いてくる。ただし少し遅れて。」
⇒練習と結果の原則は、

 1.練習したことの結果は、必ず出る
 2.練習した結果は、ちょっと遅れて出る


という2つ

練習しないでサボっていても、結果はすぐには出ません。
 サボっていても出ないからいい、と思っていると、もうひとつの原則「必ずついてくる」ということが。しばらくたってからドーンと遅れて出てきます。


■ボウリングは、武道。
⇒武道というのは、ひたすら自分を高めるトゥー・ビー・オア・ノット・トゥー・ビーゆえ、勝つことが目的ではない

昨日の自分をいかに乗り越えていけるか、ということが大切


■つかんだことを、ことばにする。
⇒試合でつかんできたものは、できるだけことばにし、抽象的なままにしない

⇒自分のことばで表現できると、帰ってから質問ができる

⇒質問ができるということは、何かをつかみかけているということ


■1ピンでも多く。
⇒勝負を投げると、投げグセがつき、次の試合にも影響が出る

⇒野球でも、ワンサイドで負けていても9回裏に1点でも取ろうとする姿勢が、次の試合につながる1点になる

 その1点を取れるかどうかは、日々の仕事でも同じです。
「どうせ負け試合でお客様の契約が取れないから、もういいや」ではないのです。
 そこであと1点取ることで、その人の粘り腰が変わってきます。
 見る人は、「この人は、勝負がついているのに真剣さが途切れない」というところを見ています。


■ストライクを、欲しがらない。

 大切なのは、きちんとした投げ方です。
 いい投げ方を目指すことです。
「なんでストライクがでないのでしょう」という発想は間違いです。
 ストライクは取りにいくものではないのです。
 いい投げ方をした結果がストライクなのです。
 仕事も同じです。
 この大原点に気づくと、仕事の仕方が変わります。



【感想】

◆本書は一種の自己啓発系と言いますか、これ以外にも「マナー」「挨拶」のことや、「コミュニケーション」「雰囲気づくり」、さらには「ズルをすることの悪影響」などなど、その内容は多岐に渡っています。

もちろん、4ヵ所のボーリング場のロッカーにマイボールをマイシューズをお持ちの中谷さんだけあって、テクニックのお話もちらほらと。

私も結構わかっていたつもりでしたが、ピンを倒すコツは、ボールを曲げることではなく、「ピンを横に倒すこと」だとは知りませんでした。

そしてそのためには、ボールを転がす(回転数を上げる)のだとか。

 女性のボールはゆるゆるボールですが、ボールが転がっているので、パラパラッとピンが横に倒れていきます。
 それでストライクになりやすいのです。

うーん、知らなかった(汗)。


◆なお、このブログとは全く関係ないお話とは言え、私は結構ボウリングにハマっていた時期がありました。

そこで、「smoothボウリング伝説」(もしくは単なる「思い出」)(笑)。


●今まで他人に「会社帰りに飲んで愚痴ったことは一回も無かった」と言っていたが、よくよく考えたら、単に「飲まないでボウリングばかり行っていた」だけ

●フォームは癖が無く、ストライクは続かないものの、スペアばかりせこせことっていたため「銀行員ボウリング」と呼ばれることが多かった

●会社の本社地区の部対抗ボウリング大会では、毎年部内から有志を募って参戦し、毎回グループは予選成績トップだった

●ただし、その予選のスコアは、その日のうちに自分のもっとも良かったスコアで提出できるため、200を超えるまで投げていただけ←アフォ

●そのため、最高で一晩に10ゲーム投げたことも←かなりアフォ

●なお本大会では、当然「一発勝負」なため、そうそういいスコアが出ることもなく、会社員最後の年の「4位」が最高だった←へタレ

いきつけのボウリング場の下の方で工事やってると思ったら、そこが有名なお立ち台ディスコになった

●自分の最高スコアは246

●だが、つるんでいた先輩のベストが、288だったので、全然大きな顔はできなかった(笑)

●旅先でもボウリング場があれば、とりあえず投げるようにしており、スキー旅行で札幌に行った時には、夜中までアオキボウルで投げていた

●パリに行った際も、エッフェル塔の地下のボウリング場でプレイ←アフォ

●出張でアブダビを訪れた際には、宿泊したホテルの地下のボウリング場で、隣のレーンで投げていた現地の男性と仲良くなって、名刺交換までした

●そして、そのボウリング場が6レーンしかなかったので、その男性に「東京には、30レーン以上あるところもザラだ」と言ったら、信じられなかったらしく「LIAR!」となじられた(笑)

●でもホントであることを示すべく(?)頑張り、ボウルは磨いてなくてベトベト、レーンもワックスがムラだらけだったのに、根性で203を出した←アフォ

●会社を辞める前に、仕事熱心な他の部の後輩から「●●(私の本名)さんって、スゴイんですね」と言われたので、仕事のことかと思ったら、上記の「ボウリング伝説」のことだった(涙)


・・・自分で書いていて、ホント、アフォだと思います(汗)。

ちなみにここ数年、ボウリングはやってませんけど(腰痛めそうで(笑))。


◆気を取り直して。

今まで、スポーツ選手や、勝負師(イチローや将棋の羽生さんとか)の「考え」なり「発言」をビジネス書の観点から捉えた本は多々ありました。

もちろん、これはこれで良い本がたくさんあります。

本書は逆のロジックで、ビジネス書の著者が「スポーツをやって得られた教え」を言葉にしており、こういうやり方もアリだな、と企画的に感心した自分。

もっとも、ここまでのめり込んでスポーツやってるビジネス書の著者さんがどれだけいらっしゃるかわかりませんが(笑)。


◆ビジネス書として考えるには、キツイ人もいらっしゃるかもしれませんが、本書は意外と深いです(汗)

ビジネスも仕事も恋愛も、きっと「根っこは同じ」なのだと、改めて思いました。

久しぶりにボウリング場に行きたくなる一冊!




【関連記事】

【スポーツ脳】「<勝負脳>の鍛え方 」林 成之(2007年10月19日)

「上達の法則」岡本浩一(2006年10月02日)

「スラムダンク勝利学」辻 秀一(2006年08月30日)

「オシムの言葉」とオシム語録の抜粋(2006年06月26日)


【編集後記】

◆昨日は、家族でヨメ実家に遊びに行ってました。

行きの電車のなかで、ベビーカーに乗せていたムスコがぐずるので、ヨメが抱っこしていたところ、近くにいた女子高生二人組みに相手をしてもらって、ご満悦だったムスコ。

姉弟そろって、異性に興味を持ちすぎていて心配です(汗)!


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この記事へのコメント
               
smoothさん、おはようございます。
中谷さんの本は何冊か読んでいますが、このボーリングの話しは聞いたことがありました。
>「会社帰りに飲んで愚痴ったことは一回も無かった」
このお話しで思い出しましたが、嫌な記憶を思い出しながらアルコールを摂取すると、その記憶は強化されてしまうそうです。
Posted by マチスケ at 2007年11月04日 10:58
               
smoothさん、おはようございます。

自分のブログを記事中に取り上げていただき、ありがとうございます。smoothさんのブログから訪問者が増えてアクセス数アップを期待できそうです(笑)

地味にボウリング通いは続けております。昨日はストイックに8ゲームくらいやりました。おかげで全身筋肉痛です。その割りにスコアは伸びませんでしたが・・・。

('A`)

また『齋藤孝の速読塾―これで頭がグングンよくなる!』の記事にトラックバックさせていただきました。これは確かに激お勧めだと思いました。
Posted by 師匠 at 2007年11月04日 12:22
               
smoothさん、こんにちは。

相変わらず中谷さん凄すぎですね。
一般常識とはかけ離れた感性を持っていらっしゃり、しかも深い。
今回の一番の見所は「伝説」ですね。
人となりの一旦を垣間見れて嬉しいです。
Posted by LuckyUS@フォトリーダー at 2007年11月04日 16:27
               
「銀行員ボウリング」というネーミングに笑ってしまいました。
私は苦手なので、100も出せれば有頂天ですが、、、、
やっぱり練習が大事なんですよねぇ。
中谷さんってやっぱりすごい。

Posted by ビルダーナース at 2007年11月04日 17:56
               
どんなところでも学びますね(笑
Posted by ITおやじ at 2007年11月04日 19:21
               
>マチスケさん

もうひとつ書き忘れてましたが、私そもそも居酒屋行ってもウーロン茶でした(笑)。
何も強化してなかったのかも。

>師匠さん

師匠さんが記事にしてなかったら、本も買わなかったかも(笑)。
そういう意味では感謝しております。
それと、若いからいいようなものの、8ゲームも投げたら、私だったら筋肉痛ですよ(涙)。
齋藤孝さんの本は良かったですよね。
今の時点で私も記事にしたら、もうちょっと人気が出たかも。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年11月05日 01:24
               
>LuckyUSさん

かつて中谷さんとの2ショットを掲載されていたLuckyUSさんから見たら、掘り下げ方も足りないと思いますが、まぁ大目に見てやってください(汗)。
そして、私の「伝説」というか「武勇伝」(?)も同じく大目に(涙)。

>ビルダーナースさん

ワタクシ、見た目とはうらはらに(?)堅実なプレイをしますよー(爆)。
ノンミスで200いかないとかザラですし。←全然偉くない

>ITおやじさん

ご無沙汰しております。
この本、中谷さんらしい視点の一冊でしたねー。
私は結構好きです(笑)。
ここで売れるかどうかは別問題としても・・・(笑)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年11月05日 01:29
               
smoothさんこんにちは。中谷さんの本とはめずらしいですね。それにしてもsmoothさんがそげにボウリングにはまっていたとは知りませんでした。私のベストは188ですが、遠く及びません。徹底てきに追求する姿勢は見習うべきところが多いです。私バスケにはまっていたときに、グアムで3ON3に参戦したことがあります。一応勝ちました!今は無理ですが。
Posted by 週末起業サラリーマン at 2007年11月05日 12:27