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2007年10月10日

【モチベーションハック】「使える!モチベーション仕事術」


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使える!モチベーション仕事術―70のヒント&ツール


【本の概要】

◆今日お届けするのは、自宅近くの書店で発掘したご本。

平積みにするわけでもないのに、棚に3冊も同じ背表紙が並んでいたら、それは目立ちますわな。

手に取って、最初の数ページのカラー部分に釣られて購入してしまいました(笑)。


◆本書を執筆されたのは、株式会社リンクアンドモチベーション(以下「LM」と略す)の広報チーム。

従来、この会社の経営陣や経営者(小笹芳央さん)の書かれた本が「堅苦しい」(本書表現のまま)ものであったのに対し、本書はかなりライトな感じかと。

実際、本書の「はじめに」にもこうあります。

 そこで今回は多くのビジネスパーソンが「明日からさっそくやってみよう!」といった感じですぐに取り組んでもらえるような、より実践的な"実践ハンドブック"をわたしたち社員自身で企画編集しました。

同じ「はじめに」にある「モチベーションカタログ」という表現がピッタリの一冊です!


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【目次】

はじめに

第1章「やる気」の源泉その1 目標の魅力―「やりたい!」
 「抽象のハシゴ」を上って、仕事の価値を見出す!
 「ズームスイッチ法」で視界を大きく、小さく切り替える!
 「ワーキングスタイル」で行動指針の浸透をはかる! ほか

第2章「やる気」の源泉その2 危機感―「やらなきゃ!」
 週のスタートは「リーダーメッセージ」でモードを変える!
 嬉しいトピックスは「オールメール」でメッセージする!
 位置づけは「忘年会」!次ラウンドへの弾みづけをする!! ほか

第3章「やる気」の源泉その3 達成可能性―「やれそう!」
 「コミットメントシート」は目標を達成するためのツールととらえる!
 結果はすべて本人にフィードバック!評価で成長を促進する!! 
 ビジネススキルを「筋力」で表す!自分の強化ポイントを知る!! ほか



【ポイント】

■「やる気」の構造
●フレーム

『やる気』=『1.目標の魅力・・・「やりたい!」』×『2.危機感・・・「やらなきゃ!」』×『3.達成可能性・・・「やれそう!」』


■「やる気」の源泉をつかさどる効果(テクニック)
●『1.目標の魅力・・・「やりたい!」』

⇒ラダー効果

⇒スポットライト効果 ほか


●『2.危機感・・・「やらなきゃ!」』

⇒リンク効果

⇒ライバル効果 ほか


●『3.達成可能性・・・「やれそう!」』

⇒フィードバック効果

⇒ロールプレイング効果 ほか


◆本書においては、これらの「源泉」ごとに章をわけて、細かなテクニックが説明されています


■具体的なテクニックあれこれ
●入社セレモニー

中途採用者に対しても行う

⇒いい意味の緊張感を持つことができる

⇒受け入れられる側に安心感と感謝の気持ちが生まれる


●名前を刻む

⇒マニュアルや社内資料でも、責任者のみならず作成にかかわった名前を併記する

⇒署名の重みからさらにやる気が


●誕生日を盛り上げる

⇒主役になれる喜びでやる気がアップ!

⇒メンバー間のコミュニケーションのきっかけになる

⇒LMでは誕生日当日の人を社内モニターで全社に紹介する


●オリジナルグッズ

⇒会社組織やプロジェクトメンバーでオリジナルグッズを作って一体感や連帯感をアップ

⇒アイテムは普段からよく使用する実用性の高いものにする

⇒LMでは、携帯電話のデザインや、アプリケーション(コンテンツ)もオリジナルのものがある


●ホワイトボード

⇒ホワイトボードを多面的に活用し、発散されたアイデアや意見を視覚的に共有することで、当事者として前向きな意欲が湧く

⇒LMでは会議室の壁一面がホワイトボードになっていて、枠にとらわれない発想が可能になっている


●失敗やミスを次に生かす

⇒失敗やミスは「周囲と共有」し、「次に活かす」

⇒プロがしてはならないこと「1.失敗を恐れて何もしない」「2.失敗を報告・共有しない」「3.同じ過ちを繰り返す」


●「自分株式会社=アイカンパニー」の社長を宣言する

⇒自分をひとつの会社と仮定することで、経営的視点で自分のキャリアをとらえ、"選択される人材"を目指す

⇒自分株式会社のアナリストになったつもりで、「やりたいこと」「やれること」「やるべきこと」を整理する

⇒LMでは、半年に一度、アイカンパニーの計画書になる「設立計画書」「経営計画書」を作成し会社に提出する


●「マナーかるた」

⇒若手社員のビジネスマナー向上

⇒LMの事例

・(こ)合コンで配りまくるな 会社の名刺
・(と)トイレに耳あり 電車に目あり → 個人的にウケました(笑)
・(め)メールでするな 議論や批判


【感想】

◆冒頭にも書きましたように、まさに「モチベーションハック」と言うに相応しい内容だと思います。

ハックネタがわんさかで、その数70

全てが見開き2ページという潔さです(笑)。


◆しかもほとんどのページに、LMで実践されている具体例の画像があって内容をイメージしやすいのも好印象。

私が「ハックネタ+画像」の組み合わせにすこぶる弱い、というのは置いといて(笑)。

実際にはこんな感じです。

ae2c7e8e.jpg79f0d50d.jpg






字数的には少ないので、私は楽しみながら30分程度で読み切ってしまいましたよ。


◆そして私が「釣られた」カラーページの画像がコチラ。

12b0e595.jpg






全ページこんな風にカラーだったら、もっとオススメしてたかも(?)。


◆このようなハックは、全社的に導入するのは難しくとも、部や課、又はグループで取り入れてみるのも良いかもしれません。

もちろん、「アイカンパニー」という概念は、一人でも十分可能。

モチベーションというものは、このようなハックを組み合わせることによって、あげていくことができるのだと、実感させられた一冊でした。

「やる気」を生む仕組み作りのために!

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使える!モチベーション仕事術―70のヒント&ツール


【関連記事】

【HACKS】「【超】WORK HACKS!」小山龍介(2007年09月12日)

「デジタル・ワークスタイル」徳力基彦(2007年05月08日)

「3分LifeHacking」山口真弘(2007年05月06日)

「TIME HACKS!」小山龍介(2007年02月21日)

「IDEA HACKS!」原尻淳一 ・小山龍介(著)(2006年07月29日)


【編集後記】

◆◆日経の広告を見て、ヨメがこの本に興味を持ちました。

外資系企業がほしがる脳ミソ―採用試験の定番!  問題解決力を試す60問
ダイヤモンド社
キラン・スリニヴァス(著)辻谷 一美(翻訳)外資系企業研究会(翻訳)
発売日:2007-09-14
おすすめ度:5.0

たまたま家にあったので、サクっと問題が出せそうなのを選んで質問。

すると先日の記事でもご紹介した、「現在の時刻が3時15分だとすると、時計の長針と短針の間の角度は何度か?」という問題をアッサリ正解されてしまったという(汗)。


◆その後、上記記事にもあった「問題12」は間違えた(私と同じく「3回」と回答(笑))ものの、他の問題では結構健闘。

ママ友達でこういうパズルが好きな人に、この本を見せたいと言っておりました。

うーん、ビジネス本ならたくさんあるのに、よりによってこういう本に興味を示すとは(汗)。


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この記事へのコメント
               
こんにちは。

わたしも、本書読みました。
(まだメルマガでは紹介していませんが。)
さらっと読める感じですよね。
Posted by 独立起業家:こばやし at 2007年10月10日 10:21
               
こんにちは(o^▽^o)ノ

うわぁ〜、いい本ですね。
興味津々です!

素敵な本のご紹介ありがとうございます!

早速チェックしました〜。

次回、アマゾンに本を注文するときに
買います!

耳寄り情報に感謝!応援していきますね☆
Posted by ひでへん@ちょいコガ マスター at 2007年10月10日 12:07
               
smoothさんこんばんは。

外資系企業がほしがる脳ミソ―採用試験の定番! 問題解決力を試す60問

これ面白そうですね!
奥様さくっととかれるあたり
只者ではないですね!

Posted by 週末起業サラリーマン・・・hikaru at 2007年10月10日 21:22
               
smoothさん、こんにちは。

モチベーションアップの内容を
ここまで簡潔にわかりやすく書いた本って
見たことないですね。
これは面白そうです。
Posted by LuckyUS@フォトリーダー at 2007年10月11日 00:02
               
smoothさん、こんにちは!

モチベーションときたら、
私の専攻分野なんで、
買いです(笑)。
Posted by ニタ@「教えて会計」 at 2007年10月11日 08:25
               
>こばやしさん

確かにさらっとと言うか、ライトというか(笑)。
「カタログ」的ではありますよね。

>ひでへん@ちょいコガ マスターさん

フォトリーダーにとっては瞬殺処理できる一冊ですよ(笑)。
いつも応援ありがとうございます。
私も応援させて頂きました。

>hikaruさん

「外資系企業」の本は、塾生的にはマストです!
ヨメは最近ワケあって勉強してたのでそのせいかと。

>LuckyUSさん

実は自分があまりモチベーションで苦労したことがないので、この手の本は初めてだったかも(汗)。
書店でご確認を。

>ニタさん

全て実践できる立場にいるのは、身内ではニタさんだけだと読んでて思ってました(笑)。
ニタさんには読む価値アリですね。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年10月11日 10:13