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2007年09月13日

【マインドマップ】「できる社員」の最強メソッド マインドマップ(R)ビジネス超発想術




【本の概要】

◆今日お届けするのは、久しぶり(汗)のマインドマップ関連のご本。

「久しぶり」というより、今調べたら、最後にマインドマップの「本」をご紹介してから、丸2年経っておりました(セミナー・雑誌等を除く)。

ブログタイトルを変更すべき、というご意見も致し方ないような・・・(汗)。


◆ところで。

こういうブログを運営している関係上、今まで何度か、「マインドマップを始めたい」という方から「どの本を買ったらいいか」とお問い合わせを受けることがありました。

もちろん、その方の用途や予備知識等々で、何冊か候補があったんですけど、今後はこの本が断然第1候補になりそうなヨカン(汗)!

ムック本とはいえ、中身は濃いです!


人気blogランキングいつも応援ありがとうございます!



【目次】

第1章 マインドマップを始めよう。

 マインドマップを手で描こう
 手描きのマインドマップでアイデアをまとめる
 ビジネスをバージョンアップするマインドマップの“構想実現力”
 ブザン・ワールドワイド・ジャパン株式会社代表取締役 神田昌典氏インタビュー
 参加者の理解と記憶を促す“マインドマップ会議術”ブザン・ワールドワイド・ジャパン株式会社ビジネス部COO 石ヶ森久恵さん
 手描きのプロセスがもたらす柔軟な発想と記憶の定着 有限会社サリュー代表取締役 株式会社パワーソリューションズ上級コンサルタント mindmap.jp管理人 伊藤 賢氏
 マインドマップを描くカラーペンにこだわる!
 特別コラム:あなたの知らないマインドマップの世界!?
 マインドマップ、はじめの一歩。

■第2章 パソコンでマップを作る。

 マップ作成ツールを選ぶ
 MindManager 7日本語版とは?
 MindManagerの基本を学ぶ
 MindManagerの“蔵出し”Tips集
 Special Report 01:プロダクトの利用価値を高めて急速に伸びる日本市場に注力
 米マインドジェット社CEO、CMOインタビュー
 マップ作成ツール「超」カタログ

■第3章 ビジネスでマップを活用する

CASE-1 マップをビジネスで使う
【企画・分析】
 マップ作成ツールの盲点を補うビジュアライズと“集約力”有限会社シンプル・ビジョン 代表取締役 渡邉安夫氏
 “実社会”を生徒に意識させるマップを用いた分析と課題解決 田園調布雙葉中学高等学校 情報科教諭 小林潤一郎氏
 ビジネスアイデアを企画にまとめる
 マップのテンプレートを組み合わせて使う

CASE-2 マップの活用プロセス
【ヒアリング】
 顧客の要望をウェブに昇華する“見える化”ヒアリング 株式会社エクストラコミュニケーションズ 代表取締役 前野智純氏
 ソフトウェア開発で際立つマップの“想起力”と“半構造性 株式会社チェンジビジョン 代表取締役社長 平鍋健児氏
 ビジュアル面の工夫や説明でマップに込めた思いを伝える 株式会社イーシー・ワン 代表取締役社長 最首英裕氏

CASE-3 マップを組織に導入する
【ミーティング】
 課題解決と意思統一で一石二鳥 マップは最強の会議進行ツール エーオン ジャパン 会長兼最高責任者 ジー・ランダル・和田氏
 マップで会議の内容をメモ書きする

CASE-4 マップを見やすくする
【プレゼンテーション】
 社内への浸透にひと役買ったマップの“感動共有”体験 株式会社ゆめみ 代表取締役会長 片岡俊行氏
 プレゼンテーションにマップを活用する

【スケジュール】
 リスク回避から社内調整までマップが生み出す成功の連鎖 ネオテニーベンチャー開発株式会社 新規事業推進部長 インキュベーション・プロダクト・シニアマネージャ 中野禎二氏
 ビジネスデーの業務をマップで管理する
 出張時のスケジュールをマップで管理する

【プロジェクト】
 テンプレートとプラグインでマップがビジネスの即戦力に 日本ユースウェア株式会社 代表取締役 倉持 誠氏
 プロジェクト計画のガントチャートを作成
 マップのエトセトラ

Special Report 02:韓国最大手の電話・通信会社 KTも採用! シェア95%を誇る「ThinkWise」の秘密
マインドマップ先進国!? マップ作成ツールの韓国事情にせまる
CD-ROMの使い方



【ポイント】

◆本書は、ムック本ということもあり、1000円というお値段にもかかわらず、フルカラーで大変綺麗です。

せっかくカラフルなマインドマップを紹介しても、やはりモノクロだとその魅力も半減(半減以下)ですもんね(実は、ウィリアム・リードさんが「記憶力・発想力が驚くほど高まるマインドマップ・ノート術 」を出版される際にも、フルカラーにこだわったという話をフォレスト出版の方から聞いたことがあります)。

ということで、今回は、画像中心でお送りしようかと。

決して「手抜き」とかじゃありませんから(汗)!←必死


■伊藤 賢さんによる手描きのマインドマップ指導
◆初心者の方なら「ここだけは見て欲しい」、といった感じの、伊藤 賢さんによる、手描きのマインドマップの書き方指導。

上級者の描く、あまりこみいったマインドマップばかりを見ると、どうしてもビビってしまいがちですが、こんな感じでサラサラっと描いてみてください(コレでも結構大変かもしれませんが)。

伊藤賢さんの手描きマインドマップ






画像がちょっと薄いのは、マップがホワイトボードに描かれたものだから。

こんなカラフルなマップが会議中に描けたらいいですね。


■神田昌典さんのインタビュー
◆神田さんのセミナーでは、マインドマップにまとめられた資料が配られることが多いです。

神田さんご自身がトニー・ブザン氏と初めて会ったのは、この講演会(【トニー・ブザン×神田昌典 「マインドマップ」脳を刺激する講演会】に行ってきました)の頃らしいのですが、10年以上前からマインドマップ自体は使われていたそう。

神田昌典さんのインタビュー






なお、このインタビューで明らかになったのが、神田さんが「マインドマップ検定」「マインドマップコンテスト」も検討しているらしいこと。

今後も、BWJ(ブザン・ワールドワイド・ジャパン)は要チェックですね。


■石ヶ森久恵さんのマインドマップ会議術
◆本題は「会議術」なんですけど、どうしても手描きのマインドマップに目が行ってしまう自分(笑)。

下の画像のマインドマップでは、影をつけて立体感を出していたり、水彩色鉛筆水筆ペン等も使われているらしいです(汗)。

なお、マインドマップを描き始めたばかりの人へのアドバイスとして

「大事なのは継続性と、他人のマインドマップを見ること」

とのお言葉も。

石ヶ森久恵さんの手描きマインドマップ







■伊藤 賢さんのiMindMapによるマップ
iMindMapを用いて描かれた、伊藤 賢さんのマインドアップ。

ちょっと接近して撮影してみました。

伊藤賢さんのiMindMapによるマインドマップの一部






それより注目すべきはこの一文。

伊藤氏は、トニー・ブザン公認のマインドマップ作成ソフト「iMindMap」の日本語化プロジェクト担当も勤める。

賢さん、スゲー(汗)!


■マインドマップ用カラーペン
◆私なんぞは、最近あんまりこだわってないのですが、さすがにマインドマップを量産されている方々は道具選びからして違います(笑)。

上でも出てきた「水彩色鉛筆」なんて、全然知りませんでしたよ(汗)。

マインドマップ用カラーペン







◆ちなみに、私の場合、セミナーのメモをマインドマップで取る時は、一旦、黒ボールペン(ジェットストリーム(笑))で書いておいて、後で「クーピーペンシル」で着色します。

例を挙げると、こんな感じ


■マップ作成ツールカタログ
◆本書では、FreeMindからMindManager、NovaMind等々、全部で12のソフト/ウェブサービスが紹介されています。

結構ここの情報だけでも、ありがたいですね〜(って最近全然マインドマップ描いてませんが(汗))。

マップ作成ツール「超」カタログ






画像だと8つしかないですけど、ちゃんと次のページにもありますから(笑)。


■マインドマップの"達人"9人のテクニック
◆こちらでは、マインドマップを「どう描くか」ではなく、「どう活用するか」にフォーカスした内容が。

もちろん、それぞれの方のマインドマップも紹介されています。

その中から、一番インパクトのあった、平鍋健児さんのマインドマップをご紹介。

平鍋健児さんの手描きマインドマップ






これは、会議でホワイトボードに描いたものを出力して、着色したのだそう。

確かに、上記の伊藤 賢さんの、ホワイトボードにカラーペンで描いた作品に比べると色が鮮やかです。

この「出力したものに着色する」というTIPSは使えるカモ。


◆そして、私は全然存在も知らなかった、Pocket Mindmapを、W-ZERO3で使用している画像。

使用されている方は、中野禎二さん。

Pocket Mindmap







MindManagerとの連携も可能というのがスゴイですね。

・・・私の京ぽん2改じゃむりでしょうが(涙)。


【感想】

◆駆け足で見てまいりましたが、いかがだったでしょうか?

本書にはさらに、付録CDがついていて、これがまた結構豪華。

石ヶ森久恵さんの、「ビデオで見るマインドマップ講座」の方は、どうも、月刊アスキー7月号付録のDVDとかぶっているようですけど、お持ちでない方なら必見です!


◆もう1つの目玉は、上記で紹介した「マップ作成ツール」のいくつかの試用版。

Freemind以外には、試用期間の制限があるものの、本書を読んで気になったソフトがあれば、試してみるのもいいかもしれません。

私はヘタにやっちゃうと、あっというまに試用期限が来ちゃいそうなので、ホントにやりたくなったら試すツモリですが(笑)。


◆私のように毎月「月刊アスキー」を購読しているモノにとっては、実は本書は過去の記事と同じだったりするところが多いんですけど、似たようなパターン(?)のアソシエのムック本もバカ売れしているようですし、こういう形での出版もアリかな、と。

逆に、「月刊アスキー」を読まれていない方にとっては、かなり有益な情報が満載です。

いずれにせよ、この内容で1000円というのは、マインドマップのファンなら買いであることは確か。


かなりオススメ!



【関連書籍】

◆本書以外の、「マインドマップをおやりになりたい方のための本」をご紹介しておきます。


◆上記でもご紹介した、フルカラー印刷のわかりやすい一冊。

発売当時においては、トニー・ブザン氏の考える「マインドマップのルール」に最も忠実であると言われていました。

個人的にも単行本としては、今でもこの本が一番良いのではないか、と思っております。

(このブログでの記事:「記憶力・発想力が驚くほど高まるマインドマップ・ノート術」 ウィリアム・リード (著))←私の手描きマインドマップあり(笑)


図解・マインドマップノート術
きこ書房
SSIブレインストラジーセンター(編集)
発売日:2005-04-10
おすすめ度:4.5

◆かつてはマインドマップのセミナーも開催されていた、SSIさんのマインドマップ本。

さまざまな用途におけるマインドマップ(結構質が高い)が、多数収録されています。

惜しむらくは、フルカラーでないこと。

それさえ気にならなければ、こちらもオススメです(マーケットプレイスで高値が付いているはどうかと思いますが・・・)。

(このブログでの記事:「図解 マインド・マップノート術」


【トラックバックさせて頂いたブログ】

【できる社員】マインドマップビジネス超発想術:フォトリーディング@Luckyになる読書道さん


【編集後記】

◆ムスコが保育園に通うようになり、ヨメが連絡帳にイラストを描くようになりました(たまにですが)。

0a6507ba.jpg






・・・何だか、ムスメが小さかった頃と同じイラストのような(笑)。


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ペンとノートで記憶に残す!アイデアがわき出る! 本当に頭が良くなるマインドマップ(R)“かき方”超入門 (アスキームック)月刊ビジネスアスキー編集部, ブザン教育協会発売日 : 2010/03/29出版社/メーカー : アスキー・メディアワークス 【本の概要】◆今日ご紹介するのは、....
【マインドマップ】「本当に頭が良くなるマインドマップ(R)“かき方”超入門」がやはりキテた件【マインドマップ的読書感想文】at 2010年04月04日 09:35
                               
この記事へのコメント
               
smoothさん、こんにちは!

これは、良い本みたいですね。

でも、セミナーも受講予定だったはずが・・・。早く、申しこまねば。
Posted by ニタ@「教えて会計」 at 2007年09月13日 08:25
               
ムック本は、二次利用が多いためか
安くて良いものが多い気がしますね。

何か見ているだけでも楽しそうなので
まずは、買ってかえります。
Posted by ヨシザワ@手ガネ経営 at 2007年09月13日 09:43
               
マインドマップ検定(笑

ウィリアムリード氏の本が一番好きです。わたしも。ほかは、内容かぶりまくってるように思えてあまり魅力的ではなかったのですが。この本はどうでしょうか。

マインドマップは、ほぼ毎日使います。いいですね。マインドマップでのアクセス集めまくりですねw


Posted by ぼうや@マインドマップ好き好き at 2007年09月13日 15:56
               
ほんとマインドマップ本久々ですねぇ^^;

マインドマップの熱ももうある程度落ち着いてきてますよね。
自分にあう方法の人は続けてる人も多いですよね。

応援くりっく!ぽちっ
Posted by 笑顔整体 健康の知恵袋:院長 at 2007年09月13日 19:55
               
>ニタさん

本というか、厳密にはムックですけど、よくまとめられていますね。
オススメです。

>ヨシザワさん

またもやお買い上げありがとうございます(涙)。
今度ヨシザワさんが買ってない本、事務所から持って行きます(笑)?

>ぼうやさん

リードさんの本はかなり「厳格」でしたよね。
それに比べると本書は厳密な意味では「マインドマップ」と呼べない、iMindMap以外のソフトによる「マップ」(わざわざ「マインドマップ」と使い分けている)も多数収録されています。
そういう点では実務的かな、と。

>院長サマ

神田さんが絡んでいる以上、今後はもっと露出していくのかと思います。
後はiMindMapの普及かと・・・。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年09月14日 01:10
               
smoothさん、こんにちは。

MindManagerの活用例が多かったですね。
Ms-Officeとの連携機能はビジネスシーンでは魅力的です。
個人で使うならiMindMapですが、お値段がねぇ(汗)
Posted by LuckyUS@フォトリーダー at 2007年09月14日 06:14
               
smoothさんこんにちは。この本そんなにいいんですか!ぱくっ!
Posted by 週末起業サラリーマン at 2007年09月14日 09:55
               
>LuckyUSさん

自分がMindManager使ったことがないので、スルーしてしまいましたが、確かにそうですね。
iMindMapについては、今後の展開を見守りたいところです。

>hikaruさん

マインドマップを活用したい方にはオススメですね。
てか、安いし(笑)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年09月14日 10:10