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2007年08月20日

【驚愕!】「幻の絶版勉強本」にとんでもなく高い金額が付いている件


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【概要】

◆今日は、ちょっと驚いたことがあったので、ご報告を。

「勉強本マニア」(笑)である私が、たまたま今まで自分が読んだ本の記事を整理していたところ、一部で「勉強本のバイブル」と呼ばれている下記の本が、アマゾンのマーケットプレイスでとんでもなく高い金額が付いていたんです。

・・・40〜98万円ってナンだよ(汗)。



◆確かに本書は、「名著」と言ってもよいでしょう。

今までもマーケットプレイスで、10万円程度の金額なら付いていました。

私もこの本に出会えたおかげで資格試験に合格できた、と言ってもいいくらいですし、速読教室に通ったのも、実はこの本の影響だったりします。

そこで今般、本書をご存じない方のために、さわりだけでも簡単にご紹介しようかと思った次第。

現在出版されている「多くの勉強本に影響を与えた」、と言われているこの本の中身とは?


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【目次】

第1部 これが、合格術
 第1章 合格する学習術
 第2章 合格する能力開発
 第3章 合格する成功心理学
 第4章 合格する生活法

第2部 合格術実践編
 第5章 大学受験の合格術
 第6章 公務員・教員採用・就職試験の合格術
 第7章 資格試験の合格術

第3部 合格術が学べる本



【内容など】

●背景等

◆まず、最初に申し上げておきますが、私自身はこの本を試験合格直後に手放しております。

しかも、古本屋等ではなく、古新聞回収で(爆)

というのも、「マーカー引きまくり、線引きまくり」だったので、とても「売れる」などと考えてはいなかったんですよ。

  _| ̄|○ コンナコトナラ 


◆その後、勉強法の研究(?)をするようになって、どうしてもこの本が欲しくなり、数年前にとある方法で(笑)、著作権法に抵触しない形でコピーを入手。

どこのコピーかは、この画像をよーく見るとわかります(小さくてムリですか(笑))。

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◆また、「復刊ドットコム」で、以前、有賀氏本人(?)を名乗る方から、「絶対復刊はしない」と書き込みがあったり、とりあえず復刊の可能性は限りなくなさそうです(それゆえのこの金額なのかもしれませんが)。

この金額が妥当かどうかは別として、学習塾や受験コンサルタント、もしくは法人のように、最終的に経費になる方であれば、出せない額ではないのは事実。

ただ、実物が欲しいコレクターならまだしも、コンテンツだけ必要なら、私のようにコピーでもいいような・・・?


●内容

◆本書の内容は、当時にしてはかなり斬新だったと思います。

丁度、「ドラゴン桜」が世に出た時と同じ雰囲気と言いますか。

具体例を挙げるとこんな感じです。

■記憶力

 はっきりいいますが、試験で試されるのは、ひとがらでも、センスでも根性でもありません(中略)。
 では何が問われるのかというと、それは記憶力です。
 大学入試にしても資格試験にしても、結局は、記憶ゲームでしかありません。


■選択問題に本文は無用

 選択肢問題に対処するには、選択肢の落とし方を学習しなければなりません。
 まず、本文を読む前に選択肢だけで選別します。それでできなければ本文を読みます。この順序は絶対に守ってください。なまじ本文から先に読むと、いわゆる「ひっかけ用の選択肢」にひっかかってしまいます。


■気になったら紙に書く

 勉強中、ふっと何か、友だちに電話をかけることを思いついたり、買わなくてはいけないモノが気になったり、たまたま目に入った新聞のテレビ欄で見たいものがあったとき、どうすればいいでしょうか。
 答えは簡単です。いますぐやる必要のないことは、机の端にはったポストイットメモに書くようにします。けっして勉強を中断してはいけません。


■5秒でも復習を

 これは、きわめて重要なことですが、授業が終わっても、すぐにトイレにいったり遊んだりしてはいけません。いまやったことを、何を学んだかだけでも思い出す習慣をつけましょう。1分もやれば充分です。また、帰りの電車やバスの中で、また、歩きながら、何を学んだ思い出す習慣をつけることも大切です。
 たったこれだけのことが、きわめて大きな差を生みます。


◆今でも十分使える、というか、最近出版されている勉強本でも言及されている内容が多いですが、それだけ時代を先取りしていたんでしょうね。

他にも「問題集を教科書として活用する」「記憶は時間より回数」なんてところも、今や勉強法の世界では「常識」となりつつありますし。

個人的には「家庭用コピー機は必須」というのだけは、実践したくてもできませんでしたが(一応、マジで検討しました(笑))。


【紹介されていた本】

◆本書では、第3部に「合格術が学べる本」と題して、カテゴリーごとにかなりの数の本が、コメントとともに紹介されています。

(今改めてみると、結構「時間術系」の本も数多く取り上げられていてビックリ。)

そこで、実際に私が購入したもののうち、今でもオススメできるものを。

成功の心理学―勝者となるための10の行動指針 (ライフ&ビジネスシリーズ)
ダイヤモンド社
Denis E. Waitley(原著)加藤 諦三(翻訳)
発売日:2003-08
おすすめ度:5.0

◆私にとっての初めての自己啓発本(笑)。

有賀さんも

最高に素晴らしい本です。ここに紹介したすべての本の中で、最も先に購入して欲しい本です。この類の本はほとんど目を通しましたが、この本こそ、勝者となるための行動指針の決定版です。絶対に購入して、つねにそばに置いておいて欲しいと思います。

大絶賛

なお、当時の本は紛失してしまったので、今私の手許にあるのは、この本の新装版です。


トニー・ブザン 頭がよくなる本
東京図書
Tony Buzan(原著)佐藤 哲(翻訳)田中 美樹(翻訳)
発売日:2006-09
おすすめ度:4.5

◆同じく私が持っているのは前の版なのですが、そちらの版ではマインドマップを「頭脳地図」と読んでいるので、どうせなら新しい方をご紹介。

あの頃既にマインドマップと出会っていたのに、実際に使うようになるのは10年近く経ってからだったという(涙)。


◆あと、当時はネットで本を購入する、という術がなかったので、欲しくても買えなかったブツを、今般アマゾンで発見(笑)。

有賀さん曰く「この本は、絶対に必要です」とのこと。




【流れを汲んでいる本】

◆上記の通り、この本は復刊される見込みもなく、有賀さんもこの業界から足を洗われたようなので、続編というものはもう出てこないと思います。

ただ、私が読んだ多くの勉強本にも、内容的には受け継がれているケースは多いですし、「現状に即している」(特に大学受験の参考書等)という意味では、最近の本の方が優れていても当然かと。

そこで、この「スーパーエリートの受験術」の流れを汲んでいると私が個人的に感じた本をご紹介します。



◆アマゾンのレビューで「絶版となった有賀ゆう氏の「スーパーエリートの受験術」の自主改訂版とでもいうものである。」とあり、医学部受験の予定はないものの購入(笑)。

確かに考え方や方向性が、有賀さんにかなり近いです(というか、有賀さんの本を意識して書かれているとか)。

ただし、この本の後半部分の内容は純粋に「医学部再受験用」なので、読んだのは前半のみ。

それでも一般的な勉強法については、的を射た内容が多いです。

マーケットプレイスでお安くお求め下さい(笑)。



◆当ブログでも大人気の荘司さんのご本。

勉強法の「戦術」にかけては、かなり優れたレベルだと思います。

自分の記事でも書いたように、私の受験時代にもしあれば読みたかった一冊。

資格試験の勉強を勉強されている方なら、必ず得るところがあります。


【関連記事】

【実直!】「もっと効率的に勉強する技術!」高島徹治(2007年08月13日)

【勉強】「最短!勉強法」後藤武士(2007年08月07日)

【資格試験】「大人のための最短・最速勉強法」中村一樹(2007年07月30日)

【スタディ・ハック】「最短で結果が出る超勉強法」荘司雅彦(2007年07月02日)

「速読勉強術」宇都出雅巳(2007年02月03日)


【編集後記】

◆相変わらずムスコの熱が下がらず。

家族旅行は修正を余儀なくされそうな予感(汗)。


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この記事へのコメント
               
smoothさん、こんにちは!

古紙回収ですか、無念ですね。
でも、わたしも、一時期、ブックオフに大量に持ち込みましたが、大差ないですよね。
むしろ、値が付かないとか言われると、ムカツクか、へこみます。
けっこう、良い本を処分してて、私も、ちょっと後悔です。

広尾にある中央図書館で、数回に分けてコピーですか?
Posted by ニタ@「教えて会計」 at 2007年08月20日 07:50
               
こんにちは。
本は捨てたり、売ったりしないほうが良いですね。
とくに、絶版になりそうなものは。
Posted by 独立起業家:こばやし at 2007年08月20日 10:12
               
smoothさんこんにちは。今日ご紹介の本は、勉強本のルーツですね。後発の多くの書籍に影響をあたえているのは冒頭の引用部でわかりました。英語の勉強を本腰入れてやろうと思っていたのに、だらだらと連休を過ごしてしまいました。大反省です。息子さんお大事にしてくださいね。
Posted by 週末起業サラリーマン at 2007年08月20日 10:15
               
すごい金額ですね^^;

まさか当時ではそんなに価値のあるものに
なるとはおもわなかったでしょうしねぇ^^;

応援くりっく!ぽちっ
Posted by 笑顔整体 健康の知恵袋:院長 at 2007年08月20日 11:12
               
数十万の値がつくなんてことがあるんですねー。
もう受験勉強はしたくないですが、勉強の仕方そのものは学ばねば・・・と感じる今日この頃。
soomthさんの記事からだけでも反省点がぎっしりです(汗)

ムスコさん大丈夫ですか??
早く回復して旅行に行けると良いですね。
お大事にされてくださいませ。


Posted by ビルダーナース at 2007年08月20日 11:16
               
smoothさん、こんにちは。

いかに名著とはいえ、その値段はすごいですね。
僕の場合は、本はほとんど売るのでこういう機会に
遭遇することは少ないと思われ。
でもいつか・・

Posted by LuckyUS@フォトリーダー at 2007年08月20日 22:52
               
写真を落として、拡大したけど
どこの図書館なのかわかりませんでした。

Posted by ヨシザワ@手ガネ経営 at 2007年08月20日 23:46
               
>ニタさん

ブックオフは最後の砦でしょう(笑)。
私はまず出しませんけど。
それと広尾の中央図書館はハズレです(笑)。

>こばやしさん

まさか読んでる当時はこんなことになるとは夢にも思いませんでしたよ(汗)。
絶版というのも、ずい分後になってから知りましたし。

>hikaruさん

hikaruさんも勉強本好物ですよね〜。
薦めているヤツが悪いのか(汗)。←自分だ自分(笑)。
ムスコのお気遣いありがとうございます。
結構長期戦になりつつあります。

>院長サマ

ハイ、全然思いませんでした(涙)。
当時はこの方無名でしたし・・・。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年08月21日 00:21
               
>ビルダーナースさん

私も10万レベルならたまに目にしますが、今回のはちょっと異常ですよ(汗)。
ムスコ、なかなか熱が下がらないので、今回の旅行は、ヨメとムスコはお留守番になりそうです。

>LuckyUSさん

LuckyUSさんのように、「売る」という選択肢が取れる人は私にしてみればうらやましいですよ。
そもそも、高値が付く、なんて滅多にないですから。

>ヨシザワさん

本当に読みたければメール下さい(笑)。


Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年08月21日 00:24
               
smooth様

某試験の受験を始めようと思っておりました読書をできるだけ控えようと思っています。

しかし、上記のような本やIT関連などのノウハウ紹介本は読まないとかえって非効率という面もあります。例えば「再受験生が教える・・・」は非常に参考になりました。

受験勉強そのものと(ノウハウ吸収系の)読書のバランスはどのようにすればいいと思われますか?

税理士受験生時代のsmooth様も
受験勉強そのもの以外に(ノウハウ吸収系の)読書をおやりになっていたのでは?と思い質問させていただきました。お教えいただけますと幸いです。


Posted by 受験(準備)生 at 2009年10月19日 01:08
               
>受験(準備)生さん

コメントありがとうございます。

私も受験中は、勉強のノウハウ本を読んでいる、と言ったら受験仲間に「そんな本読む暇あったら勉強したほうが」と言われましたが、そう言ってる本人は、テレビ(ナイターとか)見ているわけですよ。

私は「趣味(?)」でこういう本を読んでいたので、勉強時間を圧迫しているとは全然思いませんでした。
ですから、メインである勉強の息抜きに読んでいた感じです。

また、そのノウハウ本に関しては、当時は今のように「勉強本」が豊富にあったわけではないので、まずは「税理士試験の受験体験記」を読み込みました。

それ以外は、上記の有賀先生の本以外、正直記憶に残ってません(汗)。
スイマセン。

試験勉強頑張ってください!

Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2009年10月19日 02:18