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2007年08月07日

【勉強】「最短!勉強法」後藤武士





【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、もはやこのブログの定番となった「勉強本」

著者の後藤武士さんは、著作を拝見した感じでは、国語の勉強にお強そうな感じ。

実際、本書でも勉強本としては珍しく「国語読解力の勉強法」が収録されています。


◆アマゾンの「内容紹介」から。

とても簡単で、すぐ使える勉強法を徹底して紹介・解説しました。いままでの使えそうで使えない勉強法ではありません。大学受験、資格試験を目指す高校生から社会人まで、目からウロコの勉強法です。

そんな内容が文庫本で入手できるなんて、結構美味しいかも?!


人気blogランキングいつも応援ありがとうございます!



【目次】

第1部 マル秘最短!勉強法
 試験に王道あり!それが「過去問」だ
 最強の独学法
 最短で効果を上げる予備校、通信講座の使い方

第2部 高校生から社会人まで、すぐできる最短!勉強法
 すぐできるノート活用法
 「5分間」暗記法
 最終兵器「ボールペン学習法」
 これなら実行できる「ぬりつぶし予定表」

第3部 最短!国語読解力がつく方法
 絶対必要な国語読解力
 国語力養成問題



【ポイント】

■ほんとうに使える勉強法とは
●「誰でもできる」・・・1日8時間も机に向かわなければならないようなものは、もはや勉強法ではない

●「簡単にできる」・・・特別な教材やマシンがいらないこと

●「その日から始められる」・・・その気になっているうちに手を付けて、取っ掛かりの部分をクリアするべし

●「短期間で成果が出る」・・・人のモチベーションは長くは続かない

●「こまぎれでもできる」(「どこでもできる」)・・・バイトの休み時間や営業回りの空き時間などでもこまぎれに(どこでも)できる

(注)司法試験や国家公務員I種などのレベルの試験は基本的に対象外


■試験勉強の王道は「過去問」
●過去問の意義

⇒過去問は、「敵を知る」ために使うもの

⇒具体的には、傾向分析、つまり「どこの分野の、どの単元の、どの知識が出題されるのか」、また逆に「どこが出題されないか」を見分け、これから自分が学ばなければならない範囲を把握するもの

⇒ゆえに過去問とは、試験勉強の仕上げにやるのではなく、まず真っ先にいの一番に目を通すべきもの


■ごとう式過去問分析法
◆本書に

またブログなどでご紹介いただける折も、この項目に関しては内容を書かないでほしい。よろしくお願いします。

とあるので、省略(スイマセン)


■問題集・参考書の使い方
⇒問題集は、やったところにマークを付けたり塗りつぶして、視覚化する

⇒過去問や類題、問題集を解き、答え合わせの際に、出題されたり重要なヒントになっていた語句に関して、参考書にチェック(「正」の字等)し、どの語句が多く出題されたかが、すぐにわかるようにする

⇒自分の弱点や、間違えたところについて同様のことをすれば、「弱点リスト」になる


■出題されやすいところ(抜粋)
⇒出題する側からすれば、「まぎらわしいところ」こそ出題のしがいがある

「例外はほぼ100%出題される」と思ってよい

⇒資格の根幹にかかわるもの、将来業としてなす場合の中心となる単元は出題される

⇒法改正、学習指導要綱の改訂箇所


■講義メモのとり方
⇒どうしてもメモをとらなければならないのは、「教科書やレジュメに書いていない部分」

⇒教科書に載っている部分でも、重要語句だったら、そこに正の字をつけたりマークすることにより、教科書を見るだけで、勉強のポイントがわかる


■ノート活用法
●固定化

⇒ノートは固定して、ころころ変えない

⇒無難なのは普通の大学ノートで、逆にルーズリーフはオススメしない(塾で何千人見てきて、うまくいったのは一人だけ

十分に余白をとる

日付け見出しは必ず付ける

⇒間違えたところは消さない!


■ボールペン学習法
⇒鉛筆やシャープペンシルの代わりにボールペンを使うことにより、間違えた部分を消せないようにする

⇒勉強とは過程との闘いであり、重要なのは答えが正しいかどうかではなく、どういう具合に答えを導いたかなので、過程は消してはいけない

⇒黒のボールペンで問題を解き、答え合わせをして、合っているところは放置し、間違ったところ、できなかったところに赤で正解を書き込む(目立たせる)


【感想】

◆お値段の割には中身が充実した一冊だったと思います(えらそう(汗))。

それもそのはず、実は本書は、著者の後藤さんが2005年1月に出した、「最強最後の学習法」「大幅に加筆、修整し、改題したもの」なのですから。

バージョンアップされてお値段半額以下ですよ。

内容的に特に時間が経過して劣化するようなものでもないですから、これは勉強本マニアとしては「買い」ですね。


◆本書で触れられなかった、「ごとう式過去問分析法」については、私個人としては、「なるほどね〜」と感心してしまいました(笑)。

ご自分が過去問を使って勉強をされている方なら、一読の価値アリ。

税理士試験でも某科目では、この分析はかなり有効だと感じました。

まぁ、分析ばかりして、勉強しなかったらダメですが(笑)。


◆いずれにせよ、過去問の話を最初に持ってくる、ということは、それだけ過去問を重視していることではないか、と。

先日の「大人のための最短・最速勉強法」でも、かなり強調されていましたし、試験の現場にいる人ほど、過去問を重視されているのが印象的でした。

というワケで、実際に試験を受ける予定がある方は、「過去問は最重要チェック」で。


◆ところで、今回バッサリ60ページもカットしてしまったのが、第3部の「最短!国語読解力がつく方法」。

これは、「読書嫌いの人が、読解力をつけられるようなメソッド」なのですけど、このブログをお読みになっている時点で、アナタが読書嫌いでないことは明白でしょうから、省略した次第です。

自分は小さい頃から国語だけは得意(笑)だったので、ここを読んでいて、何が素晴らしいのか今ひとつわかりませんでした。


◆ただ、他人に何かをロジカルに説明したり、納得してもらうためには、ここで書かれているようなアプローチの仕方も必要ではないか、と思ってみたり。

そう言えば、自分が大学生時代に中学生の家庭教師をやっていた際、国語だけは、教えている生徒が「何でわからないかがわからない」ジレンマに陥っていました。

あの頃、こういう本があれば・・・(涙)。


受験予定者なら必携!




【関連記事】

【資格試験】「大人のための最短・最速勉強法」中村一樹(2007年07月30日)

【スタディ・ハック】「最短で結果が出る超勉強法」荘司雅彦(2007年07月02日)

「アタマが良くなる合格ノート術」田村仁人(2007年05月21日)

「無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法」勝間和代(2007年04月11日)

「できる人の勉強法」安河内哲也(2007年01月19日)


【編集後記】

◆smooth家では、このたびデジカメを買い換えることにしました。

ムスコが生まれる際に、やれ「デジタルビデオ買う」だの、「デジタル一眼買う」だの申しておりましたが、基本的にデジタル音痴なので、結局何も買わなかったからなのですが(汗)。

「ぶっちゃけ子供撮るのに1000メガもいらんだろ」と思っているワタクシにアドバイスがあればおながいします。


◆ただ、今使っているコンパクトデジカメも、ムスメが生まれた日に、ビックカメラでテキトウに見繕って買ってきたんですよね(笑)。

そういえば、パソコンもここ何台かは、壊れた日に即、店行ってやはりテキトウに買った記憶が(汗)。

1500円のビジネス書買う方が、よほど吟味しているヨカン(爆)。


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この記事へのコメント
               
smoothさんこんにちは。過去問ってやっぱり有効な勉強法なんですね。私は学生時代は語学はてんでだめでした。今本好きってだけでも奇跡です。
Posted by 週末起業サラリーマン at 2007年08月07日 12:26
               
またも勉強本ですか^^
最近ははまってますねぇ。

これは文庫なんですね。
文庫で手に入るのはうれしいですよね。

応援くりっく!ぽちっ
Posted by 笑顔整体 健康の知恵袋:院長 at 2007年08月07日 20:23
               
smoothさん、こんにちは。

勉強本、ほんとに多いですねぇ。
今回のは僕が学生時代にやってた勉強法に
かなり似てるなぁと思いました。
情報処理試験もこのやり方で合格してるし
納得できる勉強法だと思います。
第三部、読んでみたくなりました。
Posted by LuckyUS@フォトリーダー at 2007年08月07日 21:07
               
smoothさん、こんばんは!
私も過去問派です(といっても大した資格はありませんが・・・)。何が求められているのかを知るのにはよいですね。
Posted by 手文庫@ビジネス書で問題解決 at 2007年08月08日 02:27
               
smoothさん!!超!ご無沙汰しております。。。
覚えてらっしゃいますでしょうか?
1店舗を任されるようになり半年・・・
自分のキャパシティの少なさに驚きましたが、
ようやく仕事も落ち着いてきました。
今後は自分のブログも書いていけるように、再スタートです。
改めまして、よろしくお願い致します。

最近は勉強本なんですね。
勉強も最近できてなく、、、
野菜ソムリエの中級資格取得を今後の目標に入れたいと思います。

それでは!
Posted by koji at 2007年08月08日 08:56
               
>hikaruさん

私も3年前まではビジネス書なんて読んでませんでしたから(笑)。
そんなオトコがここまで頑張っております(笑)。

>院長サマ

もう勉強本はライフワークになりつつあります。
ホントは勉強をライフワークにしなきゃいけないんでしょうが(汗)。

>LuckyUSさん

やはり本書の内容は実践的なんでしょうね。
第三部は何か試験を受ける予定のある方ならオススメです。

>手文庫さん

本によっては過去問軽視するのもあるんですよ。
やはり対策のためには必読かとおもうんですが。

>kojiさん

お!ご無沙汰です〜!
ブログが止まってるんでどうしているかな、と思ってました(てか、まだ動いてないし(笑))。
仕事余裕ができたらまたブログやりましょう!


Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年08月08日 09:10