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2007年08月06日

【王道SEO】「消えるサイト、生き残るサイト」宇都雅史




【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日、【編集後記】でアマゾンキャンペーンのお知らせをした宇都雅史さんのご本。

何と本書は4日連続でアマゾン総合ランキング1位に輝いたそう。

ちなみに、私は期間中にアマゾンで購入したのに、見事にキャンペーンに申し込み損ねたのですが(汗)。


◆本書で強調されているのは、正攻法のSEO対策の重要性。

アマゾンの商品説明にも

本書は、自社及びクライアントの「上位表示率95%」を達成した著者が、長年の研究と実績を元に満を持して放つ「王道の検索エンジン対策」である。

とあります。

SEOでお悩みの方(って、私もじゃないですか(汗))にはオススメしたい一冊です!


人気blogランキングいつも応援ありがとうございます!



【目次】

【序章】 検索エンジン業界で起きる「喜劇」と「悲劇」
【1章】 なぜ多くのサイト運営者が失敗するのか?
  ・アダルトサイトが稼ぐ秘密
  ・検索エンジン対策5つのウソ
  ・必然的に失敗する5つの穴 他
【2章】 検索エンジンを知る
【3章】 あなたのサイトは、八つの視点で丸裸にされる
  ・4つの内部要因と4つの外部要因 他
【4章】 サイト運営者に贈る八つの戦略
  ・売れるワード選定の方程式とは?
  ・キーワード広告vs検索エンジン対策 どっちが重要なの?
  ・100円饅頭を準備する! 他
【5章】 ブッちぎりでライバルに差をつける「11のメソッド」
  ・順位によって訪問者数は、どれくらい違うのか? 他
【6章】 専門業者が絶対に話さない「裏手口」



【ポイント】

■検索結果から消える理由
⇒ほとんどのケースで、怪しいサービスを利用しているか、もしくは怪しい対策を行っている


■「検索エンジン対策 5つのウソ」(抜粋)
●「上位表示されればガンガン人が集まる」のウソ

⇒検索結果で確実にクリックされるためには、「タイトル名」「サイト紹介文」にも気を配る必要アリ


●「検索エンジン対策は早い者勝ち」のウソ

⇒力のある新参サイトなら遅かれ早かれ上位に表示される

⇒「検索エンジン対策は早い者勝ち」ではなく、正しくは『上位表示を実現して、いち早く「顧客&見込み客データ」を持った者勝ち』


■1位に表示されても売れないサイトの理由(抜粋)
●99%の買ってくれない客との関係

⇒購入率を1%から3%に高めるよりも、99%の買ってくれない顧客と関係を構築した方が、売上を上げるのには手っ取り早い

「買った」「買わなかった」だけでなく、「買うかもしれないリストをつくれたか?」が大事


●無神経なサイト

⇒自分が伝えたい情報は後回しでもよいのであり、まずは相手が欲しい情報を提供する


■複合ワードの単一ワード化
⇒ユーザーの検索スキルが高まったことに伴い、複合ワードでの検索数が、3年前より大幅に伸びている

⇒よって、1つのドメイン(URL)にあれこれ詰め込まず、テーマを尖らせた方がよい(「1ドメイン1テーマの法則」

⇒今後のサイト運営は「本家サイト」と、各キーワードに特化した「分家サイト」をいくつも運営するのが主流になる

⇒例えば「不動産賃貸」などのサイトのうち、「勝ち組」のサイトでは、本家サイトとは別に、「東京」「大阪」といった地域ごとにドメインを取得している


■検索エンジンの視点(内部)
●専門性

⇒サイトのテーマは絞り込む必要アリ


●情報量

競合サイトを圧倒するほどの豊富で強力なコンテンツは上位表示にも有効


●整理力

大見出し・小見出しを巧みに使い分け、ページを分けて伝える必要がある


●利便性

1ページ内のリンク数が100を超えていないか?


■検索エンジンの視点(外部・抜粋)
権威のあるサイトからのリンクを評価する

テーマが近いサイトからのリンクを評価する

自作自演によるリンクにはペナルティが


■ワード選択の考え方
⇒検索回数は気にせず「単一ワード+○○」というように、欲求が明確な複合ワードから上位表示を狙う

⇒まずは複合ワードの「購入検討ワード」(「価格」「通販」「地域名」等)を攻略

⇒次に複合ワードの「情報調査ワード」(「(着物) たたみ方」等)を攻略

⇒最後に本丸の「単一ワード」を攻める


■キーワード広告と検索エンジン対策の順序
●前提

どちらかを完全否定する業者やコンサルタントがいれば、それは営業


●順序

⇒まず、想定できるワードを片っ端からキーワード広告に掲載

⇒売れるワードが予想通り結果を出せば、検索エンジン対策のワードを最終決定(コンバージョン率が0.5%〜1%ならば合格)

⇒売れるワードの検索結果で1ページ以内に表示されたら、キーワード広告の精査に入り、費用対効果が悪いワードを削除し、効率の良いワードに再投資する


【感想】

◆なかなか骨太な内容のご本でした。

上記で触れたように「王道の検索エンジン対策」そのまんまです(笑)。

今まで、鈴木将司先生の本を読み漁ってきた自分としては、非常に理解も納得もできました。


◆もっとも骨太な分、自分で脳ミソに汗かいたり、サイト構成を見直ししたりする必要があるわけでして。

本書にも「ラクして上位表示」とは、一言も書かれていません(汗)。

そういう堅い内容の本なのに、アマゾン総合ランキングで1位になる位売れてしまうと、今度は読まれた方の実践率がちょっと気になるところ(汗)。

書かれていることを実際に行うには、結構エネルギーがいるような気がします。


◆ちなみに私のブログについては、上記にあるポイントの「1ページ内のリンク数が100を超えている」に該当しているので、まずはこの辺から手直しをしようかと。

鈴木将司先生にも、トップページからリンク張りまくっている点については、面談の際、何とかできないか、と指摘されていたんですよね。

とりあえず、こちらから一方的にリンク張ってるサイトや、動きがないブログ等については、トップから外してリンク専用ページに移そうと思っています(近日中に実施予定)。


◆また、ポイントとして抜粋しなかったものの、「購入検討ワード」「情報調査ワード」「情報調査&購入検討ワード」を考慮したコンテンツのつくり方について、実は本書では詳しい具体例が記載されていて、これがかなり参考になりました。

例では「着物」という単一ワードに対して、複合ワードを洗い出し、それぞれのタイプに分け、それにあわせたメッセージを含むこんなコンテンツの例が。

★「購入検討ワード」の例・・・「洗える 着物」

「大好評! 洗える着物全55品」

★「情報調査&購入検討ワード」の例・・・「着物 小物」

「着物に合った小物選びに困ってませんか?」

★「情報調査ワード」の例・・・「着物 たたみ方」

「着物のたたみ方を解説します」

これらをどういう順番で検討し、なぜそのコンテンツをつくる必要があるのか等の詳細については、本書をお読み下さい(笑)!

個人的には、ここだけでも元取った気分。


正攻法のSEOにこだわりたい方に!



【関連記事】

【SEO道】「御社のホームページをヤフー!・グーグルで上位表示させる技術」鈴木将司(2007年07月16日)

SEO SEM Technique vol.1(2007年03月08日)

「検索キーワード「超」起業術」鈴木将司(2006年10月03日)

『1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方』 滝井秀典(2006年03月24日)


【編集後記】

◆家のベランダで作っていたトマトを、ムスメが収穫。

023a5ff3.jpg











私の目から見て、とても美味しいようには見えなかったのですが、ムスメは「美味しかった〜」とニコニコ(笑)。

さすが食べることに関しては、優秀(?)なだけのことはあります。


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この記事へのコメント
               
smoothさんこんにちは。買うかもしれないリストは大事ですよね。しかしながらパーミションマーケもその後のアプローチで生死を分けますよね。見込み客が喜ぶ仕組みづくりが肝ですよね。私ができているかは相当怪しいですが、嫁だのみ的な感がぬぐえません(汗

トップページのリンク数の調整はわたしもやらなきゃと思っているのですが…
Posted by 週末起業サラリーマン at 2007年08月06日 12:17
               
こんにちはぁ、smoothさん。

SEO対策は私が一番頭痛い分野ですが、やっぱり勉強しなくちゃね!
Posted by イヴォンヌ at 2007年08月06日 15:56
               
私も読みました。

まさに、王道と言った感じの
好感の持てる本ですね。

しかし、かなり挑戦的な文面なので
amazon当たりのレビューでどう
書かれるのかチョット心配ですね。
Posted by ヨシザワ@手ガネ経営 at 2007年08月06日 19:08
               
正攻法ですね^^

でもそれがなんだかんだで近道なんでしょうね。

応援くりっく!ぽちっ
Posted by 笑顔整体 健康の知恵袋:院長 at 2007年08月06日 20:27
               
smoothさん、こんばんは!

この本、ちょうど読み進めている所です(笑)。最近作った別ブログについても、手遅れにならないうちにドメイン・サーバーを確保しようと思いつつ…手がついてません(汗)。

できるところから地道に一歩ずつ、ですかね。
Posted by 淺田 義和@創造マラソン at 2007年08月06日 22:45
               
>hikaruさん

奥様に頼めるだけいいです。私なんて完全マル秘ですから(汗)。
トップページはやはりお互い、最初から考えとくべきだったですね〜。

>イヴォンヌさん

SEOは私も苦戦中なので、えらそうなことは言えません(汗)。

>ヨシザワさん

土井さんが裏についてるらしい作りやプロモーションでしたね(笑)。
レビューもコントロールしたりして(汗)。

>院長サマ

「道」はあっても「近道」がないのがSEOのような気が(笑)。

>淺田さん

「緊急度」と「重要度」に留意して、工数を配分してくださいマセ(笑)。
ちなみにブログを複数運営すると、忙しい時に死にますから(汗)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年08月07日 01:17
               
smoothさん、こんにちは。

確かにSEOの王道みたいですね。
実践するのには時間もたっぷりかかりそうな予感。
キーワードの考え方、参考になりました!

Posted by LuckyUS@フォトリーダー at 2007年08月07日 05:26
               
>LuckyUSさん

最近はSEOに注力していなかった私ですが、参考になりました。
というわけで、トップページのリンク整理も今週中に1度やろうかと。
キーワードは書評ブログとしてはなかなか難しいですけどね〜(笑)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年08月07日 07:49