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2007年07月07日

【行動科学】『すごい「実行力」』石田 淳




【本の概要】

◆今日お届けするのは、行動科学マネジメントの大家である、石田 淳さんの最新刊。

今現在、アマゾンランキングでも上位をキープ中なので、ご存知の方も多いと思います。

私は偶然リアル書店でゲットしたんですが(笑)。


◆本書の「はじめに」にはこんな一節があります。

 本書の最大の狙いは、人間の行動に関するさまざまな問題を解決する手法を描くことにあります。最大の特長は結果だけでなく、行動そのものに焦点を当て、最善のやり方を導き出すこと。いつ・誰が・どこでやっても、同じ効果が出る―これも特筆すべき点です。(中略)

この本は、どこから読んでも役立つ実践書として構成してあります。「計画通りに仕事を進める技術」「スピード力を3倍に高める技術」「自分の好感度をグンと上げる技術」「苦手ジャンルを少しの努力で克服する技術」など、具体的メソッド・ツールが満載です。

どうです?

読みたくなってきませんか(笑)?


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【目次】

はじめに◇「三日後の自分」を実感してください! 

1章 この10ページの「すごい力」を試してください
 今「頭にあること」をつぎつぎ実現する力 
 いつ・どこで・誰がやっても「この効果」 ほか
 
2章 「自分を乗せるのがうまい人」ほど成功する!
 読むだけで「自発的に行動したくなる」のは、なぜ?
 まず「すごい動機」を考えよう ほか

3章 この「効果」だけは、一人の例外もありえない
 自分の実行力が「一目でわかるグラフ」
 「結果でなく行動を重視する」――一〇〇%結果を出すコツ ほか

4章 一〇〇%の実行力──確実に「夢をかなえる人」になる!
 「不安感をゼロにする」テクニック
 プレゼンでは必ず「出席者の顔を一人ひとり見る」 ほか
  
5章 続ける技術──「精神力」は一切必要ありません! 
 「実行力」が持続する人、しない人
 すごい持続力――「自分と相手をさらに乗せる」コツ ほか

6章「三日で結果が出る」を体感してみよう
 すごいルール──「ノルマを達成したらライン停止!」
 「ビー玉を使って実行力を高める」法 ほか



【ポイント】

■実行力をつける3つの方法
●行動の動機づけ条件をつくる

⇒行動したくなる理由(動機づけ条件となる環境)をつくる


●行動を測定する

⇒行動を測定し、結果を確認する


●行動を妨げるものを排除する

⇒行動を邪魔するファクターを取り除く


■行動の動機づけ
「仕事の能率を上げたい」「上司との関係を改善したい」「収入を増やしたい」等々は行動に直結する動機ではなく、あくまで達成すべき目的

⇒行動に直結する動機とは、「ニード(必要性)」「メリット(利点)」

(例)「疲れを取る」(ニード)⇒「背伸びをする」(行動)⇒「体が軽くなる(メリット)」


■自分にごほうびを与える
⇒営業マンなら「契約数」より「訪問数」を目標にする

⇒達成したら「ニード」と「メリット」のあるごほうびを(コーヒー一杯や外食でも構わない)

⇒「これをすればニードとメリットが得られる」という因果関係により、それを得るための「行動が強化」される

⇒行動するたびにスタンプやシールで埋める「ポイントカード」も有効


■行動を強化する上での注意点
●「すぐに」強化すること

⇒タイムラグが長いと行動力が半減し、効果が弱まる


●ルールを「確実に」守ること

⇒ルールを守ったり守らなかったりでは、脳が因果関係を学習しない


■行動を測定する
⇒グラフにする(国家試験を目指すなら、毎日の学習時間と学習量をグラフにする)

⇒グラフはターゲット行動(改善すべき行動)の性質に合わせる(帯グラフ、折れ線グラフ、棒グラフなど)

結果だけを測定しない(行動科学の対象はあくまで行動)

⇒測定する時に重要なのは、「どの行動に着目するか」(結果に直結する行動に!)

スモールゴールをいくつもつくっておく


■なかなか実行に移せない人へのTIPS
⇒やるべきことを「時系列で書いて、時系列で消す」

⇒やらなければ困ることを紙に書いて、目立つ場所に貼っておく

⇒1日の終わりに、その日の行動を記録する(文字にすることが絶対条件


【感想】

◆文庫本とは思えない(笑)充実振りでした。

何となくやりたくないことがある人、どうしても何かが続かない人ならぜひご一読を。

あまりにシンプルなので、目からウロコかもしれません。


◆「行動科学」について石田さんが述べられている部分で、私がなるほどと思った部分を引用します。

行動の前には必ず動機づけ条件があります。動機づけ条件のない行動は存在しないと言ってもいいほど、両者の結びつきは密接です。(中略)

逆に考えると、この動機づけ条件があれば人間は必ず行動します。行動しないのは動機づけ条件がないからです。「実行力がない」と悩んでいる人は、動機づけ条件が不足しているために行動しないだけなのです。

だったら、人為的に動機づけの条件をつくってやればいい。これが行動科学です。

確かに。


◆上記で、『営業マンなら「契約数」より「訪問数」を目標にする』というのがありました。

これなどは、まさに「行動科学」的アプローチですよね。

私はやったことありませんが、このスタイルで「ナンパで女性に声をかける」のも効果があるのではないでしょうか?←無責任発言


◆ちなみに今回の記事では、帯に書かれた「とにかく最初の10ページを読んで下さい!」というフレーズに敬意を表して、その部分は抜き出しておりません。

まぁ、そのくらいは書店で手にとって頂いても良いのではないかと。

その部分ももちろん深いのですけど、個人的には、146ページからの「1枚・1万円の名刺」の話の方がしっくりきました(これまた内容的にはネタバレ防止ということで)。

精神論ではなく、人が行動するには、その背景に必ず理由があるのだと実感しました。

とにかくコストパフォーマンスが高いです!



【編集後記】

●講演会のお知らせ

◆私が日頃お世話になっている「お礼状ブログ」の心月さんからの情報です。

経営者ネットワークを構築された秘訣をメチャ安価格で聞けるとか(汗)。

場所が名古屋で平日の夕方開催なので、私は参加できませんが、興味のある方はゼヒ!

実践営業塾主催 講演会
タイトル 【コネなし・金なし・時間なしから 女性が人脈を増やす法!】


詳細は上記リンク先からご覧下さい!


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この記事へのコメント
               
こんにちは。
コストパフォーマンスが高い本ですね。

内容も、実践したいものですね。

Posted by 独立起業家:こばやし at 2007年07月07日 12:08
               
とにかくコストパフォーマンス
が高いんですか!

ないよう凝縮な感じですね。

応援クリック!ぽちっ
Posted by 笑顔整体 健康の知恵袋:院長 at 2007年07月07日 17:06
               
smoothさん


こんにちは!
今回の1冊は、まさにコストパフォーマンスの高い1冊ですね。

相手の行動を促すことが大きなテーマである「コーチ」の視点でも、
なるほど!という箇所がありまくりでした。

あとは実践ですね(いつも言っているような気が・・・(汗))


Posted by 決断コーチ at 2007年07月07日 18:22
               
smoothさん、こんにちは!

ワタシもつい最近この本を読みました〜。
ちょっと嬉しいです☆
単行本とは思えないほど付箋をはりまくりました。

自分の成長をビジュアル化してがんばりたいと思います。
ちなみに今、ビジュアル化しているのは体重だけですが(汗)。
Posted by ニャロメ at 2007年07月07日 18:26
               
私のレベルが低いのでしょうか?
なんておめでたい本だとしか思えませんでした。
飴ちゃんやシール貼って嫌なことが出来るようなるなら、登校拒否や出社拒否はとうになくなっているような。
なんか人間をあまりにも単純視していて好感がもてません。
誰もがみんなAを入れたらBが出るわけではないでしょうし。
それでも名刺1枚1万円ぐらいのご褒美ならちょっとはやる気がでるかもしれません。
Posted by チョコスッキー at 2007年07月07日 19:24
               
smoothさん、こんばんは!

目次的にも最初の10ページがかなり惹かれますね。こんな時、アマゾンで立ち読みできたら…と思ってしまいます^^;

まだ見かけた記憶すらないので…アンテナ高くして探してきます〜^^;
Posted by 淺田 義和@創造マラソン at 2007年07月08日 01:14
               
お久しぶりです。
アマゾンのカートに¥1,500に満たない本
が入れてあったのですよ。
これが文庫本だということで、またまた
買ってしまいました。楽しみです。
Posted by hanta at 2007年07月08日 01:20
               
smoothさん、こんにちは。

この本は実践的、なおかつコストパフォーマンスが最高ですね。
後ほどトラックバックさせていただきます。
Posted by LuckyUS@フォトリーダー at 2007年07月08日 06:48
               
>こばやしさん

コレを文庫本で出した意義が正直よくわかりません(笑)。
単行本でもそこそこ売れちゃうでしょうに、ちょっともったいないような。

>院長サマ

元々、文庫本の書き下ろし、というビジネス書系では珍しい(?)スタイルなんですよ。
初めての石田さんの本としてもいいかも。

>決断コーチさん

ご無沙汰しております(汗)。
「コーチの視点」から見ても、良かったですか!
大ヒットも当然なんでしょうね。
実践は、私も・・・(汗)。

>ニャロメさん

付箋貼りまくり(・∀・)人(・∀・)ナカーマ(笑)。
ビジュアル化というか「見える形にする」のは大事ですよね。
私もブログのアクセス数をグラフにしようかしら(笑)。



Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年07月08日 11:48
               
>チョコスッキーさん

はじめまして。コメントありがとうございます。

>登校拒否や出社拒否
確かに本書は「ニーズ」や「メリット」の話はあっても、行動の「デメリット」の話はありませんでしたね。
まずは、ベクトルを上に向ける部分での施策を練らないといけないかもしれません。
「1万円名刺」並みの動機づけが出来れば不可能ではないでしょうが、現実問題として難しいお話ではありますよね・・・。

>淺田さん

この値段なら迷わずアタックです(笑)!
立ち読みに行く時間の値段がもったいない・・・って学生さんならあるのか(笑)?
そういう自分は、買いに行く時間を惜しむくせに、本屋で知らない本を漁るのが楽しみと言う(笑)。

>hantaさん

おぉ!お買い上げありがとうございます。
値段以上の価値はあると思いますよー。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年07月08日 11:58
               
>LuckyUSさん

トラバありがとうございます。
それにしても何で文庫本で出されたのか、未だに疑問です・・・。
鮒谷さん経由で聞いてもらおうかしら・・・?
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年07月08日 11:58