2007年06月30日
【読】読書や速読について考えてみる
【概要】
◆最近、小飼 弾さんの「怠翻 - 読書を一生の習慣にするための14の心がけ」という記事を発端として、読書や速読について考えさせられるエントリーが増えております。そこで、今回は、私なりに速読(小飼さんの足元にも及びませんが)法などについて考えてみようかと。
・・・純粋に本の記事を期待されている方、申し訳ございません(汗)。
内容:
1.速く読むということ
2.私の読み方
3.速読への3つのアプローチ
4.効果的な3つの作業
いつも応援ありがとうございます!
1.速く読むということ
◆まずは聖幸さんの記事から。「これを読んでおくと読書スピードが速くなる。自己啓発書編。ついでに知的生産編」
というわけで、土台となるような本をあらかじめ読んでおくと、速く読める、と。私が、なぜそれだけ本をたくさん読めるかと言うと、まったく未知の内容の本を読むことが少ないと言う点が挙げられます。
初めて読む本でも、ある程度は知っている内容の部分がある本を読むことが多いという事ですね。
これには同意。
土台になるような名著でなくても、私の場合似たような内容の本を、凝りもせず読むことが多いので、そういった類書系だとサクサク読めている気はします。
なお、上記の聖幸さんの記事には「王道中の王道」な本がたくさん紹介されていますので、自己啓発系、知的生産系の本がお好きな方は是非ご確認下さい。
◆私の場合、ビジネス書を読み始めたのが比較的最近(3年弱)なので、実はあまりこういった名著を読んでおりません(汗)。
何たって、ブログ始めるに当たって、最初に手にした(しかも元旦に買った(笑))のが、「インターネットを使って自宅で1億円稼いだ!」だもんなー。
アサマシイことこの上ないです(汗)。
◆そんな私でも声を大にしてオススメできるのが、この2冊。
キングベアー出版
Stephen R. Covey(原著)ジェームス・J. スキナー(翻訳)川西 茂(翻訳)
発売日:2005-06
この本、買ってから読むまで半年かかりました(・・・だって厚いんだもん)。
◆何度も人に薦められて、やっと読み始めたら、「モロはまった」という。
正直、買っといて読まないでいた事を後悔しましたね(マジ)。
◆こちらは当ブログではお馴染み(笑)。
タクラミ系の人なら必ず読んでいる一冊。
この本以上にコストパフォーマンスが高い本ってあるんでしょうかね?
◆次にこばやしさんの記事から。
「ビジネス書を速く読んで、成果にするには」
◆やはり関連知識は重要のようです。しかし、速読をしても、理解できなければ、意味がないので、基本的な知識を得ておくことが必要です。
そういう意味で、似たような知識を知っておくというのは、やはり有益ですね。
こばやしさんも、
とのことなので、おそらく土台はしっかりできてらっしゃるハズです。年間400冊ぐらいビジネス書などを読んでいます
◆自分の場合、「理解できなさそうな本は、基本的に手を出さない」ことが多いというか。
だから速く読める・・・ってある意味反則ですね(汗)。
ただ、たとえなんとなくわかったつもりで読めても、いざブログで記事にできないとなると、「結局自分は理解してないんじゃないか?」、という風には思っております。
2.私の読み方
◆上のお二人ほどではないですが、そこそこビジネス書を読んでいる私のやり方。(1)最初に、タイトル、帯、目次(小見出し)、まえがき、あとがきを読む
◆この辺は皆さんやってるハズ。まずここである程度、内容やそれに伴う所要時間のメドをつけます。
リアル書店ですと、これである程度「買うべき本」を決めてますね(実際の「本の選び方」はまたいずれ)。
(2)どこが大事なのかをチェックする
◆表現が難しいんですが、ただ「何となく読む」というよりかは、「付箋を貼る場所を探す」つもりで読みます。私の場合、ブログで記事を書くためにポストイットを貼りまくるわけでして、その部分を探すのが「主」で、読む(という表現でいいかは別として)のは「従」。
全然「主」の部分がない本ですと、いきなりターボかかります(笑)。
逆に大事なところだらけでも、結局鬼のようにポストイットを貼りまくって、記事にする時に、再度消化しながら読んでおりますが。
(3)フローに入る
◆上記の読んで付箋を貼る作業がのってきますと、俗に言う「フロー」の状態に入ります。(参考記事:「仕事に活かす集中力のつくり方」辻 秀一)
ほとんど本と自分の対話状態(笑)。
外界は関係ナシです(だから通勤電車の中でも落ち着くのかもしれませんね)。
日頃集中力がないと言われるワタクシですが、こと読書中は、集中しているのかもしれません。
◆自分は実際にやっていないので、例として適切かどうかわからないのですが、「大量に登録してあるRSSリーダーの見出しを読んでいる感じ」とでもいいましょうか。
見出しって、一応「見て」、そして読むかどうか「判断」してますよね?
あんな感じで、字だけは全部「読んで」います(上記のように付箋を貼る部分を探すため)。
3.速読への3つのアプローチ
◆私のやり方はさておき、今まで人から聞いたり本で読んで、「これってアリじゃん」と思った方法をご紹介します。なお、私の場合、一応、上記の通り、本に書かれている文字は、すべて目に収めています(フォトリーではないです)ので、あくまで「方法論のご紹介」ということで(笑)。
(1)太字中心で読む
◆これはビジネス書特有(?)のやり方かもしれませんね。著者が強調している部分を中心に読むやり方です。
私の場合、太字を意識していなくても、結局付箋を貼っているのは太字部分が多いので、コレでやってもやらなくても、結果は変わらない可能性も(汗)。
実際、「太字以外」と「太字」だったら、後者の方が重要なことは多いです。
そうでなかったら、何のために太くしてるのやら。
(2)新聞を読むように読む
◆「私は新聞読みません」という突っ込みは、とりあえずナシで(笑)。たとえ「新聞を読んでいます」という人でも、どのくらいの部分をどのくらいの時間をかけて読んでらっしゃるんでしょうか?
総文字数の半分以上読んでいる人は、ほとんどいないのでは?
◆例えば本でそれをやったら「読んでいない」ことになるんでしょうか?
自分にとって、必要(重要)な部分だけ読む、というやり方も、やはり「アリ」だと思います。
(3)読まない
◆もっとも速い速読法(と言えるのか(汗)?)は「読まないこと」ととある方から教わりました。それゆえ私は、ハズレ本を引いてしまうと、途中下車しているわけですが(笑)。
ただ、一般的に、商業出版されている本の場合、本のコンテンツとしての価値が、価格を下回るケースはほとんどありません。
途中まで読んで止めるのも手ですし、1冊の本から1箇所でも価値ある部分をみつけるのも、また、手かと・・・。
4.効果的な3つの作業
◆「ただ読むだけでなく、こうするといいよ」というお話。自分も実践しきれていないので、これまた人から聞いたり、何かで読んだことを知ったかぶって(笑)。
(1)一言で言い切る
◆自分が読んだ本について、他の人から「それってどんな本?」と聞かれたとき、ズバっとその内容を一言で言い切れるようにします。言い切れないなら、それは真の意味でその本を消化し切れていないということ。
逆に他の人がツボを突くように言い切っているのを聞くと、やられたと思いますね(笑)。
(2)数ヶ所引用してみる
◆上記のようにまとめきるのとは別に、「心に残ったフレーズ」や「目からウロコの内容」をメモっておきます。1冊1言でも構いません(ただ、通常は3〜4ヶ所程度が妥当かと)。
手帳のその日のページとかに書いて、ちょっとした時間に見直すと、効果がありそうですね。
もちろん、ブログに書くのも可です。
それを毎日続けたら、かなりの効果があると思いますよ。
追記(7/2)
(3)人に薦めてみる
◆オススメ本があった場合、その本の「どこがいいのか」「何でいいのか」「どういうメリットがあるか」等々を他人に話して薦めてみます。たとえいい本であることは自分でわかっていても、いざ他人に薦めるとなると「マジでいいんだから!」みたいなチカラ技になりがち(・・・って私の事?)。
そうならないよう、工夫してみるのが、これまたいい訓練になります。
ブログと違って目の前に相手がいる場合、その人に合わせて薦めてみるのもまた手ですね(笑)。
【感想】
◆いかがだったでしょうか?・・・というほど内容的に濃くも整理もできておりませんが(汗)。
私の場合、一番大事なのは「ブログの記事を書くこと」なので、本来、そこから逆算して読むべきなのだとは思います。
それなのに、琴線に触れる事例とかあると、二度でも三度でも読み返しているというアサハカさ(笑)。
ダメじゃん、自分(汗)。
◆本当の意味で「速く読む」のとは、違う内容が多かったので、小見出し等で期待して、ガッカリされた方がいらっしゃったらごめんなさい。
もちろん、速読教室に通うとか、フォトリーディングの講習を受けるのも手です。
ただ、そこまでやらなくとも、今回書いたようなことをちょっと意識するだけで、何となく速く読めるようになります(多分)。
【編集後記】
◆今日はこれからヨメ実家へお出かけです。休日出勤ができないと、記事を書くのにひと苦労。
というか、こういうダラダラ長い記事を書いて苦しんでいるので、自業自得ですね(涙)。
ご声援ありがとうございました!
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なかなか意義深いエントリを見つけたのでここにメモ。
ついでにコメント程度ではおそらく深掘りできないだろうから記事を書くことにした。
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フォトリー...
読書論(速読・多読含む)のまとめ【1R@個人システム.Wiz】at 2009年01月21日 13:41
この記事へのコメント
すごい力作じゃないですか。
このまま肉付けすれば十分一冊の本に
なるくらいの。(・ω・)/
このまま肉付けすれば十分一冊の本に
なるくらいの。(・ω・)/
Posted by ヨシザワ at 2007年06月30日 08:32
こんにちは。
わたしもほとんど同じような感じです。
読まない本を決めるのがポイントかなと思います。
ビジネス書の場合は、使わないともったいないなと、思います。
知識を行動に移す仕組みづくりをつくると良いですよね。
わたしもほとんど同じような感じです。
読まない本を決めるのがポイントかなと思います。
ビジネス書の場合は、使わないともったいないなと、思います。
知識を行動に移す仕組みづくりをつくると良いですよね。
Posted by 独立起業家:こばやし at 2007年06月30日 10:14
初めまして。
なべと申します。
私も読書や、速読について感心がありその手の本には目を通します。
しかし、いつも疑問に思うのが、「誰もが月に数十冊も本を読む必要があるのか?」と言うことです。これは自分自身への問いかけでもあります。
読書本やビジネス書を読むと「本を読まないと生き残れない」かの記述についつい「読まねば」と思ってしまう。
繰り替えしになりますが、例えば製造業のラインの人や、ラーメン屋に勤める人、が毎月何十冊も読まないと生き残れないのか
と思うのです。
ごく一部の人しか必要がない話なのか、ごく一部の人が実践するから成功者となっているのか、なぞとかんがえています。
なべと申します。
私も読書や、速読について感心がありその手の本には目を通します。
しかし、いつも疑問に思うのが、「誰もが月に数十冊も本を読む必要があるのか?」と言うことです。これは自分自身への問いかけでもあります。
読書本やビジネス書を読むと「本を読まないと生き残れない」かの記述についつい「読まねば」と思ってしまう。
繰り替えしになりますが、例えば製造業のラインの人や、ラーメン屋に勤める人、が毎月何十冊も読まないと生き残れないのか
と思うのです。
ごく一部の人しか必要がない話なのか、ごく一部の人が実践するから成功者となっているのか、なぞとかんがえています。
Posted by なべ at 2007年06月30日 10:42
smoothさん、こんにちは!
たくさん読んでいるうちに読む速度は早くなるみたいですね。
知っていることを読むのと、知らないことを読むのでは速度が変わってくるというのは実感できます。
その土台作りとしてたくさん読む=多読なら誰でも取り掛かれるとレバレッジリーディングの本田さんや、BBM土井さんなどはおっしゃっていますね。
本の選び方、は確かな人のオススメがいいかなぁと個人的には思っています。
ということでsmoothさん、今後もよろしくお願いいたします☆
たくさん読んでいるうちに読む速度は早くなるみたいですね。
知っていることを読むのと、知らないことを読むのでは速度が変わってくるというのは実感できます。
その土台作りとしてたくさん読む=多読なら誰でも取り掛かれるとレバレッジリーディングの本田さんや、BBM土井さんなどはおっしゃっていますね。
本の選び方、は確かな人のオススメがいいかなぁと個人的には思っています。
ということでsmoothさん、今後もよろしくお願いいたします☆
Posted by ニャロメ at 2007年06月30日 16:19
こんにちは。お〜っ,私もビジネス書の名著は読んでいなくて、しかも私が始めて読んだビジネス書はホリエモンの『100億稼ぐ超メール術」でした。そして「これで100億稼げる」とはとても思えませんでした。
しかし懲りずに買ってしまうのがビジネス書でございます。応援☆
しかし懲りずに買ってしまうのがビジネス書でございます。応援☆
Posted by meg at 2007年06月30日 17:26
7つの習慣はまだ読めてないですね^^;
影響力の武器はまだ途中です。
心理学の部分をうまく突いてますよね。
応援クリック!ぽちっ
影響力の武器はまだ途中です。
心理学の部分をうまく突いてますよね。
応援クリック!ぽちっ
Posted by 笑顔整体 健康の知恵袋:院長 at 2007年06月30日 21:57
>ヨシザワさん
肉付けも何も、ほとんど受け売りですから(笑)。
あと例の件、明日中にメールします(汗)。
>こばやしさん
読まない本というか、アマゾンアタックして、ついぞや読まない本が結構あります(汗)。
そして実は私にとってビジネス書を読むのは、あくまで趣味だというハナシも(汗)。
>なべさん
私が知ってる成功者で、ほとんど本を読んでない人もいます。
逆に本をたくさん読んでいても、成功者とは言えない人も世の中にはいます。
そもそも私の場合は、多読的なスタイルですけど、本質的に「趣味で」読んでいます。
このブログの一番最初の記事からちょっとだけ見ていただくとわかるように、私はそれまでガチガチの音楽人間でした。
単にCDがビジネス書に変わっただけです。
そういう人間もいる、ということで(笑)。
肉付けも何も、ほとんど受け売りですから(笑)。
あと例の件、明日中にメールします(汗)。
>こばやしさん
読まない本というか、アマゾンアタックして、ついぞや読まない本が結構あります(汗)。
そして実は私にとってビジネス書を読むのは、あくまで趣味だというハナシも(汗)。
>なべさん
私が知ってる成功者で、ほとんど本を読んでない人もいます。
逆に本をたくさん読んでいても、成功者とは言えない人も世の中にはいます。
そもそも私の場合は、多読的なスタイルですけど、本質的に「趣味で」読んでいます。
このブログの一番最初の記事からちょっとだけ見ていただくとわかるように、私はそれまでガチガチの音楽人間でした。
単にCDがビジネス書に変わっただけです。
そういう人間もいる、ということで(笑)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年07月01日 01:40
>ニャロメさん
土井さんも「好きで」ビジネス書を読んでいるそうですね(笑)。
あと、私のオススメについては、「1ヶ月に何冊買うのか」によって、若干変わってくるかもです。
万人にオススメ、というのはなかなか無いですし・・・。
>megさん
お!アサマシナカーマ(*・∀・)人(・∀・*)(笑)。
「メール術」にはこのブログで4回位言ったことで、「日報をメールで済ます」というなかなかスゴイやリ方があって、感動しました。
>院長サマ
「7つの習慣」はマジおすすめですよ!
「影響力の武器」は、私は枕代わりに使ってます(ウソ(笑))。
土井さんも「好きで」ビジネス書を読んでいるそうですね(笑)。
あと、私のオススメについては、「1ヶ月に何冊買うのか」によって、若干変わってくるかもです。
万人にオススメ、というのはなかなか無いですし・・・。
>megさん
お!アサマシナカーマ(*・∀・)人(・∀・*)(笑)。
「メール術」にはこのブログで4回位言ったことで、「日報をメールで済ます」というなかなかスゴイやリ方があって、感動しました。
>院長サマ
「7つの習慣」はマジおすすめですよ!
「影響力の武器」は、私は枕代わりに使ってます(ウソ(笑))。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年07月01日 01:46
smoothさん、こんにちは。
土曜日にこのネタを持ってきましたか。
考えが僕と一緒ですよ(笑)
土曜日にこのネタを持ってきましたか。
考えが僕と一緒ですよ(笑)
Posted by LuckyUS@フォトリーダー at 2007年07月01日 09:50
smoothさん、こんばんは!
色々と参考にさせていただきます。ありがとうございます。
> ●太字中心で読む
これは貧乏性の私には難しいです。つい「もったいない」と・・・。
色々と参考にさせていただきます。ありがとうございます。
> ●太字中心で読む
これは貧乏性の私には難しいです。つい「もったいない」と・・・。
Posted by 手文庫@ビジネス書で問題解決 at 2007年07月02日 00:27
>LuckyUSさん
いや、祭りに乗り遅れたくなくて(笑)。
LuckyUSさんのはよくまとまってますよね。
私のは何だか勢いで書いてしまったといいますか(汗)。
>手文庫さん
いや、私も太字以外も読んでますよ〜!
むしろ、太字じゃなくて付箋貼るところを見つけると、結構嬉しかったりします(笑)。
いや、祭りに乗り遅れたくなくて(笑)。
LuckyUSさんのはよくまとまってますよね。
私のは何だか勢いで書いてしまったといいますか(汗)。
>手文庫さん
いや、私も太字以外も読んでますよ〜!
むしろ、太字じゃなくて付箋貼るところを見つけると、結構嬉しかったりします(笑)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年07月02日 01:26
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