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2007年06月26日

【クリティカルエイジ】『頭の回転が50倍速くなる脳の作り方』苫米地英人




【本の概要】

◆今日は、「オウム真理教信者の脱洗脳を手がけマスコミでも話題になった」脳機能学者・計算言語学者の苫米地英人さんの新作をご紹介します。

・・・てか、今リンク貼ろうとしてサイトに飛んで初めて、昨日からアマゾンキャンペーンが始まったことを知りましたよ(マジ)。

『Dr.トマベチの「頭の回転が50倍速くなる脳の作り方」発刊記念期間限定アマゾンキャンペーン!!』

なにやら特典が4つ(「音声ファイル(全員)」「出版記念ライブ(抽選)」「出版記念ミニセミナー(抽選)」「苫米地ワークス(抽選)」もあるので、既に買ってしまった自分としてはある意味残念(涙)。


◆それはさておき。

本書の重要なテーマとなるのが「クリティカルエイジ」(脳の学習限界年齢)の克服。

例えば語学のクリティカルエイジは8〜13歳なため、大人になってから英語を学習するのは大変なのだそう。

また、あらゆる学習の場面においてクリティカルエイジは存在し、本書では、その克服を目指しています。

果たして本当に頭の回転が50倍速くなるのでしょうか?

人気blogランキングいつも応援ありがとうございます!




【目次】

第1章 脳を鍛えても頭はよくならない!
 〜最新!機能「脳」科学が解明した最速・超効率の学習法とは?〜

第2章 なぜ、大人になってから外国語を学ぶと上達が遅いのか?
 〜「英語脳のつくり方」に学ぶクリティカルエイジ克服法〜

第3章 ようこそダ・ヴィンチ・プログラムの世界へ
 〜誰でもできる加速学習プログラムのメカニズム〜

第4章 あなたの能力を50倍にする基本ステップ
 〜もっとも学習に適した「脳の作り方」「集中力のつけ方」〜

第5章 どんな試験でも最速で合格する脳の作り方
 〜「記憶力アップ」&「速読」トレーニング〜

第6章 最速で目標達成する「新しい脳」の作り方
 〜あらゆる問題解決、目標達成を可能にするIQアップ・トレーニング〜



【ポイント】

■クリティカルエイジとは?
⇒遺伝的に決まっているそれぞれの器官のそれぞれの発達年齢のこと

⇒言語であれば8〜13歳までに母国語としての習得が止まってしまう

⇒クリティカルエイジはあるが、それは克服できる


■「英語脳」のつくり方
⇒本質的には日本語の神経ネットワークを利用して英語を学ばなければいい

●やり方

日本語脳の活性化を抑える

⇒脳の中に英語のネットワークをつくる

予測させる(「ある単語の次にどの単語が来るか」など)


エルマンの説

⇒「次は何がくるかとう予測をしていく訓練をしていくと、名詞、動詞とかいう品詞別の区別を含めたネットワークができるようになる」


チョムスキーの説

⇒「脳は生得的にほとんど文法能力は持っていて、あとは言語ごとにパラメーター(設定)を調整するだけ」


●具体的トレーニング

⇒「日本語脳の活性化を抑える音源」を聞いてから、「英語のドラマを何度も繰り返して見続ける」

⇒字幕は絶対に出さない(日本語脳が活性化されてしまうから)

意味は状況に埋め込まれているので、視覚情報は意味理解上、きわめて重要

⇒文字を学ぶのは、全部予想できるようになってから(予想できるようになれば、文法は脳が勝手に憶える)

1日最低5時間、できれば12時間以上、これを3週間は続ける

抽象化訓練を行う


■抽象度を上げる
⇒そもそも学習とは1つ上の抽象空間(「ゲシュタルト」)をつくっていくこと

⇒言語で言えば「アー」「ウー」という音を出すところから、単語、文章というように一つ上の抽象空間をつくっている

⇒一つ上の抽象空間をつくり、他のありとあらゆる過去の人生の中でやってきた体験を新しい学習と結びつけると、圧倒的な速さで色々なことが学べるようになる

⇒今まで体験したことや学んだことを、きちんと抽象化できていれば新しい学習が圧倒的な速さでできるようになる


■加速学習をマスターするためのコツ
●過去の学習のネットワークの活性化を抑える

⇒経験があるスポーツのクセが、他のスポーツのマスターの邪魔になることも


●どのレベルまで抽象度を上げるか?

「過去に学習したもの」「新しく学習したいもの」とが共有する一つ上の次元(「リースト・アッパー・バウンド」)まで抽象度を上げる

⇒このリースト・アッパー・バウンド(LUB)を見つけ出すのが、もっとも効率のいい学習方法

⇒英語とスペイン語は言語族が近いので、LUBの抽象度が高くなく、結果ネイティブスピーカーになるのが難しくない(逆に、英語と日本語はLUBの抽象度が高いので、難しい)


■IQの高い「新しい脳」をつくるステップ
●リラックス状態をつくる

⇒IQとは「抽象度の高い空間に対して身体性を持って操作できるか」という能力

⇒ストレス状態というのは物理空間の臨場感なので、その臨場感を持ったままでは高い抽象度の臨場感は出ない

⇒リラックス度を高める方法の一つが「逆腹式呼吸」


●コンセントレーション

⇒とりあえず何か一つのことだけに意識を集中する

⇒そうすると残りは全部無意識状態になる

⇒脳が無意識状態になると、逐次処理している意識のボトルネックがはずれ、並列処理の超並列脳に変わる


【感想】

◆えー、スイマセン。

4章くらいまでまとめたところで、イッパイイッパイです。

てか、本の内容自体、かなり抽象度が高いので、それをさらに要約してしまうと、ブログ読んでいる方には良くわからないのではないかと(汗)。


◆なお、目次にもある速読の方法については、本書では恐ろしく簡単にまとめられちゃっていて、下手にそれをご紹介すると、私のまとめ方がラフ過ぎるとご指摘いただいちゃう可能性も。

というか、「超並列脳」の方であれば、2冊同時でも可能なんでしょうが(汗)。


◆同じく、最終章の「上級トレーニング」も、ワタクシの実力では、まとめるのが不可能な内容。

正直お手上げでございます(涙)。

詳しくは本書をご覧頂くしか・・・。

と言うより、本書で分からない人は、「コレ出なさい」ということなのかも(汗)。


◆ただ、英語を学習したい方にとっては、上記の『「英語脳」のつくり方』は参考になるのではないでしょうか?

私もかつて、短期英国ホームステイ時には、「日本語レス」を敢行。

日本人とも英語で会話し、いつも頭の中では英語でブツブツ言ってました。

途中から夢も英語版(字幕なし)で上映しましたし(笑)。


◆結局丸3ヶ月近く、全く英語のみで思考していたところ、そこそこ話せるようにはなりました。

ただ、その「英語脳」も帰国後すぐに行方不明になってしまったという(笑)。

学ぶのに要した労力に比べ、あまりにはかない結末に愕然ですよ。

まぁ、本書の教えに従うとしても、今のsmooth家は育児中心ですから、英語ドラマを見るにしても1日12時間どころか、5時間でもムリですが(涙)。


【編集後記】

◆最近気が付いたのが、ムスメのときに比べて、ムスコの写真を全然撮っていないということ。

二人目はよくそういう扱いをされると聞いていて、「ウチだけはそんなことは」と思っていたのに、いざ二人目が生まれたら、思いっきり「右へならえ」状態(汗)。

というわけで、昨日から急にバシャバシャ撮り始めました。

はてさて今後はどうなることやら・・・?


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この記事へのコメント
               
smoothさん、こんにちは!

こうなったら、ビデオ購入ですか(笑)。
それは、それで、不公平な気もしています。

でも、
前作を実践しようとして、
わたしも、壁にぶつかりました。

Posted by ニタ@「教えて会計」 at 2007年06月26日 08:29
               
smoothさんこんにちは。英語脳を作るトレーニングは極めて時間的な制約があるんですね。私はできるようになれるのでしょうか?無理な気がしてきました…
Posted by 週末起業サラリーマン at 2007年06月26日 09:08
               
smoothさん、こんにちは。

キャンペーンは残念でしたね。
僕のほうはキャンペーン待ちでした(汗)
セミナーのほうは一瞬で埋まった模様。

本書はえらく抽象度が高いようですね。
速読部分だけでも読みたいので買ってみます。

Posted by LuckyUS@フォトリーダー at 2007年06月26日 10:44
               
キャンペーン特典4つもあるんですね^^;
残念でしたねぇ。

抽象的な表現が多い本なんですね。
そういう本は紹介しずらいでしょうね^^;

応援クリック!ぽちっ
Posted by 笑顔整体 健康の知恵袋:院長 at 2007年06月26日 14:06
               
smoothさん、こんばんは!

英語脳の部分は目下最重点課題(汗)なので、興味シンシンで読ませていただきました。

英語で考える+日本語に触れない+それを続ける=英語ができるようになる、という図式は理解できますが、子持ちには実行がちとツライ・・・

とはいえ、たしかに英語シャワーを浴びていると、多少最近できるようになってきたから不思議です。本書を読んで更に精進ですね。
Posted by プチファイ!@今日僕が学んだこと。 at 2007年06月26日 17:24
               
英語をもっとマスターしたいので、勉強方法も考えないと、と思っていた時だったのでグッドタイミング。
海外ドラマを字幕なしで5時間ってのはきついけど、1時間くらいならやってみようと思います。


Posted by ビルダーナース at 2007年06月26日 17:39
               
smoothさん、こんばんは!

諸事情により(詳細は明日のブログ)金欠なため(汗)、まずは立ち読みだけ済ませてきました〜。

ちょうど英語に困りかけてきた頃だったので…参考にしてみます^^;
Posted by 淺田 義和@創造マラソン at 2007年06月27日 00:48
               
>ニタさん

苫米地先生の本は、私の場合どうも毎回消化不良に終わってしまうといいますか。
速読のせいだけじゃないと思うんですが(笑)。

>hikaruさん

とりあえず「日本語脳」を停止させれば、英語脳が作られると思いました。
日常生活との兼ね合いが難しそう(汗)。

>LuckyUSさん

セミナー埋まりましたか(汗)。
それだけファンが多いんでしょうね。
速読部分は、読んだら結構「え(汗)?」となりそうな・・・?

>院長サマ

最近、キャンペーンの前にリアル書店で買っちゃうことが多いんです(何故か)。
本書は内容的に高度すぎて、正直、紹介した記事としては不本意といいますか(汗)。

Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年06月27日 07:12
               
>プチファイさん

お互い子持ち同士、実践は難しそうです。
ただ、逆にこの際、お子さんと観るテレビ(DVD)も全部英語にするとか、家庭内会話も英語にする、という手もありますね。

>ビルダーナースさん

私はホームステイ中に、1度休みの日だかに、担任の先生と遊びに行って、朝から延々と英語で討論(?)してたら、夕方には気持ち悪くなりました(笑)。
5時間というのはそういうのを毎回やるのだと思うと、確かにキツイっす(涙)。

>淺田さん

淺田さんは英語使えるからいいじゃないですか(笑)。

それと「べつやく」お疲れ様(?)です。
でもグラフ内のフレーズも「らしく」してもらわないと、単なる「手書き円グラフ」ですよー。

Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年06月27日 07:19