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2007年06月17日

【元祖GTD】『「計画力」を強くする』加藤昭吉


「計画力」を強くする
講談社
加藤 昭吉(著)
発売日:2007-05-18
おすすめ度:3.5



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【本の概要】

◆おはようございます、smoothデス。

今日お届けするのは、先日ご紹介した「コロリ力」と同じく、手持ちの未読本が切れて、出先の知らない書店で買った一冊(笑)。

著者の加藤昭吉先生は、大学は文系なのに、PERTという新しい工程管理手法を紹介した論文で、1964年度日本土木学会賞と日本経営文献賞を受賞された方だそう(ってもう40年以上前ですね(汗))。


◆本書のテーマは文字通り「計画力」

今やビジネスの世界では、利益の源泉は物質的資本力ではなく、他との差異性を創造し、拡大できる力に代わってきています。この力こそ「計画力」です。したがってご自身の計画力をきちんと見直して一段と強化しないと、ビジネスの世界では生き抜くことはできません。「仕事のできる人」というのは、計画力のある人といっても過言ではないでしょう。

さて、アナタには計画力がありますか?



日帰りのつもりが、ヨメ実家に泊まってしまいました。
下書きをPHSから投稿しております(涙)。
コメントも今しばらくお待ち下さい。


【目次】

第1章 “計画力”とはいったい何か
第2章 あなたの計画はなぜ失敗するか
第3章 目的・目標をどう扱うか
第4章 目的・目標を実現する計画をどう作るか
第5章 プロジェクト・マネージャーに求められること
第6章 計画をどのように実行するか



【ポイント】

■計画が失敗する9つの理由(抜粋)
●計画の立案段階での理由

1.計画の目的・目標がはっきりしていない

⇒外国人の場合、何か行動する際には、目的意識がある

⇒日本人の口癖「とりあえず」

⇒この差は農耕民か、狩猟民かという歴史的生活背景によるもの

狩猟民・・・どんな場合でも目標がはっきりしていなくては、獲物を手にできない

農耕民・・・単位面積当たりに投入する労力と収穫の間にほぼ比例関係が成立するので、目的や目標をそれほど意識する必要がない


4.目先の問題解決を積み重ねただけの計画になっている

⇒日本的計画立案法は、当面の問題に一つずつ対応し、それを積み上げるやり方

⇒これだと部分的な成果は期待できても全体的な成果は期待できない

⇒オーストリア人のコリン・ロスは『日中戦争見聞記』の中で、「日本人は当座の間に合わせに終始する民族である」と看破

⇒キモは、「全体の中で部分を捉える」ようにすること


●計画の実行段階での理由

7.計画の勘所をはずしている

⇒海外の被災地に対する日本の救護物資の配給は「総花予算」的(予算に限度があるのに、重要度の強弱を無視して満遍なくばら撒いてしまう)

⇒上記のコリン・ロスの言葉・・・「日本人は(中略)常にすべてをしかも同時に望んでいる」

⇒私たち日本人は、あやゆることをきめ細かく管理することを「管理」だと思い込んでいる


■目的・目標を扱う3つのポイント
●計画の目的・目標を明確にする

●目的・目標と手段を取り違えない

●目標に期限を設定する


■計画立案のための5つのポイント(抜粋)
●複数の計画案を練る

⇒そのための思考法

「いろいろな要素を組み合わせる」「ものの見方を逆転させる」「ものの見方を反対にする」

⇒昔、カメラには物品税がかかったが、使い捨てカメラは「レンズ付きフィルム」にしたことにより、カメラではなくなり、物品税がかからなくなった


●計画案を正しく評価する

⇒人間は、将来のリスクを過小評価する一方、自分の能力や知識を過大評価する傾向がある

「自分の運転は、一般的なドライバーの平均以上だと思うか」という質問に、80〜90%もの人が「イエス」と回答


【感想】

◆なかなかまとめにくい本でした(笑)。

ただし、小見出しだけなら、上記にも「〜のポイント」とあるように、各章の最初にポイントがまとめられているので、そこだけ拾えばOK。

本書の場合、目次を見るだけで、書かれていることの大筋はすべて俯瞰できるようになっています。


◆これは裏を返すと、昨今の新書にありがちな(?)、「インパクトのある小見出し」とは正反対。

つまり、目次を見ただけでは「書かれている内容の概略」はわかっても、「どこが面白いのか」はわかりにくい、という(汗)。

結果、私も面白い部分を拾い出すのに、その部分が含まれている小見出しも(できるだけ(笑))明示するようにしてみました。


◆それにしても、本書が「講談社ブルーバックス」からではなく、他の煽り系(?)の新書シリーズから出たらどうなっていたことか(笑)?

おそらく小見出しは、「具体例の内容からつけられてしまったのではないか」、と危惧する自分。

例えば、『「使い捨てカメラ」がカメラになれなかったヒミツ』とか(笑)。

それ以前に、本書のタイトル自体が『破壊的に効果のある「計画力」のレシピ』みたいになってたりして(笑)。

(一応、帯には「計画技法の第一人者がズバリ指摘するあなたの計画が失敗する9つの理由」というキャッチが載っています)


◆なお、小飼 弾さんの書評にもあるように、本書の内容はGTDの原点とも言えるものですが、具体的に「あーやれこーやれ」と言ったTIPS集ではありません。

つまり、読んですぐに明日の仕事に使えるというという類の本ではないという事。

このブログで多用する表現としては「骨太」ということですね(笑)。


◆ただ、こういう知識があるのとないのとでは、後々大きな差がつきそうな気がする自分。

「読んで良かった」と日記(じゃなかった、ブログ)には書いておこう(笑)。


【トラバさせて頂いたブログ】

「人生をマネジメントする基礎体力●「計画力」を強くする」@フォトリーディング@Luckyになる読書道さん


【編集後記】

◆ムスメが「おえかきせんせい」に書いた猫の絵

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消しちゃってから「あ、おひげ描くの忘れた」とか言ってました(笑)。


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この記事へのコメント
               
smoothさんこんにちは。とりあえずっていっちゃいますね。ちゃんと目的意識をもって行動しないとだめですよね。
Posted by 週末起業サラリーマン at 2007年06月17日 12:20
               
手持ちの未読本が切れたんですね^^;

本読むペース速くなってそうですね。
応援クリック!ぽちっ
Posted by 笑顔整体 健康の知恵袋:院長 at 2007年06月17日 17:45
               
こんにちは。

会社の計画性のなさは大昔からなんですね(泣)

尊敬していた上司が、目的、目標、手段を教えてくれたとき、びっくりした覚えがあります。


Posted by タツ at 2007年06月17日 21:39
               
smoothさん、こんばんは!

この本も書店ではよく見かけた記憶が…。こういう内容の本だったんですね〜。

>破壊的に効果のある「計画力」のレシピ

むしろこのタイトルの方が飛びついた予感…(笑)。

PHS投稿、ご苦労様です…^^;
Posted by 淺田 義和@創造マラソン at 2007年06月17日 22:28
               
>hikaruさん

あら。日曜でも携帯から投稿してるんですか(笑)?
見習わなきゃなー。

>院長サマ

未読本は切れませんが、未投稿の記事が切れました(笑)。

>タツさん

本書を読むと、何となく、日本人の人種的な要因が大きい可能性があるのでは、と感じますね。
だからといって、今のままでいいことはないのですが。

>淺田さん

いや、ホントGTDというか、ライフハックというか(笑)。
ホントは繰り返し読みたい本です。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年06月18日 01:47