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2007年05月27日

【はがき道】「お客様の心に響く直筆三行はがき術」沼澤拓也


お客様の心に響く直筆三行はがき術
東洋経済新報社
発売日:2007-04
おすすめ度:5.0


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【本の概要】

◆おはようございます、smoothデス。

今日お届けするのは、久しぶりにカテゴリ「手紙・お礼状」に属する一冊。

自分が大好きなジャンルとはいえ、滅多に本が出版されないので、捕獲したら即ご紹介です(笑)。


◆著者の沼澤拓也さんが出すはがきの枚数は、何と年間6000枚(汗)。

これはもう自分と向き合う修行僧の域に達しているかと。

筆不精の人こそ必見デス(汗)!


【目次】

第1章 なぜ、はがきか
第2章 はがきが顧客をつないでいる
第3章 真心のはがきを作る役者たち
第4章 はがきが変化をもたらした―実践者たちの手記(1)
第5章 はがきの力を感じる時―実践者たちの手記(2)
巻末付録 お客様に「想い」を伝えるこの三行



【ポイント】

■はがきの良い点

⇒相手の都合で読むので精神的な負担が少ない

⇒メールにはない「表情」がある


■はがきは踏み絵?

⇒自分と継続的に関われる人は誰なのかを知る

⇒返事をくれるのは3割

⇒相手を思う気持ちを失うと、相手の心を動かすことは難しい(契約が欲しいと思って書いたはがきほど、その下心が相手に伝わる


■3つの試練

●見返りを求める気持ちに打ち勝つ

●楽したい気持ちに打ち勝つ

●契約への焦りに打ち勝つ


■実践的テクニック

●どんなはがきを使う?

⇒1面絵か写真の絵はがき(宛名は裏面の半分)

⇒絵柄面が横書きなら、宛名も横書きのもの(読みやすい)


●どんな絵柄(基準)?

季節感を大切にする

⇒送る相手や自分に関係のあるもの


●印鑑・スタンプ

落款を使うと、相手も捨てにくい

⇒自分の似顔絵スタンプというのもアリ


【感想】

◆久しぶりにポイントを列挙してみました(笑)。

これで出先からでも確認OK・・・ってそこまではしないか(笑)。

でも、確かに付箋は貼りまくりましたよ(「手紙オタク」なので)!


◆本書で言う「三行はがき」とは厳密に「三行で書く」というものではないそう。

ただ、本書のように絵はがきの半面に書くとして、挨拶文と結びの文を除けば、実質三行程度しか書くスペースはありません。

そしてこの三行に、何を「込める」かが問題。


◆沼澤さん曰く、「ここに書き手側の真意がチラチラ見え隠れする」のだとか。

つまり、ちょっとでも売り込みをかけたら、それはもう単なるDMにすぎない、と。

この辺は、他の「はがき・手紙」本と比べてもかなりストイックです。

(ちなみに、他の手紙関係の書籍については、カテゴリ「手紙・お礼状」をご覧下さい)


◆その結果、「はがきのやり取りだけで良好な関係」になって「相手から声をかけてもらえる」には、

私の経験からすると、最初のはがきを出してから、大体1年から1年半くらい、はがきのやり取りの回数で言えば5回〜6回でしょうか

ということになります。

思いっきり農耕型ビジネスのような(汗)。

・・・私のように売り込むものがないと、それでもいいんですが。


◆4章と5章では、実際にはがきを活用されている方の体験談が計10名載っていて、これはこれでかなりの説得力。

保険の営業の方が多いのは、私自身、Kさんの手紙で「落とされて(?)」保険に入ったことからも、ある意味当然かと。

実際、私も商品なんかよく調べないで、Kさんの保険に入っちゃいましたもん(笑)。


◆ポイントで出てきた「落款」は私も使ってます。



こんな簡単なものでも、押すとそれなりに雰囲気出るんですよ(笑)。


◆「巻末付録」フレーズ集は、そのまま使っちゃってもいいでしょう。

結局、本書で推奨しているのは、DMやセールスレターではありません。

「何を書くか」はあまり大事ではなく、「はがきを出しているか否か」が大事ではないか、と。


まずは実践あるのみ!

お客様の心に響く直筆三行はがき術
東洋経済新報社
発売日:2007-04
おすすめ度:5.0


【編集後記】

◆昨日、私の休日出勤中に、ムスメはヨメとホットケーキを作ったそう。

86a89480.jpg






ムスメの場合、「料理好き」なのか、はたまた「料理を食べるのが好き」なのか、ビミョウですが(汗)。

まぁ、どっちも好き、ということで(笑)。


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この記事へのコメント
               
smoothさんこんにちは。
ゴム印の落款なんかでも雰囲気でますでしょうか?
私も作りたくなりました^^
Posted by 週末起業サラリーマン・・・hikaru at 2007年05月27日 11:04
               
保険代理店の方の手紙は
感動の域にまで達してました。

私はマイフォント多用しまくり
ですけど。ヾ( ´ー`)

Posted by ヨシザワ at 2007年05月27日 15:44
               
沼澤拓也さんの本ですか。
もうかなり前ですが、
講演聴いたことあるんですよ。

まだバイトしてたりするころですから、
ほんとかなり前ですが^^;
そのときわけもわからず、
仲間内だけの懇親会にも参加しました。

はがきは内容はどうであれ、
まず出すことですね。

応援クリック!ぽちっ
Posted by 笑顔整体 健康の知恵袋:院長 at 2007年05月27日 20:02
               
>hikaruさん

私の落款は思いっきりゴムですぜ(笑)。
smooth父作のオーダーメイドです。


>吉澤さん

相手を契約させるだけなら、まぁまぁの手紙でもいいのでしょうが、それを口コミレベルになるまで仕上げたのが、例のKさんの凄いところで。
「見せて回るから送って」と言えば、喜んで送ってくれるかも(笑)。

>院長サマ

おぉ!院長サマスゴイですね!
私も機会があれば、講演を聴いてみたいと思ってたんですよ。
確かにこれこそ「実践あるのみ」ですよね!
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年05月27日 22:02
               
smoothさん、こんばんは
三行ですか、前に七行はがきというのがありました。知る人ぞ知るのDMの元祖さんです。あれを読んで感心したことがありましたが、三行だともっと短い、きっと付箋を貼りまくる濃さがあるんでしょうね。さっそくチェックしてみます。
Posted by マチスケ at 2007年05月27日 22:05
               
smoothさん、こんばんは!

いつの間にかタイトルに[タグ]入ってますね(笑)。はがき、出した経験ほとんどないです^^;もらうと嬉しいんですが、いざ自分から出そうとするとなかなか…となりますorz
Posted by 淺田 義和@創造マラソン at 2007年05月27日 23:09
               
>マチスケさん

>七行はがき

指摘されて思い出しました。
梅宮さんの本ですよね。
以前、ここでも紹介していたのに、上記カテゴリに入ってませんでした(汗)。
調べたらカテゴリ指定がどこにもされてなかったというアリサマ。
ありがとうございました!

>淺田さん

タグは気まぐれでつけたのですが、今日の記事に無かったので、急いでつけました(いいかげん)。

今の若い世代からみたらアナログでしょうけど、だからこそ効果があるんですよ(笑)。


Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年05月28日 07:17