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2007年05月16日

ヤバい経済学 [増補改訂版]


ヤバい経済学 [増補改訂版]
東洋経済新報社
望月衛(翻訳)
発売日:2007-04-27
おすすめ度:4.5



【本の概要】

◆おはようございます、smoothデス。

今日お送りするのは、いくつかのビジネス系雑誌で「2006年度のベストの1つ」と評された名著、「ヤバい経済学」[増補改定版]

(参考:「ヤバい経済学 」スティーヴン・レヴィット&スティーヴン・ダブナー (著)

それにしても、オリジナル本は「土井英司氏大推薦」の一声で、このブログでも読む前から売れましたっけ(遠い目)。

本書も8割方はオリジナルバージョンと変わりないのですが、それでも読みたいのがビジネス書オタクたるゆえんでございます(笑)。

161011追記:Kindle化されました!




【目次】

序章 あらゆるものの裏側
第1章 学校の先生と相撲の力士、どこがおんなじ?
第2章 ク・クラックス・クランと不動産屋さん、どこがおんなじ?
第3章 ヤクの売人はどうしてママと住んでるの?
第4章 犯罪者はみんなどこへ消えた?
第5章 完璧な子育てとは?
第6章 完璧な子育て、その2 あるいは、ロシャンダは他の名前でもやっぱり甘い香り?
終章 ハーヴァードへ続く道二つ
オマケ 『ヤバい経済学』増補改訂版での追加
『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』の『ヤバい経済学』コラム
『ヤバい経済学』ブログより


【感想】

◆前作(というかオリジナル本)では記事を書くときに珍しくネタバレに注意したのですが、アマゾンレビューでも他の方のブログでも結構普通に結論が書かれていて、自分の記事がちょっと滑稽に感じたということがありました。

それでも当時はGoogleさんには好かれていたため、そんな記事でも1ページ目に表示され、ずい分アクセスがあったのも今は遠い思い出(涙)。

この記事単独で「ページランク4」とか付いたので、調子に乗って経済学関係の本を出るたびに紹介してみたり・・・。

<本ブログにおける経済学関連の本の記事>

「まっとうな経済学」ティム・ハーフォード

転ばぬ先の経済学

「行動経済学」友野典男(著)

「経済学的思考のセンス」大竹文雄(著)


◆この[増補改定版]のオリジナルからの変更点は(細かい修正点を除けば)、大きく言って2つ。

1つは第2章の「ク・クラックス・クラン」に「聖戦」を挑んだ男のお話が、その後判明した事実に基づき、大幅に変えられています。

・・・事実と違っていた前作版の方が、話としては面白いんですが(笑)。


◆もう1つは、本の終わりに追加された「オマケ」

ここには、「ヤバい経済学」誕生のきっかけとなった、レヴィットを取材した『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』のダブナーの記事と、二人による同誌のコラム。

さらには『ヤバい経済学』ブログにおける書き込みが収録されています。


◆この「オマケ」部分で個人的に面白かったのが、

「ある教授が生涯をかけて自ら挑む人体実験」

「人が選挙に行く本当の理由」
(インターネットが導入されても投票率は上がらない可能性が)

「課税台帳から突然700万人の扶養家族が消えてなくなった理由」

「著者2人のGoogle本社での講演の模様」
(ヤフー!との違いとか(笑))

あたり。

ちなみに、論争を巻き起こした「中絶の合法化と犯罪件数低下の関連性」に対する批判記事への反論の部分は、マジで論文レベルゆえ、理解できませんでした。

(とりあえず、著者2人の説が正しいらしいということだけはわかった(笑))


◆このオマケだけでも120ページくらいあるので、熱烈な「『ヤバい経済学』ファン」は買っても十分楽しめます。

そこまで熱烈じゃない人は、図書館の順番待ちでも、立ち読みでも宜しいんじゃないでしょうか(笑)。

でもオリジナルをお持ちでない方は是非この機会に!

ヤバい経済学 [増補改訂版]
東洋経済新報社
望月衛(翻訳)
発売日:2007-04-27
おすすめ度:4.5


【編集後記】

◆昨日のに続いて、今度はであります。

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ムスメは基本的に、動物が好きみたいですね(笑)。


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超ヤバい経済学 【本の概要】◆今日ご紹介するのは、当ブログでも大人気だった、『ヤバい経済学』の続編。 「90年代のアメリカで犯罪が激減した原因は中絶」とか「相撲の八百長疑惑」等、前作はかなりの論議を巻き起こしましたが、本書もタイトルに「超」が加わった分、ヤ...
【ヤバ経再び】『超ヤバい経済学』スティーヴン・D・レヴィット,スティーヴン・J・ダブナー【マインドマップ的読書感想文】at 2010年09月27日 08:06
                               
この記事へのコメント
               
smoothさん、こんにちは!

まだ、初版本が、未読です(苦笑)。

それにしても、
ムスメさんは、スゴイですねぇ。
ウチの子は、
ポニーの乗馬体験の場所までは、だましだまし連れて行きましたが、
係員2名と両親と、大人四人がかりで説得しましたが、無理でした。
Posted by ニタ@「教えて会計」 at 2007年05月16日 07:52
               
smoothさん、こんにちは。

改定版まで買っちゃうなんてさすがビジネス書オタクですね。
私は以前の版も読んでないので、こっちだけ読もうかと思います。

Posted by LuckyUS@フォトリーダー at 2007年05月16日 10:12
               
見たことある表紙だなぁとおもったら、
改訂版なんですね^^;

改訂版の本を発行するっていうのもすごいですよね。

応援クリック!ぽちっ
Posted by 笑顔整体 健康の知恵袋:院長 at 2007年05月16日 14:46
               
お嬢様、大物♪
Posted by meg at 2007年05月16日 15:24
               
読まないのはヤバイ?というほど話題になっていた本なのに、いまだ読めておりません。
難しいのは苦手なので、本屋で少しずつ読み進めようかな。
買ったら最後、しまいっぱなしになりそうです・・・。

お嬢さん運動神経良さそうですね。
怖がらずに馬に乗れるなんて、将来の体育の成績が今から楽しみだー。
Posted by ビルダーナース at 2007年05月16日 18:34
               
smoothさん、こんばんは
この本が売れて似たようなタイトルが出ましたね〜。オマケがあるようですから前作より多少厚めになったんでしょうか?
でも買うかというと、んー考えるな(笑)。
Posted by マチスケ at 2007年05月16日 20:51
               
私も初版買ったのに
読んでませんでした。(^_^;)

ブックオフに売って改訂版を
買おうかな。ヾ( ´ー`)
Posted by ヨシザワ at 2007年05月16日 23:04
               
smoothさんこんにちは。ヤバ経思わず購入してしまいましたよ!しばらくこれになりそう。
Posted by 週末起業サラリーマン at 2007年05月17日 07:01
               
smoothさん、こんにちは。

初版を買おうかなっとずっと長引きしていたら、改訂版を書店で発見。まだ購入していない。

アマゾンアタックはかけません。明後日新幹線の車内で読む第一候補だから。
Posted by ryosuke-star at 2007年05月18日 23:49