スポンサーリンク

       

2007年05月11日

ジャック・ウェルチの「私なら、こうする!」


ジャック・ウェルチの「私なら、こうする!」
日本経済新聞出版社
斎藤 聖美(翻訳)
発売日:2007-04-20
おすすめ度:4.5


【本の概要】

◆おはようございます、smoothデス。

今日お届けするのは、ご存知、GE(ゼネラル・エレクトリック社)ジャック・ウェルチの最新刊。

世界中から寄せられた質問に対して、快刀乱麻に答えまくっているこの一冊。

質問部分を含めても、それぞれが長くて4ページで完結するのがあり難いです。

・・・コンビニの順番待ちでも読めますし(笑)。


◆アマゾンの「出版社からのコメント」にあった「ウェルチ語録の一部」より。

★出世したかったら、上司が賢く見えるようにしよう。
★どんな組織にも「ボス嫌い」という人種がいる。
★人材採用は直感に頼るな。M&Aは直感を重視せよ。
★ボスとして最高なのは、自分より優れた部下を持つこと。
★借金がないなら、大企業に就職するより起業しろ!

経営本が得意でない私でも、楽しく読み進められましたよ!




【目次】

第一部 ビジネス人生の歩き方

第二部 経営の原則と実践

第三部 リーダーシップ

第四部 同族会社という世界

第五部 グローバルな競争

第六部 勝つこと、負けること


【ポイント】

■優良企業でいやな上司の下で働くのと、業績の悪い会社でよい上司のもとで働くのと、どちらがいいか?

⇒業績の悪い会社にいるよい上司は、居心地のいいビロードの棺桶


■どうすれば人より早く出世して勝者になれるか?

⇒上司がその上の上司に報告できるようなものを提出する


■最高の人材が集まる会社になるには?

⇒次の6つの項目をクリアする必要アリ(抜粋)

●継続的な学習の場を社員に提出
●成果主義
●収益性が高く、成長を続けている


■会社の健全度を測る指標

⇒会社の規模に関わらず使うことができる3つの指標

●社員のやる気
●顧客満足度
●キャッシュフロー


■直感に頼っていいときとダメなとき

⇒「取引案件に関しては直感が当たることが多く、人を採用するとなると当たらないことが多い」という傾向アリ


■組織に不可欠な3つの要素

●やる気を起こさせるようなミッション
●明確な価値観
●厳格な評価システム


【感想】

◆実際に読んで頂ければ分かるのですが、ものすごくフランクな語り口で書かれているせいもあって、経営本だというのに(笑)、肩がこらずに楽しく読めました。

かつ、かなり深い内容がズバズバ書かれていて、これは結構得した気分(自分的には(笑))。


◆「訳者あとがき」にもあった、卒業間近の学生からの「大企業に就職すべきか、友人とのベンチャー立ち上げに参画するか迷っている」という質問に対するウェルチ氏の回答がふるってます。

「何を迷っているんだ!借金もない、扶養家族もいない、安上がりの生活に耐えられる今をおいて、いったい、いつリスクをとるんだ。考えるまでもないことだろう」

・・・いやはや何とも(笑)。


◆本書は『ウィニング 勝利の経営』の出版後に、全世界から寄せられた質問に回答する形式を取っているので、本当はこちらを先に読んでおくべきだった模様(汗)。

ウィニング 勝利の経営
日本経済新聞社
発売日:2005-09-13
おすすめ度:5.0

時間ができたらこちらも是非読んでみたいです(このブログの性質上、どうしても新刊優先なので(汗))。


◆アマゾンの目次に質問事項が全部列挙されていますので、気になる問いがあったら、そこだけでも読むというのもアリ。

「女性が昇進できない理由」とか「ウォルマートの何が正しいのか」のような、ちょっと答えにくいであろう問いもあるのですが、それらにキッパリ自分の考えを述べているウェルチ氏は、さすがだな、と。

結構おすすめ!


【編集後記】

◆最近、ムスコの画像なりイラストを期待されているフシがあるのですが、「まだネタとして熟していない」ので、もうちょっとお待ち下さい(笑)。

とにかくオッパイ飲むか、寝てるかのどちらかなもので・・・。

追記:ご挨拶がおそくなってますが、コメント頂いた方へのクリック巡回だけは済ませております(汗)。

人気blogランキングご声援ありがとうございました!

この記事のカテゴリー:「企業経営」へ

「マインドマップ的読書感想文」のトップへ

最近読んだ本 - livedoor Blog 共通テーマ

スポンサーリンク




               

この記事へのトラックバックURL


●スパム防止のため、個別記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。
●トラックバックは承認後反映されます。
                               
この記事へのコメント
               
smoothさん、こんにちは!

そう言えば、GE流のパクリは、あっちこっち日本の大企業で採用されてましたね。
本家ほど、うまく機能しなかったように思われます。
やっぱり、本家本元は、自分の頭で考えるだけに、きちんと時流を見ていたり、分析力が優れているんでしょうね。
Posted by ニタ@「教えて会計」 at 2007年05月11日 07:52
               
>コンビニの順番待ちでも読めますし(笑)

すごすぎ。

そんなときまで、本読んでるんですね。(^^;




Posted by ヨシザワ@手ガネ経営 at 2007年05月11日 08:39
               
こんにちは。

おもしろいですよね。
考え方が。

質問に、自分なりに考えてみるのも良いかと。
Posted by 独立起業家:こばやし at 2007年05月11日 09:28
               
smoothさんおはようございます。さすがジャックですね。大前さんが絶賛されるだけありますね。ゲットさせていただきます。
Posted by 週末起業サラリーマン at 2007年05月11日 10:04
               
smoothさん、こんにちは。

ウェルチ語録、さすがの一言ですね。
優れた経営者って意外にも直感を大事にしているという話は聞きますが
一歩踏み込んで直感が当る領域とそうでない領域があるというのが新鮮でした。

Posted by LuckyUS@フォトリーダー at 2007年05月11日 12:47
               
質問に回答する形の本なんですね。

質問自体がおもしろそうですよね。
もちろん回答もですが^^


応援クリック!ぽちっ

Posted by 笑顔整体 健康の知恵袋:院長 at 2007年05月11日 15:32
               
smoothさん、こんばんは!

神田さんの「あなたの悩みが世界を救う!」みたいな感じの装丁なんでしょうかね〜。

…そういえばまだ書いていなかった事を思い出す…(汗)。
Posted by 淺田 義和@創造マラソン at 2007年05月11日 21:45
               
ジャックウェルチさんの本は本当に
アメリカでも絶賛されていて、有名ですよね。
この本も良さそうですね。読もうかな!
Posted by イヴォンヌ at 2007年05月11日 23:07
               
こんばんは。
読んでみたくなりました。
週末、本屋に行こっと。

Posted by 藤間IM at 2007年05月12日 00:51