2007年04月27日
「IT達人の仕事術」ITMedia Biz.ID(編)
【本の概要】
◆おはようございます、smoothデス。今日お届けするのは、仕事術系の中でも特に、IT業界に携わる方々の仕事術に焦点を当てた一冊。
確かに「ライフハック」や「仕事術」には、今やITツールは欠かせませんので、これはある意味当然の流れかと。
この「IT達人の仕事術」では、お馴染み、橋本大也さんを初め、そうそうたるメンバーが登場されます。
果たしてどんな裏技が出てくるのか(汗)?
注:コメント欄解放しました(4/27 16:45PM)。
【目次】
情報収集術1「情報のわらしべ長者のススメ」「データセクション」橋本大也
情報収集術2「情報収集の一番の障害は時間」
「GIGAZINE」山崎恵人
情報収集術3「RSSリーダーの意外な利用法」
「ネットレイティングス」代表取締役社長 萩原雅之
情報収集術4「半クローズドの"SNS型"」
「ビーコミュニケーション」代表 加藤恭子
アウトプット術「アウトプットはエレベータトークを目指せ!」
「ガ島通信」運営者 藤代裕之
データ管理術1「すべての情報をデジタル化」
「日本経済新聞社」産業部編集委員兼論説委員 関口和一
データ管理術2「すべての情報をサーバに」
「産業技術総合研究所」増井俊之
データ検索術「さっきどこで保存したっけ?」
「IT戦士」岡田有花
情報処理術「忘れてしまったことは、重要ではなかったと割り切る」
「フィードパス」小川浩・西川敦子
時間管理術1「明日できることは今日やるな」
「2ちゃんねる」管理人・西村博之
時間管理術2「シリコンバレー発"日米をつなぐ"働き方」
「Blueshift Global Partners」社長 渡辺千賀
タスク管理術「すべてをメールに一元化」
前「ライブドア」代表取締役 山崎徳之
ボーナストラック「席にいなくたって仕事はできる!?」
「ITmedia Biz.ID」編集長 斎藤健二
【ポイント】
■気になったお言葉
●橋本大也さん「世の中で『こうだ』といわれていることの逆を書くときは特に気を使う必要があります。また、公開できない情報をインターネット上で書くと、結果的に絶対悪いことになるのが経験則でわかっていますから」
「ひらめきや感性も大切だとは思うのですが、多くの場合、どれだけ長く考えたかが、仕事の質を高めるものだと考えます」
●山崎恵人さん
「2ちゃんねるのショートカットキー関連のスレッドを教えられてのぞいたときも、知らないショートカットキーはありませんでした。もともとPDAユーザーだったので、ショートカットを知らないと仕事になりませんでしたので、Windowsでもショートカットをほとんど覚えてしまったのです」
●藤代裕之さん
「自分でRSSリーダーを使うよりも、『はてブニュース』を見てるほうが楽。これまでのインターネットは拡散する方向でしたが、これからは編集感が大事になってくるのではないでしょうか」
●渡辺千賀さん
「書くのには時間がかかります。話せば5分で終わることを30分かけて書き、時間を無駄にしていないでしょうか。電話だと短くて済むのは、相手の反応を見てインタラクティブに対応を変えることができるからですよね。それから、ネガティブなことはメールだと厳しく思われがちですから、苦情を言いたいときは対面か電話にすることも大事ですね」
●山崎徳之さん
「こんな風にメールを仕事のベースにする場合、重要なのは、自分の思考がついてこられるスピードでタッチタイピングができるようになることですね。キーボードを打つのが遅いと、どうしても思考が20%くらいは制限されてしまう。打つのが速くなれば、メールを積極的に活用できます。しかし、これにはやっぱり練習しかありません。
学生のときに、英語のテキストを片っぱしから打ちました。タイピングで大変なのは、"R"と"T"と"B"に、"Y"なので、その4文字をカバーできるようになればいいはずです」
【感想】
◆さすがにこの業界(?)で名前が知られている人たちを集めただけあって、非常に参考になりました。一人ひとりの仕事術もさることながら、複数の方が同じようなやり方を用いている場合、これはかなりの確率で美味しい方法のような。
◆例えば、「メールによる名刺情報管理」。
これは名刺交換したら、「相手のメールアドレス宛にメールを出しておく」ことにより、あとでGoogleデスクトップ等で検索して連絡先を探すことができるというもの。
その際、相手の社名と肩書を加える事により、かなり有効なデータベースとなります。
うーん、今度からやってみよう(笑)!
◆本のスタイル的にも、各人ごとに「デスクトップのスクリーンショット」「デスク周りの写真」「七つ道具」の画像があったり、「1日の基本的なタイムスケジュール」や「Q&A」があるなど、結構盛りだくさん。
純粋に「仕事術の本」というよりも、「デジタル系のライフハックの指南書」と考えた方がいい感じの、読みやすい内容です。
ITの先達のやり方を学びたい方に!
【編集後記】
◆スイマセン、これからちょっと病院(?)に行ってきます。(これも久々に予約投稿です)
コメントは夜遅くになるかと(汗)。

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>「メールによる名刺情報管理」
これは、一粒で二度おいしい作戦ですね。
たまに、メール頂くケースもあり。
昔、アウトルックに登録した手間を考えたら、ご挨拶メールのほうがむしろ早いですね。素晴らしい。
登録間違えたら意味ないし、探すのに時間かかったらバカみたいだし、たまってくると面倒なんですよね。
ひょっとして今日?なのでしょうか。
こちらまでワクワク、ドキドキです。
ライブドア、復活しましたか?
複数の方のを集めるというのはよい方法ですね。
g-mailも、連絡先にある個人アドレスをクリックするだけでその方とのやりとりが時系列で分かり、重宝しております。
応援☆
お久しぶりですm(_ _)m
この本もなかなか豪華ですね〜。これだけの仕事術が並んでいると、吸収できそうな部分もたくさんありそうです!
お久しぶりですm(_ _)m
この本もなかなか豪華ですね〜。これだけの仕事術が並んでいると、吸収できそうな部分もたくさんありそうです!
私のようなオンチが読んでもわかって勉強になるなら、是非読んで参考にしたいと思いました。
今やPCなしでは生活できないぐらいですものねぇ。
山崎徳之さんの話を読んでいて思ったのですが、
タイピングやショートカットなどのコマンド系を使って編集スピードあげるのはノリをキープできるのだろうな。と感じました。
>「明日できることは今日やるな」
を読んでみたくなりました(笑)
おもしろそうな発想です(^-^;
最近、色々な方のお話が分かる本ってお得だなぁと思うようになりました。この本もお得ですね。