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2007年02月20日

「あなたが年収1000万円稼げない理由」田中和彦





【はじめに】

◆おはようございます、smoothデス。

今日ご紹介するのは、いつのまにか(笑)第2弾が刊行されていた幻冬舎新書の1冊。

ラインアップを見ても、このブログにふさわしい(笑)のは、やはり本書でしょう(笑)。


◆著者の田中和彦さんは、元リクルートで「週間ビーイング」「就職ジャーナル」等の編集長を勤められた方。

本書のテーマである、「キャリア・デザイン」は、ビジネスマンであれば、皆、意識しておくべきことではないかと・・・(汗)。


【目次】
序章 「誰でもいずれは年収1000万円」時代が終わり、「給料氷河期」へ
第1章 「あなたにしか頼めない」と言われたことがあるか?
第2章 好きな世界が"ただの趣味"になっていないか?
第3章 会社にNOと言えるか?
第4章 自分自身を商品化できているか?
第5章 「夢は"いつか"かなえばいい」と思っていないか?
第6章 「横並びなら安心」だと思っていないか?
第7章 お金に潔いか?
第8章 変化を味方につけられるか?


【気になった点など】

■自分だけの「何か」があるか

⇒自分の「存在」を他と差別化する(希少価値があるものにする)


■「オンリーワン」の意味

⇒オンリーワンの存在というのは、必ずしも絶対的である必要はない

ある業界では当たり前の能力や技術でも、他のところではまったく別の価値を持つことがある


■職務経歴書を定期的にアップデートしよう

⇒転職とは関係なく、定期的なキャリアのたな卸しという観点から、プロフィールをまとめておく

⇒文字にして確認することで、自分の市場価値を客観的に見ることができる


■初対面でどれくらい理解してもらえるか

⇒自分をキャリア・デザインできている人ほど、初対面の挨拶や自己紹介が素晴らしい

「野球のボールカウントは何種類あるか?」(ヤクルトの監督就任時に野村克也氏が選手にした質問)


■「あなたの夢は何ですか?」

⇒とあるベンチャー企業での採用試験での質問

⇒以下、「その夢は何年後に実現できるか?」「その期限内に実現するとしたら何が必要か?」→「では、そのために今年何をしようとしているか?そしてそれは、うちの会社で働くことに合致するか?」と続く


■"熱"のない人間は成功者にはなれない

⇒何かを成し遂げる人間は"熱"を持っている

⇒"熱"を持つためのヒント

「当事者になる」・・・第三者的な立場から評論家のような発言をしないこと

「何事も前向きに考える」・・・チャンスを引き寄せる人は、圧倒的に悲観論者より楽天家

「"熱"のある場所に自らを持っていく」・・・"熱"は伝導するものだから"熱"のある場所に行くようにする


【読後の感想など】

◆タイトルの情報商材ばりの「あざとさ」(?)に比べると、極めて真っ当な内容でした。

あまりに真っ当すぎて拍子抜けする人もいたと思われ(笑)。

この辺は、まぁ「新書特有(?)のタイトル付け」と思って頂ければ良いかと(汗)。


◆ところで、本書で指摘されていて、今さらですが「確かに(汗)!」と思ったのが、都市銀行の名称

10年前は9行あった大手都市銀行の中で、今もまったく同じ名前の銀行は、何とゼロです。

10年前:第一勧業、富士、さくら、住友、あさひ、大和、東京三菱、三和、東海

現在:みずほ、三菱東京UFJ、三井住友、りそな、みずほコーポレート


私の大学卒業時は、都銀に行くのが一番の勝ち組だったんですけどね(遠い目)。

というか、私の大学時代の成績優秀だったクラスメイト2人は長銀に行ったんですが(汗)。


◆また、たとえ会社が消滅しなかったとしても、合併が行われた場合、ポストの数が減るのだけは確実。

それだけ競争も激しくなるわけですよね。

そういった意味では、転職なぞ考えてない方でも、こういった本を読んでおくのも良いかもしれません。

ただ、どうせなら、個人的にはこちらの本をオススメしたく・・・。

キャリア・コンピタンシー―新・知的ビジネス・スキル講座
日本能率協会マネジメントセンター
小杉 俊哉(著)
発売日:2002-05
おすすめ度:4.5
この記事にて多少紹介しています)


【編集後記】

◆コンビニで見つけて、つい買ってしまったのがコレ。


私の大好物の「靴と鞄の特集」っすよ(汗)!

・・・と言ってもヨメの手前、眺めてるだけなんですが(涙)。


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夢と行動のバランス【プログラマーの手文庫ブログ(ビジネス書で問題解決)】at 2007年03月29日 02:03
               
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この記事へのコメント
               
smoothさんこんにちは。私も来年度から新しい事業所で働くので、やや不安はあります。気になる一冊ではありますね!靴と鞄は私も大好きです。眺めるのが…(笑

Posted by 週末起業サラリーマン at 2007年02月20日 07:44
               
smoothさん、こんにちは!
私の場合、
会社のデザインと、自分のものが、ごっちゃになっていますね。
たまに、自分は自分で、もっと確立しなといけないとは思いますが。

Posted by ニタ@教えて会計 at 2007年02月20日 08:05
               
smoothさん、お早うございます。
ずっと、ブログを見させて頂いていたのですが
最近早く出社してることも初投稿させていただきます。
自分を見つめなおすと言うことはたたある
のですが、職務経歴書を作り直すというのは余りやりませんでした。
これを機会にやってみたいと思います。

Posted by doug at 2007年02月20日 08:33
               
う。タイトルにやられてしまいました。
なんでだろう(笑)。
サラリーマンでも「熱」を持って仕事をしないと面白くないんですよね。でも今は冷却中...

Posted by a_aji at 2007年02月20日 08:48
               
smoothさん、こんにちは!
熱を持つこと。伝導する。
なるほどー上手い!。
ととても納得しまいました(^-^;)
悲観論者よりも楽天的っていうのもとても納得です(^-^;)
という私は今年、初めての会社の年末調整なしの確定申告で申告書書き始める前まで弱気でした。数字怖っとか思って。(^-^;)

Posted by たなか@心レベル at 2007年02月20日 10:32
               
こんにちは。
わたしも、メルマガで紹介しました。
非常にまっとうですね。
わかりやすいですし。

Posted by ビジネス書:こばやし at 2007年02月20日 11:25
               
熱がある人って確かにですよね。
熱を持っているかいないかで、
パワーがぜんぜん違いますよね。
応援クリック!ぽちっ

Posted by 笑顔整体 健康の知恵袋:院長 at 2007年02月20日 13:27
               
smoothさん、初めまして。ランキング」から来ました。マインドマップを書いて友人が大学の国際法のテスト勉強をしていました、笑。
今回ご紹介されている本ですが、昨日本屋で立ち読みしていましたが、なかなか売れてますよね。隣のおっちゃんが買って行きました。題名がどぎついので買うならアマゾンで買いたいですね。
まぁよくありがちな、啓発本ですね。でもこういう本を読むと私はいつもなぜか熱くなります。本から熱を得る。これもさありなむです。
また訪問させていただきます。応援ポチ。

Posted by 西園寺(21世紀的恋愛) at 2007年02月20日 15:13
               
smoothさん、こんにちは!
第二弾の一覧見ると、確かにこの本が一番読んでみたくなりますね^^;
まずはブログ上に履歴書ぽいのを書けるようにしてみようかな、と考えています。

Posted by 淺田 義和@創造マラソン at 2007年02月20日 15:54
               
こんばんは!
私が退職するときの年収は350万円
でした。(≧▽≦)
あのまま勤めていたら年収1000万円に
なっていたんでしょうか。ヾ( ´ー`)

Posted by ヨシザワ at 2007年02月20日 18:56
               
smoothさん、こんばんは
>オンリーワンの存在というのは、必ずしも絶対的である必要はない ある業界では当たり前の能力や技術でも、他のところではまったく別の価値を持つことがある
これには納得です。
業界の常識を疑えという言葉もありますが、まさにこれですね。このテーマだけでも深く掘り下げていくことができますね。

Posted by マチスケ at 2007年02月20日 19:28
               
smoothさん、こんばんは!
目次を見るだけで、自己チェックできますね。・・・私は全然です。

Posted by 手文庫 at 2007年02月20日 23:45
               
smoothさん、こんばんは!
私ならば、店頭で表題を見たらスルーしそう(汗)な本作ですが、中身はオーソドックスなんですね。
「最近の新書にありがちなタイトルつけ」なのでしょうが、これは逆効果な例なのでは?なーんて思ってしまいます。
履歴書の件はまさにそのとおりですね。私は信頼の置ける人材バンク系の方と定期的に面談することにしていますが、とっても効果的ですよ。

Posted by プチファイ!@今日僕が学んだこと。 at 2007年02月21日 01:18
               
こんにちは。
いや、確かにこのタイトルはあざといですね。
でも幻冬舎は販促のほうがあざとかったりして。

Posted by タツ at 2007年02月24日 14:09