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2006年12月22日

「すぐに稼げる文章術」日垣 隆


すぐに稼げる文章術
すぐに稼げる文章術

【はじめに】

◆おはようございます。

再び未読本の山に埋もれつつあるsmoothデス(汗)。

折角、大掃除で事務所を片付けたのに、元の木阿弥。

だいたい、お正月は家族と過ごすので、読書も難しいというのに(涙)。


◆さて。

今日お届けするのは、幻冬舎新書の第一弾シリーズから最初に目をつけた一冊。

今回もまた、速攻で聖幸さんに紹介されてしまったので、ほとぼりが冷めるのを待ってました(?)。

というか、ほとぼりが冷めすぎて、波に乗り遅れたヨカン(汗)。
【目次】

第1章 「どう書くか」より「どう読まれるか」
第2章 「初級編」こんな悪文を反面教師に
第3章 「中級編」実務文はこう書けば生まれ変わる
第4章 「上級編」ネットで生き残る智恵
第5章 発想の訓練法
第6章 こうすれば稼げるQ&A
第7章 文章で稼ぐための必読33冊


【気になった点など】

■読者に立ち止まってもらいたいときには、文章の中で疑問をなげかけるのが効果的

(参考までに、本のタイトルで「なぜ」と付いているのがどれ位あるか、調べてみました(笑))


■書評が満たさねばならない要素

★以下のどちらかの要素を満たす必要がある

●本を買いに走りたくなる

●エッセイ自体がおもしろい



■面白い文章を書くための訓練として、悪文を批評してみる

⇒良いもの、悪いものをそれぞれ5つずつ挙げ、そう思った理由を言語化してみる


■作文・エッセイと論文の違い

⇒作文やエッセイには、個性才能が必要

⇒論文にはが必要


■読者層を想定して書く

⇒プロであれば、7種類程度

⇒プロでない場合でも、少なくとも3種類の読者を想定する

●身内の読み手など、自分に興味をもっている人

●上司や取引先

●意地悪な人


(これに加えて、●専門家、●高校生や子供など、まったく予備知識がない人を含めればなお良い)


■面白い文章とは?(作家・井上ひさし氏)

●一見くだらないことは真面目に書く

●難しいことは易しく書く

●易しいことを深く書く

●深いことをおもしろく書く


・・・まさに言いえて妙(汗)。


■物事を「得意だ」と言えるかどうか

60%の力だけで完成させられるかどうかが分かれ目


■美しい日本語とは?

⇒読み手の呼吸のリズムに合うかどうかが大事なのでは?

(それを確認する方法として、完成原稿を、編集者に渡す前に、早口で読み、人に聞いてもらう

⇒「〜です。〜です」のように、同じ文末を2回連続で続けない


【読後の感想など】

◆ウチのブログでも人気の日垣さん。

さすがにこの本も読みやすかったです。

かなりサクサク読みまくり(笑)。


◆しかし、付箋の数はかなり多かったです。

まぁ、私も毎日ブログをシコシコ書いている人間として、学ぶべき点が多かったですから、ある意味当然かも。


◆本の内容的には、文章術的な面はもちろんのこと、プロデュース的というか、自分の立ち位置みたいなものも、再考させられました。

私は何のために書いて、何を目指しているのか・・・。


◆ちなみに、本書の中で「何かでお金を取ろうと思ったら、目安として最低1万時間はやり続けなければならない」という一節がありました。

私の場合ですと、1つの記事を書くのに約2時間弱

画像貼ったり、リンクつけたり、トラバ打つ相手を探したりするのを合わせれば、2時間半〜3時間はかかっています。

コメントしたりしているのでまぁ1日3時間としても、この計算だと9年以上かかることになるわけでして(汗)。

タイトル通り、「すぐに稼げる」ようになるのはいつの日か(笑)。


◆ここで「文章書いて食って生きたい」という方のために、耳寄りの情報が(汗)。

実は、本書の第6章の「こうすれば稼げるQ&A」

この部分は、日垣さんの有料メルマガ読者(ライターさん)相手に行われた講座での質疑応答が元となっているので、「稼ぐ」という意味で、かなり実践的なんですよ。

「自分を売り込むコツ」ですとか、「どんな営業努力が仕事に結びつくか」ですとか、とてもシロウト向けではありませぬ。

この部分を読んだら、確かに「稼ぐのが目的」の人でも満足かも(笑)。


【トラックバックさせて頂いたブログ】

「俺と100冊の成功本」さん
「想感」ブログさん


【編集後記】

◆今日はここでも本のご紹介を。

弘中 勝サンの超・硬派メルマガ、「ビジネス発想源」が、ついに書籍化されました!

そう、リアルで私に会った人は大抵購読を勧められている(笑)あの「発想源」デス(笑)。

アイデアひらめく『ビジネス発想源』 PR・マーケティングセンスの磨き方・鍛え方
アイデアひらめく『ビジネス発想源』 PR・マーケティングセンスの磨き方・鍛え方

まだ予約段階なので、私も読んだわけではありませんが、あの弘中さんの本、しかもあの「ビジネス発想源」の本なのですから、悪いわけがないでしょう(キッパリ)


◆実は、ワタクシ、以前この「ビジネス発想源」のバックナンバー(小冊子形式)を、それ相応(汗)のお値段で買いましたが、これがメルマガそのままの非常に高いクオリティでした。

ただ、商業出版ではなかったため、このブログでご紹介することが出来なかったという(涙)。

しかも、メルマガ自体も基本的に非公開(先日のまぐまぐの規約改変により、何らかのサンプルを出すことが義務付けられる前は、完全非公開だった)のため、いいネタがあっても、紹介できなかったんですよね。

今回書籍化された中には、きっと私がピンときたネタがゴロゴロあるはず!

非常に楽しみです!


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 07:16
Comments(14)このエントリーを含むはてなブックマーク

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この記事へのコメント
               
smoothさんこんにちは。日垣さんの本は読んだのですが、なんも残っていなかったことにびっくりです。復讐させていただきました。発想元書籍化ですか!買いですね。
Posted by 週末起業サラリーマン at 2006年12月22日 07:47
               
smoothさん、こんにちは!

9年ですか、遠い目ですね。
私の場合、半分以下ですから、倍の18年はかかりますね。
文章力は身に付けたいですね、やっぱり。
Posted by ニタ@教えて会計 at 2006年12月22日 08:16
               
おはようございます
井上ひさしさんの言葉は、
私か勤務していた事務所の所長が
セミナーの度に我々に言ってました。

会計事務所なのに(^o^;)
Posted by ヨシザワ at 2006年12月22日 09:00
               
こんにちは。
わたしも、このところ、本が大量に増えてきています。もちろん、読みますが。

わたしも、本書を昨日紹介しました。

これで、すぐに稼げるとは思いませんが(笑)、読みやすいですよね。
Posted by こばやし at 2006年12月22日 10:58
               
むつかしい話をやさしく面白くは、私も目指す所です!!!



Posted by 齊藤 正明 at 2006年12月22日 12:26
               
smooth様こんにちは。
かなり良さそうですね。
書評についてのくだりなど、まさに
●本を買いに走りたくなる
●エッセイ自体がおもしろい
このブログそのものではないですかっ。

はぁ---読みたいけれど、実は

私のもとには(今日の記事冒頭に書きましたが)
またまたウッカリな理由で
あと何冊か分からない本が
アマゾンから続々送り込まれております。
年末の物入りな時期に何という事態に---。
Posted by meg at 2006年12月22日 14:11
               
smooth様追伸です。
本日の記事文中で、このブログをリンクさせていただいています。勝手にすみません。
事後報告で失礼いたします。

Posted by meg at 2006年12月22日 14:13
               
smoothさん、こんばんは
幻冬舎新書といえば先日ご紹介頂いた橘さんの本、とても面白かったです。
私のところでも本棚に収まりきらず、棚の上に積み上がっています。暮れには思い切って処分することも考えておりますが・・
Posted by まちすけ at 2006年12月22日 21:43
               
smoothさん、こんばんは!

ほとぼりが冷めすぎた人、ここにもいます(笑)「考えないヒント」もまだ紹介してないしな〜…。

最後のQ&A、いい勉強になりますよね〜。インタビュー形式のとか、こういうの好きです。
Posted by 淺田 義和@創造マラソン at 2006年12月22日 23:40
               
おはようございます。
ああっ、間違えてました。
今日の記事冒頭ではなく、このコメントのリンク先に書いた理由からでした。
いつか買おうと思う本は、ウィッシュリストとかがいいんでしょうか??
よく分からなくて「とりあえずカート」に入れちゃうんですよね。気がついたら今までのを一挙に注文していたみたい・・・・。ひゃあ〜。
Posted by meg at 2006年12月23日 07:16
               
連続コメントで失礼します。

>まさに真理なのですが、フツウはそれができないんですよね(涙)。

  そうなんですよね〜。

  でも、金次郎参りをすると、なんか
  できそうな感覚にはなるから不思議です。
Posted by 齊藤 正明 at 2006年12月23日 08:16
               
こんにちは。

私も、好きです日垣さん。

いろんな人をばっさばっさと切っていて、人事ながら夜道は大丈夫かと、心配になってしまいます。
Posted by タツ at 2006年12月23日 16:26
               
こんにちは。
予告どおり紹介しましたね。

日垣さんの本、初めて読んだのですが、おっしゃるとおり、読みやすかったです。
ほんと、サクサクでした!

応援ポチッと

Posted by 藤間IM at 2006年12月23日 17:18
               
smoothさん、こんばんは!
> ●意地悪な人
というのは、そんな人に突っ込ませない
ような内容にしよう!ということでしょうか。
意地悪な人については考えたことがありませんでした。
Posted by 手文庫 at 2006年12月26日 01:28