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2006年11月29日

「千円札は拾うな。」安田佳生


千円札は拾うな。
千円札は拾うな。

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【はじめに】

◆おはようございます。

先日、とある人に性格診断(?)をやってもらったところ、「どう考えても堅い職業をやってる人とは思えない」と判定されてしまったsmoothデス。

自分でもウスウスそういう気はしていましたが、他人にズバズバ言われてしまうと、ちょっと悲しかったり(笑)。

どんまい、自分(笑)!


◆ところで。

今日ご紹介するのは、今さら感アリアリの大ベストセラー。

完全に読む機会を逸していたのですが、「訳あって」と言うか、「課題図書」(?)として購入いたしました(汗)。

最初は仕方なく読んでいましたが、なかなかこれは・・・(笑)。


【目次】

1章 成果を生み出す「時間」のとらえ方―時間の常識はゴミ箱へ
 勤勉は悪、努力は報われない
 残業をやめれば給料は増える ほか

2章 利益をもたらす「お金」の上手な使い方―お金の常識はゴミ箱へ
 経営とは買い物だ
 「お金は血と汗と涙の結晶」という考えを捨てる ほか

3章 大成する「いい男」「いい人材」の見抜き方―人を見る目の常識はゴミ箱へ
 男性アイドルの頂点は髪型でわかる
 変化値は捨てられるものの量で決まる ほか

4章 トレンドを捨て、「本質」を貫く考え方―常識を捨てる勇気ある決断
 即決にこそ、価値がある
 大きいことはもはや安定ではない ほか


【気になった点など】

★パラダイムシフト?

◆本書を読んでいて、従来常識と思われることに、疑問を呈している部分が多いことに気がつきました。

というか、小見出しが狙ってます(多分)。

「残業をやめれば給料は増える」ですとか「優秀な人材には仕事をさせない」なんて、小見出しだけで先が読みたくなる自分(笑)。


◆ただ、これについても、結論部分として、それぞれ

■残業をやめて仕事時間を半分にすると、やみくもに頑張るのではなく「頭を使う」ようになるから

■優秀な人材には、暇な時間を与えると「考える」ことに時間を当てて、必ず新しいものを生み出すから


と言った理由があるわけですね。

納得納得。


◆また、特にビジネスにおけるパラダイムシフトについて

■ビジネスは、頑張って努力して100メートルを9.5秒で走るより、全く別の方法で100メートルを5秒で移動した者が勝つ世界なのだ

■「常識」から外れたものはすべて「非常識」と思いがちだが、現実はそうではない。常識と非常識の周りには、どちらにも属さない「常識外」という未知の可能性満ちあふれている


というのは、なかなか言いえて妙かと・・・。


★お金の使い方、他

◆ここからはサクサクと抜粋で参ります。

■社員の決済能力を向上させるコツは、社員がプレッシャーを感じる額の決済をさせるということだ。

■投資としてもっとも確実なのは「人材」と「情報」、そして「ブランド」である。


⇒なぜこの3つに投資することが最も有効なのかというと、何十倍、何百倍という投資効率を生み出す可能性があるのは、人材と情報、そしてブランドだけだから

人が生きていく上で必要なのは、お金そのものではない。必要なときに必要なお金を作り出すことのできる能力を身につけることである。

■決断と判断は似ているが決定的に違う点がある。それは、判断には正解があるが、決断には正解がないということだ。

⇒「やるかやらないか」というときは、それが新しいものならやり、「今やってることを続けるか続けないか」というときは、それが今までずっとやってきたことなら辞める

■よく言われているように、起業するから、独立するから、リスクが生じるのではない。どんな人生の、どんな状況においても、私たちはリスクと無縁ではいられないのである。


【読後の感想など】

◆えー、意外なことに(?)、以前私の周りで言われていたほど「アレ(汗)」ではなかったデス(笑)。

実際、最初の方の章で書かれている内容は、結構自分好みだったり(関係ないですか(笑))。

ただし、後半の一部の章(笑)はほとんど付箋がつきませんでした。

・・・って、目次で検討つきますよね(笑)?

やはりこの辺は、「好み」の問題なのかも(「その章のおかげで売れた」、という話も聞いていますし)。


◆最初の部分で書いたように、本書では基本的には、従来の考え方や常識に対するアンチテーゼと言うか、発想を転換することの重要性をうたってます。

もちろん、今まで色々な著者が色々な書物で言われていたこととかぶる部分も多いのですが、最近ではこの本が圧倒的に売れているかと。

その辺は、小見出しを含め、「タイトルの勝利」なのかもしれません。


◆ただ、個人的にはtenサンの記事のコメント欄ニタさんが書かれているように、改めて「神田昌典さんは偉大だ」と思いましたね(笑)。

同じようなことを言うにしても、かなりノウハウチックですし、もっと実践的。


◆もっとも、逆に起業家や経営者以外の方にとっては、必ずしも神田さんほど実践的である必要はないのも事実。

そういう意味では、タイトルもですが、むしろ「狙ったマーケットの勝利」なのかもしれません・・・。

何はともあれ、「研究課題として、非常に面白かった」と日記には書いておこう・・・(笑)。


【トラックバックさせて頂いたブログ】

「教えて会計」さん
「10倍ブログ(自己啓発編)」さん


【編集後記】

◆今朝はムスメの寝言で目が覚めました。

いえ、大声とかじゃないんですが、何となく(汗)。

それでその内容・・・。

「・・・ムニャムニャ・・・ホニャニャリ(意味不明)・・・ぷりきあ!」←ここで私は完全に覚醒(笑)。

おそらくプリキュアのことなのかと(汗)。


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千円札は拾うな。(2006/01/20)安田 佳生商品詳細を見る 少し前からきになっていた本です。 千円札を拾う価値が本当に自分の時給と比較して本当??.
千円札は拾うな。【hobo-sickboy-】at 2008年04月26日 06:27
                               
この記事へのコメント
               
smoothさんおはようございます。この時間の更新は私的にはうれしいです。ブログコアタイム(笑
この本は狙ってますよね!狙いすぎてちょっと違和感を覚えましたが、視点という意味では面白い本でした。PINGの件ですが、お察しのとおりです。
Posted by 週末起業サラリーマン at 2006年11月29日 07:46
               
smoothさん、こんにちは!

TBで、変だな、と思ってましたが、
ホントに、このタイミングの紹介は珍しいですね。

>投資としてもっとも確実なのは「人材」
>と「情報」、そして「ブランド」である。
これは、岡本さんも、税金がかからない投資だとおっしゃってましたね。

本人も忘れていた、コメント欄を、掘り起こして、紹介いただき、ありがとうございました。

Posted by ニタ@教えて会計 at 2006年11月29日 08:28
               
こんにちは。

安田さんの本は、好き嫌いがあるようです。

そこはそれで置いておいて、自分がどうかが肝心なような気がします。
Posted by こばやし at 2006年11月29日 10:27
               
お、珍しいですね。
しかしタイトルだけで、しばらくは売れ続けそうですね。ボクも読んでないので、サルベージに励みますw
Posted by ぼうや at 2006年11月29日 11:48
               
こんにちは。

脳が冴える。。は、こちらで書評を読んだので購入した次第です。

安田さんの本は、書店で気になりましたが、ご指摘の通り読んだほんとかぶる点多く、買いませんでした。

実践的な噺よりも、意表をつくタイトルの法が受けるという指摘、納得納得。

PS.ランキングのリンク切れ、ご指摘ありがとうございました。おかげで、ランキングは奈落の底へ。。。

Posted by タツ at 2006年11月29日 12:09
               
だっはっは。堅い方は、テキトー手帳買いませんから (^^)

smoothさんは、それほど安田さんの本に食指が動くワケではなかったですよね。確か。

課題図書だったんですか。

タイトルの面、私は、全く気づきませんでした〜。


>私の場合、画面に何も出てないんですが(汗)。でもいきなり寄生虫が動き出したら泣く!

  そんなん無いですから (^^;)

  私が一人でしゃべってるだけです。

  作動しない原因分かりました。
  半角スペースが1個余計に入ってたみたいで、
  作動しなかったみたいです。 m(_ _)m



Posted by 齊藤 正明 at 2006年11月29日 12:18
               
連続コメントで失礼します。

わーい、鮒谷さんとマイミクしてもらっちゃいました〜。


smoothさん、ありがとうございます。

ミーハーな私をお許し下さい。
Posted by 齊藤 正明 at 2006年11月29日 12:49
               
結構面白そうな本ですね。
smoothさんの書評を読んでいるだけで、考え方にたくさん共感できました。
それを実現し、維持するのはまた別のコツがあるのかもしれませんが・・・。  
Posted by ビルダーナース at 2006年11月29日 14:24
               
こんにちは!

なんだか「空気嫁」的な
書評ですね。

ホントは
「これって、Yキューブの
求人案内じゃないの?」ってこと
ですか?(^^;

(はっきり言いすぎですかね。
それも全然伏せ字になってないし)
Posted by Yoshizawa Accounting Office at 2006年11月29日 17:28
               
>ビジネスにおけるパラダイムシフト
面白いですね。
抜き去りの思考をやめて
先回りの思考ということでしょうか。
Posted by まちすけ at 2006年11月29日 22:43
               
smoothさん、こんばんは!

この本、立ち読み「すら」してなかったです(汗

小見出し、これだけの範囲があると、
好き嫌いの差も出てきそうですよね〜。
Posted by 淺田 義和@創造マラソン at 2006年11月29日 23:30
               
これはタイトルがすごくインパクトありますよね。

そうかぁ・・・私なんかこういうタイトル見るとつい売れてる本だからおもしろいのかなぁとか思っちゃう素人なので・・・

でもそういう人も多いのかもしれませんよね(笑)
Posted by イヴォンヌ at 2006年11月29日 23:30
               
この千円札の本は
良く売れたみたいですね。

どこも平積みでした。

smoothさん、勘違いしていますね。
宅建、ちゃんと落ちたのですよ。(笑)
Posted by 栗原敏彰 at 2006年11月29日 23:32
               
smoothさん、こんばんは。

この本は、比較的早い時期に読んだと思います。
激しく頷ける部分と、そうでない部分のギャップが大きかったように記憶しています。

必要なところだけ自分のものに出来れば、それでOKではありますが。

そうそう、勝手にリンク張らせていただきました。これからもよろしくお願いします!
Posted by funコーチ at 2006年11月30日 00:06
               
smoothさん、こんばんわ!

千円札。
多分見つけたら拾ってしまうと思います(^-^;)

ムスメさんの、寝言。想像したらとても可笑しいですね。かわいい。

AquaMini、今日気づきました(遅すぎですね)
この魚は、カージナルテトラでしょうか。

我が家にも、何年も生きているのがいます。こういう動きを見てると落ち着きますねー。
Posted by たなか@心レベル at 2006年11月30日 00:29
               
smoothさん、こんばんは。

おお、珍しいチョイスですね。「課題図書」というあたりが実にアレな感じで好きです。

ご紹介の項目あたりはそれなりにナルホドと感じますが、タイトル・見出しの狙った感が、私の生理的には受け付けませぬ・・・

ベンツとか餃子とフレンチとか。

最近はああいう狙った感が「編集者の勝利」とかもてはやされているのでしょうか?

私にはパ○リにしか思えないのですが。
Posted by プチファイ!@今日僕が学んだこと。 at 2006年11月30日 00:34
               
娘さんプリキュアの夢みてたんですかねぇ^^;

寝言って面白いですよね。ぽちっ
Posted by 笑顔整体の院長 at 2006年11月30日 01:36
               
久しぶりに書き込みます!

>堅い職業をやっているとは思えない
面白いですね。
そのギャップがステキです。

この本、以前に読みましたが、
この記事を読み、内容を思い出させてくれました。ありがとうございます。
パラダイムシフトを起こさねばです。
Posted by 孤独な狼 アキヒロ at 2006年11月30日 04:35
               
この手のタイトルに関しては
「やだもんね、その手にのらないものね」と
かたくなな自分があるせいか?
まだ読んでいません。
でもsmoothさんの書評を読んでいたら
読みたくなりました。
それにしてもかわいいですね、お嬢さん。
うちの子たちもよく寝言にポケモンの名前が出てきます。
Posted by meg at 2006年11月30日 04:56
               
smoothさん、こんばんは!
目次だけを拝見すると、どこがタイトルと絡むのかなと思ってしまいました。『男性アイドルの頂点』って。結構気になります。
Posted by 手文庫 at 2006年12月01日 23:54