2006年11月21日
「成功するロングテールのつかみ方」山崎潤一郎
公私ともにイッパイイッパイ(汗)。
◆さて。
今日は久々に(?)ロングテール関係を。
本の内容的にも厚さ的にも、かなり読みやすい一冊です。
【目次】
第1章 インターネット上に現れた「ロングテール」ってなに?
第2章 テールの部分だけで勝負する「復刊ドットコム」の奮闘
第3章 ロングテールには宝の山がたくさんある
第4章 ロングテールを可能にするアマゾンのすごい仕掛け
第5章 「検索サイト」から「広告代理業」に―グーグルはロングテールの申し子
第6章 ブログの力でロングテールビジネスを実現
第7章 ウエブ2・0的な手法「マッシュアップ」に注目!
【気になった点など】
◆本書で紹介されている「ロングテール的なサービス」が面白かったので、今回はそちらのご紹介を。
もちろん本書内においては、詳細な説明があります(笑)。
■復刊ドットコム
●「絶版本」の復刊を会員のリクエスト(100票以上)に応じて、出版社に要請。
●オンデマンドの受注生産方式なのでリスクは少ない。
●ただし出版社から復刊されても独占販売ができない場合は、利益にならない。
■Weblio(ウェブリオ)
●ネット上に存在するフリーの辞書、辞典、専門用語データベースといったものを、水平横断的に一度に検索できるサイト。
●セールス・ビジネス関係のサイトがあらかじめ除かれているので、調べものに便利。
●さらなる認知が得られるまでは広告を入れない(アマゾンアフィリエイトを除く)予定。
■芸能証券
●一般のブログで語られている芸能人の話題を株価に見立てて、独自の分析方法で算出したチャートを表示。
●今後伸びそうな芸能人が予想できる(のか(笑)?)。
●テクノラティと提携しており、純粋に「ブログで話題になっている」データだけがピックアップされている。
●現在は、広告とアフィリエイトだけだが、将来的にはコンテンツ課金も目指している。
■スマッチ
●リクルートが運営しており、最終的には「住宅情報ナビ」や「フォレント」に誘導することが目的。
●サイト内では面談を経たブロガー達(約70人)が「住まい」に関する記事を独自に投稿している。
●月間100万PVを達成するものの、リクルートのサイトへの誘導はまだ上手く行っていないよう(直接商品を販売していないサイトの弱み)。
■ぷーちなび犬本
●「ぷーちなび」という犬のコミュニティサイトの書籍部門。
●2006年3〜5月に行われた「Amazonアソシエイト・プログラムコンテスト」入賞サイト。
●3000タイトル以上の犬に関する書籍やDVDを取り扱っている。
●「もしアマゾンがウェブサービスの提供をやめてしまったら?」というリスクはある。
【読後の感想など】
◆本の紹介というより、単なるサイトの紹介になってしまいました(汗)。
ほとんど備忘録。
いや、これらのサイトやサービスの考え方は面白いですし、そのままでなくても応用は色々利くと思います。
「自分だったらこうするね」みたいな妄想がいつかでっかいビジネスになるのかと(笑)。
◆実際、YouTubeだって、ここまで人気を博するとは皆思わなかったハズです。
「キャッシュポイントがない」と言われながらも、見事に(?)高値でGoogleに買収されたのはお見事というか。
◆最初に本書を書店で見かけたときは、「扱うネタに対して本の厚さが薄いのでは?」と思ってスルーしてました(笑)。
ただ、後日手にとって中を見たところ、「経営者のためのウェブ・ビジネス入門」という副題で読者を限定しているためか、ロングテールの用語やサービスの細かい説明ではなく、ロングテール「ビジネス」にフォーカスしていたんですよね。
私は上記の「ウェブリオ」ですとか、「スマッチ」のところを読んで、「これは買っておいたほうが良いかな」と判断した次第。
「ロングテールはもういいよー」という方にも、一度ご覧頂きたいですネ!
【編集後記】
◆最近のムスメのお気に入り。

陶器の食器のおままごとセットです。
ミニチュアサイズですから、実際に食卓で使ったりとかはできませんが、陶器なので、落としたら当然割れます(汗)。
一緒に遊ぶときも結構ハラハラドキドキ(笑)。
ご声援ありがとうございました!
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この記事のカテゴリー:「マーケティング」へ
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◆さて。
今日は久々に(?)ロングテール関係を。
本の内容的にも厚さ的にも、かなり読みやすい一冊です。
【目次】
第1章 インターネット上に現れた「ロングテール」ってなに?
第2章 テールの部分だけで勝負する「復刊ドットコム」の奮闘
第3章 ロングテールには宝の山がたくさんある
第4章 ロングテールを可能にするアマゾンのすごい仕掛け
第5章 「検索サイト」から「広告代理業」に―グーグルはロングテールの申し子
第6章 ブログの力でロングテールビジネスを実現
第7章 ウエブ2・0的な手法「マッシュアップ」に注目!
【気になった点など】
◆本書で紹介されている「ロングテール的なサービス」が面白かったので、今回はそちらのご紹介を。
もちろん本書内においては、詳細な説明があります(笑)。
■復刊ドットコム
●オンデマンドの受注生産方式なのでリスクは少ない。
●ただし出版社から復刊されても独占販売ができない場合は、利益にならない。
■Weblio(ウェブリオ)
●セールス・ビジネス関係のサイトがあらかじめ除かれているので、調べものに便利。
●さらなる認知が得られるまでは広告を入れない(アマゾンアフィリエイトを除く)予定。
■芸能証券
●今後伸びそうな芸能人が予想できる(のか(笑)?)。
●テクノラティと提携しており、純粋に「ブログで話題になっている」データだけがピックアップされている。
●現在は、広告とアフィリエイトだけだが、将来的にはコンテンツ課金も目指している。
■スマッチ
●サイト内では面談を経たブロガー達(約70人)が「住まい」に関する記事を独自に投稿している。
●月間100万PVを達成するものの、リクルートのサイトへの誘導はまだ上手く行っていないよう(直接商品を販売していないサイトの弱み)。
■ぷーちなび犬本
●2006年3〜5月に行われた「Amazonアソシエイト・プログラムコンテスト」入賞サイト。
●3000タイトル以上の犬に関する書籍やDVDを取り扱っている。
●「もしアマゾンがウェブサービスの提供をやめてしまったら?」というリスクはある。
【読後の感想など】
◆本の紹介というより、単なるサイトの紹介になってしまいました(汗)。
ほとんど備忘録。
いや、これらのサイトやサービスの考え方は面白いですし、そのままでなくても応用は色々利くと思います。
「自分だったらこうするね」みたいな妄想がいつかでっかいビジネスになるのかと(笑)。
◆実際、YouTubeだって、ここまで人気を博するとは皆思わなかったハズです。
「キャッシュポイントがない」と言われながらも、見事に(?)高値でGoogleに買収されたのはお見事というか。
◆最初に本書を書店で見かけたときは、「扱うネタに対して本の厚さが薄いのでは?」と思ってスルーしてました(笑)。
ただ、後日手にとって中を見たところ、「経営者のためのウェブ・ビジネス入門」という副題で読者を限定しているためか、ロングテールの用語やサービスの細かい説明ではなく、ロングテール「ビジネス」にフォーカスしていたんですよね。
私は上記の「ウェブリオ」ですとか、「スマッチ」のところを読んで、「これは買っておいたほうが良いかな」と判断した次第。
「ロングテールはもういいよー」という方にも、一度ご覧頂きたいですネ!
【編集後記】
◆最近のムスメのお気に入り。

陶器の食器のおままごとセットです。
ミニチュアサイズですから、実際に食卓で使ったりとかはできませんが、陶器なので、落としたら当然割れます(汗)。
一緒に遊ぶときも結構ハラハラドキドキ(笑)。

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この記事へのコメント
smoothさん、こんにちは!
>復刊ドットコム
これは、メジャーになりそうですね。
場合によっては、これ専門の印刷会社もでてきそうです。
印刷は、ホント安くなりました。
ネット経由で、入稿とかすると、かなり安くなります。
>復刊ドットコム
これは、メジャーになりそうですね。
場合によっては、これ専門の印刷会社もでてきそうです。
印刷は、ホント安くなりました。
ネット経由で、入稿とかすると、かなり安くなります。
Posted by ニタ@教えて会計 at 2006年11月21日 07:46
ロングテールという言葉自体、初めて聴いたっす〜
Posted by 齊藤 正明 at 2006年11月21日 07:47
いまさらジローなロングテール本をsmoothさんがご紹介されるわけがあると思いましたがそういうことだったんですね。おいしそうです。鈴木さんの新作はすでにいただいちゃいました!実はSEMとセットで購入しちゃったんです。やちぱりよかったです。ありがとうございます。
Posted by 週末起業サラリーマン at 2006年11月21日 08:33
こんにちは。
こういう本も出てきていますね。
本家の『ロングテール』を読んだほうが、もしかしたらよいかもしれませんね。
こういう本も出てきていますね。
本家の『ロングテール』を読んだほうが、もしかしたらよいかもしれませんね。
Posted by こばやし at 2006年11月21日 10:29
>復刊ドットコム
いいですね〜。何度、絶版で泣いたことか。そういう人がけっこういっぱいイルと言うことですね。
いいですね〜。何度、絶版で泣いたことか。そういう人がけっこういっぱいイルと言うことですね。
Posted by ã¼ãã at 2006年11月21日 12:45
こんにちは。
流行り言葉をうまく繋げたタイトルですね。
でも分かりやすそうな内容です。
流行り言葉をうまく繋げたタイトルですね。
でも分かりやすそうな内容です。
Posted by タツ at 2006年11月21日 12:52
スマッチは知らなかったです。
リクルートもいろんなことやっていてコロコロ変わりますしねー。
どういう活用ができるかちょっと研究してみます。
ありがとうございます。
ウェブリオも使えそうですね!
陶器のおままごとセットなんて・・・。
時代は変わりましたね〜。
ほしいですぅ。
でもままごとで遊ぶだけにして、現実は誰かにご飯作ってほしいなぁ。
リクルートもいろんなことやっていてコロコロ変わりますしねー。
どういう活用ができるかちょっと研究してみます。
ありがとうございます。
ウェブリオも使えそうですね!
陶器のおままごとセットなんて・・・。
時代は変わりましたね〜。
ほしいですぅ。
でもままごとで遊ぶだけにして、現実は誰かにご飯作ってほしいなぁ。
Posted by ビルダーナース at 2006年11月21日 14:23
こんにちは!
復刊ドットコムなんて言うのが
あるんですね。
でも私の本が絶版に
なりませんように(T T)
復刊ドットコムなんて言うのが
あるんですね。
でも私の本が絶版に
なりませんように(T T)
Posted by Yoshizawa Accounting Office at 2006年11月21日 17:14
ほんとキャッシュポイントどこにかくれてるかわからないものですね。
どういうものでもどこかしらそういうポイントを隠し持ってるものなんでしょうね。ぽちっ
どういうものでもどこかしらそういうポイントを隠し持ってるものなんでしょうね。ぽちっ
Posted by 笑顔整体の院長 at 2006年11月21日 22:14
smoothさん、こんばんは!
Weblio以外、全く知りませんでした(汗
新しいサービスとか色々好きなので、
こういった本で
ロングテールビジネスも学んでみます。
Weblio以外、全く知りませんでした(汗
新しいサービスとか色々好きなので、
こういった本で
ロングテールビジネスも学んでみます。
Posted by 淺田 義和@創造マラソン at 2006年11月22日 00:06
smoothさん、こんばんは!
「復刊ドットコム」はいいですねぇ。早速チェックしました!
「復刊ドットコム」はいいですねぇ。早速チェックしました!
Posted by 手文庫 at 2006年11月22日 01:17
smoothさん、こんばんは。
先日は私のブログまでお越しいただきありがとうございました!
実は、「あり血」繋がりでしたね^^
今回紹介されていたサイトは全く知らないものばかりでした(汗)。
どうも歳を取る度に、取り残されている感が・・・
先日は私のブログまでお越しいただきありがとうございました!
実は、「あり血」繋がりでしたね^^
今回紹介されていたサイトは全く知らないものばかりでした(汗)。
どうも歳を取る度に、取り残されている感が・・・
Posted by funコーチ at 2006年11月22日 03:28
こんにちは、著者の山崎です。
私の本をご紹介いただきましてありがとうございます。
ご意見やご感想を参考にしながら、今後も、役立つ本を出したいと思っておりますので、よろしくお願いします。
私の本をご紹介いただきましてありがとうございます。
ご意見やご感想を参考にしながら、今後も、役立つ本を出したいと思っておりますので、よろしくお願いします。
Posted by 山崎潤一郎 at 2006年11月24日 12:14
>山崎潤一郎様
コメントありがとうございました。
個人的に好きなジャンルでしたので、楽しんで紹介させて頂きました。
今後ともよろしくお願いします。
コメントありがとうございました。
個人的に好きなジャンルでしたので、楽しんで紹介させて頂きました。
今後ともよろしくお願いします。
Posted by smooth@マインドマップで読書感想文 at 2006年11月24日 23:46
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