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2006年09月30日

「だから、部下がついてこない!」嶋津良智


だから、部下がついてこない!
だから、部下がついてこない!

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【はじめに】

◆おはようございます。

・・・じゃなくてもう「こんにちは」ですね(汗)。

寝坊した上に、今までヨメを実家に送り出していたsmoothデス(汗)。

「週末いくらでもネットできるのに、今やらなくてもいいでしょ(怒)?」と言われてしまいましたがな(涙)。

確かにその通り(笑)。

この記事を投稿後、コメント頂いた方にはご挨拶にも伺いますので、今しばらくのお待ちを(汗)。


◆さて。

今日ご紹介するのは、個人的にはあまりご紹介していないマネージメント系の一冊。

ただ、このブログでも何度か触れていますが、自己啓発的な部分もありますので、幅広く応用できそう!


【目次】

第1章 できる上司の「思考」のルール
 部下を動かそうと思うのは、大きな間違い
 部下の行動のカギを握るのは「目的」と「目標」
 イメージできない計画は、永久に達成できない
 「実行」のともなわない計画は、無意味である
 人生最大のリスクはチャレンジしないこと
 電車が遅れたのは、じつはあなたの責任だ

第2章 できる上司の「仕事」のルール
 仕事をするなんて、上司じゃない!
 「忙しい」という部下を疑いなさい
 本当に大切な仕事は、二割しか存在しない
 最高の結果を出したいなら、まず最悪の状況を考える

第3章 できる上司の「コミュニケーション」のルール
 部下の相談に乗ってはいけない
 部下のフォローができなきゃ上司じゃない
 上司はよきコーチであれ
 部下を平等に扱うな

第4章 できる上司の「部下育成」のルール
 「KKDマネジメント」には限界がある
 部下を育てる褒め方・叱り方
 魔法の行動管理ツール「Z型フォーマット」

第5章 できる上司の「組織」のルール
 部下に叱られて組織は強くなる
 組織のまんなかに「理念」を置く
 上司は情報にフィルターをかけるな
 組織を変えたければ、まず自分が変われ

付録 できる上司が日常で行なっている「当たり前」のこと



【気になった点など】

◆本書は、非常にタメになる点が多いので、今回はひたすら列挙させて頂きます。

●「目的と目標は違う」

「目的」・・・「何のために、なぜやるのか」という行動の理由

「目標」・・・「いつまでに、何を、どうする」という手法

∴目的と目標が明確であれば、行動は明らかに違ってくる


●行動は徹底してこそ意味がある

∴実行度、実行率を上げ、徹底することこそ、競合他社との差別化を図る一番のコツ


●電車が遅れたのは、じつはあなたの責任だ

⇒車両事故を起こしたのは鉄道会社でも、「遅れないだろう」と決め付けて電車に乗ったのは自分

⇒美容院でヘンな髪型にされても、その美容院を選択したのは自分

∴何事も最終的な責任は常に自分にあるという「自己責任」の意識を持つことが大事


●部下に仕事を与えるポイント

5W2H(いつ、どこで、何を、誰が、なぜ、どうやって、いくらで)

QQCDR(質、量、コスト、期日、ゴール)

∴これらの項目をキチンと伝え、部下と上司で共通認識をもっておく


◆ホントは、他にも「アドバイスする前にいいたい魔法の言葉」ですとか、魔法の行動管理ツール「Z型フォーマット」とかあるんですが、かなりネタバレに近いので自重します(汗)。


【読後の感想など】

◆私がピックアップした点が特にそうのかもしれませんが、結構「しごとは、かけ算。」に近いテイストです。

いわゆる「自己啓発」と言うんですか。

向こうが「自分の成長」なら、本書は「部下の成長」

ただ、目指す方向は同じなんでしょうね。


◆また、本書でなるほどと思ったのが「たとえ」の上手さ。

例をあげると「目標」と「目的」のお話では、こういう「たとえ」がありました。

「ボートを漕いで、3日以内にある島へ到着しなくてはならない」という「目標」があるとします。

・ところが島に到着する寸前で嵐に見舞われ、スタート時点まで戻ってしまいました。

・この場合「3日以内に島に行く」という「目標」だけしかありませんから、再挑戦する人はほとんどいないでしょう。

・しかし、たとえば「妻と子供が残虐な男に捕らえられていて、3日以内に島に行かないと殺されてしまう」という「目的」があれば違います。

・このように、人は目的と目標が揃った時、初めて自主的に、かつ粘り強く行動するようになります。


・・・なるほど(笑)。

勝手にヨメとムスメが捕らえられている図が脳裏に浮かんだ自分(笑)。


◆なお、著者の嶋津さんご自身は、かつては部下の前で叫びまくったり、ゴミ箱を蹴っ飛ばしたりするような上司だったとか。

そういうスタイルのマネージメントをおやりになっている方だったら、きっとこの本を読んで方向転換できると思います。


◆逆に部下がいない(笑)私のような人間は、単純に自分の能力向上のために読まれるとよいでしょう。

何たって鮒谷周史さん「アニキ」と慕うお方ですから。

オススメ!

だから、部下がついてこない!
だから、部下がついてこない!


【編集後記】

「ヨメの居ぬまに」ではないですが、今夜は夜遊び時代の仲間と酒の席があります。

結婚式の2次会に来てくれた面子は、ほぼ100%がそういう「夜遊び&音楽系」だったんですよね。

DJだとか、シンガーだとか、ダンサーだとか。

まぁ皆さん、本業がおありなんで、プロというわけではないですが。


◆ムスメが生まれる前のワタクシは、そういう方面に生息しておりました(汗)。

今考えると「別の世界」みたいですね(笑)。

もっとも、向こうが、「1日1冊ビジネス本を紹介している」今の私を見たら、おそらく「信じられない」と言うと思いますけど(爆)。


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この記事へのコメント
               
smoothさん、こんにちは!

なるほど、良さそうな本ですね。
って、この前、パラパラフォトリーしてたはずなのに(笑)。

まぁ、自己責任をどこまで追求する・させる?あたりが、コミットメントと絡めて、マネジメントの基本のような気がします。
当たり前ですが、仕事が出来ない人ほど、原因を自分以外の要因にして、自己改革がいつまでたってもできない傾向にあります。
Posted by ニタ@教えて会計 at 2006年09月30日 12:37
               
こんにちは。

この方も多分、本をいろいろ読んでいるのではないかと思います。

随所に、自己啓発系の話が出てきますね。

部下がいる方が、読まれるとよいかなと思います。
Posted by こばやし at 2006年09月30日 13:16
               
smoothさん、こんにちは!
(どうにか生き返りました)

「たとえの旨さ」って、以外と大切ですよね。
「もっと分かりやすく言ってよ〜」
と言われたときに、うまく返せそうですし。
Posted by 淺田 義和@創造マラソン at 2006年09月30日 14:32
               
こんにちは。

「イメージできない計画」確かに、行動にうつれないですね。

これいいヒント。

ランク4のご連絡、ありがとうございました。最近まで1に下がってたような気がしたので、ちょっとびっくり。

何はともあれ、こちらのページのリンクのおかげです。

Posted by タツ at 2006年09月30日 16:10
               
smoothさん、こんばんは
私の記事とシンクロしてました。面白そうな本ですね。付録も参考になりそう。ところでマネジメントといえばオススメはドラッカー本。お勧めの1冊なんですが。
Posted by マチスケ at 2006年09月30日 18:50
               
私も今となっては部下はいませんがこの本は興味深いです。

このたとえ面白いですね。
素直に考えて目的が強いと行動は自然にできるって感じでしょうか。

イイ本のご紹介ありがとうございます
Posted by たなか@心レベル at 2006年09月30日 20:37
               
smoothさんが、がらっとライフスタイルを変えられたスイッチが何なのか?とても興味があります。それにしても例えがいいですよね。
Posted by 週末起業サラリーマン at 2006年09月30日 20:37
               
smoothさんこんばんは。
「週末いくらでもネットできるのに、今やらなくてもいいでしょ(怒)?」とは、ブロガーたちにとってドキッとしてしまう言葉ですね。
IKE■
Posted by IKE at 2006年09月30日 23:43
               
smoothさん、こんばんは!
この本、気になっていました。頷くことが多そうです。特に『「忙しい」という部下を疑いなさい』というところですね。私の性格が曲がっているのでしょうか・・・。
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Posted by 手文庫 at 2006年10月01日 01:52