スポンサーリンク

       

2006年08月21日

「日本の富裕層」臼井 宥文 (著)


4796651454
日本の富裕層―お金持ちを「お得意さま」にする方法


【はじめに】

◆おはようございます。

昨日はうたたねしてそのまま朝まで寝てしまったsmoothデス(汗)。

おかげで、いつもより早めに投稿しています(笑)。

◆今日ご紹介するのは、ずいぶん前に読んでおきながら、これまた放置してしまった一冊。

金曜日の日経の広告見て、読んでいたことを思い出したくらい(汗)。

何やら著者の臼井さんは、日本の富裕層ビジネスの第一人者ラシイですよ(汗)。


【目次】

第1章 知られざる富裕層大国・日本
 日本は世界第二位の「富裕層大国」
 スネ夫と越後屋に象徴されたお金持ち ほか

第2章 富裕層とは誰か?その正体を探る
 ニューリッチがオールドリッチを駆逐する
 富裕層人口は今後も増えていく
 富裕層のなかの富裕層「ウルトラリッチ」

第3章 富裕層の「お買い物」を覗く
 富裕層がお金を使う「五大ニーズ」
 ニューリッチは何がお好き?

第4章 対富裕層のプロが明かす「口説き方」
 「人並み」を嫌う富裕層が望む時計―時計から始まる会話
 長期的視野で富裕層のニーズに応える―学校入学の保証人にもなるプライベートバンカー ほか

第5章 景気回復のキーマンは富裕層
 日本が目指すべき「アジアのモナコ」
 男も女も未来は富裕層の双肩に


【気になった点など】

★富裕層の正体

◆この本で出てくる富裕層の分類をご紹介しておきます。

●オールドリッチ

⇒戦前からのリッチ

「認定貴族」・・・旧華族など

「財閥層」・・・いわゆる財閥

「名士・名門リッチ」・・・地方都市を中心に存在する地主、政治家、医者等

⇒戦後からのリッチ

「高度成長リッチ」・・・戦後の高度成長期に蓄財できた層

「土地成金リッチ」・・・そのまんま(笑)


●ニューリッチ

「プロフェッショナルリッチ」・・・医師・弁護士、外資系金融機関、芸能人など、自分の頭や体で稼ぐ層

「勝ち組リッチ」・・・インターネット・IT関係等、社会トレンドに乗って急速に資産を形成した層

「ストックリッチ」・・・コツコツ蓄財もしくはストックオプションによる層

「リタイアリッチ」・・・退職金+年金が十分にある層

「ラグジュアリーリッチ」・・・資産はあまりないものの「一点豪華主義」


●ウルトラリッチ

何でも「富裕層の中の富裕層」(?)なんだそうですが、層としては圧倒的に数が少ないので、対象外(笑)。


★富裕層がお金を使う「5大ニーズ」

◆これも列挙します。

「エンターテイメント」・・・豪華客船による世界一周など

「セキュリティ」・・・ガードマンや監視カメラ

「資産防衛」・・・プライベートバンク等

「教育・社会貢献」・・・欧米の名門プレップスクール

「美容・健康・アンチエイジング」・・・外国での医療・クリニックなど


◆ご自身が関与されているビジネスが、これらに参入できそうでしたら、検討されるのもよいかもしれません。

・・・私はハッキリ言って無理だと思われ(汗)。


★富裕層の好み

◆本書では著者の臼井さんが、色々な方に取材したり、対談したり(「下流社会」の三浦さんとも)されています。

中でも気になったのが、スイスの高級時計メーカー「ボヴェ」の日本法人、「ボヴェ・ジャパン」を設立した佐竹洋也氏の発言。

佐竹氏曰く「富裕層にモノを売るには文化がないと売れない」とか。

「一流の絵画や彫刻は何百年経っても価値が落ちることはないし、一流の品は必ずストーリーを持っているものだから」

・・・なるほど、コレを理解するために高級手巻き時計でも買った方がいいんでしょうか(汗)?


【読後の感想など】

◆あえて(?)記事にしていませんが、本書では、ニューリッチのタイプごとに、プロファイルアプローチ法などが記載されています。

それはそれで大変興味深いんですけど、実際どうなんでしょうね(笑)?

いえ、どうも属性によるマーケティングって違和感が(汗)。

もちろん、消費行動に基づいたアプローチなんかも載ってますからますから、ご安心を(笑)。


◆ちなみに、著者の臼井さん曰く

富裕層が求めるものを察するためには、富裕層と同じような環境で育っていたり、自分自身が富裕層としてさまざまのサービスを受けたり経験を積んでいる方が有利に決まっています。

ならば、富裕層ではない人にはチャンスはないのでしょうか?

ここで、本書に登場する「富裕層への投資アドバイザー」米田隆さんのお言葉を。

「もし富裕層でない人が、富裕層ビジネスを目指すなら、正しい方向で仕事していることを説得力をもって語れなければならない」

アナタはどうですか?

4796651454
日本の富裕層―お金持ちを「お得意さま」にする方法


【編集後記】

◆一昨日の花火大会の後、自宅に戻って、そのまま地元の町内会の盆踊り大会に参加しました。

daf4971e.jpg
















この画像だと固まってますが、ムスメは「アラレちゃん音頭」のみ、ちょっと踊れる模様(笑)。


この記事のカテゴリー:「マーケティング」へ

このブログのトップへ

スポンサーリンク




                               
この記事へのコメント
               
富裕層とても興味あります。大手以外の美容関係でネットマーケで成功しているところご存じでしょうか?今度はスパの集客お手伝いをすることになりまして(汗
Posted by 週末起業サラリーマン at 2006年08月21日 07:38
               
smoothさん、こんにちは!

一昨日の花火大会、私も家族4人と、姉とムスメ、計6人で行きました。

そう言えば、私もこの本を読んだような。
仕事には、役立ちませんでしたが(笑)。

そもそも、富裕層に属して、よく分かる人が、ビジネスしようなんて思うのでしょうか?

Posted by ニタ@教えて会計 at 2006年08月21日 08:17
               
こんにちは。

いろんなリッチがいるようですね。

そういう方を相手にビジネスをかんがえるというのも、気分的にはリッチになって楽しいかもしれません(笑)
Posted by こばやし at 2006年08月21日 10:16
               
アラレちゃん音頭。昔あったような・・・。

>あと、干し首は、ムスメが寝てからで良かった(笑)。

 だっはっは!すいません。
 ブキミな写真で。
Posted by 齊籐 正明 at 2006年08月21日 12:26
               
smoothさん、こんにちは!

以前にtenさんが紹介されていた、
中谷さんの本と比較しながら読んでみようかと思います。
(時間ができ次第。

富裕層に繋がるビジネスを自分がする可能性は
とても低いんですが^^;
Posted by 淺田 義和 at 2006年08月21日 13:32
               
富裕層のニーズってそういうものなですね^^

確かにそういう傾向ありますね。

ぽちっ
Posted by 笑顔整体の院長 at 2006年08月21日 15:30
               
オールド、ニュー、ウルトラリッチ

よく考えるとリッチにもいろいろありますね(^-^;)

リッチって響きいいなぁ(笑)

あられちゃん音頭、うちの裏の公園でも7月の盆踊りで踊ってました。
子供たちはあられちゃんのこともう知らないのでは?って思ったり(^-^;)

でも楽しそうですね
Posted by たなか@心レベル at 2006年08月21日 19:03
               
富裕層はど〜も
縁がなさそうです。

買い物に来るのも
おじいちゃんおばあちゃん
ばっかりだし。

場所が違えば違うのか・・・。
Posted by スラムぼうや at 2006年08月21日 19:54
               
リッチになりたいから・・・という理由で
親戚の犬の名は

「リッチ」です。そのまんま;
Posted by 金光サリィ at 2006年08月21日 19:54
               
smoothさん、こんばんは。
以前住んでいたところの近所の人が365日、24時間2人体制でガードマンを雇っていました。雨の日も風の日もひたすら家から前方30メートルの位置で立っているという。あれも富裕層の一種か?
Posted by マチスケ at 2006年08月21日 21:46
               
こんばんは!

富裕層と同じ話題をするために
今から哲学書を読んだり
オペラ鑑賞でもした方がよいですかね。

でも、根っこが貧民なので
意味がなさそうです。(T T)

Posted by Yoshizawa Accounting Office at 2006年08月21日 22:02
               
あははは^^
この後ろ姿美女はお嬢様?



>コレを理解するために高級手巻き時計・・・

友人が先日、ランゲ・アンド・ゾーネの腕時計(500万円くらい?)を買って、何やらウンチクを語っていましたが。
手に入れて何かを得たようですが、離婚届も手に入れそうです(苦笑)




Posted by 葉山晶一 at 2006年08月21日 22:10
               
あれ、ムスメさん、大きくなりましたね。

よーく見ると前のイメージより
しっかりしたうしろ姿ですよ。(笑)
Posted by 栗原敏彰 at 2006年08月22日 00:06
               
smoothさん、こんばんは!
まずはリッチの種類の多さに驚きです。富裕層の分類なんて面白いですね。
正しく生きろ!ってことでしょうか。
クリック!
Posted by 手文庫 at 2006年08月22日 01:46
               
ウチのヨメは「バリバリバリュー」という
番組をよく見ています。

ヤラセくさい金持ちがいっぱいでてきて、みなさん成金風な人が多いです。

確かにセキュリティやアンチエイジングに金を使うんでしょうが、本田 健さんの「普通の人がお金持ち。。」という本にでていた、
人生を深く生きている金持ちが多いといいなあ、というのは私の勝手な妄想でしょうかね。


Posted by タツ at 2006年08月23日 23:08