2006年08月15日
続「LEONの秘密と舞台裏」岸田一郎(著)

LEONの秘密と舞台裏 カリスマ編集長が明かす「成功する雑誌の作り方」

【はじめに】
◆おはようございます。
今日はこれからお盆も休まず仕事をする予定smoothデス。
いえ、かかってくる電話が少ないんで、仕事はかどるんですよね(笑)。
◆さて、先日お送りした「新生スパルタ読書塾」の記事なんですが、職場近くのネットカフェから無理やり投稿したこともあり、ちょっと言い足りなかったことがありました。
さらには、その時私がプレゼンした本、「LEONの秘密と舞台裏」についても、補足しておきたい点がいくつか・・・。
第一、アマゾンアソシエイツの履歴みたらこのブログでほとんど売れていないんですよ(汗)。
どの本とは言えませんが、ここで○冊売れちゃった本の何十倍も価値あるのに(笑)。
今回は、その辺の恨み節(?)を含めてダラダラと(笑)追記していきたいなと思っております。
【スパルタ読書塾の概要】
◆そもそもどの辺が「新生」なの?ってこと。
従来は、土井さんが選んだ本を当日出席者全員に配布して、その場で土井さんがその本について解説し、その後グループディスカッションがありました。
これはこれで、土井さんの話が安く聞けるという点では非常にありがたかったんですが、当日初めて見た、読破していない本についてディスカッションするというのは、多少無理があったのではないかと。
◆それに対して、今回リスタートした読書塾では、
私はこの「優秀な書評を提出した参加者は発表」という部分を読んで、「まぁ発表はしなくていいかな」と勝手に考え、当日プレゼンする本を持参しなかったのですが、今回は結局全員発表したという(汗)。
◆それと、私の記事でご紹介した「オデュッセイア」は、土井さんがその場で解説してくださっただけで、その場で速読したり、宿題として読まされたわけではありませんから!
・・・熱心な塾生サンは、さっそく読まれてるかもしれませんけど(汗)。
◆もう一冊、特に解説があったわけではないですが、このブログではお馴染み(?)の、この本の紹介もありました。

ヤバいぜっ!デジタル日本―ハイブリッド・スタイルのススメ
(参考記事:「ヤバいぜっ!デジタル日本―ハイブリッド・スタイルのススメ」高城 剛(著))
土井さん曰く「『ウェブ進化論』をある意味超えている」とのこと。
私も上記の参考記事で書いたように、かつてない位の引用をしまくった本ですので、まだお読みでない方は、是非。
◆特にコンテンツに関係するビジネスをやられている方は、必読ですね。
神田昌典さんのブロードバンドバブルの話を、もっと細かい次元まで落としこんでいるとでも言いますか。
ただ、高城剛さん自身が、ビデオ制作や音楽関係の生粋のクリエーターなので、メディアですとかそっち系の話が多いです。
その手の話に慣れない人ですと、ちょっとアレかも(笑)。
【私のプレゼンの補足】
◆その場にいらっしゃらない、もしくは提出した書評を読まれてない方がほとんどなのに、「補足」もクソもないんですが、以前書いた記事(『LEONの秘密と舞台裏』 岸田一郎 (著))も、当時はマインドマップ書くので力が尽きていて、やはり書き足りない部分があるなと思ったワケでして。
まぁ、手描きのマインドマップに結構書き込んではあるんですけどね。
全部画像という位置づけなので、検索エンジンからは無視されております(笑)。
■LEONが成功した理由
◆プレゼン時に「何故LEONだけ他の男性雑誌に比べて成功したのか?」という質問があり、「先行者利益」ですとか「まだ他の雑誌には、独特の【色】が付いてないから」とか答えたんですけど、その前に前提があって。
それまでの男性誌は「オシャレ自体が目的」だったんですが、LEONは「モテることが目的」なんですよ(笑)。
ですからオシャレはあくまで「手段」なわけですね。
もうちょっと高尚な言い方されていたと思うんですが、ぶっちゃけて言えばこんなカンジかと(笑)。
◆もうひとつは、やはりマーケットの選定の勝利ですかね。
広告収入を考えた場合、どの層に何を売るのかがキモですから。
・・・ってこの辺の考え方は、私なんかより物販アフィリエイトブログとかやられている方の方がお詳しいのではないかと。
■コンテンツとコンテナー(媒体)
◆丁度最近読んだこの本に、面白いことが書いてありまして。

ウェブ2.0は夢か現実か?―テレビ・新聞を呑み込むネットの破壊力
「日本とアメリカの新聞業界の収益依存の違い」なんですが。
アメリカは、広告収入が売上の85%(ニューヨークタイムズは95%!)なんだそうです。
ちなみに、日本ですと広告収入は売上の36%で、販売収入が50%だそう。
◆つまり、アメリカの新聞業界は、コンテンツさえ維持できれば、広告モデルも維持でき、結果的にコンテナー(媒体)は何でも良いという考えなんですね。
ちなみにこの辺のお話は、実はこちらの本からの引用だとか。

新聞がなくなる日
◆それで私が思ったのが、雑誌「LEON」も販売収入の倍以上広告収入があるわけですから、ネットにシフトしやすいコンテンツなのではないかと。
ちなみに、「LEON」の編集長だった岸田一郎さん(本書の著者でもあります)は、最近「主婦と生活社」を退社されています。
検索してみたら、案の定(?)こんな記事が。
岸田一郎「LEON」「NIKITA」編集長が電撃退社で新会社設立「編集長はやらずに社長になります」
いよいよ本格的に雑誌とネットの融合ですかね。
■「LEON」という雑誌と「LEONの秘密と舞台裏」について
◆過去の記事でも書きましたように、「LEON」は独身時代に何度か読んだことはありました。
そして、結婚して「モテる必要がなくなった」(笑)後は、全く読んでおりません(笑)。
◆ふと思ったのですが。
「LEON」の読者さんは、「LEONの秘密と舞台裏」という本の中身に興味あるんでしょうかね?
私は純粋にマーケティング本として楽しめたのですが、そういう知識って単にモテたい人には関係ないような(笑)。
◆逆に、【「LEON」やその読者】が苦手な人(・・・ってビジネス本とか読み漁っている人ってそういう印象があるのですが)は、この本の表紙やタイトルだけでスルーしている予感。
悪いことは言いませんから、先入観抜きで読んだほうがいいと思いますよ(マジ)。
この本の本質はファッションとは関係なし。
コテコテのマーケティング本ですから。
【編集後記】
◆週末、家族で出かけた駒沢公園でのスナップ。

公園内の体育館の下にあった食堂(?)の風景です。
わかりにくいかもしれませんが、ここのイス、イームズなんですよ(汗)。
後ろのスツールも、意味も無くカッコイイという(笑)。
ちなみに、肝心の食堂の料理は「お味は学食並みで、料金はハイソ」でした(笑)。
ご声援ありがとうございました!
この記事のカテゴリー:「マーケティング」へ
この記事のカテゴリー:「セミナー」へ
「マインドマップで読書感想文」のトップへ
◆さて、先日お送りした「新生スパルタ読書塾」の記事なんですが、職場近くのネットカフェから無理やり投稿したこともあり、ちょっと言い足りなかったことがありました。
さらには、その時私がプレゼンした本、「LEONの秘密と舞台裏」についても、補足しておきたい点がいくつか・・・。
第一、アマゾンアソシエイツの履歴みたらこのブログでほとんど売れていないんですよ(汗)。
どの本とは言えませんが、ここで○冊売れちゃった本の何十倍も価値あるのに(笑)。
今回は、その辺の恨み節(?)を含めてダラダラと(笑)追記していきたいなと思っております。
【スパルタ読書塾の概要】
◆そもそもどの辺が「新生」なの?ってこと。
従来は、土井さんが選んだ本を当日出席者全員に配布して、その場で土井さんがその本について解説し、その後グループディスカッションがありました。
これはこれで、土井さんの話が安く聞けるという点では非常にありがたかったんですが、当日初めて見た、読破していない本についてディスカッションするというのは、多少無理があったのではないかと。
◆それに対して、今回リスタートした読書塾では、
という流れに変わりました(エリエスのサイトより引用)。1 参加者がとっておきの3冊を選書し、それらの書評・感想をデータで提出
(※ 書評は事前に提出していただきます。ビジネス書・実用書・自己啓発書等の中から選書していただきます。)
↓
2 当日、提出された書評を事務局が製本し、当日配布する。
優秀な書評を提出した参加者は発表。
↓
3 発表された書評、学んだ内容等についてディスカッション
私はこの「優秀な書評を提出した参加者は発表」という部分を読んで、「まぁ発表はしなくていいかな」と勝手に考え、当日プレゼンする本を持参しなかったのですが、今回は結局全員発表したという(汗)。
◆それと、私の記事でご紹介した「オデュッセイア」は、土井さんがその場で解説してくださっただけで、その場で速読したり、宿題として読まされたわけではありませんから!
・・・熱心な塾生サンは、さっそく読まれてるかもしれませんけど(汗)。
◆もう一冊、特に解説があったわけではないですが、このブログではお馴染み(?)の、この本の紹介もありました。

ヤバいぜっ!デジタル日本―ハイブリッド・スタイルのススメ
(参考記事:「ヤバいぜっ!デジタル日本―ハイブリッド・スタイルのススメ」高城 剛(著))
土井さん曰く「『ウェブ進化論』をある意味超えている」とのこと。
私も上記の参考記事で書いたように、かつてない位の引用をしまくった本ですので、まだお読みでない方は、是非。
◆特にコンテンツに関係するビジネスをやられている方は、必読ですね。
神田昌典さんのブロードバンドバブルの話を、もっと細かい次元まで落としこんでいるとでも言いますか。
ただ、高城剛さん自身が、ビデオ制作や音楽関係の生粋のクリエーターなので、メディアですとかそっち系の話が多いです。
その手の話に慣れない人ですと、ちょっとアレかも(笑)。
【私のプレゼンの補足】
◆その場にいらっしゃらない、もしくは提出した書評を読まれてない方がほとんどなのに、「補足」もクソもないんですが、以前書いた記事(『LEONの秘密と舞台裏』 岸田一郎 (著))も、当時はマインドマップ書くので力が尽きていて、やはり書き足りない部分があるなと思ったワケでして。
まぁ、手描きのマインドマップに結構書き込んではあるんですけどね。
全部画像という位置づけなので、検索エンジンからは無視されております(笑)。
■LEONが成功した理由
◆プレゼン時に「何故LEONだけ他の男性雑誌に比べて成功したのか?」という質問があり、「先行者利益」ですとか「まだ他の雑誌には、独特の【色】が付いてないから」とか答えたんですけど、その前に前提があって。
それまでの男性誌は「オシャレ自体が目的」だったんですが、LEONは「モテることが目的」なんですよ(笑)。
ですからオシャレはあくまで「手段」なわけですね。
もうちょっと高尚な言い方されていたと思うんですが、ぶっちゃけて言えばこんなカンジかと(笑)。
◆もうひとつは、やはりマーケットの選定の勝利ですかね。
広告収入を考えた場合、どの層に何を売るのかがキモですから。
・・・ってこの辺の考え方は、私なんかより物販アフィリエイトブログとかやられている方の方がお詳しいのではないかと。
■コンテンツとコンテナー(媒体)
◆丁度最近読んだこの本に、面白いことが書いてありまして。

ウェブ2.0は夢か現実か?―テレビ・新聞を呑み込むネットの破壊力
「日本とアメリカの新聞業界の収益依存の違い」なんですが。
アメリカは、広告収入が売上の85%(ニューヨークタイムズは95%!)なんだそうです。
ちなみに、日本ですと広告収入は売上の36%で、販売収入が50%だそう。
◆つまり、アメリカの新聞業界は、コンテンツさえ維持できれば、広告モデルも維持でき、結果的にコンテナー(媒体)は何でも良いという考えなんですね。
ちなみにこの辺のお話は、実はこちらの本からの引用だとか。

新聞がなくなる日
当然、この本もアマゾンアタックしました(笑)。米国の新聞経営者にとって広告収入の最大化こそ、至上命題であり、「紙」とか「電子」とか、ニュースと広告を詰め込んで読者に運搬するコンテナーの種類にこだわる必要は無い。
◆それで私が思ったのが、雑誌「LEON」も販売収入の倍以上広告収入があるわけですから、ネットにシフトしやすいコンテンツなのではないかと。
ちなみに、「LEON」の編集長だった岸田一郎さん(本書の著者でもあります)は、最近「主婦と生活社」を退社されています。
検索してみたら、案の定(?)こんな記事が。
岸田一郎「LEON」「NIKITA」編集長が電撃退社で新会社設立「編集長はやらずに社長になります」
いよいよ本格的に雑誌とネットの融合ですかね。
■「LEON」という雑誌と「LEONの秘密と舞台裏」について
◆過去の記事でも書きましたように、「LEON」は独身時代に何度か読んだことはありました。
そして、結婚して「モテる必要がなくなった」(笑)後は、全く読んでおりません(笑)。
◆ふと思ったのですが。
「LEON」の読者さんは、「LEONの秘密と舞台裏」という本の中身に興味あるんでしょうかね?
私は純粋にマーケティング本として楽しめたのですが、そういう知識って単にモテたい人には関係ないような(笑)。
◆逆に、【「LEON」やその読者】が苦手な人(・・・ってビジネス本とか読み漁っている人ってそういう印象があるのですが)は、この本の表紙やタイトルだけでスルーしている予感。
悪いことは言いませんから、先入観抜きで読んだほうがいいと思いますよ(マジ)。
この本の本質はファッションとは関係なし。
コテコテのマーケティング本ですから。
【編集後記】
◆週末、家族で出かけた駒沢公園でのスナップ。

公園内の体育館の下にあった食堂(?)の風景です。
わかりにくいかもしれませんが、ここのイス、イームズなんですよ(汗)。
後ろのスツールも、意味も無くカッコイイという(笑)。
ちなみに、肝心の食堂の料理は「お味は学食並みで、料金はハイソ」でした(笑)。

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この記事へのコメント
smoothさん、おはようございます!
お盆も休まず仕事をされるのですね〜。
ご苦労様です。
LEONといえば、ジローラモ・パンツェッタさん→’ちょいわる’のイメージですね。
”モテル”ことを目指した雑誌だったのですね〜。
それで異彩を放っていたのですね。
納得しました。
応援していきますね♪
お盆も休まず仕事をされるのですね〜。
ご苦労様です。
LEONといえば、ジローラモ・パンツェッタさん→’ちょいわる’のイメージですね。
”モテル”ことを目指した雑誌だったのですね〜。
それで異彩を放っていたのですね。
納得しました。
応援していきますね♪
Posted by エムストーン at 2006年08月15日 08:51
LEON、コンセプトにぶれが無いですね!
食事、味と値段のバランスが、サイコーですね!(^_^;)
>確かに工夫の後が見られますね!素晴らしい!
わーい、褒められた♪
smoothさんに教えて頂いたから、やり始めました。それまで、そんな発想無かったので。ありがとうございます m(_ _)m
食事、味と値段のバランスが、サイコーですね!(^_^;)
>確かに工夫の後が見られますね!素晴らしい!
わーい、褒められた♪
smoothさんに教えて頂いたから、やり始めました。それまで、そんな発想無かったので。ありがとうございます m(_ _)m
Posted by 齊藤 正明 at 2006年08月15日 09:13
LEON編集長、なにかとお騒がせ状態のようですね。
奥の深いインテリは難しいから、まずは外見だろ!という割り切りと理解していますが、
それもひとつの方法論ですね。
応援
奥の深いインテリは難しいから、まずは外見だろ!という割り切りと理解していますが、
それもひとつの方法論ですね。
応援
Posted by タツ at 2006年08月15日 10:47
こんにちは。
岸田さん、ネットにも進出ですね。
おもしろいことを、きっとやるんでしょうね。
雑誌だけで活躍して欲しかった気もしますが(笑)。
岸田さん、ネットにも進出ですね。
おもしろいことを、きっとやるんでしょうね。
雑誌だけで活躍して欲しかった気もしますが(笑)。
Posted by こばやし at 2006年08月15日 10:47
smoothさんこんにちは。
絶賛ですね〜パクッ!
絶賛ですね〜パクッ!
Posted by 週末起業サラリーマン・・・hikaru at 2006年08月15日 10:53
LEONの編集長って渋くて素敵でしたね。
もう退職されて自分の会社経営されてるんですか?
おもしろそうなんで早速本屋でチェックしてきまーす。
駒場公園にイームズ、いいなぁ。
この椅子はシンプルなので1脚ほしいと思ってます。
でもそのまえにYチェアがほしい。。。
もう退職されて自分の会社経営されてるんですか?
おもしろそうなんで早速本屋でチェックしてきまーす。
駒場公園にイームズ、いいなぁ。
この椅子はシンプルなので1脚ほしいと思ってます。
でもそのまえにYチェアがほしい。。。
Posted by ビルダーナース at 2006年08月15日 11:27
smoothさん、こんにちは
お盆中のお仕事お疲れ様です!
やばいぜ!の本。
土井さん曰く、ウェブ進化論超えているという。
なんか、そういわれると買いたくなりました(^-^)
お盆中のお仕事お疲れ様です!
やばいぜ!の本。
土井さん曰く、ウェブ進化論超えているという。
なんか、そういわれると買いたくなりました(^-^)
Posted by たなか@心レベル at 2006年08月15日 13:15
はっはぁ〜、完全にスルーしてしまいますね。タイトルと表紙で。これは、これは。
すません、銀行の口座確認してから買います。でも、けっこう読まなくてもsmoothさんの書評だけでも勉強になったりする本多いわ〜。けっこう旬な本読んでるしねぇ。
楽しみです。
ぼくも書評ブログ起こしたいわ〜。
すません、銀行の口座確認してから買います。でも、けっこう読まなくてもsmoothさんの書評だけでも勉強になったりする本多いわ〜。けっこう旬な本読んでるしねぇ。
楽しみです。
ぼくも書評ブログ起こしたいわ〜。
Posted by ぼうやレノン at 2006年08月15日 19:00
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