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2006年08月06日

「つながり」という危ない快楽 速水由紀子(著)


「つながり」という危ない快楽―格差のドアが閉じていく
「つながり」という危ない快楽―格差のドアが閉じていく

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【はじめに】

◆おはようございます。

これから東京に帰る(予定の)smoothデス。

渋滞に巻き込まれないといいんですが(涙)。



◆本日ご紹介するのは、本の帯に

ミクシィ、2ちゃんねる、サッカー、ジャニーズ・・・・「マイ・コミュニティ」にいれば幸せな人々の未来は?

とあったので、購入に至った一冊。

果たしてその中身は(汗)?


【目次】

第1章 団塊ジュニア・社会を5分割するコミュニティのヒエラルキー
 どのコミュニティに属するかで人生が決まる
 僕たちは一体いつになったら、大人になれるのか

第2章 非社会的団塊ジュニアを社会化する方法―オタク&非コミュニティ
 オタクを社会化する方法
 コミュニティからの脱落者をサルベージできるのか

第3章 本当は階層化が大好き!!な日本人
 グローバル・コミュニティが目指すもの
 小泉政権が生み出したもの ほか

第4章 マスコミのためのシステム改革講座
 本当に必要なことを伝えないためのメディア
 「日本列島総ベタ化」の仕掛け人?テレビはどうなってしまったのか
 ネットで一番ホットな「きっこのブログ」を徹底検証する!!

第5章 団塊ジュニアが『DEATH NOTE』の「L」的エリートとなるために必要な覚醒術
 真のエリートとは何か?
 サブカルチャーで待望される強いエリートより、弱いエリートを目指せ


【本書の概要】

◆著者の速水さんは元・新聞社専属記者で夫婦・家族問題やサブカルチャーを中心に多くの文章を書かれてきた方。

本書では現代日本における「格差」問題が、実は所得ではなく所属するコミュニティによって決定され、各コミュニティ間の交流が断絶しつつあることに警鐘を鳴らしています。

その各コミュニティも地域や家族、会社・学校とは関係なく、ネット等によってより強固になりつつある今、「強烈な自我」と「つながり」という価値観の違いが、「グローバル・コミュニティ」(支配する側)と「ローカル&オタク・コミュニティ」(支配される側)として表面化しているのです。


【気づきなど】

◆「所得や地位とは関係なく交流を持つことができる」のがミクシィ等のコミュニティの特色。

それゆえコミュニティ内の価値観や友人の発言が、大きな影響力を持ってきます。


◆そしてその傾向が顕著なのが団塊ジュニア世代以降。

親である団塊世代の「ストック」があるが故に、晩婚やフリーター、ニートという選択も可能なのであるという説は盲点でした。


◆なお本書では、『Death Note』『きっこのブログ』といった話題のメディアの分析や、さらにはメディアコントロールにまで言及していますが、厳密には主題とはそれほど関係がないテーマではないでしょうか?
(そこが読みたくて買ったのですが(笑))


【参考図書】

◆本書のいくつかの章において、著書の速水さんの主張を補強するために登場されている、鈴木謙介さんのご本。

カーニヴァル化する社会
カーニヴァル化する社会

アマゾンでも賛否両論(汗)。

ビジネス書を読み始めて2年経ってない私には、ちょっと荷が重いかも(笑)。

また、こんな本も出されているそう。

暴走するインターネット―ネット社会に何が起きているか
暴走するインターネット―ネット社会に何が起きているか

こっちの方が面白そうな・・・?


【編集後記】

◆最近のムスメの寝言。

「おねーちゃんだから、ね!大丈夫だから!」

なんのことかと思いきや、相変わらず保育園ではみそっかす扱いされているので、「1人でできるもん」状態になっているとか(笑)。

「小さくてもガンガレ、ムスメ!」


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この記事へのコメント
               
渋滞、大丈夫ですか??

ムスメさん、強くなりますね! (^^)


インターネットコミュニティ、どうなっていくのでしょうね〜?
Posted by 齊籐 正明 at 2006年08月06日 08:58
               
SNSでのつながり。
団塊ジュニアだからできること。

今の社会を別の観点から検証しているような本でしょうか。

少し興味があります。

いつもありがとうございます。
Posted by たなか@心レベル at 2006年08月06日 20:38
               
お嬢さんかわいい〜。
そんな寝言聞いたらギューしたくなってしまます。小さいからといって負けるな!応援してます。
Posted by ビルダーナース at 2006年08月06日 21:01
               
こんばんは。

>◆「所得や地位とは関係なく交流を持つ
>ことができる」のがミクシィ等のコミュ
>ニティの特色。

>それゆえコミュニティ内の価値観や友人
>の発言が、大きな影響力を持ってきます。

これ、言われてみればそうですね。
たとえば、mixi。
ここでは、所得も地位も関係ない。
そして、価値観で共感できる人としかつながらない。

ある意味、リアルな世界においては、価値観が違う人がいっぱいいるわけで、その衝突もあったりする。
それを乗り越えていくのも処世術の一つ。

そう思えば、ヤバイ感じがしますね。
このヤバイは、-の意味ですよ。


Posted by sayuri at 2006年08月06日 21:25
               
こんばんは。
渋滞大丈夫でしたか?
現代は、1人が参加できるコミュニティが多くなりすぎているように感じています。応援クリック!
Posted by 藤間IM at 2006年08月07日 01:54
               
smoothさんこんにちは。はっきりいってブログ書いてSNSまで手まわんないですよね。コミュのログとブログを比較すると、所有者が明確という意味で、ブログに軍配!だめですか?(汗
Posted by 週末起業サラリーマン at 2006年08月07日 07:51