2006年07月19日
「SNS的仕事術」鶴野充茂(著)

「SNS的仕事術 ソーシャル・ネットワーキングで働き方を変える!」鶴野充茂(著)

【はじめに】
◆おはようございます。
昨日もライブドアに泣かされたsmoothデス(涙)。
唯一(笑)有料サービスで登録しているブログでこういう目に会おうとは・・・(笑)。
今流行りの「SNS」(ソーシャル・ネットワーキング・サービス(サイト))。
私はmixiには「形だけ」入っているものの、正直使いこなせていません。
果たして本書で、道を究めることができるんでしょうか(汗)?
【目次】
第1章 SNS的とは何か
SNSとは
SNS的とは何か
第2章 世の中は「SNS的」へ向かう
メディア化する個人
広がるビジネスコミュニティ
企業内にもプロへの道
マーケティングもSNS的にシフト ほか
第3章 SNS的仕事術へのアクションプラン
SNS的仕事術を意識した情報発信の流れ
自分のテーマを選ぶ
SNSとブログから始める情報発信
SNS的情報発信10のコツ ほか
第4章 SNS的仕事術を実践する人たち
ケース1 語ることで人と情報を集める起業家 鶴岡秀子さんの場合
ケース2 オタクを極めて博士になる 加賀屋克美さんの場合
ケース3 持っている情報をきっかけにネットワークを広げる 吉開 章さんの場合 ほか
第5章 情報と人が集まり続ける仕組み作り
周りの人の成功を手助けしよう
募集ものやコンテストを企画しよう
業界リーダーを紹介しよう
とにかく新しい人と会おう ほか
第6章 SNS的仕事術の可能性
SNS的に働く人たちの課題
SNS的に働く人の未来
【気になった点など】
★本書の要旨
◆あとがきにまとめてあったので(笑)、反則技的にご紹介。
「現代はいよいよ個人が自分の名前で活躍できる時代である」ということ
「本当に自分の名前で仕事をするためには、自分自身がしっかり自立し、自分の付加価値をきちんと発信する必要がある」ということ
そして、その「発信」するための「ツール」として、SNSなりブログがあるということなのです。
◆というわけで、「発信する」時点においての実際問題として、ネット上の話がメインとなるわけですが、考え方はリアルでも同じこと。
発信する「情報」の価値を高めていくことが、個人の付加価値も高めていくわけです。
★「SNS的」とは?
◆本書の中でたびたび出てくる「SNS的」というフレーズ。
これは具体的にmixi等を指しているのではなく、本書の中で著者の鶴野さんがある概念として使っているものです。
本書で扱うSNS的とは、一言で言うと、自分のパーソナルな人的ネットワークをベースに仕事をしていく発想やアプローチです。
◆他にもこういう記述が。
SNS的仕事術を意識した情報発信の流れという章の最初の部分からです。
長文引用スイマセン(汗)。従来の情報発信のやり方では、まず情報を収集して分析し、そこから絞り出した結果を決められた枠内に収めて発信していました。新聞や雑誌もその方法です。このやり方は、インプットされた内容がアウトプットの質に大きく影響します。(中略)
SNS的仕事術では、次のように意識を変えてしまいます。まず、「情報発信する」ということを先に決めます。そして、その時点で持っている情報を発信してしまいます。発信を重ねていくと、今度は関係する情報が集まってくるようになります。分析はその後です。たくさんの情報を発信しているうちに、「こういう理解ができるかもしれない」という分析につながるようになります。このやり方では、情報は後になればなるほど質が高まります。
自分が目指しているやり方もコレに近いので、ついつい(笑)。
結局、発信することで、フィードバックがある、ということなんですよね。
私のこのブログも、読者の方の反応を見ながら、記事のテイストや方向性を変えておりますし(一応(笑))。
★SNS的情報発信10のコツ
◆これは全部書くとネタバレなんで、いくつかピックアップして。
○プロフィールに欠かせない3つの要素「PPC」
具体的に何かは本書を読んでいただくとして(笑)、要は「どんな活動をしてきた人なのか」「自分で自分を何者だと定義しているのか」「周りにいる人は何と言っているのか」の3つをわかるようにしておく、とのこと。
この辺は、「コア・コンピタンシー」(私は何者であるか)と「コア・エッセンス」(周りは自分をどう思っているか)を一致させなさい、とうたったこの本に通じるところがあるかと。

そんな新事業なら、やめてしまえ! 既存の資産と能力を活かす6つの原則
えー、ご紹介していませんが、超・名著です(汗)。
さすがに3回に分けて紹介するのもアレなんで、敵前逃亡中(笑)。
○フォーマットを決めて頻繁に更新しやすくする
私は一応決めてやってます。
これも一応、土井英司氏の「GNP理論」を参考にしている・・・ツモリ(汗)。
○紹介文は積極的に書き合う
スイマセン、私、mixiでもろくすっぽ紹介文書いたことないんですが、本書に「書き方のポイント」がありました。
これらの3つが一言でも入っていると、書かれた本人も第三者も気持ちよくよめるそうです。「その人は一言で言うと何者か」
「どんなところがスゴイ(ナンバーワン)か」
「(自分の尺度で)なぜスゴイのか、ナンバーワンなのか」
ご参考アレ。
★SNS的仕事術を実践する人たち
◆登場された方のうち、ご本を出されている方の著書をご紹介します。
鶴岡秀子さん

一人で20人分の売上! 新人ツルちゃんの接客営業 お客様に「ありがとう」と感謝される幸せな仕事
加賀屋克美さん

働くことの喜びはみんなディズニーストアで教わった―外伝・社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった
【読後の感想など】
◆非常に読みやすかったです。
最近さらさら読める本は、えてして外している(汗)ことが多かったのですが、これは私の日頃考えていることと隣接していたせいか、心地よく(?)読みきれました。
◆まぁ鬼のようにmixiをおやりになっている方からみたらどうなのかは別として(笑)、フツウに「仕事術」の一種だと思って読むのなら、「買い」だと思います。
実際にこのやり方で起業までできるかというと、それはまた集客やら何やらで一山超える必要はあるんですが、「アウトプット主義」であるところや、「人脈のひろげ方」など、ワタクシ的にはほとんど違和感なかったです(笑)。
◆また、本書にあったように、SNSという「閉じられた空間」でリアルの顔を出して、そこからリンクしたブログ(サイト)という「開かれた空間」で、自分の作品を展示する、というやり方は、確かにアリですね。
この場合、「ブログ⇒SNS」という逆流はないので、プライバシーも守られるわけで。
私の場合には、mixiやっていることはヨメバレしているんで・・・って、ヤバ!今、mixiの日記って、このブログ設定してるんでした(汗)!
ヨメがmixiオンチなのがもっけの幸い(汗)。
◆マーケティング的に見ても、非常に面白いですし、また、SEOが関係ないという意味で、Google王国からの最後の避難所でもあるSNS。
「SNSって何?」という段階を経て、「んで、SNSで実際何するのよ?」という段階になっている方にオススメ!

SNS的仕事術 ソーシャル・ネットワーキングで働き方を変える!
◆ついで、といっては何ですが、こんな本も買ってみました。

SNSビジネス・ガイド Web2.0で変わる顧客マーケティングのルール
何はともあれ「黒地に緑の文字」で即買い(笑)。
【編集後記】
◆久しぶりにムスメ(画伯(笑))の作品を。

相変わらずわかりにくいというか、似てはいないんですが、「アンパンマン」だとか。
一応、ムスメ的には「目と鼻と口がある」最初の絵です(笑)。
この記事の【編集後記】の時に比べると、かなり上達したのではないかと(親バカ(笑))。

この記事のカテゴリー:「ITスキル」へ
この記事のカテゴリー:「ビジネススキル」へ
このブログのトップへ
スポンサーリンク
この記事へのトラックバックURL
●スパム防止のため、個別記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。
●トラックバックは承認後反映されます。
なるほどですね!その3点をおさえるのですね!
絵、前回よりもちょっとわかりにくいような・・・・(^_^;)
画伯の作品ですから、それもまた良いのでしょう。
しっくり、きそうな本ですね。
アンパンマンは、私、描けますよ。
嫁さんは、食パンマンとか、カレーパンマンとかも描けます。
手に書いてくれと、おねだりしますよ。
SNSは使いこなしていないです。
これからも、使いこなさないような気がします。
ということで、本書は、パスです。
これからビジネスとしてどう使うのか、模索する必要がありますね。
私もやり始めた時は乗り気ではなかったですが、今や必須アイテム!
使い込むといろいろ見えてきそうな
部分って多いんでしょうね。ぽち
SNS、私も形だけです。
個人にいろいろな力が集まっている時代だなと再認識しています。
メディアも、商品の開発力、マーケティング、電子計算などなど。
うー、時代が変わる、何かしないと!
応援!
私には、イメージが湧きません。
ただ、情報をアウトプットすることで
フィートバックを得られると言うことは
わかりました。
うちの場合、そのフィードバックも
無いような気もしますがね。(T T)
「自分の名前で」とか、「しっかり自立」とか、
この辺も心構えとして重要な項目ですよね。
藤田さんのセミナーで聞いた、「責任」と「質」の話など、
ちょっと思い出しました。
勉強になりました。
今度実践してみます(^-^)
ありがとうございます。
さっそくの紹介文ありがとうございました(笑)。
え?ムスメの絵、わかりにくいですか(汗)?
だんだんと上手になるのがうれしいようなさびしいような・・・。
>hikaruさん
お互い、ブログの補完としてしか使ってませんよね(汗)。
あとは、RSSリーダーみたいなものかと(汗)。
>ニタさん
ニタさんは、私以上にmixi活用していないですもんね(笑)。
私もアンパンマンとスヌーピーは描けます。
ヨメははっきり言って、ほとんど何でも描けます(爆)。
絵はかなり上手いですよ。
ってお互いヨメ自慢してどうする(笑)。
なんだかずいぶんぶりな気がします。。。
ミクシィは私も現状で使ってはいますが、
今の使い方だと仕事には使えなさそうなので別のアカウントを取ろうかとも思ってます。汗
確かにSNSの可能性ってかなり高いなと感じてるんですが。。。
もうちょっと自分が何者であるのかをはっきり定義できるようになってからでもいいかなと、思います。
SEOのプロからみたら、SEO関係ないSNSってどうなんでしょね?
自分的にはSEOを多少意識してブログの記事書いてるんですが、コンバージョン上げるなら、SNSでもいいのかな、と・・・?
>ビルダーナースさん
ビルダーナースさんとこも、日記をブログ設定にされてましたよね。
お互い今の状態から、どうもって行くべきなのか・・・。
>院長サマ
そういえば、院長サマのところもブログを設定されてましたよね(笑)。
私のマイミクさんはみんなそうなのか(汗)?
>タツさん
>いろいろな力が集まっている時代
その辺もあって、時代が「Web2.0的」なのかも(笑)。
いろんな方が言っていますが、21世紀は「個」の時代ですね。
「個」の集まりが「組織(法人)」ですので、「個」がしっかりしていれば「組織」もしっかりしていくはずですね。
あら。mixiやられてませんか。
私も好きで始めたのではなく、単に連絡網(?)として入らされたんですが(汗)。
フィードバックは絶対あると思いますよ。
現に、ブログやられてなかったら、こうした交流もないわけですし。
>Aterさん
これからの時代、「個人」で勝負できた方がいいみたいです。
ただし、「会社の金でテストしておく」こと(笑)。
>たなかさん
私もこの3つは今後意識してみます!
・・・って明日さっそく紹介文書かなきゃ(笑)。
>kojiさん
ご無沙汰っすー。
>可能性
私は正直、ビジネス系のコミュは入ってません。
SNSもマーケ的には面白いんですが、正直SEO的な「開かれた」世界の方が好きみたいです(笑)。