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2006年07月14日

「“豆富一丁”をどう売る?」樽見茂(著)


“豆富一丁”をどう売る?―非常識な事業戦略が壁を打ち破る!
“豆富一丁”をどう売る?―非常識な事業戦略が壁を打ち破る!

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【はじめに】

◆おはようございます。

昨夜は予期せぬ午前様だったsmoothデス。

でもそんな事とは全く関係なく、朝、ムスメにはたたき起こされるのですが(汗)。


◆さて。

今日お届けするのは、週末、渋谷に立ち寄った際に、つい出来心で(笑)買ってしまった一冊。

たまたま、ヨメの実家の近くに、本書に登場する「豆富」関連の商品を置いている酒屋さんがあったもので(笑)。



(画像は茂蔵の「豆富チーズケーキ」


◆もっとも、本としては、土井さんが見たら、タイトルでダメ出しされそうなんですけどネ(理由は後ほど・・・)。


【目次】

PROLOGUE すべては一丁の豆富から始まった
Stage 1 オンリーワンの商品・サービスを考え抜く
Stage 2 上場を決め、資金を調達する
Stage 3 新しい販路を自らつくり出す
Stage 4 M&Aで事業スピードを一気に加速する
Stage 5 真逆発想の仕事の心得


【気になった点など】

★売り方を考える

◆同じ商品でも、売り方によっては「ずいぶん差が出る」例がいくつか挙げられていました。

これが結構面白いです。

▲本来、傷みを防ぐために、冷ましてから出ないと袋に入れられない生揚げを「揚げたて」として売ったら、大成功。

▲B級品の油揚げを「ふぞろいの油揚げ」と名前をつけて大評判(しかも「みそ汁専用」と書いた)

▲スーパーの中で"あえて"「豆富を取って渡すサービス」をし、自社製品のみを客に手渡して売上2倍

▲工場の前に無人直営店を建設して、そこで「自己申告制のセルフ販売」で豆富を販売して成功

アナログちっくな方策と笑う無かれ。

要はアイデアが大事だということですね。


★酒屋で豆富を売る

◆冒頭にも書いたように、私と樽見さんの会社のブランド「茂蔵豆富」との出会いは、酒屋さんでした。

なぜ酒屋さんか?

▲酒類の免許制度の自由化にともない、街の酒屋さんが豆富のフランチャイズ販売に興味を持った

▲酒屋はもともと自宅兼店舗であることがほとんどで、ビジネスモデル的に家賃がいらず、利益を出しやすい

▲そもそも「無人直営店」でも売れるくらいなので、人件費も不要


ちなみに、この酒屋ルートについては、「最後発でバイク業界に参入したホンダ」「自転車屋さんを拠点とした」話に触発されたとか。


【読後の感想など】

◆気になっている方もいらっしゃるかもしれませんので、「タイトルのダメ出し」のお話から。

試しにどこかでこの本を見かけて、アマゾンで検索かけてみたとしましょう。

タイトルの頭の「豆腐一丁」でやってみると・・・出ませんね(笑)。


◆なぜなら、この本は「豆富一丁」だから。

本書の中でも語られているように、樽見さんは「豆富」という言葉にこだわりがあるので、「豆腐」とするわけにはいかないんでしょうけど、機会損失である可能性は大です。


◆でも、それとは別に内容的には、私はこういう工夫系の話が好きなので、結構楽しめました。

また、思いっきりはしょってますが、「スーパーから一度撤退して、再度手を組んだお話」ですとか、「外食のお店を開いて食べ放題で工夫した話」なども、非常に勉強になりました。

(「外食店」の参考:「茂蔵 飲食店」


◆あと、樽見さんのお母さんが、樽見さん曰く

「ゼニカネの勘定と商売の勘所を見抜くことにかけては、超一流の才能をもっていた」

とのことで、時折挟まれるエピソードが樽見さん以上に面白いんですよ(笑)。

アマゾンの書評読む限り、本書と過去2冊とそれほど変わりがなさそうなので(?)、次回作はゼヒお母さんにフォーカスして本を出して欲しいです(爆)。


【編集後記】

◆またもやムスメ話

昼休みに、ヨメの携帯から電話が事務所にかかってきて、何かと思ったら、『ムスメが部屋で転んで頭打って、「パパに電話する〜」と泣いている』そうな(汗)。

ムスメに電話を変わってもらうと、電話口の向こうでは、しゃくりあげて泣いているムスメの声が。

うっ、うっ、パァパァ、○△□◇、ひっく、☆@、ひっく

とまぁ、こんな調子。

何言ってるのかもよくわからないので、「へー、そうなの、痛いの、かわいそうにねー」とテキトウに話を合わせていると、やがて満足したのか、電話を嫁に返しておもちゃの方に向かったそう(笑)。

小さい子供はよくわかりません(汗)


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この記事へのコメント
               
午前様でお疲れなのに、投稿は忘れない。

すごいですね。

だんだん酷暑になったので、体調には気をつけて!
Posted by タツ at 2006年07月14日 08:13
               
こんにちは。

異業種をヒントにしているところがおもしろいですよね。

良いものを自分にあてはめるというのは、それが可能なら、うまく行きやすいということでしょうか。
Posted by こばやし at 2006年07月14日 09:46
               
smoothさん、こんにちは!

どちらかと言うと、
私の守備範囲のような気がします。

けど、私も、手がでない1冊でした。
ちょっと、読む気をそそられました。

Posted by ニタ@教えて会計 at 2006年07月14日 09:54
               
遅くまでお疲れ様でした。
それでも尚、このブログの質と量、超人です。

ワタシだったら、金子重輔に託して寝てます。(^^;)

ムスメさん、パパ好きですね〜。ほほえましい (^^)

トウフの文字、なるほどですね!
確かに機会損失ですね。

でも、面白い本ですね。
出来たてトウフって・・・。ずっる〜〜


>通称「smooth塾」は、100%塾長がおごり倒すのがモットウでございます(笑)。

ワーワー、行きます、行きます!
というか、純粋にお目にかかれる機会があればとても嬉しいです。

Posted by 齊籐 正明  at 2006年07月14日 12:45
               
smoothさん、こんにちは。

本のタイトルとか、
検索機能がその辺の表記揺れ(?)まで
関知するようになったらいいですが…

今はまだ無理ですかね^^;



Posted by Ater at 2006年07月14日 13:14
               
smoothさん、こんにちは(^^)
ムスメさん大丈夫でしたか??
かわいいですね〜

そっかー、豆腐の検索か〜

なるほどです。ありがとうございます!
Posted by 金光サリィ at 2006年07月14日 13:40
               
娘さん相変わらずな感じですね^^;

子供ってそういうものですよね。

豆腐おもしろそうですねぇ。ぽちっ
Posted by 笑顔整体の院長 at 2006年07月14日 14:57
               
smoothさんこんにちは。タイトルのキーワードはやっちゃったって感じですね。でもおもしろそうですね。娘さんの電話もかわいくていいですね。
Posted by 週末起業サラリーマン at 2006年07月14日 15:19
               
このお豆腐屋さん、お洒落ですよね。
ドレッシングも売っていました。
なんか豆腐を買うと所帯染みる気がしますが、こういう店舗だったら気分も華やかでいいですよね。
夏だし、暑いし、豆腐食べたくなりました。(笑)

ムスメさんかわいいですね〜。
パパの声を聞くだけできっと安心するのでしょう。
最近怖い事件が多いので、こういうお話を聞くとホッとします。
Posted by ビルダーナース at 2006年07月14日 16:18
               
検索に引っかかりやすいか
どうかというのは大切なようですね。

確か、金森重樹氏の
「インターネットを使って〜」
というやつは、オーバチュアで
検索数の多かった単語を表題に
ちりばめたんでしたよね。

最近では大きなリアル書店でも
画面で本を検索するので
検索されやすいと言うことが
より大切になるのかも知れませんね。

まあ、あそこで検索する人は
買う本が決まっているような気も
しますけどね。(^^;


Posted by Yoshizawa Accounting Office at 2006年07月14日 16:29
               
豆富という文字、最初まったく違和感がありませんでした。
アイデア素晴らしいですね。
お母さんに面白エピソードがありそうですね。是非読んでみようと思います(^-^)
Posted by たなか at 2006年07月14日 19:10
               
今日は取り急ぎご挨拶のみ。また後ほど拝見させていただきます。いつもありがとうございます。
Posted by マチスケ at 2006年07月14日 23:05
               
>タツさん

いや、もう今日はイッパイイパイですた(涙)。
暑さと睡眠不足のダブルパンチ(涙)。

>こばやしさん

発想としては参考になる点が多々ありましたよ。
可能かどうかはまた別として(笑)。

>ニタさん

うーん、ニタさん的にはどうなんでしょ?
そちらで今日ご紹介されてた本の方が、ニタさん向きなのは確かですね(笑)。

>斉藤さん

もうね、ブログはライフワークですから(笑)。
顧問先にはゼッテー言えない(汗)!

機会があれば、ぜひお会いしましょう(笑)。
Posted by smooth@マインドマップで読書感想文 at 2006年07月15日 01:10
               
>Aterさん

アマゾンはバイトの人が手入力してるんでしたっけ(汗)?

表記揺れはぜひ対応して欲しいですよね!

>金光サリィさん

ムスメは「超」泣き虫なので、あんまり気にしてません(笑)。

そして「書名」は、サリィさんも本を出されるときにはご注意を!

>院長サマ

ハイ、相変わらずのいつもの風景でございます(笑)。
そして「豆腐」ではなくて「豆富」です(笑)。

>hikaruさん

前の本もそうだったので、かなりのこだわりなんでしょうね。
私だったらカタカナでトウフってしちゃうかも(笑)。
目立つし記憶に残りやすいから・・・。
Posted by smooth@マインドマップで読書感想文 at 2006年07月15日 01:14
               
>ビルダーナースさん

逆に私はこちらの製品はスイーツしか食べたことないんですよ(汗)。
「超オイシイ」とかじゃないですけど、そこそこイケます。

ムスメは「いない人間に会いたがる」ようです。
私と二人だとすぐ「ママァ」となります。

>吉澤さん

書名は最初のフレーズが他の本とかぶらない方が、いい気がしますね。
あと、金森さんは、テストマーケティングの鬼ですからね。
1日PPC広告出して書名決めたとか(笑)。

>たなかさん

ブランディングとしては悪くないと思います。
ただ、「検索社会」を無視(?)しているだけで。
逆に「豆富」でググると、こちらの会社関係しかヒットしないので、それはそれでいいのかも。

>マチスケさん

お忙しいのにご訪問どうぞです。
えーっと、今日の記事は無理なさらなくても(汗)。
Posted by smooth@マインドマップで読書感想文 at 2006年07月15日 01:20
               
連続コメントで失礼します。

>もうね、ブログはライフワークですから(笑)。顧問先にはゼッテー言えない(汗)!

  根性、見習います (^_^;)


>機会があれば、ぜひお会いしましょう笑)。

  はい、その日を楽しみにしています。


>「会計・税務本」は何故か(笑)当ブログでは扱えないのですが、齊藤さんの記事を見て、読みたくなりましたよ(笑)。

 ああ、本職ですもんね (^_^;)
 smoothさんの会計本、見たいです。

 ガックシコロコロとか、ムスメとか、
通常、会計では考えられないワードが頻発しそうなイメージが。

 これまでの常識を破りますね。
 
 

Posted by 齊藤 正明 at 2006年07月15日 08:32