2006年05月30日
「即戦力の磨き方」大前研一(著)
◆本日は、買いに買いまくった(笑)新書の山の中からこの1冊を。
大前節がサクレツしております(汗)。
【目次】
序章 下剋上の時代
第1章 「語学力」を磨く
第2章 「財務力」を磨く
第3章 「問題解決力」を磨く
第4章 「勉強法」を身につける
第5章 「会議術」を身につける
終章 人生設計は自分でやるしかない
【気になった点など】
★即戦力に必要な「3種の神器」
私自身は、語学力、財務力、問題解決力の3つが鍵だと思っている。もちろんこれだけというわけではないが、この3種の神器があれば、まず世界のどこに行ってもある程度通用する。つまりプロフェッショナルを名乗る最低条件というわけだ。
(中略)
業務処理をするだけのホワイトカラーは、世界標準で見れば、せいぜい年収200万円が相場なのだ。
★株投資の原則
◆大前先生によると、次の3つだそうです。
1.株の性格と常識を勉強する
2.身近に株を一緒に勉強する仲間をつくる
3.世界を観る
★40代に対する苦言
『少年ジャンプ』の発行部数は、最盛期、なんと650万部を超えていた。そのとき読者の中心にいたのが、今の40代。だからみな、この少年マンガの影響を強烈に受けている。だがそれは、あまりいい影響とはいいがたい。
(中略)
「キャプテン翼」や「キン肉マン」といった、少年ジャンプを代表する漫画には必ず、「友情・努力・勝利」という「ジャンプ三原則」が盛り込まれているのはあまりにも有名だが、おかげでそれを読んで、漫画サイズの小さな友情、小さな努力、小さな勝利で、すぐにおなかがいっぱいになるよう洗脳されてしまったようなのだ。そして、気がついたら、そのまま大人になっていたという人が、40代にはあまりに多い。
(中略)
あとはとにかく、漫画で思考力が奪われてしまったのか、自分の頭で考える癖がまったくついていない。考えなくても「ドラゴンボール」の続きは、1週間経てばちゃんとわかるように、じっと待っていれば、誰かが答えを教えてくれると思っているのだ。
★ニートと教育問題
エレベーター教育を即刻やめて、代わりに自分の足で高く跳べる人間を育てる方向に教育をシフトするのだ。
(中略)
しかもこの国では、たとえ失敗して失業保険や生活保護の世話になるようなことになっても、インドの中流階級以上の生活が憲法で保護されている。つまり、日本にはアップサイドしかないのだから、安心して跳べばいいのだ。
みながどれだけ高く跳べるかを競う社会になれば、そのときはニート問題など自動的に解決していることだろう。
そして、10万人が高く跳んだら、そのときこの国は、確実に変わる
【読後の感想など】
◆どうも、従来からの大前先生のファンの方から見たら、値段相応の内容のような(汗)。
逆に私のように、特にファンでもない人間にしてみれば、色々と気づかされる点も多かったので、これはこれで全然オッケーでしたが。
そういう意味では、あまり「大前研一さん」という著者を知らない人の方が、お得感があるかも。
◆関係ないですが、上記の40代のお話のところで、
とあって、思わず笑ってしまったのはヒミツです(笑)。私の本を読んでも、「『即戦力の磨き方』と書いてあるから、どうやったら磨けるのか詳述しているのかと思ったら、考え方や精神論ばかりで具体案は何も書いていない」と、アマゾンの書評欄に投書するのもこの連中である。
このブログの読者のアナタは、そっくりそのまま匿名でアマゾンに投書しないで下さいね(笑)。←シャレでやろうかと思った(笑)。
◆「PHPビジネス新書」はどれも結構売れているようですが、これもそれぞれの著者のあらたな読者の発掘に貢献しているからかもしれません。
個人的には、正直、どれも「それほど好物ではない(笑)」内容なんですが、ワケあって読んでおります(爆)。
著者の意図や出版社の意図と、読んだ自分の感想のギャップなどを確認すると、色々勉強になるんですよね(笑)。
即戦力を磨くための考え方や精神論を学びたいアナタに!
【編集後記】
◆昨日もまたまた足が痛くなる靴を履いてしまいました(涙)。
・・・図の矢印(笑)のところが痛いんです(笑)。
痛いんですが、自分的には結構高い靴(笑)なので、無理してでも履いてます。
実は、最近この本を読んで、身なりにも気を使おうと思っているわけでして(笑)。
小さな会社の富裕層マーケティングDO BOOKS
ご声援ありがとうございました!
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私も買ってみましたが、
この記事を読んで、読むかどうか保留にしました。
>身なりに
大事なんでしょうね。
確かにそうですね!
私には、なるほど!と思えました。
NHKの例の映像、私のページから、smoothさんのページに飛ぶようにしました。
あれをお蔵にするのはもったいなくて・・・(^^)
大前研一さんは、20代の頃から大手企業に入ってコンサルやっていました。
だから、「おまえらちゃんとやれよ!」という気持ちはあるんでしょうね。
>私の本を読んでも、「『即戦力の磨き方』と>書いてあるから、どうやったら磨けるのか詳>述しているのかと思ったら、考え方や精神論>ばかりで具体案は何も書いていない」と、ア>マゾンの書評欄に投書するのもこの連中
これは、笑いました。
40代の私もかろうじてこれは逃れていた(ホッ)
考えて実践してもらうからワークショップなのに、ずばりの答えを欲しがり、かなりご不満な様子で帰られました。
なら始めから制作会社に頼めばいいのに。。。
そんな方にこの本を渡したいっ!
実にスルドイ質問ありがとうございました。
これまだ読んでいませんがプロフェッショナル系な本でしょうか。足もとは公開可なんですね。笑)
ある意味、新書らしい新書かなと思います。
大前さんの本を何冊か読んでいるものとしては、やはり微妙ですね。
ターゲットが違うのでしょうね。
はいた後のケアも大事ですね^^;ぽちっ
この本タイトルでおっと思いましたが、
内容を読んで再検討致します。笑
即戦力は実に身につけたい切実なところなんですが。。。
私もこの手の靴で同じ部分を傷めています。涙。
しかも踵もけっこうあって、長身がさらに伸びてしまって。。。汗
私は42歳なので、まさにジャンプ世代です。
なので大前先生の言葉は、少し耳が痛い!!
でも、
>漫画サイズの小さな友情、小さな努力、
>小さな勝利で、すぐにおなかがいっぱい
>になるよう洗脳されてしまったようなの
>だ。そして、気がついたら、そのまま大
>人になっていたという人
私は、このことに気づいたもん勝ちと思って
います。
買ってあるならいいんですが、保留決定してしまうような記事を書いてしまったとは。
_| ̄|○ ガックシ
>斉藤さん
直接、例のページに貼って頂いても良かったんですが(汗)。
おかげさまで、訪問された方が結構いました。
感謝です!
>タツさん
大前節が好きな方なら、結構オススメなんだと思うんですが、鼻に付く(?)方は、あの見下ろすような言い方がダメかもしれませんね。
>アマゾンに投書
いや、マジで私はやりたかったんですが(ウソ)。
足首の可動部分より上まで紐でタイトに締める仕様なんですよ(涙)。
馴染むのまっております・・・。
>ビルダーナースさん
そういう方には、「発想源ライブ」に来ていただいては(笑)?
あ、リアルの弘中さんは、温厚なんでダメですね(笑)。
そういう方にはこの本渡しても読まないかも(汗)。
>マチスケさん
私はほとんどNLPは知らないので、思いつきなんですけど(汗)。
この本は一応新書なんで、それほどプロフェッショナルではないかもしれません。
足元どころか、顔のした部分はかつて公開してました(笑)!
>こばやしさん
やはしビミョウでしたか(汗)。
他の本読んでない私が書いてもこんな記事でしたが、やはり書くべきではなかったか(汗)?
履いた後は、脱いでホッとしてます(笑)。
ダメじゃん、自分(涙)。
>kojiさん
ご無沙汰ですー。
「おっと」思った人まで躊躇させてしまう記事だったとは。
_| ̄|○ ガックシ
身長はいらなかったら、ぜひ分けてください(ムリ)。
>重田さん
おお!同世代の方がここにも!
正直、私は当時から「マイナー党」だったため、あまりピンとこなかったですね。
やりもしないのに、小学校当時から野球ではなくサッカー観てましたし。
時代が時代ならヒキコモリになってたかも(汗)。