2006年05月20日
『突破力!』堀 紘一 (著)
ご存知の方も多いハズの堀 紘一さん。
経歴でまずビビります(笑)。
◆このブログで最初にご紹介する本が新書で、掘さんには大変申し訳ないんですが、思うところがありまして(汗)。1945年、兵庫県生まれ。東京大学法学部卒業後、読売新聞経済部を経て、1973年から三菱商事に勤務。ハーバード・ビジネススクールでMBA with High Distinction(Baker Scholar)を取得後、ボストンコンサルティンググループで国内外の一流企業の経営戦略策定を支援する。1989年より同社代表取締役社長。2000年6月、ベンチャー企業の支援・コンサルティングを行なうドリームインキュベータを設立、代表取締役に就任。同社を2005年9月、東証1部に上場させる
【目次】
第1章 「仕事」に対する突破力
「営業活動」の壁
「成果」の壁 ほか
第2章 「人間関係」に対する突破力
「上司」の壁
「世代間ギャップ」の壁 ほか
第3章 「キャリア」に対する突破力
「やりたいこと」の壁
「焦り」の壁 ほか
第4章 「人生」に対する突破力
「お金」の壁
「心と体の健康」の壁 ほか
【気になった点など】
◆今回も大胆に(笑)引用しまくります!
★「仕事」に対する突破力より
・・・えーっと、40代の人はどうしたら(汗)?物事がうまくいかないときには、その原因を周囲や他人に求めてしまいがちだ。
でもそこで、ちょっと立ち止まって考えてみてほしい。
物事が初めから理想通りにいくことなど、本来、ありえないということを。
まずは自分が創意工夫や努力をし、それに周囲が反応してくれて、やっと状況が理想に近づいていくほうが普通だ。
20代、30代のうちは、何か問題があったとき、その原因の矢印を自分に向ける癖をつけておいてほしい。
最初は苦痛に感じるかもしれないが、かえってそのほうが悩み少なき人生を送れることを、私はみなさんに約束する。
★「人間関係」に対する突破力より
ビジネスパーソンが成功するかどうかは、人間的な魅力で決まってくる。
とくに、「可愛げ」のないヤツは、絶対に成功しないと断言してもいい。
上司に可愛がられ、取引先に可愛がられ、部下や後輩たちにも「厳しいけど、何となく憎めない」と思われるようになることが必要だ。
昨今のIT長者さんたちはどうなんでしょね(汗)。
サイバーエージェントの藤田さんなんかは、こういう感じがしますけど、ホリエモンは・・・(汗)。
★「キャリア」に対する突破力より
確かに「アイデアだけの人」っていますよね(私とか(笑))。ベンチャーを始めたい人のために、付け加えておくと、ベンチャー企業をつくりたいなら、斬新なアイデアとそれをビジネス化する仕組みの両方を考えておく必要がある。
私たちの言葉では、これを「差別化×回収エンジン」という式で表している。
画期的なアイデアを思いつく人はけっこういるが、それだけではベンチャーは成功しない。
アイデアを現実の利益に結びつけられなければ、会社は倒産してしまう。
現実に、そういう経営者は少なくない。
面白いアイデアを思いついたくらいでは、ベンチャーを始めてはダメ。
回収エンジンを考えて、どうしたら利益が出るかを計画できた時点で、ベンチャーを興すべきだ。
本当の起業はそこから先が大切ということで。
★「人生」に対する突破力より
私は、基本的には、お金は「影」のようなものだと考えている。
影は、物体に光が当たることによって生じる。
だけど、そこに何の実体もなければ、影は生まれようがないのだ。
これは、能力とお金の関係にも当てはまる。
自分に能力やスキルという実体がなければ、影であるお金は生まれない。
逆に、能力という実体が備われば、「いらない」と言っても、お金はついてきてしまう。
【読後の感想など】
◆アマゾンから提示されたレビューだけだとわからないのですが、この本は基本的に「Q&A方式」をとっています。
というのも、本書は雑誌『THE21』の「堀紘一のビジネスマンに喝!」という連載を元に加筆・修正してできているからでして、その質問内容も、さまざま。
上記のような、真面目な内容はもちろんのこと、「恋愛」とか「不倫」なんて項目もあって、そのあたりのページは「通勤列車で覗き込まれたら恥ずかしい」かも(笑)。
◆また、「対象としている年齢が20代〜30代」なので、正直私は手遅れ(笑)という気がしないでもなく・・・(笑)。
それでも必死に(笑)、自分に当てはめられる部分や、普遍的な部分について付箋を貼って読んでいましたが。
◆それともう一つ、私は『BIG tomorrow』での堀さんの連載を毎号かかさず読んでいるので(笑)、この本を楽しめたのかもしれません・・・。
とりあえず「若手サラリーマン」のアナタに!
突破力! (PHPビジネス新書)
【編集後記】
◆一昨日は、たまたまムスメが起きている時間に帰れました(というより疲れきって逃亡してきたんですが(笑))。
帰ってきた私を見るなり、玄関先でムスメが「ぱぱぁ、あいたかったよー」と抱きついてきました。
お父さんジーンとしてしまいますた・・・。←バカ親
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堀さんは、著作が多いですよね。
これは、軽い感じで読めますね。
新書として、良い感じの本だなと思います。
毎晩遅くまでお疲れ様です。
それでもブログを更新されてすごいです!
20〜30代向けなんですね。
仕事忙しそうですね^^;ぽちっ
堀さんは、テレビや雑誌でよく見かけますね。
「朝まで〜」という議論番組の最初のころに出ていたのを覚えています。
応援クリックしていきますね。
私も、昨晩ちょっと晩くて、朝は会議で早いので、ムスメと会えないかなと思っていたら。
朝、目を覚まして、抱きついてきて、
「パパ、暖かくて、好き〜」
もう感激です(嬉)。
こんどは、専門の読書コーナー
にしたのですね。
私も最近は、smoothさんの所をまずみて
購入するようにしています。
>何か問題があったとき、その原因の矢印を自分に向ける癖をつけておいてほしい
コレはまさにその通り!と感じてます。
日々修行です・・・
「ぱぱぁ、あいたかったよー」なんてうれしいですよね〜。
お疲れでしょうが、乗り切ってくださいませ。
スイマセン、私、堀さんは本としては1冊くらいしか(しかもだいぶ昔)読んでないんです(汗)。
良いカンジでよかった(笑)。
>齋藤さん
ホント軽い感じで読めますよ、コレ。
ブログ更新はある種の修行のようなものですから(笑)。
>院長サマ
まぁある程度の年齢以上の方にはちょっとアレですが(汗)。
仕事は職業柄、今だけ忙しいんです(汗)。
>タツさん
ス、スイマセン(汗)。
テレビは幼児番組(爆)しか観ないので、堀さんがテレビに出てらっしゃるとは露知らず。
応援ありがとうございます。
他の家のお話聞いて最近思うんですが、ある種の「計算ずく」みたいなカンジしません(笑)?
いえ、男の子だとそうでもないんですが、女の子ってそういうカンジが(汗)。
>栗原さん
今月はセミナーも行けないので、内容はほぼ100%本のことじゃないですか。
客観的にココでもいいかな、と。
本は栗原さんには参考にならない可能性はあります(特に古い本)が、新刊中心なら参考になるかと。
>ビルダーナースさん
えーっと、ビルダーナースさんみたいにバリバリお仕事やってる方には、この本は軽すぎるかも(笑)。
堀さんは深い方なんですが、本のターゲットが若手なので、必然的に薄まっております(笑)。
ムスメは言う事は可愛かったりするんですが、最近思い通りにならないとキレるんで(笑)ちょっと心配です(汗)。
遅ればせながら、『突破力!』読ませていただきました。
20代の私にとっては大変参考になる部分が多かったです。
今後もBLOGチェックさせて頂くので宜しくお願いします。