2006年05月12日
「成功遺伝子―この行動が8つのDNAを目覚めさせる」トーマス・L・ハリソン (著)
「成功遺伝子―この行動が8つのDNAを目覚めさせる」トーマス・L・ハリソン (著)
いつもご声援ありがとうございます!
【はじめに】
◆おはようございます。
連日の疲れからか、さすがに昨日は帰ってきて速攻寝てしまったsmoothデス(汗)。
おかげでかなり体力が回復しました(笑)!
◆今日ご紹介するのは、先日の記事で一度触れたこの本。
『エクセレント・カンパニー』のトム・ピーターズ絶賛!「できることなら、20年前にこれを読みたかった!」
というコピーはなかなか秀逸ではないでしょうか!
【目次】
第1章 「成功遺伝子」判定テスト
第2章 成功遺伝子1―「古い傷あと」遺伝子
第3章 成功遺伝子2―「自分像を描く」遺伝子
第4章 成功遺伝子3―「前方に焦点を合わせる」遺伝子
第5章 成功遺伝子4―「曲がり角の向こうを見る」遺伝子
第6章 成功遺伝子5―「電話営業」遺伝子
第7章 成功遺伝子6―「モグラたたき」遺伝子
第8章 成功遺伝子7―「POHEC」遺伝子
第9章 7つの成功遺伝子で人生の分岐点を見極める
第10章 成功遺伝子8―「いい人」遺伝子
第11章 社内起業に必要な第9の成功遺伝子―「共生」遺伝子
【気になった点など】
★起業家的発想ができる人のヒミツ
◆著者のハリソン氏曰く「固定観念をうまく処理する」ことと「二歩先を行く」のが肝心だそう。
前者については、『世間が「当たらない」というものほど当たる』ということからもわかるように、固定観念を疑うことを勧めています。
また後者については、「こうしてみたらどうだろう?」だけでなく、「その後どうすればいいだろう?」とつけ加えて考えるのだとか(考えたことなかったデス(汗))。
★「人生の句読点」を見抜く
◆「人生の句読点」とは、起業や転職、さらには自分のモデルとなる人物との出会い等、人生においてキーポイントとなる、非常に重要な決定やチャンスのことを言います。
その「人生の句読点」を見抜くにための3つのポイント。
1.「それによってどれくらいの変化が起こるのか」。
⇒変化が大きければ大きいほど、双方に複数の共通要素があることを確認するのが重要になってきます。
2.「それはあなたにとって、どれくらい居心地の悪い状況をつくり出すか」
⇒多少の居心地の悪さくらい感じなければ、それはあなたをキャリアアップさせているとはいえないだろう。
((注)「居心地の悪さ」の重要性については、以前、鮒谷周史さんからもご指摘がありました。)
3.「その判断に関する外的情報と内的衝動がどれくらい一致するか」
⇒外部からの情報インプット(つまり、他人に言われたこと)があなた自身の内なる衝動とマッチしているなら、それは目の前に句読点が迫っているシグナルかもしれない。
★自分ブランド
◆非常に重要なフレーズがあるのでそのまま引用します。
あなたのパーソナルブランド(自分ブランド)、つまり、あなたの評判は、あなたにとって一つのキャピタルアセット(資本資産)なのだ。
だから、あなたの評判は、それにふさわしく、大切に扱わなければならない。
たとえば、あなたが何らかの機材に投資したならば、それを維持するためにメンテナンスを行うのが普通だろう。
あなたの「自分ブランド」も機材と同じだ。
ブランドには、あなたが所有する機材やハードウエアと同様に、定期的なアップグレードが必要だ。
そのブランドがいますぐ果たすべき機能だけでなく、いまから3年後や5年後に果たすべき機能までも考慮して、どんどん改良していかなければならない。
あなたのブランドは、あなたが世の中に提供しているものの一部なのだから。
★「あとちょい起業家」と「ほんとうの起業家」
◆独立の一歩手前でやめてしまうタイプの人を、ハリソン氏は「あとちょい起業家」と呼んでいます。
これらは、リスクや不安にに対する耐性が弱すぎて、最後の一線を越えることができない人です。
こういう場合、ムリに起業するのではなく、自分が「あとちょい起業家」であることを自覚して、「社内起業家」を目指すという手もあります。
◆また「あとちょい起業家」の中には、「独立して会社をつくるという最初のリスクさえクリアできればいいのだ」と思っているタイプもいますが、これは間違っています。
うーん、なるほど・・・(汗)。残念ながら、会社をつくるリスクなんて、ほんの手始めにすぎない。
起業というのは棒高跳びのように一回飛べばいいというものではなくて、障害物競走のように次々とハードルを飛び越えていく作業だ。
「あとちょい起業家」と「ほんとうの起業家」をふるい分けるのは、何かを最後までやり通す力だけでなく、同じことを何度も繰り返しやる力なのだ。
【読後の感想など】
◆なかなか中身の濃い本でした(汗)。
タイトルや目次(だけだとわかりにくいですね(汗))をご覧いただければお分かりのように、「生まれもった遺伝子によって、行動や性格が左右される」、という前提にのっとって、成功(主に起業)について論じています。
ただ、「俺はこの遺伝子がないから起業は無理だ!」とか言うのではなく、自分自身のの遺伝子をたな卸しし、優れた遺伝子を活性化させ、弱点を補強し、本能的な決断力を磨く方法を理解することを著者は望んでいます。
◆実際に成功や起業に遺伝子が関係しているのかについては、私自身はまゆつばなんですが(笑)、一応著者は細胞生物学を専攻しており、根拠がないわけではありません。
血液型による性格判断だって、当たっていると思われるケースは多いですよね(笑)?
どうせなら「遺伝子」ではなく、「気質」と言いかえれば、特に違和感もない自分(笑)。
◆本の中では、上でおもいっきり引用しまくった(笑)自分ブランドの話にかなり引き込まれました。
そう、私やアナタの「自分ブランド」も一種の資産なんですよね。
大事に扱わないと・・・って自虐系というのもブランドなんですか(汗)?←逆ギレ
◆先日も言いましたが、「起業」や「社内起業」、そして「自分ブランド」に関心のある方にはオススメ!
成功遺伝子―この行動が8つのDNAを目覚めさせる
【編集後記】
◆昨日、ヨメにつれられて、近所の犬を飼っているお家を訪れたムスメ。
「ワンワンいるお家行く?」
「いくーーー!」
てなもんで喜んでついていったものの、そこの犬はかなり大きなゴールデンレトリーバー。
しかも結構な老犬で始終「ハァハァ」言っているという(笑)。
◆玄関先で対面したムスメは、さすがにおびえたらしく、
「ちょっとこわい、ちょっとこわい」(ムスメの口ぐせ)
と言いながらヨメの後ろに隠れていたそうです。
ムスメよ、それは「ちょっと」って言うんじゃないんだぞ(笑)。
ご声援ありがとうございました!
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本書は、実際に起業している人の話の部分が良いなと思います。
これから起業する人や、起業したての方が、読むと、ヒントが得られるように思いますね。
固定概念って壁をつくってるようなものですしねぇ。
ぶち壊すぐらいの気持ちが必要なのかもしれませんね^^ぽちっ
ムスメさんの、口癖かわいらしいですね。
ウチは、めちゃくちゃ、ハイテンションでしゃべくりまくります。
女の子は、そうなるんですかね?
居心地の悪さの重要性、なるほどと思いました!
非常に楽しかったです (^^)
ちょっとこわい
まねしてみよ〜っと♪
うちもやだやだが口癖です。笑)
「20年前〜」のコピーはいいですね。
いつも参考になります。
応援クリックしておきます〜
「なりたい自分像」に近い人のそばにいると遺伝子がそうなってくるって言っておられました。
一番簡単に出来る遺伝子操作法かも??
娘さん、可愛いですね。
娘さんがいつの日かsmoothさんの遺伝子を受け次ぐ子どもを出産されるかもなんですね。
って先すぎる話ですね。
でもそう思ったら厳かな気持ちになる私です。
「ちょっと」こわいがかわいいですね。
成功遺伝子ってすごい
タイトルですね。
かなりの人数のインタビューが収録されてますモンね。
おっしゃるとおり、起業直前もしくは直後の方にはオススメですね。
>院長サマ
この本読んで、ホント固定観念は邪魔なんだな、と思いましたよ!
>hikaruさん
hikaruさん的にはいつか読んで欲しいですね!
たとえ今じゃなくても・・・。
>ニタさん
ウチのムスメは今のところ、それほどハイテンションでもないです(笑)。
今後どうなるのやら・・・?
とりあえず、一般常識に囚われていてはいけないようですね。
一度書店等でご覧になってみてはどうでしょうか?
>イヴォンヌさん
私自身が「チョイ悪税理士」などと言われているので、まさにぴったりです(笑)。
>金光サリィさん
お忙しい中コメントありがとうございます。
「ちょっとこわい」はウチのムスメの商標権がありますので、真似は困ります(笑)。
>マチスケさん
最近、めったにセミナーも行かない(行けない(涙))ので、思い切って「読書」に移ってみました。
マチスケさんのところお「やだやだ星人」なんですね!
お互い頑張りましょう!
せっかくそちらでSEO話されているのに、その手の本が滞ってましてスイマセン(汗)。
応援どうもです〜!
>まさみさん
>「なりたい自分像」に近い人のそばにいると遺伝子がそうなってくるって言っておられました。
マジですか(汗)?
自動でモデリングしてくれるとは(汗)。
そしてムスメの出産は、まだ考えてこともありません。
>栗原さん
最近は「ムスメネタ」が比較的みなさんの「食いつき」がいいので、これからも面白いうちに(笑)ガンガン使っていきます。
タイトルは出版社が「サンマーク出版」なので、「ひょっとしたら?」というカンジですね。
起業支援をしている私としては興味深い本ですね。
自己実現のひとつが「起業」だと私は考えておりますので、独立起業でなくても社内起業でも、自己実現が一番達成しやすい「場」で活動するのが、いいのではないでしょうか?
応援ぽち