★『「みんなの意見」は案外正しい』　ジェームズ・スロウィッキー（著）:マインドマップ的読書感想文

2006年02月28日

★『「みんなの意見」は案外正しい』　ジェームズ・スロウィッキー（著）

「みんなの意見」は案外正しい

◆こんばんは。

昨日の記事のコメントで、「パリジェンヌの毎日が向上！」のパリジェンヌさんと「ビジネス書評　偏毒（偏読書）のススメ 1日1冊＾＾；」のてつさんから、「いつお仕事されているのですか？」と秘孔を突く質問をされたsmoothデス。

そうなんです。

正直、この時期のこの業界の人間としてはあんまり仕事してません（汗）。

ただ、本は「通勤中のみ」で、セミナーは「ヨメに怒られない程度」と、自分的にはワク作っております（一応）。

◆それでも顧問先にはこんなことやってるなんて言えません（汗）。

今からこんな調子で本当に忙しい５月になったら、果たしてどうなることやら（汗）。

万が一連日「ビジネス書購入日記」になって、読んでない本の画像だけ貼ってても、大目に見てやって下さいネ（笑）（←オイ（怒）！）

というわけで、まだ２月なのに（笑）もうすでに逃げの体勢の自分（汗）。

今日は、忙しくなくても記事になかなかできないでいた掲題のこの本をご紹介！

◆ご存知の方も多いと思いますが、この本、「ウェブ進化論」で言及されていたんですよね。

ウェブ進化論本当の大変化はこれから始まる

要は「Web2.0時代が到来するためには、不特定多数の力が必要」というわけなんですが。

「適切な状況の下では、人々の集団こそが、世の中で最もすぐれた個人よりも優れた判断を下すことがある」というテーマを追求した刺激的な本である。（「ウェブ進化論」より）

◆「ウェブ進化論」が盛り上がっている割には、この本の書評があまりなくて。

そう言う自分自身、なかなか取り上げられなかった・・・というか、結局今現在もマインドマップにもできてないんですよね（涙）。

自分の力量不足を棚に上げて（笑）目次のせいにしますと

集団の知恵
違いから生まれる違い―8の字ダンス、ビッグス湾事件、多様性
ひと真似は近道―模倣、情報の流れ、独立性
ばらばらのカケラを一つに集める―CIA、リナックス、分散性
シャル・ウィ・ダンス?―複雑な世の中でコーディネーションをする
社会は確かに存在している―税金、チップ、テレビ、信頼
渋滞―調整が失敗したとき
科学―協力、競争、名声
委員会、陪審、チーム―コロンビア号の参事と小さなチームの動かし方
企業―新しいボスって、どうよ?
市場―美人投票、ボウリング場、株価
民主主義―公益という夢

ってカンジで、章ごとに何が言いたいのかわかりにくいんですよ。

◆ただし、書いてある事例はかなり面白いです。

★「最後通牒ゲーム」のナゾ（「自分勝手な行動に制裁が加えられるなら、自分の取り分はなくていい！」）。

★「公共財に関する実験」とは（「みんなに税金を負担してもらうためには「３つの信頼」が必要）？

★「バブルに関するカリフォルニア工科大学の実験」（「バブルがずるいのは、バブルの期間が長引けば長引くほど、それがバブルのように見えない点にある」）。

一つ一つ解説しているととんでもなく長くなっちゃいますので、さーっと（笑）。

・・・って、情報商材並みにわけわからないですよね（スイマセン（汗））。

◆最近、このブログ経由で本を買ってくださる方が多い（以前より）ので、あまり煽りたくはないんですが、一応アマゾンにあった「カバーの折り返し」から引用します。

スペースシャトル墜落事故原因を、誰よりも早く察知したのは、調査委員会ではなく、株式市場だった。

インターネット検索エンジンのグーグルが、何十億というウェブページから、探しているページをピンポイントで発見できるのも、精密な選挙結果の予測ができるのも、株式市場が機能するのも、はたまた午前二時に思い立ってコンビニで新鮮な牛乳が買えるのも、それはすべて「みんなの意見」、つまり「集団の知恵」のたまものである。一握りの権力者たちが牛耳るシステムの終焉を高らかに謳い、きたるべき社会を動かす多様性の底力を鮮やかに描き出す、全米ベストセラーがついに上陸！

「ウェブ進化論」が良かったという方は、要チェックで！