2006年02月11日
ブロガーと梅田望夫が語る「どうなる? マスとネットの力関係」【ITmediaNews】
◆昨日の★「ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる」 梅田望夫 (著)の補足として、この記事を。
ブロガーと梅田望夫が語る「どうなる? マスとネットの力関係」
◆さらにこのイベントの全ログもはてなで公開されてましたので、興味のある方はご覧ください。
梅田望夫がブロガーと語る「ウェブ進化論」ログ
◆出席者である、有名ブロガーR30氏のこの本の書評。
書評「ウェブ進化論―本当の大変化はこれから始まる」・上
一応まだ続くので、続きも要注意かと・・・。一言で言うと、この本は「Google論」だと思う。Googleがどういう会社であるか、どんなパラダイム・チェンジをウェブの世界(とそれに繋がる情報社会)に引き起こしたのか、それがどのような思想的な特徴を持っているのか、そういったことが最新のキーワードをちりばめつつ書かれている。
しかし、僕の目から見ると、ある非常に重要な1点のことが、なぜかこの本には書かれていない。正確に言うと、話が何度もそれに近いところまで接近するのだが、なぜかその1点を明言せずに通り過ぎてしまうのだ。梅田氏が自分のビジネスにもかかわることであるがゆえにあえて外しているのか、それとももっと別の理由があるのかは分からないのだけど。
書かれていないこととは、Googleの本当の功績が、「ネット上での情報の組織化の効率性を現実世界よりも高めるイノベーション競争に火をつけた」ことにあるという点だ。
◆なお、上記イベントログから気になる発言をピックアップ
★徳力さん(FPN)
さっきメディアはコンテンツと編集と流通で成り立っているという話をしましたが、
流通がインターネットになって、コストゼロでメディア的なことができるとなったとき、既存のメディアの人は、コンテンツに価値があるとおもって、自分たちがコンテンツをしっかり作れば、そこを押さえればいいと聞くんだけど、今、ポイントはコンテンツを見つけてくる、編集というのに力が集まっていて、そこをいかに押さえるかという話になっている。
コンテンツを作るというのが、趣味で成り立ってしまうというのがメディアは怖い。
例えばパンを作るのが趣味といっても原価がかかるからタダでは配れない。
でも、ジャーナリズムというか、例えばブログみたいに、コミュニケーションを楽しんだ上で、結果としてコンテンツがどんどんできてしまうこともあるわけで、既存メディアの人は、自分たちがコンテンツを作る人たちだと勘違いして、コンテンツに依存しすぎると、編集する人に力がうつって、作る人がじり貧になる可能性はある。
そうなったときに、いまのメディアの人たちが言っている、メディアでないとできない部分というのは、どうなるんだろうということについて聞きたい。
★山岸さん(GREE)
先日の話、adobeのWeb2.0関連投資担当の人が来ていて、その人の話だとUSでは、SNSってのはGoogleが唯一検索できない部分だから、Google以外で何かあるとしたら、SNSかもねー、みたいな話があってGREEにやってきた、という話があった。
★梅田さん(著者)
ぼくはオープン・クローズの差というのに違いをすごい感じている。
SNSというのは、ちゃんとやれば確実に儲かるんだろうなーという確実感があって
(お金の稼ぎ方が古いのは確かですね:山岸)
SNSがWeb2.0っぽくなるためには、ユーザ数がほんとに多くなって、インターネット空間くらいの規模になって、それぞれのユーザが作った情報をメタ的に活用して、価値を生むというのは2.0的だなーと。
でも、今は確実に儲けるプランで確実に走って、IPOするか、売却するかという、そういうのをExecution Playって言うんですけど、やることはわかっているから、やろうという、こういう感じに思う。
一方、はてなはどうなるかわからない。全然わかんない。
ロングテールがうまいのか、まずいのかも、やってみないとわからない。
やってみないとわからないというのを、面白いと思うからやってます。
◆どうでもいいですが、今日の記事はかつてないほど引用しまくってますよね(汗)。
これは下手したら、著作権に引っかかるかも(汗)。
まぁ、私なんかよりこの問題を深く追求されてる方々のお話なんで、下手にバイアスかけるより、そのまま読んで頂いたほうがいいかと思ったもので。
◆なお、Web 2.0的な考えが成立する根源にあるのが市井の人々のチカラです。
Wikipediaが成り立ってるのも、Googleの結果が真っ当(?)なのも、結局は「社会の多様性の底力」。
というわけで、未読本の山を尻目に今日、下記の書籍を購入してきました(笑)。
これから読むのが楽しみです!
ランキングご協力ありがとうございました!
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コメントありがとうございました。
さすが、smoothさん!「ウェブ進化論」読まれたんですね。
私もアマゾンで注文していて昨日読みました。今日の記事は、「GMの広告費削減」の話題の予定だったのですが、予定を変更して「ウェブ進化」に関係したものにしました(^^)
それにしても、この本はかなりキテますね!
ランキング誰がいなくなったんですか?ぽちっ
「ウェブ進化論」は昨日買いました。
でも、この2日間「ミッドウェーの奇跡」を読んでました。面白かったです。
でも、記事には使えない(泣)。
しかも、上下2冊(笑)!
昨日、一昨日とお疲れ様でした!
この2日間で色んなことを詰め込んだので、今度はアウトプットに精を出さなければ・・。
これを機に、これからもぜひぜひよろしくお願いいたします。
応援クリックも完了っ(^^)v
えーと、この辺は、みなさんが言われているとおりだと思います。
ただ、まだ、先はわかっていない、実験段階でもあるとも思いますが。
そこらへんが、おもしろいというか、可能性があるということでも、あると思います。
胸に突き刺さりました。(笑)
カチッと。
このpodcast2回くらい聞きました。
公開セミナーの録音は聞きにくいし、雰囲気分からないし、音量を大きくすると途中で大きな咳をする人がいてびっくりしたりと、大変です(笑)
スクリプト見たほうが早いし、びっくりしないので(笑)いいですね。
先日はどもでした^^
お会いした日の記事をトラバしようかと
思ったのですが
何故か出来なかったので
コメント欄にお邪魔します。
以下有末さんも登場のあの日の記事です。
http://blog.arakishishou.net/?day=20060211
私にはよくわからないのですが、
面白いですね。
このへんの話についていけるように
なりたいですね。
もっともっと考える習慣を作らねば。