スポンサーリンク

       

2005年03月15日

「記憶力を強くする」 池谷裕二(著)


「記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方」池谷裕二 (著)


個人的評価:★×9

【はじめに】

◆イキナリ高評価してしまいましたが、それだけの本です。
ただし、そう評価する人は以下のどちらかに属する人だと思います。

・脳の仕組みを知りたい人
「何らかの必要があって記憶力を強くしたい」


さて、アナタは・・・?



【目次】

第1章 脳科学から見た記憶
第2章 記憶の司令塔「海馬」
第3章 脳とコンピューターはどちらが優秀なのか?
第4章 「可塑性」―脳が記憶できるわけ
第5章 脳のメモリー素子「LTP」
第6章 科学的に記憶力を鍛えよう
第7章 記憶力を増強する魔法の薬
第8章 脳科学の未来


【読書マインドマップ】

3522e7b5.jpg
















【読後の感想その他もろもろ】

ワケあって(?)記憶力の本を読み漁っている私には、モロにツボの本でした。

他にも「記憶力」について書かれている本はたくさんありますが、この本を参考にしているケースも結構あります。

何たって「東大で脳の研究をされている方の記憶力の本」ですから!!!


◆ネタ本としてもかなり優秀で、この1冊だけで、記憶に関するコラムが15回分位書けます(笑)。

というか、ブログランキングに入っているブログのいくつか、さらに私が購読しているメルマガの一つは、モロこの本をネタにしてます(明記している人もいますが)。


◆もちろん、テクオンリーというのではなく、「新書らしく」、脳と記憶の仕組みについても、詳しく述べられています。

ただし、著者が、難しい話をわかり易い次元まで上手く落とし込む能力に優れているので、素人でも理解できます(自己申告)。


◆また、肝心の(?)方法論については、「科学的な根拠に基づいている」ため、「なるほどー」とうならされる事が多かったです。

「何故徹夜をしてはいけないのか」
「年齢によって覚え方は違う」
「復習の重要性」


などなど・・・。


◆ただし、ここでは今流行りの「右脳型」と「左脳型」のような、「科学的な根拠に乏しい(?)」話はいっさいありませんでした。

個人的には「科学的に効果がある方法」も大事なんですが、「非科学的でも効果がある方法」が知りたいところです。

少なくとも「科学的で効果が無い方法」よりはマシですから(笑)。

人気blogランキングご声援ありがとうございました!

この記事のカテゴリー:「私と100冊の勉強本」へ

このブログのトップへ



スポンサーリンク




               

この記事へのトラックバックURL


●スパム防止のため、個別記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。
●トラックバックは承認後反映されます。
                               
この記事へのトラックバック
               
トラバありがとうございました!御礼トラバでございます。
記憶力をつよくする【少しはお役に立てたでしょうか?】at 2005年03月20日 01:06
               
【記憶力を強くする】の読書感想マインドマップを紹介しています
記憶力を強くする【みんなの読書感想マインドマップ】at 2005年03月24日 21:30
                               
この記事へのコメント
               
smooth foxxxさん、こんにちは。

なるほど、脳がテーマですね。
じゃ、こっちも対抗して、脳の本を仕込みます。

お楽しみに!
Posted by ニタ at 2005年03月15日 18:33
               
読書マインドマップ、きれいな図ですね。

脳と記憶力、まだまだ未知の分野ですが
これから、いろいろ解明されるでしょうね。

好き、嫌いの記憶の海馬との関係とか。
Posted by 栗原敏彰 at 2005年03月15日 21:07
               
お、話に聞いてた池谷先生の作品ですね。
ブルーバックスって言うだけでも
科学的なにおいがプンプンしますね。
「進化しすぎた脳」は哲学的な部分も多かったのですが、
こちらは、科学読み物として楽しめそうですね。

Posted by phoenix_pilot at 2005年03月15日 21:32
               
>ニタさん

ほほうー。経理本が本職のニタさんが脳の本ですか。
興味津々です(笑)。

そうそう、そっちではあらぬ展開になってスイマセンでした。


>栗原さん

自分で書いてて思うんですが、やっぱりマインドマップは
基本的に「知の共有」というよりは、「知の整理」ですね。

同じミーティングに出てたり、同じ本を読んでないと、
それだけで理解するのにはムリがあります(汗)。

そういう意味では、ここで書いてるマインドマップも
「情報の垂れ流し」に近いんですけどね・・・。

>phoenix_pilotさん

確かに読み物としても面白いです。
ただ、ご本人は「哲学」というか、「意識」の方に
ベクトルが向いているハズです。

この本にも書かれてるんですが、「記憶」の仕組みは
ほぼ解明できているんですよ(本人いわく)。

そして我々は、その膨大な記憶の中から、「意識」して
必要な情報を取り出していてるのですが、その辺の仕組みが
わからん、と。

ちなみに、既にもう一冊池谷先生の本を購入してまして、
そっちはもろに裏ブログ用のテク満載の本です(笑)。

それもレビューしていいんだろか(汗)?
Posted by smooth foxxx at 2005年03月16日 13:01