2005年02月01日
「一瞬でキャッシュを生む!価格戦略プロジェクト」主藤 孝司 (著)
「一瞬でキャッシュを生む!価格戦略プロジェクト」主藤 孝司 (著)
あの神田昌典サンも一目おく主藤サンの新作です。
休日に近所の本屋さんで発見し、以前から気になっていたので購入しました。
職業柄、あまりサービスや商品の価格決定などした事ない私にとっては、
考えさせられる事が非常に多い本でした。
あの神田昌典サンも一目おく主藤サンの新作です。
休日に近所の本屋さんで発見し、以前から気になっていたので購入しました。
職業柄、あまりサービスや商品の価格決定などした事ない私にとっては、
考えさせられる事が非常に多い本でした。
【目次】
【この本のキモ】
◎全ての価格は、次の二つの価格の間に設定する
それは・・・。
★他社に顧客が流出することなく、値上げが可能な高値の上限
(プレミアム上限価格)
★値ごろ感を演出し、一気に他社から顧客を奪える下限
(バリュー下限価格)
◎上記の価格の決定は、顧客にアンケートして行う
(感情価格決定法)
【もっと詳しく!】
アンケートで聞く項目は、以下の4つ
1.「商品」が「安い」と感じ始める金額
2.「商品」が「高いが購入価値がある」と感じる金額
3.「商品」が「購入するには高すぎる」と感じる金額
4.「商品」が「安すぎて品質が心配だ」と感じる金額
⇒ これらを質問ごとに価格別の累計人数を計算し、グラフ化!
⇒ プレミアム上限価格とバリュー下限価格が判明!
⇒ 適正価格が決定!
【その他のチェックポイント】
私が気になったのは次の部分です。
◆「どの業界にも通用する3つの戦略モデル」◆
1.事業の通信販売化 ⇒ ネットショッピングの一般化が背景に
2.自社のノウハウの販売 ⇒ 同業への販売(業界を選ぶが)
3.歴史・ノウハウの教育事業化 ⇒ セミナー・パッケージ化
価格戦略とは直接関係ありませんが、取り入れるべき考えでしょう。
【独り言】
このblogで何度も名前が出てくる金森サン同様、主藤サンも、
かなり実践的なビジネスを行ってらっしゃいます。
自ら率先してライバル会社に電話をかけ、リサーチを行う等、
冒頭に書いたように、その行動力は神田サンも脱帽されてます。
ただ、本の主題である価格決定とは少々異なりますが、
手がけたビジネスを、「絶好のタイミングで」
ことごとく手放していらっしゃるのが少々気になります(汗)。
そう言ったバックグラウンドを踏まえておくならば、
この本は、極めて有用なものになるのではないでしょうか?
個人的には、従来の価格決定(他社比較や原価から逆算)
の手順しか知らない私にとっては、
非常に参考になったのですが、その方面に明るい方が、
この手法をどう判断されるか興味があります。
【追伸】
そう言えば、私が使っているケータイ(ではなくPHSですが)
京セラエアエッジフォン(通称「京ぽん」)は、2月2日から、
高速化サービスが提供されます(7月末までは無料)。
それに先立ち、昨年秋、無料モニター期間があったのですが、
その終了後、価格や満足度合いに対するアンケートが行われました。
私も一応回答したのですが、そのアンケートを、この本に沿って、
実際にグラフ化してみたくなりました。
果たして月額315円という金額は、「適正価格」なんでしょうか?
ご声援ありがとうございました!
この記事のカテゴリー:「マーケティング」へ
このブログのトップへ
第1章 「値上げ!」こそ成功の条件だ
第2章 「低価格」だけでは生き残れない
第3章 実例!これが値上げ成功ノウハウだ
第4章 値上げ実現のための5つのステップ
第5章 適正価格がズバリとわかる!驚異の価格決定法
第6章 業界の常識を突き破る―これが新しい戦略発想だ!
【この本のキモ】
◎全ての価格は、次の二つの価格の間に設定する
それは・・・。
★他社に顧客が流出することなく、値上げが可能な高値の上限
(プレミアム上限価格)
★値ごろ感を演出し、一気に他社から顧客を奪える下限
(バリュー下限価格)
◎上記の価格の決定は、顧客にアンケートして行う
(感情価格決定法)
【もっと詳しく!】
アンケートで聞く項目は、以下の4つ
1.「商品」が「安い」と感じ始める金額
2.「商品」が「高いが購入価値がある」と感じる金額
3.「商品」が「購入するには高すぎる」と感じる金額
4.「商品」が「安すぎて品質が心配だ」と感じる金額
⇒ これらを質問ごとに価格別の累計人数を計算し、グラフ化!
⇒ プレミアム上限価格とバリュー下限価格が判明!
⇒ 適正価格が決定!
【その他のチェックポイント】
私が気になったのは次の部分です。
◆「どの業界にも通用する3つの戦略モデル」◆
1.事業の通信販売化 ⇒ ネットショッピングの一般化が背景に
2.自社のノウハウの販売 ⇒ 同業への販売(業界を選ぶが)
3.歴史・ノウハウの教育事業化 ⇒ セミナー・パッケージ化
価格戦略とは直接関係ありませんが、取り入れるべき考えでしょう。
【独り言】
このblogで何度も名前が出てくる金森サン同様、主藤サンも、
かなり実践的なビジネスを行ってらっしゃいます。
自ら率先してライバル会社に電話をかけ、リサーチを行う等、
冒頭に書いたように、その行動力は神田サンも脱帽されてます。
ただ、本の主題である価格決定とは少々異なりますが、
手がけたビジネスを、「絶好のタイミングで」
ことごとく手放していらっしゃるのが少々気になります(汗)。
そう言ったバックグラウンドを踏まえておくならば、
この本は、極めて有用なものになるのではないでしょうか?
個人的には、従来の価格決定(他社比較や原価から逆算)
の手順しか知らない私にとっては、
非常に参考になったのですが、その方面に明るい方が、
この手法をどう判断されるか興味があります。
【追伸】
そう言えば、私が使っているケータイ(ではなくPHSですが)
京セラエアエッジフォン(通称「京ぽん」)は、2月2日から、
高速化サービスが提供されます(7月末までは無料)。
それに先立ち、昨年秋、無料モニター期間があったのですが、
その終了後、価格や満足度合いに対するアンケートが行われました。
私も一応回答したのですが、そのアンケートを、この本に沿って、
実際にグラフ化してみたくなりました。
果たして月額315円という金額は、「適正価格」なんでしょうか?
ご声援ありがとうございました!
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この記事へのコメント
私の会社でも平然と原価積み上げによる価格の決定法です。
この本を読むとなんとも馬鹿らしく思えてきました。
値段は売る側ではなくてお客様が決めるということですね。
この本を読むとなんとも馬鹿らしく思えてきました。
値段は売る側ではなくてお客様が決めるということですね。
Posted by money2004 at 2005年02月01日 11:58
コメントありがとうございます。
私と似たような本、読んでらっしゃいますね。
お気に入りに登録させていただきます!
私と似たような本、読んでらっしゃいますね。
お気に入りに登録させていただきます!
Posted by smooth foxxx at 2005年02月01日 12:27
トラックバックありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
今後ともよろしくお願いします。
Posted by cut_knit at 2005年02月01日 21:31
>>cut_knitサマ
こちらこそ宜しくお願いします!
実は妹が元アパレルのプレスだったりして、
ファッションは好きだったりします(笑)。
さっそくお気に入りに登録させていただきました!
こちらこそ宜しくお願いします!
実は妹が元アパレルのプレスだったりして、
ファッションは好きだったりします(笑)。
さっそくお気に入りに登録させていただきました!
Posted by smooth foxxx at 2005年02月01日 22:58
いつも的確な書評、ありがとうございます。今後の執筆に非常に役に立つお話だと思います。価格の本は、今年末頃に監修した本がまた出る予定です。今度は多少優しい内容になると思います。是非また厳しいコメント、よろしくお願いします。
Posted by すどうこうじ at 2006年04月09日 03:36
>すどうこうじ様
著者ご本人様からのコメント、ありがとうございます。
今の私ならばもうちょっとマシなコメントを書けるかもしれませんが、この頃はまだ、神田先生の教えもたいしてわかっておりませんでしたので、ご勘弁願います。
次回作も期待しております!
今後ともよろしくお願いします。
著者ご本人様からのコメント、ありがとうございます。
今の私ならばもうちょっとマシなコメントを書けるかもしれませんが、この頃はまだ、神田先生の教えもたいしてわかっておりませんでしたので、ご勘弁願います。
次回作も期待しております!
今後ともよろしくお願いします。
Posted by smooth@マインドマップでビジネス書評 at 2006年04月10日 11:08
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