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2022年06月24日

【成毛流】『39歳からのシン教養』成毛 眞


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39歳からのシン教養


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事にて、一番お求めいただいている作品。

おなじみ成毛 眞さんが、その情報や知識の収集法を指南してくださった1冊です。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
「学び直しブームだけど、何を学べばいいのかわからない」「仕事だけでなく、家事・育児に忙殺されて本を読む時間がない」「自分の“教養力"に自信がない……」。本書は、そんな“教養コンプレックス"を抱える人たちに向けて、まったく新しい教養テーマを提示し、その身につけることをめざす本です。 「30代も半ば以降になって、じっくり本を読み知識を蓄えるようではもはや手遅れ」。 『amazon』『2040年の未来予測』などで時代流れを先読みしてきた著者が実践する、ビジネスや投資、企画にも役立つ「コスパのいい学び方」を伝授します。 歴史分野はテレビを観ながらウィキペディアでキーワードを検索。宇宙や生命科学分野は、月1回定例的に特定のサイトをチェックするなど、予備知識&暗記いらず、忙しいミドルエイジのビジネスパーソンでも簡単に真似できます。まわりと同じことをしていては差がつきません。本書でぜひ、数歩先の未来を読む勉強法を身につけましょう。

中古が値下がりしていない一方、Kindle版は「22%OFF」と大変お買い得になっています!






Wikipedia / Cea.


【ポイント】

■1.ウィキペディアをノーストレスで読むコツ
 たとえば、MMT(現代貨幣理論) について知りたいと思ったとしよう。MMTのような経済理論やサイエンス系は、まずウィキが原則。ある程度読んでMMTについてざっくり理解できたら、その他の気になる青字のキーワードを右クリックして新しいタブで開く。たとえば「ビルト・イン・スタビライザー」を選択して右クリックし、新しいタブで開く。(中略)
 青文字、右クリック、新タブ、青文字、右クリック、新タブ……と機械的に開いていくと、最初のMMTのウィキに書いてあったキーワードで、自分が知らないものや、もう少し深く知りたいと思ったキーワードが全部新しいタブで 20 個ぐらいダーッと並ぶ。  そしてタブを切り替えながら、縦横無尽に読んでいくのだ。キーワードの読み込みでいちいち集中力を乱されずに、ノーストレスで情報収集できる。  本を 20 冊買って、興味のあるページを開いてそれを一気に読み進める感じだが、実際に本を買うよりも安く、しかも速く読める。


■2.「こうあるべき」が頻出する記事には注意
 ライターにもよるが、「しっかりと調べて書いているかどうか」は、何度かそのライターの文章を読めばおのずとわかってくる。 大雑把 な判断のポイントは、「言いたいこと」よりもデータが多い文章。主義主張ではなく、客観的なデータが多い文章のほうが信用できる。
 これは文章を書くうえで当たり前のことなのだが、事実を示すのに「こうに違いない」「こうあるべき」と主観で書かれた文章よりも、「データはこちら」と客観的な資料を示す記事のほうが読み手としては納得できる。
 署名から読むべき記事かどうかを判断するのは、効率の面でもかなり有効だ。要は「推しの書き手」を見つけるということだ。自分の情報源として、いい書き手の新着記事を最低でも週に 1 回はチェックするのを勧める。
 とにかく主張が片寄ってしまっている記事は、その主張が正しいか正しくないかに関係なく、絶対に読まない。時間の無駄だ。一切、視界から消すのがいいだろう。


■3.理系分野は画像を見る
 ググっている時に、どの記事が面白いかは読んでみないとわからないが、記事にアクセスする前に内容が面白いかどうかの見当をつけるコツがある。
 それは画像を見ることだ。
 面白い画像が出ている記事をクリックすると、文章も楽しめることが多い。これは経験則だが、かなりの確率で画像と記事の面白さはリンクしている。面白い文章を書く人は、面白い画像を選ぶ確率が高いのかもしれない。(中略)
 ググる際には検索窓にキーワードを入れ、まず、画像を検索する。その中から読むべき記事を見つける。難解な理系テーマのキーワードは、この方法で概要を理解するのが手っ取り早い。「物理、数学」と聞いただけで、アレルギー反応が出てしまうという人は、こうしたジャンルこそが画像検索にふさわしい。


■4.書店では本の帯をチェックする
 大型書店で効率よくトレンドやキーワードを探したいなら、「本の帯」をチェックするという方法がある。本の帯には、「その本のセールスポイント」、すなわち「今読むべき理由」が示されているからだ。
 2、3カ月に1度の頻度で書店に行くと、10%から20%の書籍の帯のキーワードが変わっている。そこだけ見ればいい。日頃から定点観測していれば、ほんの数分で終わる。帯を中心にチェックして、「今のトレンドはこれか」と思ったら、その場でキーワードをググればいいわけだ。
 本の帯はキーワードの宝庫である。編集者も著者も、本を売るために一番目立たせたいワードを帯の中にぶっ込んでくる。
「今売れている人」「時代の流れに乗っている人」を知りたければ、著書名ではなくて帯に載っている推薦者に注目すればいい。

■5.ヨーロッパ言語の翻訳はいったん英語に訳す
 ギリシャ語のニュースに限らず、ヨーロッパのさまざまな言語は、そこから直接日本語に翻訳するのもいいが、できれば英語に翻訳することを勧めたい。
 Googleに確かめたわけではないが、ギリシャ語から日本語への変換は、ローカル言語からローカル言語への変換で、どこまで正確に翻訳できるかという点でかなり怪しい。ローカル言語のギリシャ語から英語への変換は、スムーズで正確だ。
 少々面倒だが、英語以外の言語で書かれた記事は一度英語にGoogle翻訳してさらにそれを日本語にgoogle翻訳したものを読む。そして記事の大枠を把握した後、必要があれば英語翻訳を丁寧に読む。この作業を経ると、インプットされた教養の厚みがグンと増すのを実感できるだろう。


【感想】

◆成毛さんらしい、ぶっちゃけ話満載の作品でした。

ただし実際の本書は、上記ポイントとは違い、内容紹介で割愛した部分にもあるように「地政学/統計学/生命科学/英語/先端技術/宇宙/NFT」といったテーマごとに、その学習法が解説されている仕様です。

もっとも、それぞれの「各論」から5つだけ抜き出すのも、本書の紹介としてはあまりふさわしくないと思い、もうちょっとレイヤーを上げて、汎用性が高いと思われるTIPSを選んでみました。

おそらくその方が、本書の耐用年数も長くなるでしょうし、幅広く活用できるのではないか、と思った次第です。

たとえばコロナ関係のお話等は、今は旬でも、近い将来は今ほど注目されないでしょう(5年後も収まってなかったら、それはそれで困りますが)。

また、成毛さんお得意の技術ネタも、やはり数年後には、それなりに陳腐化している可能性は高いかと。

……一応まだまだこれからの、「7G」(第7世代移動通信システム)のお話とかもあるのですけどねw


◆さて第1章では、下記目次にもあるように、ウィキペディアの活用法にページを割いています。

これは少々意外だったのですが、成毛さんいわく「ウィキペディアは、現時点で『最強の学習ツール』だ」とのこと。
 日本版ウィキの編集に関わる人は、一説には5万人程度で、1つの事柄について100人がかりでチェックしていると言われる(管理者数は約40人)。
 誤字脱字はもちろん、内容そのものが随時アップデートされる。しかも情報の出所となる文献・出典を明らかにしており、引用元が明示されている。
つまり、ある意味「新聞よりもしっかりしている」のだそうです。

そして成毛流のウィキペディアの読み方を解説しているのが、上記ポイントの1番目。

タブを大量に開いて読んでいくやり方は、情報強者な成毛さんらしいですね。


◆続く第2章では、ニュースサイトの活用法について。

具体的にニュースアプリの名前を「一択」として挙げているのですが、内容紹介で触れられていないので、ここではネタバレ自重しておきます(すいません)。

また、政府系ではない一般系のニュースサイトを読む際に留意したいのが、上記ポイントの2番目のお話。

確かに思い入れたっぷりで書かれてしまうと、事実がぼやけてしまいがちでしょう。

なお、オンライン媒体の中では、新潮社や文芸春秋などが「校閲がしっかり機能している」ため、信用できるのだそうです(知りませんでした)。


◆一方第3章では、「統計学」や「数学」、「生物科学」等テーマが細かく分かれており、上記ポイントの3番目として、「物理学」を学ぶ際での目の付けどころを選んでみました。

ただし、第3章の章題が「理系分野は『画像』から学べ」というものですから、この「画像」という切り口は、理系分野全般に言えることのよう。

また、画像だけでなく動画も学習には効果的であり、過去当ブログでも言及したことのある「ヨビノリ」さんの、こちらの動画が紹介されていました。



これは私も拝見してみましたが、確かに分かりやすかったです。

ちなみに成毛さんによると、「30分以上の動画はよほどのことがない限り見ない」そうで「素人の動画は10分が限界」とのこと。

なるほど、こういうやり方で動画も選別していくのが、効果的な情報収集につながるわけですね。


◆さらに第4章では、教養というよりも、雑学ネタが満載。

「軍歌」やら「捜査研究」といった、使い道が微妙なネタはさておき、上記ポイントの4番目の「本の帯」というのは、Kindleに移行する前の私なら、しょっちゅう目にしていました。

確かにあの頃の方が「本との意外な出会い」もありましたし、無意識下でトレンドを体感していた模様。

また、1つ飛んだ第6章では、Google翻訳の活用法について触れられています。

基本的には私は英語くらいしか使いませんが、上記ポイントの5番目にあるように、ヨーロッパの言語を訳す際には、間に英語を挟んで翻訳する、というのは良いと思います。

実際、学生時代にイギリスに短期留学したときに、向こうで「独英辞典」を買ったところ、大層分かりやすかったことを思い出しました。


効率的に情報収集したい方なら要チェックな1冊!

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39歳からのシン教養
序章 あなたにこの本を読む資格があるか?
第1章 勉強はウィキペディアが9割
第2章 ニュースサイトは「これ」だけでいい
第3章 理系分野は「画像」から学べ
第4章 好奇心の赴くままググれ
第5章 知識の上書きが大きな差になる
第6章 Google翻訳を使いこなせ
巻末付録 絶対にググるべき最新キラーワード40選


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【オススメ】『実践! 多読術 本は「組み合わせ」で読みこなせ 』成毛 眞(2010年07月10日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

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2040年 「仕事とキャリア」年表――日本の「雇用制度」は崩壊した

今年1月に出たばかりのキャリアデザイン本。

送料を足した中古よりも、Kindle版が500円弱お得な計算です!


【編集後記】

◆一昨日の「プライムデー最大70%OFF Kindle本セール」の早川書房さんの記事で人気が高かったのは、この辺の作品でした(順不同)。

B0922H5V2N
三体掘〇狄星弊検‐

B0922G73JR
三体掘〇狄星弊検_

B09NBZLC7J
プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

B09NBZ4Z3S
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

全部小説という当ブログらしくない結果となりましたが、実際ガチでお求めいただいているので致し方ありませんねー。


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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