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2022年02月21日

【情報収集術】『現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全―脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す!』佐々木俊尚


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現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全―脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す!


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、現在開催中である「冬のKindle本ポイントキャンペーン」の中でも特に人気の高かった1冊。

先月終わりの未読本記事でご紹介したばかりの作品ですから、それもある意味当然と言えるでしょう。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
巻頭カラー、なんと20ページ!
「2000冊の仕事場の書棚」から「アイフォンのアプリ全一覧」まで、写真で公開!
ここだけ見ても面白い!
「読む力」&「考える力」&「書く力」&「アイデアの技術」
究極のメソッドが全部わかる最強の1冊!
この本で、スマホ時代に必要な「新しい読み方」を身につけ、「頭脳」と「人生」を、いっきに変えよう!

中古価格が定価を上回っていますから、このKindle版が900円弱お得な計算です!





Feeds / Adam Tinworth


【ポイント】

■1.「RSSリーダー」で偏りがない情報収集を行う
 もちろん、どんなニュースサイトやブログを選ぶかによって偏りは生じる。しかしその偏りは、自明である。
 自明であるというのはどういうことかというと、「自分でそのニュースサイトを選んだのだから、そのサイトに偏りがあることは自分が認識できている」ということだ。
 偏りがあっても、自分が偏りを認識しているのであれば問題は大きくはない。
 深刻になるのは、自分では偏りを認識していないのに、気がつけば自然と偏ってしまう
ということである。
 先ほどのSNSの「落とし穴」のところでも書いたが、ツイッターやフェイスブックの友人やフォロー先から流れてくる情報がこれに当たる。(中略)
 一方、「RSSリーダー」の情報収集には、友人関係やその他諸々の要素など入ってこない。
 ただひたすら「このニュースサイトからの情報は、わたしのためになるのか?」という選択眼だけが基準である。
 だから注意深く、ニュースサイトに偏りが生じないよう選択していれば、入ってくる情報が知らず知らずのうちに偏ってしまうということは避けられる。


■2.記事の妥当性を評価する「5段階ツイッター追跡メソッド」
 自分の専門知識がない分野の記事が出たとき、その記事の妥当性を評価するための基準がある。
(1)その記事について、ツイッターでどうコメントされているか
(2)それらのコメントは、専門的見地からのものかどうか
(3)それらのコメント投稿者のプロフィールはどうか
(4)それらのコメント投稿者は乱暴な言葉づかいをしていないか
(5)これらの基準をクリアした専門家はフォローし、リストに入れる
 わたしはこの5つの段階を踏む「ツイッター追跡メソッド」を考案し、つねに実践している。

(詳細は本書を)


■3.名著・難解な本を読むコツ
 具体的には、次のような段階を踏むといいだろう。
(1)まず書名でグーグル検索し、解説している記事や書評を読む
(2)アマゾンの商品ページで、レビューを読む
(3)平易な入門本や解説本を購入して読む
(4)NHKの『100分de名著』シリーズがあれば、とくにおすすめ
(5)漫画版や映画版を探す
 これによって、その本の全体像を理解できるだけでなく、その本が持っている現代的な意味や歴史の中における立ち位置など、さまざまな背景知識を得ることができるのだ。

(詳細は本書を)


■4.「情報系ブラウザ」と「雑務系ブラウザ」を使い分ける
●情報系ブラウザ
どんなブラウザを使ってもいいと思うが、わたしは「クローム」を「情報系ブラウザ」として使っている。
「フィードリー」「ポケット」「バッファ」など情報を扱うのに必要なアプリはクローム上で立ち上げ、タブを固定しておく。
 また「ウォール・ストリート・ジャーナル」「クーリエ・ジャポン」などの有料メディアも、やはりクロームでタブ固定している。
●雑務系ブラウザ
「雑務系ブラウザ」には「ファイアフォックス」を使っている。
 こちらで固定しているタブは、「ヤフー雨雲レーダー」「ネットフリックス」「グーグル キープ」「フェイスブック」「グーグル カレンダー」「フェイスブック メッセンジャー」「Gメール」「アマゾン」「ノーション」「グーグル ドライブ」。(中略)
 これらの「雑務系のタブ」で、日常の雑務のほとんどをカバーできる。


■5.仕事を「重いタスク」と「軽いタスク」に分けて交互に行う
 「重いタスク」と「軽いタスク」に分けたのは、これらを交互にやるほうが集中力を無理なく保てるからである。
 ずっと「重いタスク」を続けていると、疲れがマックスに高まってしまうし、そもそも集中力がそんなに続かない。
 逆に、気軽にできる「軽いタスク」ばかりやっていると、「重いタスク」が後回しになってしまう。結局あとで「重いタスク」をまとめてやらなければならなくなってしまう。
 だから「重いタスク」と「軽いタスク」を交互にやることが大切だ。
 仕事をスタートさせるときには、「軽いタスク」から始めるのがいいだろう。
 仕事の最初は、誰もが気が重い。
「さあ、やるか〜」というときに、いきなり「重いタスク」だとしんどい。
 だから、まず気軽に「軽いタスク」からスタートし、次に「重いタスク」に移る。
「重いタスク」を続けていると疲れてくるので、次は「軽いタスク」で癒やされる。
 交互に繰り返すのだ。


【感想】

◆当ブログ的にも非常に興味深い作品でした。

何しろあのインフルエンサーでもある(Twitterのフォロワー78万人)佐々木俊尚さんの情報収集術ですから、それも当然のこと。

序章を含めると9つの章に渡って、私たちが取り入れたいテクニックが展開されています。

たとえば第1章では、情報の取捨選択について触れられており、割愛してしまった中には「『偏りが強いメディア』を見抜く7つのポイント」なんてものもありました。

具体的には本書をお読みいただくとして、大きく納得したのが、「SNSを『人間関係用』と『情報収集用』に分けて使う」というアドバイス。

フェイスブックやインスタ、LINEはあくまで「人間関係用」であり、「情報収集用」に適さない反面、佐々木さんご自身は「情報収集用」にはTwitterを推奨されています。

これは私も同様であり、たまに投稿している藤井風氏のまとめ記事も、基本的にはTwitterからの情報のみで執筆している次第。


◆続く第2章では、情報を「プル情報」(自分から取りにいく)と「プッシュ情報」(向こうから来る)に分けた上で、ネットでは何を見ていけば良いかを述べられています。

ここで私が驚いたのは、上記ポイントの1番目にあるように「RSSリーダー」をプル情報の取得に用いられていること。

「Livedioorリーダー」や「Googleリーダー」といったRSSリーダーのサービスが停止している中、佐々木さんのオススメはFeedlyなのだそうです(理由は本書にて)。

Welcome to Feedly

一方、SNSでプル情報を得るには、上記で触れたようにTwitterを活用とのこと。

Twitterは炎上しがちだったり、デマに溢れているという声もありますが、佐々木さんが考案した、上記ポイントの3番目の「5段階ツイッター追跡メソッド」を活用すれば大丈夫かと。

私も基本的にはタイムラインは追いきれないので、(5)にもあるようにリストと、あとは検索を主に用いております。


◆また、1つ飛んだ第5章では「本」からの情報収集がテーマ。

割愛した中では「電子書籍で買う本と、9つのメリット」というTIPSが、Kindleに移行した自分としても納得感が強かったです(詳細は本書を)。

もちろんデメリットもなくもないのですが、こと「ブログで本をレビューする」私にとっては、ハイライトをコピペできるKindle一択だったワケでして。

さらにこの章で見逃せないのが、上記ポイントの3番目に挙げた「名著・難解な本を読むコツ」です。

具体的に佐々木さんは、ドストエフスキーの『罪と罰』を題材に、(1)〜(5)まで詳しく解説されていますから、ぜひご一読を。

ちなみに、『罪と罰』ではないのですが、ピケティの『21世紀の資本』が映画化されていることは知りませんでした。

B08GZ7DV1L
21世紀の資本 [DVD]

本の方で挫折された方も、これなら分かりやすいかと。


◆なお、上記ポイントの4番目の「情報系ブラウザ」と「雑務系ブラウザ」の使い分けは、第7章からのもの。

私も仕事用のGメールアドレスをFirefoxで、メルマガ購読や私用の用途のGメールアドレスをChromeで立ち上げている関係上、何となくブラウザを使い分けていますが、たまに公的なサイトの入力がFirefoxではできないことがあるので、さらにエッジも併用したりしています。

またTwitterのアカウントも、このブログのアカウントはFirefoxで、趣味用のアカウントはChromeで開いているんですが、このようにブラウザ単位で使い分けると、よくある誤投稿もしにくいような。

一方、続く第8章を読んで少々意外だったのが、佐々木さんが「マルチタスク」を推奨されていることでした。

ただし、さまざまな仕事それぞれについて、細かく「重いタスク」と「軽いタスク」に分類し、それらを上記ポイントの5番目にあるように交互に行うのが佐々木さん流。

さらには、これらの作業のインターバルも、「まず3分に設定して、そこから最大15分まで伸ばす」のだそうです。

……ところで駆け足で見てきてふと思ったのが、あまりアウトプットについて触れられていないのは、今後続編として出されるのかな、ということ(個人の妄想です)。


冒頭のカラー写真から巻末まで、お役立ちの1冊!

B09KG9XFDT
現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全―脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す!
序 章 まずは現代の知的生産に必須の「5つの大前提」を知る
第1章 まず「落とし穴」を見極め、「読むべきもの」を選別する──情報源をふるいにかける
第2章 ネットは「何を」見ればいいのか──良質な「プッシュ情報」と「プル情報」を同時に手に入れる
第3章 SNSをどう使いこなすか──「情報ツール」としてツイッターを使いこなす。SNSでの「プル情報」のとり方
第4章 選んだ記事をどう読み、どう整理・保存するか。情報整理の方法──「あとで読む」アプリを使う。「ポケット」が最強の理由
第5章 本は「何を」「どう」読めばいいか──本の見つけ方&選び方、具体的な読み方、名著を読むコツ、電子書籍&リアル書店の活用法
第6章 知識や情報を活用するカギは「2つの保存」を使い分けることだ──「4つのステップ」で、自分のための「知肉」を育てる
第7章 脳をクリアな状態にする「二刀流」のすすめ──日常の雑務を徹底的に効率化し、時間を捻出するために、ツールは何を使うか
第8章 散漫力を活用し「最適なインターバル」で仕事を回す!「マルチタスクワーキング」の秘訣──タスクを組み合わせ、「短い集中」を積み重ねる


【関連記事】

【情報収集】『3時間で「専門家」になる私の方法』佐々木俊尚(2007年09月18日)

【情報収集?】『情報の選球眼 真実の収集・分析・発信』山本康正(2021年11月27日)

【オススメ!】『僕らが毎日やっている最強の読み方』池上 彰,佐藤 優(2016年12月16日)

『情報の「捨て方」』が想像以上に凄い件について(2015年05月09日)

「ビジネス力の磨き方」大前研一(2007年04月26日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

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入門『地頭力を鍛える』 32のキーワードで学ぶ思考法

この本、元々「冬のKindle本ポイントキャンペーン」の対象作品ですから、「50%ポイント還元」だけだったところいきなり「499円」になった結果、Kindle版が700円以上お得。

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「値づけ」の思考法 買いたくなる価格には必ず理由がある

こちらの値付け本も同じく「499円」ということで、Kindle版が900円以上お得な計算です!


【編集後記2】

◆一昨日の「冬のKindle本ポイントキャンペーン」の記事で人気が高かったのは、この辺の作品でした(順不同)。

B09KG9XFDT
現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全―脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す!

B0983DZQTD
モンク思考―自分に集中する技術

B09577BZ9B
TIME SMART(タイム・スマート)―お金と時間の科学

参考記事:【科学的自己啓発書】『TIME SMART(タイム・スマート)―お金と時間の科学』アシュリー・ウィランズ(2021年12月13日)

B00AQEPY1K
仮説思考―BCG流 問題発見・解決の発想法 内田和成の思考

よろしければご参考まで!


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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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