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2021年09月30日

【モテ】『脳のバグらせ方 脳がわかれば恋は作れる』世良サトシ


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脳のバグらせ方 脳がわかれば恋は作れる


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、本日が最終日となる「KADOKAWA 秋の文芸書・ビジネス書フェア」からのモテ本。

最近モテ本もご無沙汰ですし、ほぼノーケアだったのですが、昨日のランキングで上位に着けていたため、あわてて読んだ次第です。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
「好きな人に好かれたい」
男女問わず、好きな人がいたら誰もが一度は思ったことがあるはずです。
一般的に言われている恋愛テクニックは、独自経験や心理学のみを元にしているものが多く、その信憑性や効果に物足りなさを感じたことはありませんか?
本書では脳の機能の観点から確実に効果がある「他人を惹きつける手法」を、YouTubeやTikTokで人気の世良サトシがていねいに解説。
日常コミュニケーションで使えるものを厳選しているため、今日からすぐに使えます。

中古に送料を足すとほぼ定価となりますから、こちらのKindle版が700円以上お得です!





Love / zelah_w


【ポイント】

■1.質問はランキング化で
 前項では「質問をせずに決めつけトークを使おう」という話をしましたが、ここでは「どうすれば相手に好かれる質問ができるか?」という話をしていきます。
 結論から言うと、「一番」を聞いたり、ランキング形式で答えてもらう形式の質問がオススメです。(中略)
 これは 相手の脳の負荷にかかるストレスを少し減らすことで、相手の回答を引き出しやすくするテクニック です。あなたも「好きな食べ物は?」と聞かれるより、「一番好きな食べ物は?」「好きな食べ物TOP3は?」のように答えを限定して聞かれると、回答が思いつきやすくなりますよね。
 また、一番を聞いたり、順位付けをすることで、「なぜその順位なのか」「他の順位には何があるのか」のように話も広げやすくなりますし、「好きな〇〇を3つ挙げてみて」のように答えてもらう個数を増やすことで、自分が興味のある物事や詳しい分野が出てくる可能性が上がります。


■2.感情に注目して聞く
 話の聞き方ひとつで相手に抱かれる印象は大きく変わります。どんなに面白い話をしたとしても、聞き方が下手だと「もうこの人と話したくない」と思われてしまいますし、逆に聞き方が上手だと、それだけで相手に好感を与えることができます。
 そこで本書では、好かれる聞き方のコツとして意識してほしいことを1つだけ紹介します。それは相手の感情に関する情報を読み取ることだけに集中することです。
👨(やたら髪を触ってるし、話に飽きてきているのかな)
👩(楽しそうに話してるから、この話題好きなんだな)
 このように、会話中の相手の行動から、相手の感情を考えてみます。ここで重要なのは、感情を読み取ること「だけ」に集中するということです。それ以外の見知っている「聞き方のコツ」は一旦全て忘れてください。(中略)
 相手の感情を読み取ることに集中していると、「この人、話を聞いてないな」「私の話、面白くないのかな」などと思わせる態度を取ることもなくなりますし、おそらく、観察するのに精一杯で、あなたの意見を言う余裕すらほとんどなくなっているはずです。


■3.帰り際に褒める
 褒めるのは勇気がいる行為ですが、別れ際であれば言い逃げできるため、少ない勇気で相手を褒められます。そこで、別れ際には少し男女を意識した褒め言葉を使うのをオススメします。
👨「そういえば伝え忘れてたんだけど」
👩「何?」
👨「そのワンピース、すごい似合ってるよ。それだけ言っておきたくて。じゃ、また来週ね」
 言い逃げすれば、相手は「あなたがなぜそんなことを言ったのか」を探る 術 がありません。「あなたがなぜそんなことを言ったのか」を無意識に考え、脳内にあなたのイメージが何度も登場するため、あなたに対して恋愛感情が帰属しやすくなります。


■4.アイコンは魅力的なものにする
 相手はあなたとメッセージのやりとりをしたり、SNSであなたの投稿を見たりするたびに、あなたのアイコン画像を見ることになります。多くの場合、あなたのアイコン画像に吹き出しがついており、あなたがしゃべっているように見えるため、そのアイコンのイメージが、相手の脳内であなたのイメージに重なりやすいです。
 そのため、アイコンを好感度が高まるものにしたり、相手が「愛情」や「恋愛感情」を感じやすいものにすることで、その好感度や愛情、恋愛感情を、相手の中であなたに帰属させることができます。
 好意を帰属させる上で最もアイコンに適しているのは「笑顔のあなたの写真」です。ただし、「変顔」と「自撮り」は避けてください。「変顔」で相手に与えられる印象は「恋愛感情」には帰属しにくいですし、「自撮り」は不自然さが出てしまいます。


■5.好意に帰属させやすい単語を使う
 信じられないかもしれませんが、単語やフレーズだけで、好きな人があなたを好きになることはあります。LINEやDMでは「この単語を使うとあなたに好意を抱く」という単語やフレーズを、相手の顕在意識に違和感を抱かれない範囲で、積極的に使用しましょう。たくさん使っておくと、どれかがヒットして、気づいたら惚れられているということはよくあります。いくつか具体例を紹介します。
(1)ずるい
 実際にはずるくない相手の行動や仕草を表現する時に使ってみましょう。(中略)
 ポイントは「何がずるいのかわからない」ことに対して「ずるい」と使うことです。「ずるい」はかなり含みを持った言葉なので、「ずるい」の言葉の意味や背景を、無意識のうちに相手の潜在意識が理解しようとして、そこから、「もしかして私に気があるのかな…」「こんなに考えてしまっているということは、もしかして好きになっちゃったのかな」といった認識に発展しやすいです。
(残りは本書を)


【感想】

◆最初に申し上げておきますが、今回のこの記事は、あくまで私自身が「ピン」と来たTIPSについて抜き出したものですから、本書の本筋というか中心的テーマを必ずしも反映してはいません。

そもそもタイトルにもある「脳をバグらせる」というのは、いわゆる「潜在意識に働きかける」というもの。

それは例えば「繁殖本能」だったり「生存本能」だったり、意識せずともヒトの行動を左右するものに効果のある言動をすることで、相手から好かれるというロジックです。

その辺が丁寧に解説されているのが、本書の第1章。

ただし、具体的なTIPSが列挙されているワケではないので、こちらは割愛しました。

もっとも、続く第2章でも、それらを踏まえた上での「習慣」のお話であって、具体的なテクニックは最後の第3章から。

……と書くと中身が薄いようですけど、実はこの第3章が、本書の約6割を占めるメインコンテンツとなっています。


◆まずは上記ポイントの1番目の「質問はランキング形式」というのは、汎用性が高いモノ。

引用したように答える方も楽ですし、そこから具体的なお店の質問につなげたり、回答によっては「全部糖質じゃんw」のようにいじったりもできます。

本書ではさらに、自分の答えもランキング化しておき、クイズとして相手に質問した上で、「答えを教えない」というアラワザもw
 クイズ化して答えを教えないことで、相手の潜在意識に「なんとなく答えが気になる」という状態を作り出すことは、潜在的にあなたのことを考えさせる時間を作ることに繫がります。
理屈はわかりますが、一歩間違えると嫌われそう(大汗)。

ちなみにこのランキング形式のお話に続いて、「相手からのアクションを無視する」という難易度の高いTIPSが登場するのですが、きわめてデリケートな上にリスクが高いので、素人は真似をしない方が良さげです(詳細は本書を)。


◆逆になるほど、と思ったのが、上記ポイントの2番目の「感情に注目して聞く」というテクニック。

実際、女性のお話で大事なのは、ロジックよりも感情だったりすることもあるので、考え方や結論に賛成しなくとも、相手の感情に同意を示すだけで、好意を得られたりしますよね。

また、上記ポイントの3番目の「帰り際に褒める」というのも、取り入れるのは比較的容易だと思います。

……自分の若い頃を振り返ると、どうせ褒めるなら、相手に好かれたくて出会ってすぐに褒めていた記憶が(ダメじゃん)。

まぁ、帰り際にバタバタして、褒め損ねるよりは良かったのかもしれませんけど。


◆一方、上記ポイントの4番目のアイコンも、「魅力的なものにする」までは類書でも言われているかもしれませんが、それを脳内の恋愛感情にまで結び付けているのが本書の特徴です。

LINEにせよ、Twitterにせよ、「そのアイコンで発言する」と考えたら、安易なアイコン設定はできないハズ。

自撮りがダメならどうすればいいかというと、「誰かと楽しく会話して表情が豊かになっている瞬間のあなたを、カメラが得意な友達に撮ってもらいましょう」とのことでした。

そして最後の「好意に帰属させやすい単語」は、ダメ元でも使っておくと良さそうです。

上記では「ずるい」しか挙げてませんが、全部で11もありますから、1つ2つくらいは実践できるかと。

……教えて欲しいですか?

「秘密です!」(これも実際にその中の1つ)


◆さて、本書のアマゾンレビューで★1つのものが初っ端にあって、それは本書を読む前から知っていたのですが、読了後改めてそれらを読んでみると、なるほどね、と感じたので一応補足を。

まず、「失礼だなと思う会話例」というのは、上記でも触れた「無視」にも通じるのですが、いわゆる「ディスる」(ナンパ本でいう「ネグ」)TIPSが典型的で、ここに結構なページ数が割かれています。

と言うか、普通にディスっただけなら絶対失敗するので、前提やら何やらがエクスキューズで述べられているものの、この手の会話が嫌いな人にとっては丸ごと全部NGでしょう。

また、上記ポイントの2番目で男性と女性のアイコンを載せています(本書でも似たようなアイコンが使われています)が、冒頭の内容紹介にも「男女問わず」とあるように、本書は男女兼用という体裁を取っています。

ただし、今までも男女兼用の恋愛本はありましたが、その多くが一般的なコミュニケーション論や、男女の性差について述べたものであり、本書のような「口説き」に近いものではマレ(多分初めて)。

同じく初っ端のレビューで、「男目線で非常につまらない内容だった」とあるのも仕方のないお話で、ディスりや無視をTIPSとして扱うなら、男性専用にすべきだったのではないか、と(女性向けの読者層の方が何倍も大きいので気持ちはわかりますが)。

というわけで、上記ポイントでは、一応男女ともに使えるものを選びましたが、あくまで本書は「男性向け」とお考えいただいた方が良いと思います。


使えるTIPSを活用するなら、学びの多い1冊!

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脳のバグらせ方 脳がわかれば恋は作れる
Chapter 0 脳は言い訳がお好き
Chapter 1 脳に関する2つの誤解
Chapter 2 相手の脳をバグらせあなたを好きにさせる習慣
Chapter 3 相手の脳をバグらせあなたを好きにさせる具体的な行動


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【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

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眠れなくなるほど面白い 図解 仏教

日替わりセールではおなじみの図解本から仏教ネタを。

中古が定価超えをしているため、このKindle版が500円以上お買い得となります。


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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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