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2021年09月26日

【健康】『ドクターハッシー流 すぐ元気MAXになれる61の科学的法則』橋本将吉


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心と体のあらゆる不具合を最先端医学でみるみる解決 ドクターハッシー流 すぐ元気MAXになれる61の科学的法則


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、現在開催中である「KADOKAWA 秋の文芸書・ビジネス書フェア」からの健康本。

……最近健康ネタが続きますが、読者さんの反応が高いものを選んでいますから、それだけ注目されているテーマなのかと。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
ドクターハッシーが教える、心と体をマックス強くする61の科学的な知恵
ハーバード大、スタンフォード大、コロンビア大、NASA……。
世界各国のあらゆる研究・論文と実証データから厳選したデータをもとに、今日から実践できる「元気」になれるアクションを紹介。

送料を加算した中古よりも、Kindle版が600円以上お得な計算です!





Healthy / Jonathan Rolande


【ポイント】

■1.体力をアップさせるなら呼吸のトレーニング
 ウォーキングなどの有酸素運動は心肺機能を高めるうえで有効ですが、もう1つプラスしたいのが、呼吸力を高める「呼吸筋のトレーニング」です
 やり方は簡単。まず、鼻から軽く息を吸い、口をすぼめて7〜15秒ほど時間をかけてゆっくりと口から息を吐きます。
 息を吐くときは「おなかに力を入れること」を強く意識して行い、息を吐き切ったら終了。これを数回繰り返します。
 長く細く息を吐こうとして頑張り過ぎると頭がクラクラすることもあるので、無理のない程度にやってみましょう。クラクラするまでやってはいけません。
 実はこれ、医療現場ではけっこう有名なトレーニングなのです。
 手術の痛みで呼吸が浅くならないように、また術後の回復が早くなるように、手術前から患者さんに行ってもらうほか、リハビリでも呼吸筋のトレーニングを行うことがよくあります。


■2.目薬より涙&眼球マッサージはNG
 目にうるおいと栄養を与え、外界の刺激から目を保護し、微生物の侵入や感染を防ぐ、天然の最強目薬があります。それは、涙
 パソコンやスマホに夢中になって画面を凝視していると、無意識のうちにまばたきの回数が減り、涙の分泌量も少なくなっています。
 目薬に頼るよりも、パチパチとまばたきをしたり、しばらく目を閉じて目を休めてあげるほうが、涙の分泌が促されて、疲れ目の緩和に役立つのです。
 目が疲れたとき、まぶたの上から眼球をぐりぐりとマッサージをする人もいますが、素人が眼球マッサージを行うのは危険!
 眼球はデリケートな器官なので、むやみに圧迫して衝撃を与えると、最悪の場合、網膜剝離 を起こして失明してしまう恐れもあります。
 肩こりと同じような感覚で目をもみたくなる気持ちはわかりますが、絶対やめましょう。花粉症の季節はかきむしりたくなりますが、ここはぐっとこらえてください。


■3.ストレスが激減する口癖の魔法
 ストレスを受けると、怒りや不安、イライラ、悲しみなどネガティブな感情を味わいます。今自分が味わっている嫌な感情を変えるには、どうするか。これも、行動を変えるのが一番の早道なんです。(中略)
 行動を変えるといっても、ささいなことでOK。僕がよく患者さんにアドバイスするのは、口癖を変えること。
「でも……」と話し始めるのが口癖の人に「とりあえず最初の一言目は必ず『ありがとうございます』と言うことにしましょう」と助言すると、人間関係の不満やイライラが激減します。
「ありがとうございます」から会話を始めると、相手の言うことを否定するのではなく、まずは受け入れてみようという気持ちになる。「ありがとう」と言われた相手も気持ちよくなるので、コミュニケーションも円滑になる。その結果として、本人が味わう気分や感情も変わり、人間関係のストレスが減るわけです。


■4.大声を出すと脳が活性化する
 大声を出すことによって得られる第1のメリットは、ストレス解消になること。どうしようもなくムシャクシャして怒りが爆発しそうなとき、思いっ切り大声で叫べば、気持ちがスッキリ、なんだか気分が落ちているときに大声を出せば、元気がわいてきます。
 大声を出すと自然と大きく息を吸って吐くことになるので、心肺機能を高めるトレーニングにもなりますし、おなかの底から大声を出せば、横隔膜や腹筋も鍛えられるのです。
 医療や介護の現場では、カラオケで歌うことがリハビリや認知症予防のエクササイズとして注目されています。歌詞を目で見て曲に合わせて声に出して歌うことは、脳の認知機能のトレーニングにもなります。
 さらに、舌や呼吸筋の訓練にもなり、ものを飲み込む 嚥下 機能や呼吸機能の維持・改善につながります。
 僕たちは当たり前のこととして行っていますが、カラオケで歌うことは、脳にたくさんの刺激を入れて脳を活性化し、脳と体のさまざまな機能を高める総合トレーニングなんです。


■5.夜遅くに食べると太る理由
 なぜ、夜遅い時間に食べると太るのか。その理由を自律神経のしくみから簡単に説明しましょう。
 自律神経は、体を活動モードに導く交感神経と、休息モードに導く副交感神経の2系統からなり、日中は交感神経の働きが高まり、夕方から夜にかけては副交感神経の働きが高まります。
 副交感神経は体を省エネモードにして、食べたものを蓄える方向に働くため、副交感神経の働きが活発になる夜は、食べたら確実に太るのです。
 食べたものの消化にかかる時間を考えると、夕食を終えてから就寝までは、少なくとも4時間はあけておきたいもの。夜12時に寝る人であれば、夕食は午後8時までに終えて、それ以降は何も食べないのが理想です。
 空腹のまま寝ると、体内では寝ている間に脂肪分解ホルモンが働いて、体脂肪を分解して血糖値を安定させるので、効率よく脂肪が燃焼されるうえ、朝起きたときはおなかがすいて、おいしく朝食が食べられます。


【感想】

◆私は存じ上げなかったのですが、著者の橋本将吉さんは「ドクターハッシー」として、YouTubeでのチャンネルも持たれているYouTuber。

ドクターハッシー/内科医 橋本将吉 - YouTube

現時点で、登録者数34.4万人ですから、この界隈では結構有名なお医者さんなのだと思います(勝間和代さんで登録者数20.7万人ですし)。

実際この本も、出たのが4月末ですが、アマゾンの評価数は173とかなりのもの。

そしてその平均も「4.5」ですから、結構高評価な作品だと思います。

実際、健康本は揉めることも多いと思うのですが、唯一とも言える低評価なレビューも、内容ではなく改行の位置のことだったという(そんなの別にいいじゃん!)。

むしろ、YouTuber本でありがちな「動画と同じ内容」「YouTubeで十分」というdisりがないのが意外なくらいでした。


◆また、読んでみても、内容的にはかなり真っ当。

タイトルで「科学的」とうたっているだけに、エビデンスベースなTIPSが多々で、巻末には参考リンクや文献が掲載されていたりします。

本文内の該当個所に注番号が振られてなかったり、文献も参照URLがほとんどなかったりする(名称のみ)ので、どこまで本気でエビデンスをカバーしようとしているのかは分かりませんが、ぶっちゃけYouTubeをご覧になる人が、そこまで求めているかというと微妙でしょうし、これはこれで全然アリではないか、と。

私自身、URLが張られていても、飛んだ先が英文だと、それをDeepL翻訳で和訳してまで読むことはマレですしw

それにエビデンスベースな分、類書でも見かけるTIPSもちらほらありますから、おそらく同業者の方が読まれても、特にツッコまれたりはしにくい感じです。


◆さて、章ごとに見ていくと、まず第1章のテーマは「免疫力」。

そこから抜き出した上記ポイントの1番目の「呼吸」のお話も、先に「有酸素運動」のお話があったので、そちらは割愛してこちらを取り上げました。

「鼻から吸って、口からゆっくり出す」というやり方自体は、秒数等は違えどよく見かけます。

ただ、「『おなかに力を入れること』を強く意識して行う」という指摘は、確か初めてだったので取り上げた次第。

また割愛した中で、ストレッチは股関節を重点的に、というTIPSは、こちらの本が詳しいです(何故か「40%ポイント還元」中)。

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長生きしたければ股関節を鍛えなさい 1日3分で劇的に変わる! (幻冬舎新書)

参考記事:【健康】『長生きしたければ股関節を鍛えなさい 1日3分で劇的に変わる!』石部基実(2018年08月01日)


◆続く第2章は「睡眠」がテーマなのですが、それこそ当ブログでは睡眠本を鬼のようにレビューしているので、そちらは丸ごとカットしました。

代わりに初めて知ったのが、上記ポイントの2番目の「眼球マッサージはNG」というお話。

これ、私なんか今までゴリゴリ音がするくらい手の甲で押してましたから、今後は気をつけたいと思います。

また第3章も「ストレス」ということで、これまた類書が多い分野かと。

ただ、ストレスを受けたら「行動を変える」という教えは、あまり記憶にありません。

しかも「『ありがとうございます』から会話を始める」というのは、まるで自己啓発書のような。

もっとも、ストレスの多くが人間関係から生まれるものだと考えると、理にかなったやり方なのだと思います

…本来、こういう時にエビデンスがあるのかを調べたいんですけどねw


◆一方、第4章のテーマは「自律神経」ですから、先日のこちらもあわせてお読み頂けたら、と(当然「50%OFF」です)。

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整える習慣 (日経ビジネス人文庫)

参考記事:【ストレスフリー】『整える習慣』小林弘幸(2021年09月24日)

ただ、この本には「大声を出す」というTIPSはありませんでしたし、今後緊急事態宣言が解除されたら、カラオケも通常営業になりそうですから、コロナに気を付けて実践してみてください。

さらに第5章の「食事」も、それだけで書かれた本が多々ありますから、それらを読んでいれば概ねカバーできそうです。

もっとも、「夜遅くに食べると太る」という話は、ダイエット本を含めて何度も聞かされましたけど、上記ポイントの5番目にあるように、自律神経の絡みだというのは知りませんでした。

それこそ腑に落ちましたし、ガチで今後は夜食をガマンしたいと心に誓ったワタクシ(最近太り気味)。


読んで実践すれば、元気になれることウケアイの1冊です!

B092LQNKNX
心と体のあらゆる不具合を最先端医学でみるみる解決 ドクターハッシー流 すぐ元気MAXになれる61の科学的法則
第1章 免疫力を下げず、病気を撃退する
第2章 疲れを取り去り、睡眠の質を向上させる
第3章 ストレスから解放され、活力がみなぎる
第4章 乱れがちな自律神経を整える
第5章 万病を予防する食事


【関連記事】

【健康】『長生きしたければ股関節を鍛えなさい 1日3分で劇的に変わる!』石部基実(2018年08月01日)

【ストレスフリー】『整える習慣』小林弘幸(2021年09月24日)

【健康】『ハーバード大学医学部で研究してわかった、「絶対に失敗しない」5つの健康習慣』盒 栄(2020年11月02日)

【最適化】『バイオハック 肉体・精神・頭脳のパフォーマンスを最適化する技術45』井口 晃(2020年04月05日)

【睡眠】『スタンフォード大学教授が教える 熟睡の習慣』西野精治(2019年08月14日)

【健康】『最高の体調 ACTIVE HEALTH』鈴木祐(2019年06月12日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

B075GSMZDS
やさしく学ぶ 機械学習を理解するための数学のきほん アヤノ&ミオと一緒に学ぶ 機械学習の理論と数学、実装まで

「エンジニア向け」ということで読む人を完全に選んでいるこの作品は、送料を考えればKindle版がお買い得。

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減速して自由に生きる ──ダウンシフターズ (ちくま文庫)

自己啓発書に見えて、起業本のような本書は、Kindle版が300円以上お得。

B08DWF39R2
最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方

当ブログでもレビュー済みの科学的自己啓発書は、Kindle版が700円弱お得な計算です!

参考記事:【科学的自己啓発書】『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』堀田秀吾(2020年08月12日)


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Posted by smoothfoxxx at 10:00
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