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2021年05月22日

【自分の強み?】『なぜか声がかかる人の習慣』高橋浩一


B0928NTV47
なぜか声がかかる人の習慣 (日本経済新聞出版)


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、現在開催中である「Kindle本キャンペーン」でも人気の1冊。

自分の強みを見つけ、それをどうウリにしていくかが学べる作品でした。

アマゾンの内容紹介から。
コロナによってリモートワークなど、働き方が大きく変化するなかで、「声がかかる人」と「かからない人」が大きく分かれるようになった。
本書では、「声がかかる人」になるためのステップを9個に分解。
具体的な身につけ方や実践方法を紹介する。

4月に出たばかりで、中古があまり値下がりしていませんから、このKindle版が700円以上お買い得です!





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【ポイント】

■1.「人の心が動く瞬間」に詳しくなることが重要
 仮に、「ありがとうございます」と言ってくれた方に対して、このように聞いてみたら何が起こるでしょうか。
「そんなふうにコメントいただいて嬉しいです。ちなみに、具体的にはどの場面で『助かった』と思われたのですか?」
 ここで、想定外の答えが返ってくることがあります。(中略)
 ここで大事なのは、「自分が予想していた場面とは違うところで、相手の心が動いていた」ということです。
 人の心を動かすのが難しいと感じるのは、あなたの人間力やスキルが低いからではありません。努力していないからでもありません。「いつ、どんなふうに人の心が動くのか」に関する情報が足りないからなのです。人の心がどう動くのかに詳しくなるほど、報われないことは減っていき、自分の希望が叶うことが増えていきます。


■2.「声がかかる人」になる9つのステップ
ステージ1「自分の身近な人から声がかかる」
・ステップ1:身近な人にフィードバックをもらう  
・ステップ2:強みをアクションプランにする  
・ステップ3:実行した結果を人に共有する
ステージ2「知人の知人から声がかかる」
・ステップ4:自分の世界を広げる
・ステップ5:広げた世界で周囲に貢献する
・ステップ6:フィードバックの循環を育てる
ステージ3「世の中から声がかかる」
・ステップ7:言語化して情報発信する
・ステップ8:人と一緒にコンテンツを磨く
・ステップ9:自分の軸をつくる
(詳細は本書を)


■3.お役立ち情報を提供する
 あなたが日々インプットをしている中で、相手の役に立ちそうな情報を共有するのは、いちばんやりやすい貢献です。
 お役立ち情報の提供は、1対1で誰かに送るのでもいいですし、グループやコミュニティの中でシェアするというのもあります。
 情報を扱う際は、そのまま横流しや転送をするより、あなたなりの視点を加えることが大事です。「なぜ、今、この情報を共有したいのか」の文脈があるとよいです。(中略)
 ただ単純に「こんな情報ありましたよ」とURLを紹介するだけでなく、なぜその情報が相手にとって役に立つと思うのか、ポイントを箇条書きにして付け加えるなど、一手間かけることによって、情報のお役立ち度合いがアップします。


■4.他の人にも再現可能なら、積極的に情報発信する
 知人の知人から声がかかったり、紹介されたりする段階にきているなら、あなたにとってコンテンツの材料は山ほどあります。あとはそれを言葉にして発信すればよいのです。
 そのために重要なのは、言語化が習慣になっていることです。あなたの行動の中にある「思わず人が参考にしたくなる要素」を見つけていきましょう。
 ここで気をつけるべきは、あなただけにしか通用しないことなのか、それとも他の人にとっても再現可能なことなのかというポイントです。
 他の人にも再現可能であれば、記事にしたり、スピーカーにチャレンジしたりしていきましょう。特に、執筆や登壇の形でアウトプットをすると、読者や聴衆の「反応」から、自分のコンテンツがどのぐらい影響力があるかつかめます。
 勇気を持って表に出してみることで、世の中における自分の立ち位置がわかるのです。


■5.「困ったことリスト」を作成する
 アイデアを練るときに起こりがちな不安は、そのうちネタがなくなってしまうことです。
 私がお勧めするのは、「困ったことリスト」の作成です。自分や身近な人が困ったことを常に書き留めて、それに対し「こういうことをやったらうまくいった」をストックしておきます。
 情報発信をするとき、私は「昔の自分だったらこれが読みたいだろう」というように、過去の自分をターゲットの1人にしています。自分のことであれば、具体的に想像がつきやすいからです。私は、日々の困りごとや悩みごとを、ずっとノートにつけています。
 そして、仕事で出会ったお客様についても同じように、お困りごとやお悩み課題をメモしています。
 もちろん、個別のお客様の事情を公にすることはできません。ただ、何人かの悩みを聞いていると、共通するキーワードが見えてきます。共通する課題に対して、どうやったらお役に立てるのかを考えていきます。それを文章にすれば、立派なコンテンツになるのです。


【感想】

◆なかなか興味深い内容の作品でした。

よく「自分の強み」という言い方をしますが、ほとんどの人は、それがよく分からないから、「ストレングスファインダー」やら何やら試してみるわけで。

それを本書の著者の高橋さんは、「他人に尋ねる」ことを推奨されています。

ただし大事なのは、上記ポイントの1番目にあるように「心が動いた場面」を質問するということ。

実際、高橋さんは商談中に、お客さんが話した内容のキーワードをA4の紙にまとめていたところ、
「そのページだけ写真を撮ってもいいですか?」
と何人ものお客さんに請われ、その理由を尋ねたことから、「一緒に課題を整理できるのが自分の『強み』」だと理解したのだそうです。


◆そこで本書では、上記ポイントの2番目にある「9つのステップ」を通して、私たちが「声がかかる人」になるよう指南。

第4章における概略の説明の後、第5章から第7章までで、「実践編」と称して、各ステージを詳細に解説しています。

本来、第5章の章題にもある、ステージ1の「自分の身近な人から声がかかる」ことがなく、その先に進めることはないのですが、そこをクリアした前提で、第6章から抜き出したのが、上記ポイントの3番目の「お役立ち情報を提供する」。

確かに、ただ情報の横流しをするよりも、一手間かけた方が相手にも喜ばれること必至かと。

同じく「SNSで人を応援する」のも貢献の1つです。
 よく、「まだ自分のフォロワー数が少ないのですが、こんな私がシェアをしても喜ばれるのでしょうか」という質問を受けます。
 応援してくれる人のフォロワー数は、たしかに多かったらそれはそれでありがたいのですが、それよりも、応援してくれるという存在が何よりも嬉しいのです。
というわけで、私も自分のブログ記事をご紹介されているツイートに、「いいね」やリツイートをしているのですが、Twitterの仕様が変わってエゴサしにくくなってからは、Twitter自体の機能で分かったものしかチェックできておらず、申し訳なく思っている次第……。


◆また、私のようにブログ等で「情報発信」している人にとってお役立ちなのが、本書の第7章です。

たとえば上記ポイントの4番目の「他の人にも再現可能か否か」という視点は、意識する必要があるでしょう。

確かに私も勉強本を紹介する際、「著者にしかできない方法」(「常人離れした意志力が必要」等)だと避けています。

もっとも、本当は「地頭が良い」ことが前提のTIPSでも、うまい具合にカモフラージュされて「アナタにもできます」的に加工されていることも多いのですが。

また、割愛したお話として、情報発信でも「書く」のと「話す」のと、どちらが得意かで戦略が異なってくる、というのも納得です。

前者はSNSやブログ、メルマガ、note等で、後者はプレゼンや講演等。

ただし、最近は音声入力のツールも増えてきましたし、逆に私はやっていませんが「Clubhouse」のような音声SNSも広まりつつありますから、今後は両者が混ざり合って、打ち手もさらに増えてくるのだと思います。


◆さて、こうした情報発信でありがちなのが、いわゆる「ネタ切れ」。

私のように、本やセールを紹介するのであれば、贅沢を言わなければいくらでもネタはあるのですが、普通の情報発信だとどこかで問題になってくると思います。

そこで本書で推奨されているのが、上記ポイントの5番目の「困ったことリスト」。

過去の自分をターゲットの1人にして、「困ったこと」の解決策や成功例を述べるというのは、確かにコンテンツとして有用性が高いでしょう。

ちなみに高橋さんは、ネタを「1軍」から「3軍」に分類して、このように扱っているのだそう。
 3軍にあるネタをいろいろな人に話していき、反応が悪かったら1軍ネタでその場をしのぐ。3軍でウケた場合は、それを2軍に昇格させる。そして2軍にあるものは、表現をブラッシュアップしながら、徐々に1軍へ近づけていく。このサイクルを繰り返すのです。
……翌日レビューする本を読むだけでいっぱいいっぱいの私には、なかなか難しいのですが(涙目)。


ロジカルに「自分の強み」を見つけ、育てるために読むべし!

B0928NTV47
なぜか声がかかる人の習慣 (日本経済新聞出版)
第1章 「個の時代」に振り回されず生きるには
第2章 働き方を選ぶときの落とし穴
第3章 「声がかかる人」だけが気づいていること
第4章 「声がかかる人」になるまでの道のりを理解する
第5章 実践編1 身近な人から声がかかる「手ごたえ」をつかむ
第6章 実践編2 知人の知人から声がかかる「紹介の流れ」をつくる
第7章 実践編3 世の中から声がかかるまで、「強みの再現性」を上げる
第8章 お悩みケーススタディ


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【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」は、3冊とも「499円」で、かつ、いずれも当ブログ向き!

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感動させて→行動させる エモいプレゼン

当ブログでもご紹介済みのプレゼン本は、Kindle版が700円弱お得。

参考記事:【プレゼン】『感動させて→行動させる エモいプレゼン』松永俊彦(2019年12月07日)

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世界一100人を同時通訳してわかった 「最速」で結果を出す人の成功哲学

以前の未読本記事でも取り上げていた自己啓発書は、Kindle版が1100円弱お買い得。

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「きめ方」の論理 ──社会的決定理論への招待 (ちくま学芸文庫)

こちらの面白そうな決定方法を論じた作品も、Kindle版が900円弱お得な計算です!


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Posted by smoothfoxxx at 10:00
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