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2021年05月20日

【オススメ!】『超決断力ー6万人を調査してわかった 迷わない決め方の科学』メンタリストDaiGo


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超決断力ー6万人を調査してわかった 迷わない決め方の科学


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」でも人気の高かった科学的自己啓発書。

既に類書でも触れられている、「決断力」関係のTIPSが列挙されているのかと思いきや、大半が初めて目にする内容だったので、思わずハイライトを引きまくりました。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
すべての答えは、この本の中にある!
転職、結婚、独立、投資、家を買うか、献立、コーディネート……どんな悩みにも役に立つ!
ついにメンタリストDaiGoさんの「決断の方法」が明かされる。
ロンドンビジネススクールからDARPA(米国国防高等研究計画局)まで、世界最高機関が採用する「決断スキル」で、間違わない決断が、一瞬でできるようになる。

中古はやや値下がりしていますから、「10%OFF」のKindle版がお得です!






Crossroads / Dominic's pics


【ポイント】

■1.決断の4つの種類「クネビン・フレームワーク」とは?
「状況」によって、「決断」は変わる。
 それなのに、「状況」によって「決断する方法」を変えないから、不安になったり、慎重になったり、迷ったり……するわけです。
 そこで、決断の前に自分を取り巻く状況がどういうものかを観察して、それに合わせた決断方法を選ぶために考え出されたのが「クネビン・フレームワーク」なのです。 「クネビン・フレームワーク」は、あなたの直面している状況を
▼「やるべきことがわかっているけど決断できない(単純=simple) 例:ダイエット」
▼「どの選択肢が一番いいかを決断できない(面倒=complicated) 例:引っ越し、転職」
▼「予測できないことだから決断できない(複雑=complex) 例:投資、結婚」
▼「答えがないから決断できない(混沌=chaotic) 例:ずっとこの人生でいいのか?」
 の4種類に分類し、その場、その場で最善の決断が下せるよう導く仕組みです。


■2.悩んだときに役立つ「メタ決断分析」の4つのステップ
(1)決断の重要度を判断する
 これは、「一度立ち止まって、自分にとって大事な決断かどうかを考えてみましょう」ということです。
(2)決断の頻度を判断する
 つまり、似たような決断をする可能性が高いのなら、十分に手間ひまをかけ、その過程を記録しておくと、決断の精度と効率が高まるということです。
(3)小さく試してみる
 重大な決断を下す前に、小さなステップを踏んで試し、情報と経験を増やしていく。そうすると「複雑」だった状況が「面倒」になり、「面倒」が「単純」に整理され、決断がするするできることがあります。
(4)意志決定の期限を決める
 4つ目のステップは、「意志決定の期限を決める」。つまり、締め切りを設定することです。当たり前のように思えますが、私たちの時間の感覚は自分で想像しているよりもはるかにルーズで、外部から締め切りを与えられない限り、必要以上に時間をかけてしまう傾向があります。


■3.「単純」な状況には「決断の自動化」でうまくいく
 たとえば、貯金。毎月、決まった額を貯めていきたいと考えているのなら、その決断は自動化可能なのでしょうか?
 当然、可能です。そして、次のような方法で実現します。
「毎月、収入の入金日に決めた額が自動的に別の積み立て口座に移るよう設定する」(中略)
 こんなふうに「日常的によくある決断」をどう自動化できるかを考えていきます。その際、「一度決めたら、二度と意志決定する必要がない方法はないか?」という視点も盛り込むと、より効果的です。
 また、書き出した「単純」な決断のリストのうち、自動化ができないとわかったものについては「そもそも取り組む必要がある?」という視点で再チェックしてみましょう。すると、「別にやらなくてもいいな」と気づき、「これはやらずに捨ててしまおう」と手放せるケースもあるはずです。


■4.小説を読む人は決断力が上がる
 上質な文学作品を読む機会が多い人は、客観的に見て本人にとってより良い決断を下せる可能性が高くなる という研究データがあります。(中略)
 文学作品が意志決定の質を上げるというのは、意外な指摘かもしれません。
 偉大な経営者やスポーツ界の著名な監督の決断力について掘り下げた本を読むほうが、意志決定の質につながりそうです。
 しかし、文学作品を読むことには思わぬ効果がありました。それは私たちが備えている「認知的完結欲求」を下げてくれるのです。
 認知的完結欲求とは、「答えのないもの」よりも「結論が決まっているもの」を好む性質のこと。
 たとえば、議論には白黒を付けてスッキリしたい、ドラマはハッピーエンドじゃないとモヤモヤする、ゲームに出てくる謎は全部解かないとクリアした気にならない、旅行の予定はきっちり立てないと落ち着かないなど、認知的完結欲求の高い人は結論を求めます。(中略)
 逆に認知的完結欲求の低い人は、答えが決まらないと落ち着かないという感覚が少ないので、複雑な状況でもそれぞれの選択肢の可能性を考えることができるのです。


■5.外国語で考える
 研究では、それぞれのグループの学生に対し、ランダムに母国語か、外国語かで同じ質問を割り当てていきました。つまり、母国語で考える人と習っている第二言語で考える人に分かれてもらったわけです。
 すると、決断の方向が変わりました。
 母国語で問題について考えた人たちは、損失を恐れ、できるだけ回避するような選択を決断。今回の場合、薬Aをチョイスしました。
 一方、第二言語である外国語で考えた人たちは、損失を極端に恐れることなく、安全な選択肢とリスクの高い選択肢をほぼ同じ割合で決断するという結果になりました。つまり、薬Aを選ぶ人、薬Bを選ぶ人が半々になったのです。
 これは第二言語が日本語でも、韓国語でも、フランス語でも変わりませんでした。


【感想】

◆冒頭でも触れたように、初めて知るネタが満載の1冊でした。

一応、「決断力」をテーマにした作品や、科学的自己啓発書の類は、それなりに読んできたツモリでしたが、まだまだこんな話があったとは。

特に、まず知っておかねばならなかったのが、本書の第1章のテーマでもある、上記ポイントの1番目の「クネビン・フレームワーク」。

一応ググったのですが、どうも私的な会社のサイトが並ぶばかりで、いつ誰が言い出したのかよく分かりませんでした。

そこで英語版のWikipediaを一応ご紹介。

Cynefin framework - Wikipedia

いずれにせよ、上記で挙げたような「単純」「面倒」「複雑」「混沌」の4つに分類すると、その対処法も明らかになるワケです。


◆続く第2章では、決断の「敵」とも言える「完璧主義」がテーマ。
完璧を求める責任感の強さ、理想の高さ、失敗を恐れる気持ちが、決断力を鈍らせ、物事が決められない原因になっているのです。 しかも、完璧主義は第1章で紹介した「クネビン・フレームワーク」の4つの決断の状況すべてに悪影響を与えます。
ということで、この「完璧主義者がハマる5つの罠」なるものが第2章では列挙されています。

「悩みすぎて決断ができない」「サンクコストに注目してしまう」等々、いずれも解説にハイライトを引いたのですが、今回は割愛。

さらには、その対処法も「4つの『脱・完璧主義対策』」として詳しく指南されていました。

ただ、これらより、より効果がありそうだと思って抜き出したのが、上記ポイントの2番目の「『メタ決断分析』の4つのステップ」です。

これは、上記の「クネビン・フレームワーク」のうち、「単純」「面倒」「複雑」の3つの状況で役立つとのこと。

本書ではそれぞれのステップについて、掘り下げて述べられていますから、詳細はそちらでご確認ください。


◆一方第3章では、「クネビン・フレームワーク」の各状況別に、「決断のルール」が解説されています。

上記ポイントの3番目の「決断の自動化」は、「単純」の「決断のルール」である「価値と自由化」のステップの中の1つ。

ジョブズがいつも黒タートルにジーンズで登場していたのも、「決断の自動化」だったのだと思います。

またこの章では、もちろん他の状況における「決断のルール」も登場。

たとえば「面倒」な状況における「デフォルト設定」は、たくさんの選択肢の中から最良のモノを選ぶときに用います。

ボリュームの関係で抜き出せませんでしたが、我が家もちょうど今週エアコンを買おうと思っていたので、活用させてもらおうかと。


◆また、第4章ではアマゾンの詳細な内容紹介の方で登場する「HARM(ハーム)」なる考え方が登場します。

これは「健康(Health)」「野心や大望(Ambition)」「人間関係(Relation)」「お金(Money)」という人間の悩みの4大ジャンルの頭文字をとったもの。

「クネビン・フレームワーク」の状況の「混沌」にいる場合に、その悩みの原因や根本が、この4つのうちのどれに当てはまるかを探っていきます。

実際、本書によると、Daigoさんがテレビ出演活動をやめるかどうかを決断できたのは、この「HARM」を使って「混沌」から「複雑」へ、状況を変化させることができたからなのだそう。

さらに第5章では、「決断ミスを減らす7つのアプローチ」なるものが紹介されており、こちらもいずれも参考になりました。

ちなみに「その時々の感情や気分に引っ張られて意志決定してしまう『プロジェクション・バイアス』」に対する方法として、以前当ブログでもご紹介している「10-10-10」が紹介されていましたので、ご参考まで。

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10-10-10 人生に迷ったら、3つのスパンで決めなさい!

参考記事:【5つのツボ】「10-10-10人生に迷ったら、3つのスパンで決めなさい! 」スージー・ウェルチ(2010年01月26日)


◆そして最後の特別章から、抜き出したのが、まずは上記ポイントの4番目の「小説を読む」です。

なるほど、ビジネス書ばかりを読んでいる私も「認知的完結欲求」は高そうですし、「目の前に示されたわずかな情報から物事を判断してしまう傾向がある」と言われたら、否定できませぬ。

では具体的にどんな小説を読めば良いかというと、この研究を行ったウエストミンスター大学とトロント大学からは、このような作品が推奨されているのだそうです。

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日の名残り (ハヤカワepi文庫)

B00Q3QVKJA
秘密の同居人・文明の前哨地点 (研究社小英文叢書No.185)

……下の方は絶版で中古が高値なので、上のカズオ イシグロさんの方をオススメ。


◆さらにもう1つこの章から選んだのが、上記ポイントの5番目の「外国語で考える」。

一応、「薬A」だの「薬B」だの出てくるので、問題自体も引用しておきます。
「これまでなかった新種の病気が流行し、特定の薬がなければ60万人が死亡する状況になっています。あなたは2種類の新薬のどちらかを世に送り出すことができます。
 薬Aは、20万人の命を助けることが可能な新薬です。そして、薬Bは3分の1の確率で全員を助けることができる新薬です。
 あなたはどちらの薬を選びますか?」
興味深かったのが、外国語が何語でも結論が同じだったこと。

私自身、英国語学留学中の最後に、英語で討論する機会があり、その際、自分自身が日本語で考えている結論と、英語での結論が異なったのは、てっきり英語がロジカルだからだと思っていたのですが、そうでもなかったのかもしれません。

いずれにせよ、「決断力」というテーマに関して「質」「量」ともに、本書は充実していました。

これはオススメせざるを得ません!

4763139088
超決断力ー6万人を調査してわかった 迷わない決め方の科学
序 章 決断力を鈍らせる「3つの誤解」
第1章 決断力を高めるために知っておくべき、「決断の4つの種類」
第2章 決断麻痺を引き起こす「5つの罠」
第3章 「決断のルール」が最強の決断をつくる
第4章 答えのない問題でも「2つのルール」を知れば決断できる
第5章 科学が証明した、決断ミスを減らす7つのアプローチ
特別章 さらに決断力を上げるための4つの方法


【関連記事】

【5つのツボ】「10-10-10人生に迷ったら、3つのスパンで決めなさい! 」スージー・ウェルチ(2010年01月26日)

【決断力?】『なかなか自分で決められない人のための「決める」技術』柳生雄寛(2019年06月07日)

【決断力】『超一流のスピード決断力』内田 隆(2015年11月12日)

【スゴ本!】『決める――すべてを一瞬で判断できるシンプルな技法』スティーブ・マクラッチー(2015年04月19日)

【決断力】『早く正しく決める技術』出口治明(2014年05月16日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

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◆一昨日の「Kindle本キャンペーン」の日経BP分の記事で人気が高かったのは、この辺の作品でした(順不同)。

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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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