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2021年05月08日

【科学的自己啓発書】『図解ストレス解消大全 科学的に不安・イライラを消すテクニック100個集めました』堀田秀吾


B08HD96ZD7
図解ストレス解消大全 科学的に不安・イライラを消すテクニック100個集めました


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、現在開催中である「GWキャンペーン」でも人気の自己啓発本。

タイトルに「100個集めました」とあるように、ライフハックが満載の作品でした。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
スタンフォード、オックスフォード、ハーバード…
科学的研究で100%実証済み
不安・イライラを消すテクニック100

送料を合わせた中古よりは、このKindle版が600円弱お買い得となります!





July 17, 2017 / osseous


【ポイント】

■1.不安を興奮と言いかえる
 実験では100人以上の被験者に対して、見知らぬ人の前で歌わせたり、ビデオカメラの前でスピーチをさせたり、計算問題を解かせたりということを行いました。その際、次の3つのグループでパフォーマンスにどのような差が出るかを調べました。
<グループ1> 実験前に「興奮している!」と声に出したグループ
<グループ2> 実験前に「不安だ!」と声に出したグループ
<グループ3> 実験前に何も言わなかったグループ
 すると、いずれの実験課題でも、実験前に「興奮している!」と述べた被験者はいいパフォーマンスを見せたのです。(中略)
 この研究のポイントは、「不安」を「興奮」と捉え直すことです。
 興奮はパフォーマンスを向上させるもので、いわば、エンジンがかかっている状態。一方、落ち着くということは、エンジンが休んでいる状態です。ですから、ドキドキしているのはいい状態なのです。


■2.「できるかな?」と自問する
 また、イリノイ大学アーバナシャンペイン校のセネイらの研究でも、「やるぞ!」と気合を入れるより、「やれるかな?」と自問して始めたほうが良い結果を残すことが示唆されています。
 実験では、53人の被験者を対象に、ランダムに並べられたアルファベットを入れ替え、異なる単語を10個つくり出すというアナグラム課題を行ってもらいました。
 その際、事前に「I Will」と「Will I」、双方を紙に書き出して自分に言い聞かせるセルフトークをしてから臨んでもらいました。
 結果、「Will I」のほうが「I Will」に比べて70パーセントも正解率が高かく、モチベーションも上がる傾向があることがわかったのです。
 ちなみに、「I Will」「Will I」に加え、「I」(「意思」を意味するWillをとって、“私”だけにするパターン)と、「Will」(主語である「私」をとるパターン)のパターンでも調べたのですが、疑問形である「Will I」のみ明らかに結果が良かった──つまり、目標に向かっていくときは、質問による自己対話が重要になるというわけです。


■3.イライラしたらエアボート漕ぎをする
 ドイツ体育大学ケルンのペルスとクライナートは、「18歳から34歳までの被験者に、卓球をプレイしてもらい、アンフェアかつひどい扱いを受けさせ、怒りの感情を湧き起こさせた状態で、その後に何をすればもっとも怒りが収まりやすいか」を検証する実験を行っています。
 実験では、次の6つの運動をさせ、運動の前後で怒りの度合いの変化を測定しました。
(1)ほかの人と一緒にボート漕ぎをする
(2)1人でサンドバッグ叩きをする
(3)相手からの反撃ありのパンチミット叩きをする
(4)キャッチボールのように相手とボールをやりとりする
(5)1人でボート漕ぎをする
(6)みんなでボート漕ぎ競争をする
 その結果、(5)の「1人でボート漕ぎをする」がもっとも怒りを鎮める効果があったのです。
 興味深いことに(5)以外のすべての運動は怒りを鎮めることができなかったそうです。


■4.頭が疲れたら歯磨きをする
「脳が疲れたあとにする歯磨きは脳を活性化させる効果がある」とは、千葉大学の左達らと花王ヒューマンヘルスケア研究センターによる共同研究結果です。
 実験では、健康な成人男女に、「ランダムな足し算、またはかけ算の答えを入力する」という単純計算作業を20分間してもらいました。
 そのうえで、作業後に1分間歯磨きをするパターンと、しないパターンを検証し、双方の直後の脳と心理の状態を測定しました。
 その結果、頭を使ったあとに歯磨きをするケースは、していないケースに比べ、明らかに脳の疲労が回復し、集中力とリフレッシュ効果の向上が認められました。
 このことから、歯磨きには仕事や勉強などで疲れた際に、脳を活性化する効果があると示唆されています。


■5.セルフハンディキャッピングをしない
 日本文化の美徳として“謙遜”という行為があります。「人見知りなので……」と伝えることは謙遜とも言えますが、その一方で、「あんまり勉強していなくて……」「バタバタしていて……」などと同じように、あらかじめ予防線を張って、失敗する言い訳をつくる行為とも言えます。そして、このような行為を、セルフ・ハンディキャッピングと言います。
 セルフ・ハンディキャッピングは、自尊心を守るための行動ではありますが、自らにハンディキャップ(=言い訳)を課すことで、逆に自分と向き合えず、改めることができなくなるとも言われています。
 また、「私、人見知りなので……」のようなセルフ・ハンディキャッピング的謙遜は、場合によっては「あなたがリードしてください」という意味にとらえられかねません。


【感想】

◆記事タイトルにも入れたように「科学的自己啓発書」的要素が満載の作品でした。

とにかく100個のTIPSすべてが、何らかの実験や研究に基づくもので、そのいずれもについて、巻末に参考文献が収録されているという。

この辺は、翻訳系の自己啓発書真っ青の徹底ぶりです。

……文献番号がないのは、私が割愛したのではなく、本書自体に付されてないからなので、キチンと付け合わせたら足りない可能性は否定できませんがw

ただし、多くの翻訳系の作品と違うのは、「テクニック100個」と称したように、いずれのTIPSも特に関連性もなく列挙されていること。

一応、章ごとにカテゴライズはされていますが、目次をパラパラ見て、気になったページを飛ばし飛ばしで読んでも問題がありません。

なお、やはり100個も集めた関係上、バラエティに富んでいるというか、「ストレス」「不安」「イライラ」とはちと違うんでは、というTIPSがあることはあらかじめ触れておきます。


◆さて、章ごとに見ていくと、まず第1章の「1日の不安・心配をとり除く科学的な方法」からは、上記ポイントの1番目をセレクト。

置かれた状況を「不安」と言うか「興奮」と言うかで、このようにパフォーマンスが違うというのは、非常に興味深いです。

実際、誰とは言いませんが(?)、歌詞をよく間違える歌手さんは、ステージ前に「興奮している!」と叫んでいただきたく。

また、割愛した中では、「他人の幸せを願う」と、不安が減少して幸福度が高くなる、というTIPSは、覚えておきたいところ。

まさに「情けは人の為ならず」というワケですね。


◆また、第2章の「仕事のスタートダッシュを測る科学的な方法」から抜き出した、上記ポイントの2番目のお話は、初めて知りました。

ぶっちゃけ100もTIPSがあると、大半は知ってる話だったりするのですが、これは知らなんだ。

というか、むしろ「やるぞ!」と気合を入れる方が効果がありそうなのに意外でした。

同じく「知らなかったTIPS」と言えば、上記ポイントの3番目の「ボート漕ぎ」。

これは第3章の「モチベーションを充電する科学的な方法」からのものなのですが、そもそも「ボート漕ぎ」が選択肢の中にあること自体、謎です。

ちなみに今回割愛した「おでこをタッピングする」というTIPSは、同じ堀田さんのこちらの本にもあったのですが、その時も省略しちゃってました。

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最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方

参考記事:【科学的自己啓発書】『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』堀田秀吾


◆一方、上記ポイントの4番目の「歯磨き」の効果は、第4章の「集中力をとり戻す科学的な方法」からのもの。

私はいつも夜中にブログ記事を書いて、寝る直前に歯を磨くのですが、途中で磨いた方がマシな記事になることがわかりました。

ただ、割愛したTIPSである「ガムを噛む」というのを、記事を書きながら実践しているので、どちらを優先するかかも……。

さらに第5章からは、最後のポイントである「セルフハンディキャッピング」を選んだのですが、本来これは自分自身の問題ですから、第5章のテーマ(「他人の攻撃を防御する科学的な方法」)とはちと違う気がします。

ただし、本書によると、他人との関係性においても悪影響があるようなので、「謙遜」もほどほどにした方が良さげ。

なお、第6章、第7章でもハイライトは引いているのですが、ボリュームの関係で割愛させてもらいました。

やはり100個もTIPSがあると選び放題な反面、記事を書いていても慌ただしくなりがちですね。


生活のクオリティが科学的に高まる1冊!

B08HD96ZD7
図解ストレス解消大全 科学的に不安・イライラを消すテクニック100個集めました
CHAPTER1 【朝】 1日の不安・心配をとり除く科学的な方法
CHAPTER2 【仕事中・AM】 仕事のスタートダッシュを測る科学的な方法
CHAPTER3 【お昼休み】 モチベーションを充電する科学的な方法
CHAPTER4 【仕事中・PM】 集中力をとり戻す科学的な方法
CHAPTER5 【人間関係】 他人の攻撃を防御する科学的な方法
CHAPTER6 【夜】 1日のストレスをとり除く科学的な方法
CHAPTER7 【休日】 癒しと活力を与える科学的な方法


【関連記事】

【科学的?】『科学的に元気になる方法集めました』堀田秀吾(2017年02月17日)

【科学的自己啓発書】『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』堀田秀吾

【メンタル】『ストレスを操るメンタル強化術』メンタリストDaiGo(2019年01月13日)

【オススメ!】『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』ケリー・マクゴニガル(2015年10月26日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

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【編集後記2】

◆一昨日の「GWキャンペーン」のSBクリエイティブ分記事で人気が高かったのは、この辺の作品でした(順不同)。

B08HD96ZD7
図解ストレス解消大全 科学的に不安・イライラを消すテクニック100個集めました

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売れるコピーライティング単語帖 探しているフレーズが必ず見つかる言葉のアイデア2000

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超一流が実践する思考法を世界中から集めて一冊にまとめてみた。

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Posted by smoothfoxxx at 10:00
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