スポンサーリンク

2020年12月18日

【強み?】『「自分」を殺すな、武器にしろ』瀬戸和信


4023319147
「自分」を殺すな、武器にしろ


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本の記事」でも人気の高かった自己啓発書。

著者の瀬戸さんは、「ギャラップ認定ストレングスコーチ」という肩書をお持ちなだけに、「人の強み」を活かすのがお得意である印象を受けました。

アマゾンの内容紹介から。
成功する人は、弱みを克服することに時間を費やすのではなく、強みを磨くことに努力しています。苦手なことは、どれだけやっても、せいぜい平均どまり。でも、すでに持っている才能を磨いていけば、自分にしかない武器を持つことになるのです。
しかし、多くの人が自分の本当の才能に気づいていません。才能を自覚しないまま放置していては、せっかくの「自分」を殺してしまっているのと同じです。
本書では、自己認識の力を高めて、“才能のタネ"を発見し、ふだんの仕事のなかで生かしながら磨き上げていく方法を解説。数々の外資系企業でステップアップを続け、ギャラップ社認定ストレングスコーチでもある著者が実践を通じて得てきた知見を明かします。

中古価格が定価を大きく上回りますから、「15%OFF」のKindle版がお買い得です!





strengths / epredator


【ポイント】

■1.自己認識はさまざまな問題をも解決する
 僕は、夫婦の間でも自己診断ツールの結果を活用するほど、自己認識の力を信頼しています。
 あるとき、妻が自己認識の精度が高まったことで自分がどう変化したかを話してくれたのですが、これは僕にとってすばらしいヒントになりました。
 箇条書きにすると、こんな変化です。
・他人と比較することが少なくなって、感謝するようになった。
・他人を判断することが減って、受け入れられるようになった。
・何かを恐れることが少なくなり、挑戦できるようになった。(中略)
 自己認識の精度を高めていくと、「私は他の誰でもない」「私には、私だけの強みがある」と思えるようになります。そして、自分自身への理解が深まれば、自然と他者にも関心を持てるようになる。「相手はどのような才能を持っているんだろう」「あの人のために何かしてあげられることはないだろうか」──そんなふうに思えたら、あなたは、自分自身が持つ才能のタネを開花させることができるはずです。


■2.自己認識に欠かせない6つのマインドセット
 本書では、イメージをしやすいように、自分の強みに育つ可能性をもつ特性を「才能のタネ」という言葉で表現しています。才能と同じ意味なのですが、自分自身で気づいていない可能性が高く、かつ、育てて開花させられるものだというイメージを持っていただきたいからです。自分の才能のタネを見落とさないためには、前章でも説明した自己認識の精度を高めることが必要です。
 まずは、そのための6つのマインドセットをお伝えしていきます。
(1)人はみな、才能のタネを持っている
(2)自分を過小評価しない
(3)誰も「ひとり」では生きられない
(4)私の常識とあなたの常識は違う
(5)ありのままでいる勇気を持つ
(6)才能のタネを育てていくために努力する
(詳細は本書を)


■3.イライラした瞬間を見逃さない
 意外に思うかもしれませんが、自分の才能のタネを知るうえで、もっとも良い方法は、自分がイライラした瞬間を見逃さないことです。怒りはネガティブな感情だと捉えられがちですが、実は、イライラの裏には自身の才能のタネが隠されています。
 例えば僕は、海外の商品やサービスを日本でも展開しようというときに、日本市場に適さない、日本の生活や文化を考慮しない画一的なマーケティング手法で売ろうとしているのを見るとイライラします。僕の場合は、より、その国で暮らす人たちが持つ性質に目を向けようと思うからです。このイライラの理由は、僕が「人や文化の多様性に気づける才能のタネ」があるからだということを示しています。


■4.誰かの代わりに、あなたがやってあげたこと
 人から「ありがとう」という言葉をかけられたとき、頼られ感謝されたとき、少し立ちどまって、考えてみてください。もしかしたら、「ありがとう」の言葉をもらったその行為に、あなたの才能のタネが隠されているかもしれません。
 人から深く感謝されたとき、「あたりまえのことをしただけなのに、こんなに喜ばれるなんて」と意外に感じたことはありませんか。誰かの代わりにサラリとあなたがやってあげたこと、自分にとってはそう労力のかからないことで喜ばれたときほど、あなたならではの才能を発揮しているはずです。


■5.強みを引き出す「対話型リーダー」という存在
 コーチの役割を担うリーダーが、メンバーに対して「答え」を提示しないのは、「犲分自身で気づいたこと瓩任覆韻譴弌⊃佑脇阿ない」という真理を知っているからです。
 話が脇道に逸れたように感じられたかもしれませんが、つまり、これはメンバーの強みを引き出す作業に等しいのです。それぞれが持つ強みを使って、自分自身の「答え」を導き出すことを促すのです。
 一人ひとりが、自分自身が持ち得る能力を最大限に発揮するためには、リーダーがメンバーに問いかけ、考えや思い、強みを粘り強く引き出し、自分自身で学習して行動できる環境をつくることです。強みを成果に結びつけられるように、場合によっては、役割や責任、目標のほうを調整することです。そして、その環境が整ったら、最後はメンバーに仕事を任せる。究極的には、任せることが相手の強みを磨く最も良い方法だから。


【感想】

◆当初、冒頭にもあるように、著者の瀬戸さんが「ギャラップ認定ストレングスコーチ」であることから、本書も結構なページを割いて、この本で有名となったストレングスファインダー(現クリフトンストレングス・テスト)の各「資質」について、ページを割いているのかと思っていました。

4532149479
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

参考記事:【自分の"強み"を調べてみました】「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」マーカス・バッキンガム(2008年06月26日)

ところがいざ読んでみると、クリフトンストレングス・テストについての言及は最低限に抑えられており、ありがたかった限り。

……いえ、あれこれ「資質」の説明を受けても、自分が該当しない「資質」はとりあえず関係ないですし、そもそもそのテストを受けないと、どれが該当するかも分かりませんから。

代わりに、ページ数から言っても本書の大半を占めているのが、第2章の「自分の“才能のタネ"を知る方法」で、こちらはクリフトンストレングス・テストを受けなくても、自分の「強み」に育つ可能性を持つ特性(「才能のタネ」と呼称)を探る方法を解説している次第。


◆さて、それに先立ち本書の第1章では、なぜこういった自分の「強み」を認識する必要があるのかについて述べられています。

この「自己認識」ができると、さまざまな問題に対処できるのであり、それについて触れられているのが、上記ポイントの1番目。

これは瀬戸さんの奥さんの例ですが、このように自己認識の精度が高まると、自分や他者への関心も強まるという。

さらにビジネスシーンにおいても、上司が部下の強みを伸ばしたり、自分の弱点を補ってもらうことで、組織として目標を達成できたりします。

その際の順番ですが、まずは「自分を知る」ことが最初。

次に「才能のタネを見つけて育て、強みへと成長させ」て、最後に「強みを他者のために生かす」 という流れになるのだそうです。


◆続く第2章は、前述のように「自分の“才能のタネ"を知る方法」がテーマ。

その際にまず重要なのが、上記ポイントの2番目にある「自己認識に欠かせない6つのマインドセット」です。

上記では項目だけ列挙してしまいましたが、実際にはそれぞれについての解説がありますので、本書にてご確認を。

そして上記ポイントの3番目や4番目は、まさに「自分の才能のタネ」を見つける上で、大ヒントになります。

特に3番目の「イライラした瞬間を見逃さない」というのは、「目からウロコ」でした。

私自身を顧みると、無駄な作業や二度手間に時間を割くことにイライラすることがあるので、合理化の才能のタネがあるのかもしれません。

……もっとも、こういったものにイライラするのは、結構皆、同じだと思うのですがw


◆一方第3章では、その強みをさらに使いこなすヒントが掲載されています。

その中でも個人的にピンと来たのが、上記ポイントの5番目の「対話型リーダー」。

「ただ会社が決めた施策を指示する」のが「昔ながらのリーダー」、「何か施策を考えておいてくれ」というのが「普通のリーダー」なら、「対話型リーダー」なら、こんな風にメンバーに問いかけます。
「1カ月後までに売上を5%伸ばさなければならない。どんな施策が有効だろう?」
「〇〇さんが、過去半年間で行った、売上を伸ばすための施策や行動で、いちばん即効性のあったものは何?」
「チームの〇〇さんは、□□の施策が有効じゃないかと話していたけれど、キミはどう思う?」
そして、上記ポイントにもあるように、「最後はメンバーに仕事を任せる」のがミソ。

確かにそうすることによって、メンバーの「強み」も磨かれそうですね。


自分の強みを知り、それを生かしたい方なら読むべし!

4023319147
「自分」を殺すな、武器にしろ
第1章 なぜ、いま自分の“本当の強み"に気づいてほしいのか

第2章 自分の“才能のタネ"を知る方法

第3章 自分の強みをめいっぱい生かす


【関連記事】

【自分の"強み"を調べてみました】「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」マーカス・バッキンガム(2008年06月26日)

【Google流?】『世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法』ピョートル・フェリクス・グジバチ(2018年08月23日)

【もう1人の天才?】『ティム・クック−アップルをさらなる高みへと押し上げた天才』リーアンダー・ケイニー(2020年04月07日)

【エレメント?】『才能を磨く ~自分の素質の生かし方、殺し方~』ケン・ロビンソン,ルー・アロニカ(2014年01月25日)

【速報】『さあ、才能に目覚めよう』のM・バッキンガムの最新作『「興味」と「成功」の法則』を買ってきました(2010年01月21日 )


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

B08JGRTKHH
食べても太らず、免疫力がつく食事法

全然ノーチェックでしたが、今年9月に出たこちらの食事本は、中古がほぼ定価並みのお値段ですから、Kindle版が1000円弱お得。

B01267Z11M
大人のADHD ――もっとも身近な発達障害 (ちくま新書)

過去何度かセールで見かけたこちらの新書は、中古が値崩れしているものの、送料を足すとKindle版の方がお買い得となります!


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

この記事のカテゴリー:「自己啓発・気づき」へ

「マインドマップ的読書感想文」のトップへ
Posted by smoothfoxxx at 08:00
自己啓発・気づきこのエントリーを含むはてなブックマークYahoo!ブックマークに登録

スポンサーリンク