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2020年08月06日

【自己啓発】『人生を豊かにしてくれる「お金」と「仕事」の育て方』松浦弥太郎


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人生を豊かにしてくれる「お金」と「仕事」の育て方


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、今月の「Kindle月替わりセール」の中でも人気の自己啓発書。

著者である松浦弥太郎さんのお名前は、新刊やセール本等で何度も拝見していたのですが、今回が初のレビューとなります。

アマゾンの内容紹介から。
自分を助けてくれるものに、人はお金と時間を使う。古書販売からスタートし、「暮しの手帖」編集長を務めた後、IT業界へ。自由に楽しく、生きていくために大事にしてきたこと。夢を叶えるために、どのようにして基礎体力をつけてきたのか。体力と同じくらいに大切な情報を、どのようにして手にしてきたのか。著者が仕事をする上で実際に学んできたこと、確かめてきたことが詰まった一冊です。

今年3月に出たばかりで、まだ中古があまり値下がりしていませんから、「68%OFF」で「499円」のKindle版が900円以上お得となります!






Nautical Bedroom with pale blue walls / DesignFolly.com


【ポイント】

■1.時間もリターンを意識して使う
 時間から得られるリターンは、目に見えるものではないので、意識するかどうかにかかっています。
 何もしないでぼんやりと過ごしたとしても、その時間のおかげで自分がリラックスできたのだとしたら、それはとてもいいリターンがあったということですが、ほとんどの場合は、リターンを意識していないのではないでしょうか。
 リターンとは、損得のことを言っているわけではなく、そこで何が得られるのか、今の自分、未来の自分にとってどういう意味があるのか、です。
 すぐに効果が現れることばかりではありませんが、上手に使った時間は投資したのと同じで、その時間があとで大きなリターンになります。だからこそ自分が今から使う1時間は、何のための1時間かを意識するようにしましょう。そこから得られるリターンの差が、人生にとても大きな影響を与えるのです。


■2.収入を増やす方法
 収入には方程式があって、感動×人の数という式で表すことができるのです。
 誰もが人気のタレントや有名なアスリートほど稼げるわけではありませんが、収入を増やしたければ、この方程式を思い浮かべてください。
 どのような業種の仕事においても、その先には必ず生身の人がいて、最終的には、誰かが感動することで、仕事は成立しています。その人数が鍵になるのです。
 答えはとてもシンプルです。しかし、たくさんの人が感動するものは、そう簡単には見つかるものではありません。それを考え出すのに世の中の多くの経営者は苦労しているのです。
 もしあなたが会社員で、自分の収入を増やしたければ、会社の中で自分を認めてくれる人を少しずつ増やしていく努力をしてみましょう。
 今現在、50人いるなら、それを60人、70人、100人、200人と増やしていくことをイメージしてください。


■3.目の前の仕事に打ち込む
 自分らしい働き方というと、その仕事が好きかどうか、自分に向いているかどうかという話になることがあります。だけどその答えは容易には見つかりません。「好き」や、「向き不向き」にこだわるよりも目の前の仕事に打ち込むことが大切です。
 自分がやりたいことよりも自分が楽しくできることに打ち込めば、できることはやがて得意なことになり、得意なことは、経験を積めば変わっていきます。その流れを上手に作ることができれば、仕事はどんどん楽しくなります。自分には得意なことがないと悩んで目の前の仕事をおろそかにしてしまっては、得意から遠ざかるだけです。
 どんな働き方を選ぶかは自分次第ですし、どちらがいいということではありません。自分らしい働き方は、どこにいてもできるものです。


■4.感動することに投資する
 しかし、もっともレバレッジが効く投資は、自分が感動することへの投資です。僕は、そう考えています。いろんなことを面白がって、楽しんで、何かに感動するようなライフスタイルを続けるために投資をするのです。
 本を読んで主人公に共感する。悲しい映画を観て泣く。好きなアーティストのライブに行って興奮する。一流レストランで美味しい料理と一流のサービスを体験する。旅に出て知らなかった文化に触れる。
 そうやって何かに感動することが、大きな実りにつながります。
 感動すれば、誰かに伝えたくなります。人に会って話をしたり、文章に書いたり、その感動を絵にする人や音楽にする人もいるかもしれません。そうやって感動が人を動かすのです。
 そのうち映画が好きだから年間100本以上観て、レビューを書いてみようと意志を持って取り組むようになるかもしれません。感動はそうやって意欲につながったり、何かを始める勇気を与えてくれます。だからレバレッジが効くのです。


■5.判断基準は「困っている人を助けること」
 どんな仕事でも、その先に生身の人がいるということを覚えておくといいのです。たとえ、人と会わない仕事でも。
 仕事という名がつく限り、必ず人が喜ぶことをしています。だから常に自分で、この仕事は誰が喜ぶのかを明確にしておくと、モチベーションや仕事のやり方が鮮明になります。それをしないと、ただの作業になってしまいます。
 だから僕は、誰が喜ぶのかがわからない仕事はやりません。たとえそれで、たくさんお金がもらえるとしても、です。やりがいが感じられませんし、それでは結局、時間を無駄にするからです。
 だから僕は、何かで迷った時は「困っている人を助けること」という大きなヴィジョンに立ち返って考えるようにしています。
 そうすれば、今、自分がやるべきことが見えてくるのです。大きなヴィジョンを持っていると、どんな時も心がぶれず、落ち着いて物事に対処できます。


【感想】

◆冒頭でも触れたように、今回松浦さんの作品を初めて読んだのですが、自己啓発書の王道的なテイストであり、これは売れている(作品がたくさん出ているゆえ)のも納得。

似ている著者さんとしては、誰が該当するか……私が感じたのは、本田健さん辺りでしょうか?

中谷彰宏さんほど、TIPSに特化しているワケではなく、かといって、ハック系とも違います(むしろ超文系)。

ただ、私は他の作品を読んでないものの、この書き方ですと、なまじレイヤーが高い分、ネタがかぶりやすいのではないか、と……。

もっとも、アマゾンの★3つのレビューで、過去の著作と変わった、という指摘があるのは、ひょっとしたらテーマが「お金」だからかもしれません。


◆さて、本書の第1章は、その「お金」だけではなく「時間」もテーマとなっています。

ということで、抜き出したのが上記ポイントの1番目。

リターンを意識して時間を使うべき、という指摘は、まさにビジネスパーソンに共通するお話です。

ただし、普通の月給制のサラリーマンだと、時間が過ぎれば定時になって自由になれる分、リターンを意識することは少ないかもしれませんので要注意!

また、上記ポイントの2番目の「収入の方程式」も、同じ第1章からのもの。

「生身の人間を感動させる」という考え方は、ネット時代だからこその、画面の先の消費者を意識させてくれます。

同時に、収入をふやすためには、方程式の2要素それぞれを増やす方策を考えねばなりませんね。


◆一方第2章は、「お金の使い方」がテーマです。

ここではまず、お金を使う際の「消費」「投資」「貯蓄」「浪費」のバランス比が提唱されているのですが、この辺は著者によって判断基準も違うでしょうし、異論もあるでしょうからここでは割愛。

また、同じく割愛した中では「自分自身が『自分の目で確かめたもの』にお金を使う」というTIPSが興味深かったです。
もちろんそのすべてにおいて後悔するとは限りませんが、残念なことに、焦って自分の目で確かめずにお金を使った時ほど失敗は多いのです。
詳細は本書にてご確認ください。

なおこの第2章からは、上記ポイントの3番目の「目の前の仕事に打ち込む」という、思いっきりド正論を抜き出してご紹介しておきます。

……あれ? 「好きなことを仕事にせよ(意訳)」という本田健さんとは、松浦さんはやはり違いますね。


◆続く第3章は、タイトルに「お金」とある以上避けられない「資産の増やし方」について。

ここでは俗に言う「投資」にも触れられていますが、当ブログとしてはやはり、上記ポイントの4番目にある「自己投資」を挙げておきたいところです。

なるほど、音楽や演劇、マンガや映画のような「趣味」と言われるものであっても、「感動」という基準で考えたら、立派な自己投資なのだな、と。

さらには、こうして得た「感動」を他人に話せば、人間関係にも好影響を与えます。

そして、上記ポイントの2番目に戻って考えれば、そういう人数を増やすことによって、収入にもつながるワケですね。


◆なお、最後の第4章では、松浦さん流の「仕事論」が展開されています。

松浦さんいわく、「成功するための条件」とは「何かに詳しくなること」とのこと。
人より詳しければ、絶対に成功するのです。世界一詳しかったら世界一になれます。僕は何に詳しいかと言えば、きっと「今の世の中の人が何に困っているかについて」です。
そこで登場するのが上記ポイントの5番目。

こうした判断基準があると、仕事でも迷いはないでしょうね。

ちなみに、本書の各章の最後には、松浦さんが現在に至るまでの仕事遍歴が順を追って収録されており、これも読みどころ大!

まさに今までの仕事遍歴が、今の松浦さんを作り上げていることがよく分かるようになっています。


このお値段なら「買い」の1冊!

B086GM2R2K
人生を豊かにしてくれる「お金」と「仕事」の育て方
第1章 お金と時間に詳しくなる
第2章 日々、お金を上手に使う
第3章 投資、運用……資産の増やし方
第4章 人生を豊かにする仕事とは


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【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

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女子の人間関係

当ブログでも著作をご紹介したことのある、水島広子さんの作品は、中古が値崩れしていますが、送料を足せばKindle版がお買い得。

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あらすじで読むシェイクスピア全作品 (祥伝社新書)

以前のセールで私も買うだけ買った(積読w)「シェイクスピアのアンチョコ本」は、中古に送料を足すと定価を超えますから、Kindle版が500円弱、お得な計算です!


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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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