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2020年01月09日

【中田流?】『労働2.0 やりたいことして、食べていく』中田敦彦


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労働2.0 やりたいことして、食べていく


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、本日で終了となる「Kindle本 年末年始セール」の対象作品である働き方本。

昨日の前日ランキングで1位となった以上、これはレビューせねば、と思った次第です。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
「やりたいことで、食べていけ! 」
――“今最も面白い経営者"中田敦彦が説く、
好きなことをやって、がっぽり稼ぐ「最強の働き方革命」。
『オールナイトニッポンPremium』でも話題騒然!
アパレルブランド「幸福洗脳」の戦略もまるわかり。

なお、本日中であれば、送料を加算した中古よりも、このKindle版が600円以上お買い得です!





studio / ollesvensson


【ポイント】

■1.出世するなら「言われていないことをやる」
 経営者にしてみれば、Aの「言われたことしかしない社員」や、Bの「言われたことさえできない社員」より、Cの「言われていないことをやる社員」のほうが有難いのです。
 どうしてか。
 言われていないことをやる行為には先読みがあり、創意工夫があり、「よかれと思う」姿勢があるからです。これは目の前の相手や会社のことを一番に考えていないとできない行動です。
 そう考えると、会社が本気で優秀な人材を求めたとき、登用されるのはCのタイプです。
 たとえば競合が台頭してきて、今までの手法では立ち行かないというとき。言われたことをきちんと行うだけのAでは難局を乗り切れません。対して、いつも勝手なことをしているCなら、ここぞというときに何か新しいことを考えつくでしょう。
 従順な部下(A)を日ごろ 可愛 がっている上司も、「ここは破天荒で自分勝手な部下(C)に任せてみよう」と思うはずです。
 Cが一番の出世株である、と言ったわけが理解いただけたでしょうか。


■2.儲けようとすると芸が鈍る、なんてウソ
 もっと嚙み合わないのは、「売れたくない芸人」です。
 いや、売れたいのは売れたいのでしょうが、「稼ぎを追求すると芸が鈍る」という謎のジレンマに駆られている方々です。(中略)
 クリエイティブな仕事をする人はお金に無頓着なほうがいい、という思い込みに皆が駆られていますが、そんなことはありません。
「センス」という一見不確かなものも、いかに世の中の(つまりは購買層の)感性とマッチさせるか分析することで、一定の方法論が見えてくるものです。
 画家のダリも、キャンベルスープの絵でお 馴染みのアンディ・ウォーホルも、世の中の動きや人々の感情を微細に分析しつつ作品に反映させた「商売人」だったと言われています。芸術性とビジネスは、実は密接につながっているのです。
 面白さと同時に、稼ぎ方も追求していい。
 一般社会で生きる皆さんたちも、稼ぐことにもっと貪欲になるべきです。


■3.「私なんか」という言葉は封印せよ
 誰もが得意不得意を持っていて、それぞれに価値があります。
 人と接しながら仕事を進めるのが上手な人も、密室でコツコツと仕事を進めるタイプの人もいて、その双方にニーズがあります。
 密室タイプでも、「自分はコミュニケーションが不得意で……」なんて縮こまらなくてOK。そういう精緻な職人仕事を求める組織は、世の中にいくらでもあります。
 そうやって多種多様な人々が連携してきたからこそ、人間は地球上で生存し続けたのだ、と私は思っています。
 だから、「私なんか」という言葉は今すぐ封印しましょう。そんな卑屈でしみったれた言葉は、地中深くに埋めてしまいましょう。
「自信を持て」と言っているわけではありません。
 自信なんて、結果が出ないうちは持てなくて当然ですから。
 大事なのは、「やりたい人」に仕事を任される機会が巡ってきたら、たとえ自信がなくても、胸を張って「任せてください!」と言うことなのです。
 それができて初めて、仕事に全力で立ち向かう勇気と、責任を負う覚悟ができます。「私なんか」は、そこから逃げる、卑怯な言葉なのです。


■4.小さな成功体験を積み重ねる
 オンラインサロンの最初のイベントは、バーベキューパーティでした。
 バーベキュー企画部を立ち上げ、参加者を募り、業務を分担して準備をし──当日は見事に成功しました。
 さてこの「成功」、何をもって成功とするか。
 ゴールはズバリ、「参加者60人で、写真を撮れれば成功」。(中略)
 肉が硬かろうが、食材が足りなかろうが、進行が少々 拙かろうが問題ナシ。極端な話、参加者の中に「もっといろんな人としゃべりたかったのに」と思いながら帰った人がいたっていいのです。
 60人全員が楽しんでくれるイベントなんて、高すぎる目標設定です。
 今後何度も開くことになるイベントなのですから、最初からMAXを目指す必要はありません。
 これくらい軽めの目標設定にすれば、企画部のみんなが気軽にJust Do It.瓩任る、と考えました。
「夢は大きく語れ、と言ったばかりのくせに」と意外に思われるでしょうか。
 いえ、決して矛盾しているわけではありません。
 志は高いほどいいけれど、目の前の課題は難易度をあえて低くして、小さく成功体験を積んだほうがいい、ということです。

 
■5.若いYouTuberでもお手本にする
 カリスマブラザーズと話したときには、意外な発見がありました。
「中田さんの乗ってる車って何ですか」と彼らは聞くのです。
「俺、セレナだよ」
「意外ですね! そういうのが面白いです!」
 そんなことが面白いのかよ! 思わず仰け反りました。
 彼らの見解はこうです。
 YouTubeというメディアは、送り手と視聴者の距離が非常に近い。
 だからYouTuberが見せるものはプライベート感の強い、ときには生々しいものになる。
 その点、芸能人はそこまでさらけ出すにはリスクが多くて、どうしても無難なトーンに落ち着く。芸能人がYouTubeでなかなかブレイクスルーできないのは、そのあたりが理由ではないか、と(その中で注目を集めているカジサックことキングコングの梶原雄太さんは、本当にすごい!)。
 とても考えさせられました。これからの動画関連事業にどう反映させていくかはまだわかりませんが、こうした若い人たちの意見を聞くのは、非常に意味のあることだと思っています。


【感想】

◆タイトルや内容紹介から、てっきり「脱サラ」「起業」を勧める作品なのだと思ってましたが、必ずしもそうではありませんでした。

何せ第1章の最初の小見出しが
最初は組織の「歯車」でいい
という、会社員生活「全肯定」なもの。

ただし、「ただの歯車」で終わらないためのTIPSが本書には散りばめられています。

目指すのは「気概のある歯車」であり、たとえば上司に却下された提案を通すためのアドバイス等も収録。

実際中田さんは、本来吉本で禁止されているハズの音楽活動や、そのミュージックビデオの制作等を遂行しており、その説得力は高いです。

さらには上記ポイントの1番目にあるように、「言われていないことをやる社員」を目指せ、とのこと。

今まで何度かあった中田さんのちょっとした不祥事(?)も、ほぼすべて意図的になされているのが分かりました。


◆続く第2章では、勤め人にとらわれない「働き方」を指南。

中田さんいわく、「てっぺんを目指せ」というのは洗脳であったと。
 私が伝えたいのは、「人よりも良い場所」ではなく、「自分自身のいるべき場所」に身を置こう、ということです。
さらには、「お金」と「やりがい」を両方目指しても良いのだとか。

それに関連しているのが、上記ポイントの2番目です。

芸事であれば、「お金」と「面白さ」の両方を追求すべきですし、そうするためには工夫をしなくてはなりません。

結局、ありがちなお話ですが、「ただ面白ければいい」と、売れるための工夫をしなくては、いつまでたっても売れるようにはならないワケですね。


◆そこでまず行うべきなのが、自分の才能や強みを探す「自分探し」。

ただし、それを1人で行ってはいけません。
 人から見れば「すごいね!」「へえ、面白い」と思える特技や個性も、自分では取るに足りない犹弔衒瓩隼廚辰討靴泙Α△發靴は存在にさえ気付かない、ということが往々にして起こります。
 ですから、人とたくさん接することが、才能を見つける上では有効です。
加えて、自分の才能を際立たせるには、凡庸かもしれない個性をかけあわせること。

中田さんは、藤原和博さんが提唱する「100万人に1人の人材」メソッドを推してらっしゃいますので、詳しくはこちらを読んでいただければ、と。

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藤原和博の必ず食える1%の人になる方法

参考記事:【キャリア】『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』(2013年09月01日)

そして、上記ポイントの3番目にあるように、「『私なんか』という言葉を封印」することで、「仕事に全力で立ち向かう勇気と、責任を負う覚悟」ができる次第です。


◆さらにはスタートしたなら、第4章の章題のように「Just Do It.」。

上記ポイントの4番目のバーベキューパーティは、かなりハードル低めでしたが、中田さんは他にもグッズ制作や、リアル店舗出店、曲制作等数々のハードルに挑戦しています。

また、最後の第5章では、アイデア発想の秘訣等も。

たとえば上記ポイントの5番目にあるように、中田さんはYouTuberの若手アーチストや、リアルでのビジネス成功例から学んだりされているようです。

ただし、「幸福洗脳」というオリジナルブランドの、原価の安いTシャツをあえて1万円超で売るのは、いかがなものかと(キチンとした意図はあるとはいえ)。

あとは、イベントで皆が集まったときに、名札無しで参加者300人とかの名前を覚えさせるのも、それぞれがイベントを楽しめないと思うので、正直、やめた方がいいと思います(余計なお世話ですがw)。


なかなかに学びの多い1冊でした!

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労働2.0 やりたいことして、食べていく
はじめに―誰もがやりたいことで、食べていける
第1章 やらされ仕事で、一生を終えるな!―脱・歯車の道
第2章 「やりがい至上主義」「コンテンツ至上主義」にとらわれるな!―「働き方」にまつわる思い込み
第3章 「やりたい人×できる人」が奇跡を起こす!―強みの見つけ方と活かし方
第4章 プロ崇拝などナンセンスだ!―“Just Do It."のすすめ
第5章 時代を読み、利益を生み出せ!―中田式・アイデア発想法
おわりに―戦士が勇者になる日


【関連記事】

【教養】『勉強が死ぬほど面白くなる独学の教科書』中田敦彦(2019年11月25日)

【キャリア】『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』(2013年09月01日)

【超マーケティング?】『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』西野亮廣(2018年02月19日)

【堀江節炸裂!?】『多動力』堀江貴文(2017年07月12日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

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集中講義!アメリカ現代思想 リベラリズムの冒険 NHKブックス

当ブログ的には少々堅めですが、こちらの思想本は、Kindle版が300円弱お得。

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NHKガッテン! コレステロール本当の健康新常識 【食べてちゃっかり改善】最新対策ワザ

おなじみ「ガッテン」のムックは、中古に送料を足すと定価を超えますから、Kindle版が700円以上お買い得となります。


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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