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2019年12月29日

【仕事術】『やりたいことを全部やれる人の仕事術』岡田充弘


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やりたいことを全部やれる人の仕事術


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事にて人気だった仕事術本。

著者の岡田充弘さんの作品は、以前パソコン術本をレビューしたことがありますが、本書はもっと広範囲な内容となっています。

アマゾンの内容紹介から。
今こそやりたいことをやる絶好の時代。たまの「改革」よりも毎日の「改善」を心がける。「目的」「ゴール」「ステップ」を明確にして時間を無駄にしない。仕事の成否は何をやるかより、誰とやるか。やりたいことは一つに絞らなくていい。人は誰かに認められることでもっと輝ける。いい仕事をするために心をメンテする…100のプロジェクトを同時に進めながら毎日18時退社!誰でも「5人分の人生」を生きられる!

中古が定価を大きく上回っていますから、「15%OFF」のKindle版がお買い得です!





TODO for May 2007 / Leonid Mamchenkov


【ポイント】

■1.「5倍速」で動けば、5人分の人生を生きられる
 私が面白く生きることに執着するのは、先にも触れましたが、阪神・淡路大震災での被災経験からきているのかもしれません。私は当時、建物の倒壊が最も酷かった地域に住んでいました。奇跡的に命拾いをしましたが、近所では多くの人が亡くなられました。
 その時に強く感じたのは、人生は有限であり、時間とは人生そのものであるということです。であれば、亡くなられた方々のせめてもの供養として自分は時間を大切に使い、誰かが生きたかった人生の分まで面白く生きようと思ったのです。
 それが「5倍速で動けば5人分の人生を生きられるはず」という理屈で、私が「5倍速ライフ」と呼ぶアクティブスタイルが誕生したきっかけです。
「5倍速なんて無理だ」と思う人もいるかもしれませんが、単純に月1回しかやっていないことを週1回はやる、平日週1回しかやっていないことを毎日やれば、概ね5倍速を達成したことになります。そう思うと、少しは現実的な気がしてきませんか? イベント開催や人に会うなど、何でもいいのです。要は、どう習慣化するかです。


■2.基準にそって一定量を超えたモノは捨てる
 たとえば私の会社では、
・直近1年間使わなかったもの
・再入手が可能なもの
・比較的安価でスグに手に入るもの
 この3つに該当するものは、感情を挟まずあっさり手放すようにしています。(中略)
 捨てるための段取りは、以下のように考えるといいでしょう。
(1)モノや情報を一定の箇所に集約(バラバラに分散させない)
(2)最適な物量を決める(必要以上に持たない)
(3)捨てる対象を選択する(犲里討覺霆爿瓩砲修辰董
(4)捨てる方法を段取りする(無料か有料か? 手間は?)
(5)思い切って捨てる(さよならー)


■3.判断基準を明確にして、迷う時間を根絶させる
 仕事をしている時間の内訳は、実は意外と着手後の実作業よりも、着手する前の判断にかける時間のほうが長かったりします。したがって、判断の速さが仕事のテンポを速めることにつながるのですが、判断の基準をあらかじめ明確にしておくことで、この速度を劇的に速めることができます。(中略)
倫理観  人としての道から外れていないか(誰かを傷つけないならGO)
社会的意義  社会的にやる価値があるか(何らかの社会課題を解決するならGO)
好奇心  自分が心から興味が持てるか(面白くてカッコイイことならGO)
便益  そこに便益や利益があるか(時間とお金が生まれるならGO)
実現性  現実的に成立しうるか(60%できそうならGO)


■4.会議をしながら資料も議事録も完成させる
 具体的には、ネタとなるタタキ資料をプロジェクタまたは外付モニタに投影しながら討議し、さらに内容にそって資料に直接加筆・修正していきます。
 会議の最後には、その資料を参加者に目視確認してもらい、合意を得られればその場でメールで共有してしまいます。
 そうすることで、会議の後にやっていた資料作成や修正作業が無くなります。また参加者の目の前で討議内容が形になっていくことから、参加者意識がより高まり、理解も深まるといったメリットも期待できます。
 もし可能であれば、同時に議事録も作成するといいでしょう。議事録はあまりフォーマルになりすぎる必要はないと思います。箇条書きで決定事項やネクストアクションを簡潔にメモしていきましょう。慣れれば会議の進行者一人で、会議進行と資料作成と議事録作成を同時に進めていけるようになります。


■5.ITを活用して複数タスクを同時進行させる
メーラー(Gmail)
 タスクの依頼や質疑応答、情報共有、エビデンスの記録保存といった目的でメールを利用します。1つのツールでデータを一元管理できたほうがあとあと便利であるため、できるだけ記録として残す必要性のある情報はメールを使うことを推奨しています。
ToDoツール(Gmail付属)
 Gmail上でやりとりされるタスクメールは選択して[Shift]+[T]を押すことで、Gmail付属のToDoリストに登録することができます。登録後は、件名の期限順に並び替えたり、参考情報を追記したりすることができます。
カレンダーツール(Googleカレンダー)
 アポや会議などのスケジュール情報をGoogleカレンダーに登録し、社内やプロジェクトメンバー間で共有します。社内会議などは、相手の空き時間を確認してお互い任意に登録可能であることを、あらかじめルールとして設けておきます。
案件一覧(エクセル)
 複数の案件やプロジェクトの進捗をエクセル一覧上で管理します。
 画面で参照することを前提に、行幅を一定にすることで、ひと目で案件やプロジェクトの数が把握しやすくなります。


【感想】

◆冒頭で触れている、以前読んだ著者の岡田さんの作品というのはこちらになるのですが。

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仕事が速い人ほどマウスを使わない! 超速パソコン仕事術

参考記事:【パソコン術】『仕事が速い人ほどマウスを使わない! 超速パソコン仕事術』岡田充弘(2016年06月17日)

こちらはタイトルどおり、まさにビジネスシーンにおけるパソコンの操作法や活用法について述べられたものでした。

極端に言えば、仕事をする上での「戦術」を掘り下げた本であり、これはこれで有意義だったのですが、それと比べると本書はもうちょっと広範囲。

下記目次にもあるように、「仕事術全般」についてカバーした内容となっています。


◆まず上記ポイントの1番目は、第1章から抜き出した、本書のテーマにも通じるもの。

「5倍」というととてつもなく大変そうですけど、今やっている行為の回数を増やすだけで、「実質5倍」というのは、なるほど確かに。

そしてそのための時間捻出法や考え方が、以降の章で展開されている次第です。

たとえば第2章の「仕組み作り」編からは、上記ポイントの2番目の断捨離のお話を引用。

まずは余計なモノを減らすことがスタートとなりますし、精神論だけでなく、このような「基準」に沿ってシステマティックに処分するのが良さげかと。

なお、この第2章では、MECEの思考法に則った「フォルダ整理のルール」なるものも紹介されているのですが、図が引用できないので泣く泣く割愛しました……。


◆続く第3章は「時間作り」がテーマ。

類書でもあまり目にしたことがなかったのが、上記ポイントの3番目にある「判断基準」のお話です。

確かにこのような基準があれば、作業前工程の時間が短縮できること必至。

同じく時短術として、チャットやメールの活用法にも触れられていましたが、こちらは逆に類書でもカバーできると思います。

一方、上記ポイントの4番目もこの第3章からのもの。

やはり「会議中に資料や議事録を作成する」というのは、類書でも目にしたことがありますが、今後はこういったやり方が主流になっていくのかもしれません。


◆1つ飛んで第5章の「マルチタスク」編からは、上記ポイントの5番目のツールの活用法をご紹介しました。

すべておなじみといいますか、皆さん普通に使われているとは思いますが、それを連携させることで、相乗効果を狙っている模様。

ただ最後の「案件一覧」をエクセルでなさっているのが意外と言いますか、どうせならGoogleドキュメント使えば、と思ったのですが、まだエクセルの方が優れているのでしょうね。

……と、第5章でボリューム的に一杯になってしまったので、この辺で。

実は第6章や第7章でも、ハイライトを引いたのが、やはりパソコンネタ絡みが多かったのですが、画像がないと分かりにくいので、ご紹介できませんでした。

ちなみに本書全体を通して、そういったIT関係の部分に惹かれてしまったのは、私がその手のスキルが低いからかもしれません。

ですから逆に、ITスキルに熟練されている方だと本書はやや微妙かもしれませんので、一応ご留意を。


時短や仕組み化に興味のある方なら要チェックです!

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やりたいことを全部やれる人の仕事術
はじめに─「すごい人」ではなく「幸せな人」になるために
第1章やりたいことを全部やるための「頭と心の整理」編
第2章やりたいことを全部やるための「仕組み作り」編
第3章やりたいことを全部やるための「時間作り」編
第4章やりたいことを全部やるための「対人関係」編
第5章やりたいことを全部やるための「マルチタスク」編
第6章やりたいことを全部やるための「情報発信」編
第7章やりたいことを全部やるための「メンテナンス」編


【関連記事】

【パソコン術】『仕事が速い人ほどマウスを使わない! 超速パソコン仕事術』岡田充弘(2016年06月17日)

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【仕事術】『外資系コンサルの仕事を片づける技術』吉澤準特(2013年06月17日)


【編集後記】

◆昨日の「Kindle本 年末年始セール」の初回分の記事で人気だったのは、この辺の作品でした(順不同)。

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最高の結果を出すKPIマネジメント

参考記事:【KPI?】『最高の結果を出すKPIマネジメント』中尾隆一郎(2019年01月06日)

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宜しければご参考まで!


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Posted by smoothfoxxx at 10:00
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