スポンサーリンク

2019年12月09日

【心の汚れ?】『こころを洗う技術 思考がクリアになれば人生は思いのまま』草薙龍瞬


B07PPRDD1W
こころを洗う技術 思考がクリアになれば人生は思いのまま


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、本日最終日となる「サイバーマンデーセール」からの自己啓発書。

昨日の前日ランキングで1位になったということで、慌てて読んでみた次第です。

アマゾンの内容紹介から。
Google、Facebook、Yahoo!が採用した瞑想法×最先端の脳科学。源流は「ブッダの超合理的な思考法」。

本日限りとなりますが、このKindle版は「50%OFF」ですから、送料を足した中古よりも500円弱お買い得です!





Mindfulness / darraghoconnor12


【ポイント】

■1.悩みの正体の「3つの反応」
 まずは、次の3つの言葉で、心の状態を確認するようにします。
○ 貪欲 ──欲求過剰な状態。「自分が求めすぎている」と確認する。  
○ 怒り ──不快を感じている状態。「怒りが湧いている」と自覚する。  
○ 妄想 ──頭の中に言葉や音や映像が漂っている状態。「妄想している」「今、妄想していた」と理解する。
 この3つを挙げたことには、超重要な理由があります。というのも、心に浮かぶさまざまな思いを猗娠の種類瓩箸靴栃類すると、この3つに収斂されていくのです。どんなに複雑に思える悩みも、作っているのは最終的に、この3つです。
 仏教ではこれらを、苦しみを伴う三大反応として「煩悩」「三毒」と表現します。さながら800万画素のテレビ画面も、赤・緑・青の光の三原色で作られていることに似ています。
 もしテレビから原色がひとつ消えると、画面の色が変わります。原色がすべて消えれば、画面が消えてしまいます。
 心にも似たところがあって、貪欲・怒り・妄想を1つずつ消していけば、今抱えている苦悩は、減ってゆき、シンプルになり、やがて解消されていきます。


■2.日々の務めの中で心を洗う
 机を拭くことさえも、心洗いに使えます。机の上に手を置いて、目を閉じて、手の感覚を見つめてください。暗がりがあって、手の感覚があって、妄想がない──その状態を保ったまま「ひと拭き」してください。
 その間妄想が湧かなければ、クリアな心の状態でいたということ。「妄想を拭き取った」ということです。
 私たちが日頃やっていることは、体を使った「作業」が、ほとんどです。パソコンを操作するときさえ、手を使っています。その作業の直前に、または途中で、目を閉じて、暗がりと指の感覚だけが見えるかを、確認してください。
「感覚が在る」。その上で「思考モードに入る」。きっちり意識を使い分けるのです。
 心(意識)を何に使っているかを、しっかり自覚できること。これだけでも、かなり 明晰 な(シャープでクリアな)心が、手に入ります。


■3.厄介な相手に動じないために「踏み留まる」
(1)まず、足の裏の感覚に意識を向けます。しっかり感じ取ります。
(2)次に、自分の胸のあたりに意識を向けます。胸の鼓動を確かめます。緊張や怒り、怯えなどがないか、チェックします。この「自分の輪郭内を見る」状態を守り抜こうと頑張ります。しっかり足元を見る。胸の鼓動を見る──。
(3)その状態を維持しつつ犹弔蠅琉媼鵜瓩鯡椶料阿料蠎蠅妨けます。「聞こえています」「言葉の意味は理解できます」という状態に立ちます(頑張ります!)。
 いわば 心の後ろ半分を、自分の反応を見ることに使いつつ、心の前半分は、相手を理解することに使う瓩里任后


■4.怒りか妄想を消して後悔を抜ける
 つまり「後悔」を作る反応は、「怒り」と「記憶」(妄想)と、そこから派生するさまざまな「妄想」です。となると、次のようにラベリングできます。
後悔 = 怒り + 妄想
 あれこれ考え込まずに、シンプルに理解しましょう。「怒りがある」「妄想がある」。
 とすれば、後悔を抜けるには、 (1)怒りを消すか、(2)妄想を消すか、です。
 反応を消す基本は「あると理解する」(サティを働かせる)ことでした。ただ「考え方を工夫する」ことによっても、解消することは可能です。たとえば、
「過去を怒っても、仕方がない。この先の現実を、よりよい方向に向かって生きていくしかない」と考えて、怒りを手放す。すると、後悔は消えます。
「それは過去です。今となっては妄想です。もはや存在しません」と思えれば、記憶に反応して生まれていた怒りも、やがて消えていきます。
 最終的に、(1)過去を思い出さなくなるか、(2)思い出しても、怒りで反応しなくなれば、後悔は卒業です。


■5.「心のクセ」と決別する
 業(ごう)という厄介な心のクセを抜けるには、どうすればよいか。基本は、やはり猴解する瓩海箸任后
 理解するという言葉は、つくづくシンプルですが、その破格の効果を体験している人は、多くありません。ありがちなのは、観念的に爐錣った気瓩砲覆辰討靴泙辰董⊃瓦両態を変えるところまで進まないことです。
 ここは犇箸鰺解して、業の力から自由になることをめざしてください。(中略)
 業を理解するには、コツがあります。自分なりに名前をつけてしまうのです。「わたしには、こんな心のクセがある」と自覚すること。ラベリングの応用ですね。
 その上で「心のクセが出てきたときは、気をつけよう。別の心の使い方があるはずだ」と思い直せれば、ベストです。


【感想】

◆冒頭の内容紹介は、「マインドフルネス」というフレーズは出てこないものの、「普通に考えたらマインドフルネスではないか?」と思われる書き方がされています。

一方で本書内で「マインドフルネス」でググってみても、3回しか出てこないという。

もっとも単に私が知らないだけで、世間的には「瞑想≒マインドフルネス」という理解であるなら、本書はまさにマインドフルネスの流れを汲むといってよいかと。

実際、上記ポイントの2番目や3番目のTIPSは、「マインドフルネス」と呼んで差支えないと思います。

ただし本書の内容は、少なくとも私が過去読んできた「マインドフルネス本」よりは、テクニック的に少々難しそうではあるのですが。


◆まず上記のポイントの1番目は、本書の第1章「止める」からのもの。

ここに挙げた「3つの反応」こそが、人の「悩み」の根源となるようです。
今後悩みを抱えたときは、「考え込む」でも「闘う」でもなく、まずこれら3つの反応を「減らそう」と考えてください。それだけで消える悩みもあります。心が整理されて、答えを出さねばならない本当の課題も、浮かび上がってきます。
ちなみに、この反応を減らす方法が、上記ポイントの4番目にも登場している「ラベリング」。
ラベリングとは、言葉を使って客観的に、今自分がしていること・今やろうとしていることを確認することです。
具体的には、歩いているときに「私は歩いている」と意識する等。

さらに本書では、この「妄想」「貪欲」「怒り」のそれぞれについて、掘り下げて解説されていますから、詳しくは本書にてご確認ください。


◆一方第2章は「削ぎ落す」ということで、「心の汚れ」を落とす方策を探ります。

そのために重要なのが「サティ」という概念なのですが、上記ポイントで用語解説をするのもどうかと思いますのでこちらにて。
 目の前に果物が置いてあったら、「在る」と知る。「見えている」のはわかる。それ以上に「どんな果物?」「どんな味がするだろう?」「おいしそう」といった反応に踏み込まない。この狠里襪世韻卜韻泙覘畤瓦けを猴解する瓩班集修靴泙后
 こうした意識の使い方を、ブッダは サティsati; awareness, mindfulness と呼びました。
実は上記ポイントの2番目の「机を拭くこと」も、「手を使うサティ」の1つになります。

とにかく著者の草薙さんいわく、サティを窮めると「一切の心の汚れが吹っ飛ぶ」そうなので、本書を熟読し、かつ実践していただけたら、と(もちろん簡単ではないそうなのですが)。


◆続く第3章では、「心の漏れ」を防ぐアドバイスに触れられています。

なお、この「心の漏れ」とは、必要のない外の物事に、つい反応してしまうこと。

対策としては
「踏み留まる」
「『聞こえている・理解はできる』という心だけを相手に向ける」
「反応して生まれた感情や記憶を、早めに洗い流す」
の3つがあり、上記ポイントの3番目は、このうちの「踏み留まる」について詳細を述べたものになります。

……ただしこれ、実際にやった方からは「かなり難しい」という声がよく聞かれるそうなので、一応ご留意を。


◆また第4章では、既に起きてしまった「不本意な出来事」に向き合うための、「心を立て直す」TIPSについて紹介されています。

上記ポイントの4番目の「後悔」への対応もその1つ。

なるほど、「後悔」のベースには、「怒り」がある、というのは個人的には目からウロコでした。

さらに本書では「未練」についても触れられていますから、こちらも思い当たるフシのある方は、参考になさってください。

なお最後の第5章は、上記ポイントの5番目の最初にもある「業」がテーマです。

上記ポイントでは、一般的な「業」の対処法を抜き出していますが、実は本書でかなりのページを割いているのが、「親の業」のお話。

いわゆる「毒親」対策でもあるこの部分は、読む人によってはかなり響くのではないかと思いますから、気になる方は要チェックで。


「心の汚れ」をきれいにするために!

B07PPRDD1W
こころを洗う技術 思考がクリアになれば人生は思いのまま
はじめに
Chapter1 止める STOP
Chapter2 削ぎ落とす SHAPE
Chapter3 留まる STAY
Chapter4 立て直す REBUILD
Chapter5 超える OVERCOME


【関連記事】

【自己肯定感】『人生がうまくいく人の自己肯定感: 努力より、環境より、才能より大事なもの』川野泰周(2018年08月06日)

【禅ことば】『理工学部卒のお坊さんが教えてくれた、こころが晴れる禅ことば』泰丘良玄(2018年03月11日)

【禅】『整える――心のストレスを消す練習』枡野俊明(2017年03月29日)

【超訳?】『老子の教え あるがままに生きる』安冨歩(2018年01月12日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

B077HSSVBS
[音声DL付]改訂版 キクタン英検(R)準1級 キクタン英検シリーズ

「英検(R)準1級」向けということでややハードルが高いキクタンは、Kindle版が800円以上お得。

B01EHOVX6O
頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある

当ブログでも下記のようにレビュー済みの子育て本は、Kindle版が300円強、お得な計算です。

参考記事:【子育て】『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』小川大介(2018年04月29日)


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

この記事のカテゴリー:「自己啓発・気づき」へ

「マインドマップ的読書感想文」のトップへ
Posted by smoothfoxxx at 08:00
自己啓発・気づきこのエントリーを含むはてなブックマークYahoo!ブックマークに登録

スポンサーリンク