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2019年11月10日

【成毛流お金本?】『金のなる人: お金をどんどん働かせ資産を増やす生き方』成毛 眞


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(171)金のなる人: お金をどんどん働かせ資産を増やす生き方 (ポプラ新書 な 9-2)


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、おなじみ成毛眞さんの最新作。

昨日のマネー本のセールの絡みではないですが、成毛さん初の「お金」をテーマにした作品になります。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
40~50代のミドルエイジ以降もしっかりと稼いで資産を守る生き方・働き方。「金のなる種」をどう撒き、お金と向き合っていけばいいのか。貯金、ローン、生命保険、投資、仮想通貨……などについてのマネーリテラシーも満載。
人生を自分らしく生きるためのお金の戦略。

なお、Kindle版は定価と同額なのですが、単独セールのないポプラ社さんの作品ゆえ、私は迷わずKindle版で読みました!





Money / free pictures of money


【ポイント】

■1.お金を考えるなら、まずゴールから
 お金を考える上で大事なのは、どんな生活がしたいのか、どんな人生を送ることができれば幸福なのかという具体的なイメージなのだ。
 そのイメージがなく、将来に対して闇雲に不安を抱いていたり、稼げるなら無限に稼ぎたいと思っていたりしたら、「お金」に対する理解が足りていないので、一度立ち止まって考え直したほうがいい。
 まず考えるべきなのはゴールなのだ。今後の人生でいくら稼ぐ必要があるのか。満足のいく暮らしにいくらの資産が必要なのか。そのゴールの感覚がなければ、いざ資産を作ろうという段になって、お金を増やすことにも、守ることにも失敗する。
 いくら稼げばいいのかというゴールを定めた上で、自分がしたい生活とその維持に必要な資金が、現時点で足りないとしよう。そのとき初めて、いつ、どうやってゴールに到達すればいいか具体的に考えるのだ。たとえば手持ちのお金で金融商品を買うという選択肢が出てくる。それでも足りなければ、副業を始めるなどの手段もある。
 逆にいえば、ゴールが決まっていないのに不安だからと投資を始めたり、資産形成セミナーに行ったりするのはまったく意味がないのだ。


■2.金持ちになりたければ、サラリーマンをやめる
 あなたが「お金持ちになりたい」と思っているとする。そして、職業がサラリーマンだとする。私がアドバイスをするとしたら、「今すぐサラリーマンをやめなさい」ということだ。
 断言するが、リスクをとらない人は、大きなお金を稼ぐことができない。
 大きなお金を稼ぐ唯一の方法は、サラリーマンをやめることだ。ラーメン屋を始めるにしろ、会社を起こすにしろ、全財産を金融商品に投資するにしろ、サラリーマンをやめなければ話にならないのだ。
 リスクをとれる人はお金持ちになれる可能性があるが、もちろん失敗する可能性もある。例をあげよう。あるチャレンジの成功率が30%だとする。一度の挑戦で成功する確度は低いが、チャレンジを3回も繰り返せば、成功する可能性はかなり高い。だが、リスクをとらない人は最初の1回の挑戦をしない。つまり永遠に成功できない。実に単純な話だ。
 だから、お金持ちになりたい人にかけるべき言葉は、「サラリーマンをやめなさい」になるのだ。


■3.「妄想好き」は稼ぐ才能がある
 妄想力がないと、お金は稼げない。成功者はみな妄想癖がある。崇高な理想や目標があって、夢を実現していくのではない。単なる妄想なのだ。普通の人からしたら、「バカじゃないの」といわれるようなことを、本気で妄想しながら生きている。
 たとえばだが、起業家のなかには「自分の事業が上手くいかなくなったら、隕石が落ちてきて地球が滅ぶ」というようなレベルのことを、半ば本気で思っている人がいる。「そうなったら借金がチャラになるから、いくら借りても関係ない」くらいに思っているのだ。(中略)
 ジェフ・ベゾスもイーロン・マスクもマーク・ザッカーバーグも、SF小説が好きで、子供の頃から愛読していたという共通点がある。ビジネスで大成功を収めた人たちは、「物事を大きく考える」こと、つまり妄想が得意だ。
 逆にいうと、妄想癖があるからSFを好んだのかもしれない。


■4.家は即金でしか買ってはいけない
 住む場所を考えるというと、必ず「購入派か賃貸派か」という議論になる。私の結論は簡単だ。
 即金で家を買えない人は絶対に賃貸にするべきだ。(中略)
 なぜ、ここまで賃貸をすすめるかというと、住宅ローンが悪いわけではない。私は何が何でも借金をしたくないので、住宅ローンですら組みたくないのだが、そうではない人もいるだろう。それでも即金で家を購入でき、さらに生涯働かなくても大丈夫というくらいの資産を持たなければ、家は所有すべきではない。
 今の日本の経済状況を考えると、不動産価格が下がるのは目に見えているからである。どこを買っても損をする可能性がほぼ100%だ。
 仮に今、40代で湾岸のタワーマンションを買い、あと30〜40年そこに住むとしよう。40年後、その家はボロボロだ。さらに、ほかの住人も自分と同世代で、入れ替わりがないと、70〜80代の高齢者しか住んでいない状態になるだろう。1970年代に作られた各地のニュータウンが今現在抱えている問題を、そのまま再現することになるのだ。


■5.投資を学ぶなら「ひふみ投信」の一択
 ひふみ投信の良いところは、儲かるか儲からないか以前に、「そもそも会社とは何か」「投資先を見極めるとはどういうことなのか」を教えてくれる。ひふみ投信は、TOPIX(東証株価指数)や日経平均のような市場全体に投資しているのとは異なり、日本株に投資するアクティブファンドだ。
 ひふみ投信の投資基準は明快だ。パートナーが自ら国内外へ出張し、企業規模を問わず、あらゆる経営の現場を見てきている。経営者と直接会い、話しぶりや表情の変化から生きた情報を得て、成長企業を発掘しているのだ。(中略)
 さらに、ひふみ投信には月2回の運用レポートや、投資先への訪問セミナーなどの顧客サポートがある。つまり、ギャンブル的な投資・投機ではなく、「事業に対して投資すること」のいろはを学べるのだ。
 これはウォーレン・バフェットが率いるバークシャー・ハサウェイとよく似ている。アメリカでバークシャーの主催するセミナーへ行くと、投資先の財務諸表をすべて分析して教えてくれる。バークシャーに投資した人は、それらの分析を聞くためにセミナーに通う。「この企業は実は隠し財産が多い」「癒着によって成長していた」などの解説を聞き、財務諸表の深い読み方を学んでいるのだ。


【感想】

◆アマゾンの内容紹介に「成毛眞、初のお金本!!」とあって、どうなることかと少々危惧していたワタクシ。

いや、よくわからない新興国の通貨や、マイナーな仮想通貨を推奨されたらどうしようかと思ったのですが、その手のリスキー(?)なオススメ情報は特にありませんでした。

もっとも、第5章の終わりの方では「今なら以下の会社に注目して投資するであろう」として、いくつかのスタートアップの企業が紹介されてはいます。

さすが成毛さん、伊達に投資コンサルティング会社の代表を務められているワケではありませぬ!

ただし、これらがある程度名が知られているところでしたら、上記ポイントで引用してもいいかな、と思ったのですが、すべてアメリカ(多分)のまだ一般的には無名のところばかりでしたので、一応ネタバレ自重。

見る人が見たら、ここが本書の「一番のお宝ポイント」かもしれませんので、お許しください。


◆さて、それ以外の部分については、上記ポイントをお読みいただければお分かりのように、たとえテーマは「お金」でも、成毛さんいつもの「平常運転」と言って良いかと。

結局「お金」というのは、「ライフスタイル」や「価値観」を形作るものですから、従前の成毛さんの作品でも、大なり小なり「お金」に関係したお話には触れられていたわけですし。

そんな中、まず総括的なお話が上記ポイントの1番目。

第1章の初っ端で触れられているくらいですから、まずゴールを固める必要があるぞ、と。

同じく第1章からは、上記ポイントの2番目も抜き出しました。

ただ、せっかく勤めている会社を、何の勝算もなく辞めるというのは、あまりに無謀ということで、成毛さんが勧められているのが、ある意味妥当な「投資」です。

もっとも普通の株式ではなく、「面白いのはベンチャー投資だ」と言われているのが、成毛さんらしいのですが(詳細は本書を)。


◆一方、第2章のテーマは「稼ぎ方」であり、そこから引用したのが、上記ポイントの3番目です。

隕石の話はちょっとアレですが、「妄想癖がある」というのは、確かに「大きく考える」起業家の資質かもしれません。

また、割愛したお話として、「セロトニントランスポーター遺伝子」というものがありまして。

セロトニントランスポーター遺伝子 - Wikipedia

これには「LL型」「SS型」とそのミックスの「SL型」とあるうち、「LL型」の人が、起業家や成功者に多いのだそうです。

なぜなら「LL型」の人は、「楽観的に物事を考え、リスクに対する感覚が鈍い」から。

「SS型」は、その反対で不安を感じやすく、緊張しやすいのですが、実は日本人にはこの「SS型」が際立って多く、「LL型」が3%なのに対して、「SS型」は65%なのだとか。

これに対して、アメリカ人は「LL型」が32%で、「SS型」が18%だそうですから、それは起業家も多いはずですよね。


◆第2章で「稼ぎ方」と来て、続く第3章では「お金の使い方」が。

中でも「人生でもっとも大きな出費」なのが、上記ポイントの4番目の「家」でしょう。

一応、成毛さんも上記のように「賃貸」を推奨。

とはいえ、上記では割愛しましたが、40代ならまだしも60代なら「買ってもいいかもしれない」とのことです。

なぜなら「住むのはせいぜい20〜30年」だから。
ただし、その家は住み捨てだ。子供に遺産として渡すことは考えないほうがいい。20〜30 年後、ほとんど価値がつかないだろう。60代ではローンが組めないから、この場合も即金で買えるほどの資産が必要になる。
……やっぱり即金ですか(涙目)。

他にも「都心で1億円のタワーマンションを買い、売却時4000万円になってしまったら、6000万円の損失」ですが、「郊外の3000万円の戸建てを買って、売却時にほぼ0円だとしても、損失は3000万円」という考え方もできる、という指摘もありました(なるほど!)。


◆第4章は、もうちょっと小さな(?)出費である、お買い物の話が登場。

この辺はもう、いかにも成毛さんらしいと言いますか、「成毛節」が全開であります。

カメラ、車、万年筆、旅行、ゲーム等々……。

いちいち具体的な商品名等はご紹介しませんので、興味のある方は本書にてご確認ください。

なお、「投資」のお話は、上記でも触れたように第5章で述べられており、上記ポイントの5番目もこの第5章からのもの。

レオス・キャピタルワークス株式会社

ここで成毛さんは、「ひふみ投信」が「儲かる」と言っているわけではありませんが、同時にこのようにも言われています。
ビジネスパーソンであれば、ひふみ投信で学べることは、自分の本業にも生きるだろう。逆に、本業の知識や感覚も投資に生かせる。
これは検討してみる価値があるかもしれません。


「成毛流」の「お金との付き合い方」が学べる1冊!

4591163113
(171)金のなる人: お金をどんどん働かせ資産を増やす生き方 (ポプラ新書 な 9-2)
第1章 あなたはお金を持って、何がしたいのか
第2章 「稼ぐ人」の思考法〜いつのまにか稼いでいたという感覚〜
第3章 お金はロジカルに使え〜無駄に減らさないで資産を守る〜
第4章 最高の買い物、価値あるお金の使い方
第5章 成毛流「稼ぐ」ための投資〜目的は「増やす」でも「貯める」でもない〜
第6章 未来の資産を考える


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【キュレーション?】『これが「買い」だ:私のキュレーション術』成毛 眞(2016年04月18日)


【編集後記】

◆今日の成毛さんのご本で、推奨されていたモバイルバッテリーがこちら。

B00OXPDYGK
cheero Power Plus 3 13400mAh 大容量 モバイルバッテリー iPhone&Android対応 2ポート Auto-IC機能搭載 (ホワイト) CHE-059-WH

「バッテリーの電圧が7.4vと高く、昇圧してから下げているので高速で充電できる」とのこと。

お値段も3000円ちょっとですし、お買い得なのかもしれませぬ!


【編集後記2】

◆昨日の「KADOKAWAマネー本フェア」の記事で人気のあったのは、この辺の作品でした(順不同)。

B07L5DGXMC
一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学 (角川書店単行本)

B06XGTGRPQ
運は実力を超える (角川新書)

参考記事:【運?】『運は実力を超える』に学ぶ、ギャンブルで勝つための5つのTIPS(2017年03月22日)

B071G2HLY8
伝説の7大投資家 リバモア・ソロス・ロジャーズ・フィッシャー・リンチ・バフェット・グレアム (角川新書)

B076PY9Y8X
新訳 ハイパワー・マーケティング あなたのビジネスを加速させる「力」の見つけ方 (角川書店単行本)

参考記事:(再読)【マインドマップ書評】「ハイパワー・マーケティング」 ジェイ・エイブラハム (著) 金森重樹 (監訳)(2005年07月25日)

宜しければご参考になさってください!


ご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 10:00
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