スポンサーリンク

2019年09月15日

【オススメ!】『「人生の勝率」の高め方 成功を約束する「選択」のレッスン』土井英司


4046042265
「人生の勝率」の高め方 成功を約束する「選択」のレッスン


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、ビジネス書好きなら知らぬ者はいないであろう、土井英司さん久々の新作。

前回の未読本記事を書く際に、完全にチェック漏れしておりました。

アマゾンの内容紹介から。
控え室前で主催者側に止められそうになった時、D氏が彼ら彼女らに声を掛けてきた。「まだ、質問がありますか?いいですよ、今日は特別に『選ぶ力』の身に付け方をお話しましょう」不敵な笑顔を浮かべ、20人を部屋に招き入れた。この20人の人生を変える授業が始まった―。

かつて土井さんのセミナーによく通っていた自分としては、思わず「( ̄ー ̄)ニヤリ」とする濃厚な内容でしたし、速攻でKindle版で読了しました!





Choices / Peter O'Connor aka anemoneprojectors


【ポイント】

■1.「選択の失敗」を努力で補うことはできない
 努力が報われないのは、「選択」が間違っているからです。
 努力の量や才能の問題ではなくて、ようするに、努力する場所や場面が違う、ということです。
 たとえば、魚釣り。釣果を上げたければ、「釣り場」を選ぶことが大切です。
 魚が1匹もいない場所で釣り糸を垂らしても、釣ることはできませんよね。時間をムダにするだけです。
 反対に、大量の魚が泳いでいる釣り場を選べば、努力しなくたって、才能がなくたって、頑張らなくたって、バンバン釣れる。入れ食い状態です。腹を空かせた魚(需要)に対してエサ(供給)が圧倒的に少ない(レア)からです。(中略)
 努力よりも優先すべきなのは、選択です。
 選択の失敗を努力で補うことはできません。努力は「正しい選択」の上で報われるものであって、選択を間違えれば、努力は徒労に帰すだけです。


■2.「選択」と「自信」の因果関係
選択において大切なのは、正しさよりも、速さです。正しいかわからなくても、ひとまず選択をする。そして、間違いに気づいたら、やり直せばいい。(中略)
「即断即決、即行動が大事」と言われる理由のひとつは、「自信を失わないため」です。
 たくさんの情報を集め、情報を吟味し、その結果迷いが生じて結論を先送りにすると、自信を喪失してしまう。
 なので、
(1)「選択肢を過剰に増やさない」
(2)「選ばなかったことによる自信喪失を防ぐ」
 この2つは覚えておいたほうがいいです。


■3.ピンと来たらGO(ピンGOの法則)
 それから、「ユニクロ」の株も、「Yahoo!」の株も、「これは、上がりそう」という予感があったのに、結局スルーしてしまいました。スルーせずに買っておけば、かなり儲かったはずです。(中略)
 どれほど情報を集めても、その選択が100%正しいかはわからないのに、損することを恐れてしまい、即決できなかったんですね。
 為替相場も、株式相場も、自分の都合とは関係ありません。上がるものは上がるし、下がるものは下がる。
 世の中は、あなたの状況を考慮しない。チャンスは、こちらの都合を待ってはくれない。だから、「何かが落ち着いてから」とか、「自分の準備が整ってから」と自分の都合を優先していると、チャンスを逃してしまいます。
つまり自分の状況が整っていなくても、おいしい話が来たら「とりあえず、乗ってみろ」と?
 乗ったほうがいいですよ、絶対に。それはもう、「ピン」ときたら「GO(ゴー)」です。「ピンGOの法則」ですね(笑)。
 ピンときたら、「やる」と決める。決めたあとで、やり方を工夫すればいいんです。


■4.お互いの選択が食い違ったときは「前提」を統一する
 会社でよく言われる、「お前はうちの空気が読めてないだろ!」は、「お前はうちの前提が読めてないだろ!」と同じ意味なので、日本の企業でうまくやるには、「前提」を共有することが大切です。
 自分が選択した結論と、上司の結論が違った場合、「出した結論」をぶつけ合うと、収拾がつきません。「私はこう思う」「オレはこう思う」と言い争いになるだけです。
 結論がズレるのは、そもそもの前提の捉え方が違っているからです。
 だから「前提」を統一するんです。前提を変えると空気が変わります。(中略)
「ウチの会社って、そもそも何のためにあるんだっけ」とか、「このプロジェクトをやろうと思った目的って、そもそも何だっけ」とか、「クライアントの要望は、そもそも何だっけ」と、話を戻して「前提」を統一する。そうすると、結論が一緒になりやすい。


■5.運を呼び込む8つの習慣
(1)自分の「変わる力」を信じる
(2)自分の「ルーツ」を大事にする
(3)貢献できる武器を磨く(本業を磨く)
(4)「感謝の気持ち」を忘れない
(5)簡単に投げ出さない
(6)自分の業界の「タイタニック」を愛する
(7)「お金」と「時間」に余裕を持つ
(8)「流れ」に逆らわない

(詳細は本書を)


【感想】

◆とんでもなくハイライトを引きまくった1冊でした。

しいて言うなら、「土井英司流『成功本』」といったところ。

ここしばらく、お邪魔していないのですが、かつては土井さんのセミナーによく顔を出していた私としては、当時話されていたことや、セミナーの雰囲気をふと思い出した次第です。

実際本書では、「出版マーケティングにおいて大切な『流通の話』をするセミナーをやった」というクダリがあるのですが、これにワタクシ参加していましたし(その後も同じテーマでされてるかもしれませんが)。

参考記事:「ベストセラーの仕掛け方<流通編>」に参加してきました(2007年03月30日)

そもそも、土井さんの講座の受講生であったこんまりさんが、まず日本でミリオンを出したのは、私が土井さんと縁遠くなってからですから、その後私の知らない「土井メソッド」がより強力になっていても、何ら不思議ではありません。


◆さらに本書のテーマが「選択」というのも、まさに土井さんならでは。

「ビジネス書の目利き」として、絶大な支持を得ているワケですから、その「選択」する目を疑う人はいないでしょう。

ただ、土井さんの今の地位というのも、数多くの「選択」の結果築かれたものであり、それは「Amazon」という会社だったり、同じ本でも「ビジネス書」というジャンルだったりします。

ちなみに本書の第1章では、それこそ土井さんの中学時代から、どのような「選択」をしてきたのかが明かされており、この辺のエピソードは、私は初めて知りました。

また、「ブログ」ではなく「メルマガ」を選んだ理由というのも、個人的には「目からウロコ」だったのですが、この辺は本書にてご確認を。

とにかく、何かを「選択」する際に、必ず確固たる「理由」があるのが土井さんらしいですし、その「理由」に説得力があるのもさすがだな、と。


◆とはいえ、そんな土井さんの「選択」も「100戦100勝」というわけにはいかず、そんな過去の失敗から見出された法則の1つが、上記ポイントの3番目の「ピンGOの法則」です。

これなんぞ結構「直観」に近いと思うのですが、「直観」について土井さんは「筋のいい選択肢を思い切って選ぶこと」と断言。
 だから、ある程度までは、考えて、考えて、考えて、選択肢を絞り込んで、そして、最後に残った「筋のいい選択肢」の中からワクワクするものを「エイヤー!」と思い切って決めるのが、僕の考える直感です。
ただし、「勉強をしていない人が、絞り込めていないたくさんの選択肢の中から『エイヤー!』と決めるのは、『直感』ではなく、『無謀』です」とも言われていますから、ご留意を。

加えて今回は割愛した中に、「縁ができたらGO」なる法則(「縁GOの法則」)もありましたから、こちらも合わせて参考にしてみてください。

土井さんいわく「芋づる式で決まっていく縁に『ノー』はない」とのこと。

他にも「会社」や「業界」を選ぶときに重視すべきものが、「評価基準」だというお話もできれば取り上げたかったのですが……。


◆そう考えると、上記ポイントで抜き出せなかったTIPSも、見逃せないものばかりです。

 ・一流の人が持っている成果を上げるための4つの資質

 ・自分の目の前にいる人が、味方か敵かを見極める4つのポイント

 ・達人がつぶやく「ボソっ」を聞き逃さない

 ・人を惹きつける2つの隠れシグナル

 ・師匠やメンターを追い込むと、いいアイデアがもらえる

 ・効率よりも効果を重んじる


……上記ポイントよりも、こちらの方が気になってしまったら申し訳ございません!


◆ただし、本書においていくつかのTIPSを「引用」という形式で抜き出すのが難しかったのは、1つには形式的な理由もありまして。

内容紹介からして、本書は「物語形式」のようですが、実際は、著者の土井さん(本書内では、なぜか「Dさん」と称されています)が、講座の終了後に残った20人ほどの受講者の「質問に答える」というスタイル。

たとえば上記ポイントの3番目の内部引用の部分(「つまり自分の状況が整っていなくても〜」のところ)は、実はこの受講者の1人の発言になります。

本書では質問者の顔がイラストで載っており、顔も変われば質問者も違うとひと目でわかるところ、本エントリーではそれが表現できませんから、TIPS自体割愛せざるを得ず。

ただ、こういう場合も、TIPSの内容はむしろ良かったりするので、「引用」を多用する当ブログの事情でもあるのですが……。

ちなみにこの形式、どこかで読んだな、と思ったら、こちらの作品とほぼ同じでした。

4478106347
人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

参考記事:【錯覚資産?】『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』ふろむだ(2018年08月16日)

イラスト担当も同じヤギワタルさんなので、完全な「確信犯」でしょうし、今後、ビジネス書や自己啓発書で、こういうスタイルが流行っていく、と土井さんがお考えなのかも。


◆なお、巻末には「あなたの未来を変える10冊」と題した、土井さんセレクトのブックガイドが収録されています。

こちらは「ほぼ直球」の「土井さんオススメ本」ですから、未読の作品がありましたら、ぜひご検討を(ネタバレ自重)。

ただ、土井さんの過去の著作での「オススメ本」と比べて、本書のテーマである「選択」をやや意識している気がしないでもありません。

そんな中、やはりこの本だけは、しっかり登場しているのですが(ニッコリ)。

4414304229
影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

参考記事:【速報!】『影響力の武器』の[第三版]を[第二版]と比較してみました(2014年07月14日)

いずれにせよ本書は、土井さんの集大成とも言える作品ですし、膨大な読書量と自らの実体験に基づいた「成功本」と言えるかと。


これはオススメせざるを得ません!

4046042265
「人生の勝率」の高め方 成功を約束する「選択」のレッスン
第1章 結果の9割は「選択」で決まる
第2章 「選択基準」を明確にする
第3章 「キーパーソン」を味方につける
第4章 価値ある「情報」のつかみ方
第5章 「運」は戦略的に呼び込める
あなたの未来を変える10冊


【関連記事】

【読書術】『一流の人は、本のどこに線を引いているのか』土井英司(2016年10月17日)

【必読】『土井英司の「超」ビジネス書講義』に学ぶ、本の5つの選び方と2つの読み方(2012年05月30日)

【伝説】『「伝説の社員」になれ!』土井英司(2007年07月10日)

【錯覚資産?】『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』ふろむだ(2018年08月16日)

「ベストセラーの仕掛け方<流通編>」に参加してきました(2007年03月30日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

B01267Z11M
大人のADHD ――もっとも身近な発達障害 (ちくま新書)

以前のセールでもご紹介したことのある本書は、Kindle版が400円弱お買い得。

B00PVM507K
打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)

私も持っている(でも積読)なブックガイドは、今回「199円」という激安設定ゆえ、Kindle版が300円弱お得な計算です。


【編集後記2】

◆昨日の「KADOKAWAビジネス&実用本フェア」で人気だったのは、この辺の作品でした(順不同)。

B07S3Z8482
東大教授が教えるヤバいマーケティング

参考記事:【オススメ!】『東大教授が教えるヤバいマーケティング』阿部 誠(2019年05月31日)

B074K3D3KJ
犯罪「事前」捜査 知られざる米国警察当局の技術 (角川新書)

B06XPQQFC3
面接官の心を操れ! 無敵の就職心理戦略

B07PGKKPZP
快眠は作れる (角川新書)

よろしければご参考まで!


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

この記事のカテゴリー:「自己啓発・気づき」へ

「マインドマップ的読書感想文」のトップへ
Posted by smoothfoxxx at 10:00
自己啓発・気づきこのエントリーを含むはてなブックマークYahoo!ブックマークに登録

スポンサーリンク